こんにちは!オズビジョンの不破です。
今回は、オズビジョンで未来のテクノロジーの研究開発している、R&D室のご紹介!
R&D室の入江さん、後藤さん、岩橋さんにお話を伺ってきました。
ーオズビジョンのR&D室について教えてください!
オズビジョンはインターネットサービスの自社開発/運営をしている会社で、いつものお買い物でポイントがたまるポイントサービス【ハピタス】と、眠ってるいろんなポイントをまとめて好きなお店で使えるプリペイドカードの【pollet】というサービスを提供しています。オズビジョンのサービスで1000億円の流通があり、ユーザーさんも270万人を超えています。
オズビジョンのR&D室では、更に多くの人にオズビジョンのサービスを利用してもらえるよう、自社のデータとテクノロジーによって、あたらしい価値を実装することを担っています。既存サービスだけでなく、新しいサービス開発に向けた社会課題や最新技術の研究開発をしています。
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ーえっ、どんな研究開発をしてるんですか?
入江:最近では、270万人の会員にご利用いただいているサービスから日々生み出される大量のデータを扱う基盤技術と、多様なデータを活用した新たな技術の研究開発に取り組んでいます。
技術領域は、AI、ブロックチェーン、与信です。12年間運営してきた自社サービスなのでデータも大量にあって、可能性は無限大です!
ー自社開発ならではですね!
デイリースクラムもスプリントもないスピード感
ーどんなふうに開発してるんですか?
入江:最初にサービスやユーザーさんの課題を調査して、研究テーマを立てています。
あとはエンジニアの後藤さんを中心に開発計画をたてて、みんなで技術調査をし、いろいろ試しながら開発をしています。
ーどのくらいのスプリントでまわしているんですか?
後藤:スプリントはありませんね。
ーえっ。朝会や夕会などのデイリースクラムで進捗を確認したり?
後藤:デイリースクラムもありません。
ーえええっ。そうなの?
後藤:なんなら、バーンダウンチャートも、PBL(プロダクトバックログ)もありません!
ーええええええっ。なんで?
後藤:というのも、私たちは、1週間や2週間の単位で決められた作業のような、何かができる、できない、みたいなプロセスでは仕事をしていません。できるかどうかやってみて、明日とか、明後日にはすぐに方針を変える必要があるので、その都度です。
大事なことはペアプロで。エクストリームプログラミング!
ーそんなスピード感が求められる開発ってどうやるんですか?
後藤:だいたい、週に3~4日の10~15時 5時間は岩橋さんとペアプロで開発しています。そして残りの1日はなるべく技術の調査に当てるようにしています。
ーえ。そんな毎日のようにペアプロってるんですか!ペアプロって、研修とかでやるやつでは?
後藤:確かに、研修やスキル目的のペアプロもあるけど、私たちのは、エクストリームプログラミングの考え方ですね。元々は、ケント・ベックさんがC++などの大規模開発で提唱してらっしゃったものです。
エクストリーム・プログラミング、XP(英: extreme programming)は、ケント・ベックらによって定式化され、提唱されているソフトウェア開発手法である。柔軟性の高い開発手法であるため、難易度の高い開発やビジネス上の要求が刻々と変わるような状況に向いた開発手法である。事前計画よりも柔軟性を重視する。1999年に書籍『XPエクストリーム・プログラミング入門―ソフトウェア開発の究極の手法』によって発表された。
ーエクストリームプログラミング!響きがかっこいい!どんないいことがあるんですか
後藤:そうですね。
「ここはこう書いているんだ、なるほど」
「ここ、そんな風に書いたらバグじゃないすか」
「こういうメソッドの書き方のほうがいいっすよ」
みたいなことを、お互いに言い合えるのがいいところです。
どんな優秀な人でも、僕の考えていることと違ってたら悲劇が起こる。なにかトラブルが起きたときに、「お前のドキュメントがクソ。」と言い合うのは建設的ではないと思いますので。
ただ、コードのスキルをお互いに見るのではなくて、いっしょに話し合って決めながら、マインドや価値観のすり合わせをしているような状態です。会議室で全員がディスカッションしてるみたいなイメージ。
デイリースクラムとかないぶん、コミュニケーションが少ないと思われるかもしれないですが、実はコミュニケーションの頻度はとても高いですね。
ペアプロはジャズセッション
ーペアプロはコミュニケーションなんですね!
後藤:そうそう、ペアプロはジャズのセッションにも似ているんです。
ーペアプロはジャズセッション?!その心は?
後藤:以前、バイオリンをジャズバンドでやってたんだけど、人が見ているといういい緊張感で、いい音楽が生まれる。岩橋さんに見てもらってて、セッションしているような気持ちになれます。ペアプロはフリーインプロビゼーションでもあるんだ。
ー即興の演奏ってことでしょうか。岩橋さんにとってのペアプロは?
岩橋:経験豊かな後藤さんとペアプロをやることは、とても勉強になることが多いです。あと、自分じゃない人の画面を見るの面白くて。コードの向こうの、思考のプロセスが見れるなと。
できあがった100行のアウトプットを見るより、後藤さんが、どこでコピペして、どこで書いているのか、そのライブ感を見たほうが学べることがはるかに多いです。
ーペアプロは思考プロセスのライブ!なんかちょっと印象変わりました!
後藤:もちろんペアプロにも課題感があって、
・時間の自由さはへる
・時差があると時間をあわせるのが難しい
・5時間も集中するとけっこう疲れる
とかあります。
私達は、時間は時差があるとどっちかに合わせたり、疲れたらしっかりと休む、みたいなことは意識してます。
きっちり8時間作業やんなきゃいけない、みたいなチームではないので。疲れたときに休むかどうか、どれくらい集中するか裁量のある、全員業務委託のプロフェッショナルのチームならではの働き方かもしれないです。
ー疲れたら休む!!大事ですね!
チームメンバーの魅力
ーどうやったら、こんな魅力的なチームになったんですか?
入江:自分はエンジニアじゃないから、自律しているすごいエンジニアを集めたら自然とこういうチームができました。自分がエンジニアではないので、信頼して技術選定も開発の方法もおまかせしています。
あと、細かいタスク管理はしても分からないので。プロフェッショナルのエンジニアが「タスクが遅れそう」といったらそれが正解だと信じる。そのほうがチームの調整に多くの時間をかけるよりも、エンジニアの人がスピードや精度をあげるほうに時間を使えると思っています。
ーこれから、どんなメンバーと一緒に働きたいですか?
後藤:新しい技術の話を、いっしょに盛り上がってくれる人!
「こういうことできるんじゃない?」って技術に貪欲な人がいいですね。
入江:あと、信頼関係を大事にしたチーム開発ができる人だと、うれしいです。
ー入江さん、後藤さん、岩橋さん、ありがとうございました!
お話を聞いてみて、オズビジョンで研究開発をしてるチームがあるってこと。
まずはこのチームの存在を知っていただきたいな、と思いました。
しかもその、AI、ブロックチェーン、与信といった研究開発を、
自社開発ならではの使える技術やデータの豊富さ!
デイリースクラムもスプリントもないスピード感!
主にエクストリームプログラミング!
細かいタスク管理はしないマネジメント!
というチームでできるって、これめっちゃ楽しいんじゃないでしょうか✨わいわい👏
たとえば、いまAIなどの開発やってる方で、
「今の環境は制限多すぎてツライ…」
「受託みたいな働き方ツライ…」
「技術の相談相手が近くにいなくてツライ…」
「めっちゃ細かく管理されててツライ…」
…みたいな人は、ぜひ、「話を聞きに行く」を押して、オズビジョンに遊びに来て下さいね。