- PM/ハイブリット勤務
- プライム案件/リードエンジニア
- セールスアシスタント
- Other occupations (24)
- Development
- Business
- Other
Agile Japan 2025 アジャイルの価値観を“食と体験”で届けた、ランチスポンサーの裏側【イベントレポート】
今回の記事では、2025年11月13日・14日に開催された「Agile Japan 2025~Reboot Japan~」に、ランチスポンサーとして参加したスパイスファクトリー株式会社(以下、当社)が、提供した特製スパイスランチや当日の様子をレポートします。(※ランチ提供は13日のみ)
アジャイルを“食”で体感することをテーマに、カレーランチに加えてスパイス診断や抽選会など、ランチタイムをより楽しんでいただくためのコンテンツをご用意しました。準備の裏側もあわせてお届けしますので、ぜひ最後までご覧ください。
ランチスポンサーとして2年連続で参加
今年の「Agile Japan 2025」へのランチスポンサーとしての協賛は、アジャイルを“食”で体感できるランチ体験をテーマに、昨年の取り組みをさらにアップデートした企画で臨みました。
アジャイルの価値を社会に広げ、日本企業のビジネスアジリティ向上に貢献したいという想いのもと、私たちのミッション「革新の触媒 ”The Spice Of Innovation”」をランチ体験として形にしています。
企画から当日の運営まで、デザイナー・エンジニア・PRなど職種を越えて協力し、「チームでつくる楽しさ」や「改善を重ねながら、ものづくりにこだわる文化」を体現しながら準備を進められたことも、大きな収穫でした。
5+4種のスパイスで“共創”を味わう、アジャイルを味わう特製カレーランチ
当社の社名の由来でもある「スパイス」と、創業当初から大切にしてきたアジャイルの価値観を、今年は「最後の一振り」という体験で表現しました。
スクラム開発の5つの価値基準を表現した「5種のスパイスカレー(2種類)」に加え、アジャイルソフトウェア開発宣言の4つの価値をテーマにした【ふりかけミックススパイス】を新たに用意しました。
このふりかけミックススパイスは、単なる「追いスパイス」ではありません。最後の一振りを参加者自身の手で仕上げてもらうことで、アジャイルが重視する「変化を受け入れる」「共創して価値を生む」という体験を表現しています。
また、このふりかけ自体も、パートナーの方がこだわって仕上げてくださいました。カレーに合うのはもちろん、サラダにも使えるように、オニオンフライ、キヌアパフ、ハトムギパフを組み合わせ、ひとふりで風味と食感が変化するよう工夫されています。
参加者自身の一振りで味が完成するこの体験は、小さな改善を積み重ねながら価値を育てていくアジャイルのプロセスにも通じます。ランチを通して、参加者の皆さまと一緒にアジャイルを味わう瞬間をつくることができたと感じています。
インターン生の「やってみたい!」を生成AIで実現した、スパイス診断の裏側
2025年のランチ企画をより楽しんでいただくため、「カレー以外にも何かアジャイルを体験できるものがあると良いのでは?」という議論が生まれ、今年は新しいコンテンツづくりに挑戦しました。
きっかけになったのは、インターン生から出た「MBTIのような診断アプリがあったら面白いかもしれない」というアイデアでした。さらに、Figma Makeならノーコードで実現できるのではと、社内でも話題になることの多いこのツールを使って制作する流れになりました。
こちらは診断結果の画面です。10個の質問に答えると、今のあなたのチームに必要なスクラムの5つの価値基準を、スパイスに例えて表示します。
制作プロセスは、インターン生が機能の仕様や要件をClaude上でプロンプトを作成し、それをFigma Makeに読み込んで調整するというものです。動作しない箇所は一つずつ原因を切り分け、使用するTOP画像や診断結果の画像はこだわりたかったため、デザイナーと相談しながら制作しました。そして、実装の部分、体験としての自然さやロジックの整合性はエンジニアに依頼し、職種を横断してフィードバックを重ねながら形にしていきました。
チーム全体で短いサイクルを回し、少しずつ精度を高めていくこのプロセスは、アジャイルの価値観を実感する取り組みにもなりました。
イベント当日は、「当たってる!」「チームで共有したくなる診断だね」といった声を多くいただき、ランチタイムのコミュニケーションを自然と広げるきっかけになっていたのが印象的でした。
ランチタイムをさらに楽しむ、スパイス抽選会
ランチ体験をより楽しんでいただくために、今年はスパイス診断に参加された方を対象に「スパイス抽選会」も開催しました。以下の4種類の景品をご用意し、会場は終始にぎやかな空気に包まれました。
- 1等:オリジナルロゴ入り バンブーファイバー配合マグカップ
- 2等:オリジナルロゴ入り ラバーバンド
- 3等:sweet heart project クッキー
- 4等:ロゴステッカー
今回、特に多くの方が喜んで手に取ってくださったのが、当社の活動「ハチドリプロジェクト」で採用しているsweet heart projectのクッキーです。
パティシエ監修のレシピをもとに全国の福祉施設で丁寧に作られており、当社も毎月購入して応援している取り組みです。「福祉だから買う」のではなく「欲しいと思う品質」を目指す挑戦で、パッケージのアートも障がいのあるクリエイターの作品です。
抽選会を通して、アジャイルの学びだけでなく、人の想いに触れる体験も届けられたことは、今年の企画の大きな価値となりました。
当日の様子
ブースには想像以上の数の方々が訪れてくださり、カレーを食べながら診断結果を見せ合い、抽選会で盛り上がる姿が印象的でした。「このスパイス美味しすぎて持って帰る!」「このスパイスって売ってないんですか?」「体験設計が良い!」という声も多く、ふりかけスパイスの体験がしっかり届いた手応えを感じられました。
スタッフもそれぞれの役割を越えて声を掛け合い、その場で改善しながら進行するなど、アジャイルらしい動きが自然と生まれていたのも印象的でした。
まとめ
今回、スパイスファクトリーは「Agile Japan 2025」に2年連続でランチスポンサーとして協賛し、特製スパイスカレーをはじめ、スパイス診断や抽選会などの企画を通じてイベントを一緒に盛り上げることができました。
多くの参加者の皆さまに楽しんでいただけたのはもちろん、ふりかけスパイスの体験設計や診断アプリづくりなど、準備段階から職種を越えて協力し合ったチームの結束力を改めて感じる機会にもなりました。
今回の取り組みで得た学びやつながりを糧に、これからもスパイスファクトリーは「革新の触媒」として、アジャイルの価値を社会へ広げていきます。
この記事を書いた人
今回の企画でPublic Relationsを担当した舩木です。現場で見た「アジャイルな瞬間」や、企画づくりの裏側、チームの動きなどをこのイベントレポートにぎゅっと詰め込みました。当日のワクワクが少しでも伝わっていれば嬉しいです。これからも、スパイスファクトリーの文化や挑戦を発信していきます。