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「人生にドラマを作れる環境だった」ワンキャリア卒業生が語る、新卒・第二新卒で入って得られたもの

新型コロナウイルスの感染拡大でガラッと変わったのが、採用のあり方です。オンライン面接が普及し、気になる企業の選考を受けやすくなった一方、一度もオフィスを訪れることなく就職先が決まることも珍しくなくなりました。「実際に働いてみたら、社風が合わないかも?」と不安に思った方もいるかもしれません。

そこでワンキャリアでは、社員のブログに加え、退職社員との対談記事も公開することとしました。今いる社員の声だけでは分からないワンキャリアの特徴を外の目線から語ってもらうことで、よりリアルな社風や入社後のキャリアパスを知ってもらいたいからです。

第一弾である創業初期を支えてくれた退職社員との対談に続き、今回は新卒・第二新卒でワンキャリアへ入社し次のステージへ飛び立った社員にお話を聞きました。

※本記事の取材は2021年10月に行い、その時点の内容で作成しています。

◆ 登場人物プロフィール

ワンキャリア アルムナイ/外資系IT企業 マーケティング職
福地 真一郎さん(写真左)

大学卒業後、富士ゼロックスに営業職として入社。2017年4月からワンキャリアのマーケティング職として未経験ながらに参画。ワンキャリアではデジタルマーケティングや大規模就職イベントへの学生集客などを手がける。2020年4月より外資系IT企業のマーケティングに従事し、日本の製造業や防衛産業に向けたソフトウェアの価値訴求を行う。(Twitter:https://twitter.com/TajimaShin

ワンキャリア アルムナイ/ソーシャルマッチ株式会社 取締役
樋口 麻美さん (写真中央)

2018年4月に新卒でワンキャリアに入社。ワンキャリアでは大小様々な就職イベントの企画運営を担当し、運営の統括やオペレーション改善に従事。2020年1月、ソーシャルマッチ株式会社の立ち上げに参画。「人と人とをつなぎ、社会問題解決に必要なリソースをマッチングする。」をミッションに、日本企業と東南アジア企業とのビジネスマッチング事業「ソーシャルマッチ」やSDGs教育事業「ソーシャルスタディ」を手がける。

ワンキャリア 採用人事(インタビュアー)
松本 篤志(写真右)

ワンキャリア経営企画部・採用人事。2016年1月にワンキャリア1人目のマーケターとして入社し、創業5年で上位校の95%以上が利用するメディアへの成長を牽引。2020年からは新卒採用/中途採用の全体を管理。

新卒・第二新卒での入社で挑戦したこと・得られたもの

——今日はよろしくお願いします!では最初に、今されているお仕事について簡単に教えてください。

福地真一郎さん(以下、福地):外資系IT企業でマーケティング業務をしていまして、主に日本の製造業や防衛産業を中心に、ソフトウェアの価値訴求を行う役割を担っています。アメリカ本社での戦略を基に、予算の計画からイベントの企画、パートナーとの協調、デジタルマーケティングなど、主にマーケティングコミュニケーションの領域を担当しています。

技術系の会社なこともあり、社員それぞれの専門性が多様で、かつ深いことに刺激を感じています。例えば今一緒に働いている人はアメリカの戦闘機を作っている会社出身の人で、日々新しい技術や動向について教えてくれるなど、他にも海外の事例にも触れられるのが面白いです。

樋口麻美さん(以下、樋口):ソーシャルマッチ株式会社という、世界にある社会問題をマッチングにより解決することを目指す会社を共同創業し、現在は取締役副社長をしています。

事業内容は主に2つで、一つはビジネスマッチング。今起きている社会問題を解決するために日本企業と東南アジアでSDGsや社会問題解決に取り組んでいる現地企業とのビジネスマッチングを支援しています。現地の信頼できる企業を紹介し、SDGsについて共同でできる企画を考え、その後のプロジェクトの伴走までを一貫するというコンサルティングに近い業務をしています。日本企業や現地企業の開拓営業も行っており、現時点では東南アジア6カ国で107社とお取引をさせていただいています。

もう一つは教育事業で、SDGsを学ぶことを目的として現地の社会起業家からリアルな社会問題の現状を話してもらったり、ソーシャルビジネスを実際に体験してもらえたりするインターンシッププログラムを長期休暇中の日本の大学生に提供しています。

——2人ともHRとは全く違う仕事をしているんですね。そもそも、ワンキャリアにはどんな経緯で入って、どんな仕事をされたのでしょう?

福地:新卒では大手メーカーに入社して、主に営業と、受注後の設計をしていました。決まったリストに沿って目標となる受注件数を達成するための商談スケジュールを組み、それを実行する日々だったのですが、どうもやりたいことと違うような気がして。自分がやりたいことを改めて考え、見つけたのがマーケティングでした。

そこからマーケティングの仕事を探しはじめたところに、ワンキャリアと出会います。当時は私がワンキャリアで13人目の社員、2人目のマーケターとして入れていただくことになりました。入社の決め手は、少数精鋭のチームの1人として一緒に仕事をできることが自分の人生にとって大きな財産になると思ったからでした。

ワンキャリア入社後も期待通り、社員数が少ないからこそたくさんのことを経験させてもらいました。具体的にはマーケティングチームの一員として、学生ユーザーを増やすことをミッションに、イベントの集客やデジタルマーケティング、Webサイト・アプリの改善提案、インターン生のマネジメントなどをしていました。

樋口:私は大学生の頃、国際協力のボランティアに明け暮れてビジネスとは縁のない生活をしていたのですが、人の人生に携わる人材系の仕事には興味がありました。将来的に海外でのビジネスに携わることを見据えながらも、まずは日本での実務経験を積むために日本の人材系企業、特にイベントが好きなのでイベント運営ができる仕事を探していました。

そんな時に見つけたのがワンキャリアだったのですが、当時はすでに大学4年の1月。募集も締め切られていたのですが、ダメ元で中途採用の求人から問い合わせをしてみたところ、数時間後にはメールが返ってきて面接をすることができました。何度かの面接を受ける中で、改めてミッションに共感できましたし、人材業界以外から転職してきた社員が多かったので「身に付くビジネススキルや知識も幅広いのでは」と考え、入社に至りました。

入社後は希望通り、イベントの企画や運営を行っていました。大規模なイベントから小規模なイベントまで、会社として初めて開催するイベントも担当することが多く、マニュアルの作成やスタッフのマネジメントにもチャレンジすることができました。

——その中でも特に経験できて良かったことは何ですか?

福地:一番達成感を感じたのは、2019年のNewsPicksの調査で学生の利用率が最も高い就活サービスとしてONE CAREERが紹介されたことです。

(参照:【図解】20サービスを徹底比較。本当に役立つ「就活サイト」一覧

まだまだ認知すらされていないフェーズからここまで成長する過程の中で、学べたことが本当に多かった。サービスはそれぞれのフェーズに適した成長エンジンがあるというのを実体験として学べたことや、どう試行錯誤したら良いのか、どんな戦略や戦術が効果的なのかを、本とかではなく実践的に学べたことが一番大きいです。ホワイトボードに施策を並べて試行錯誤を繰り返していた記憶がありますが、そういった経験は僕の人生で二度とないんじゃないかと思うぐらい、濃い時間でした。

——確かに、とにかく高速でトライ&エラーを回す日々でしたね。

福地:あとワンキャリアのカルチャーから学んだことは、やりきることの重要性。社内にやりきる人たちが多いので、戦略を立てて終わりじゃないところが良かったです。別の環境に出て驚いたのは、想像以上にやりきれない人が多いこと。言われたことを「はい、やりました」だけで終わる人が本当に多いけど、ワンキャリアでは試行錯誤しながら改善を続けるところまでを含めてやりきるのが当たり前の環境だったので、そういった仕事の進め方を学ぶことができたと思います。

樋口:私の場合は新卒入社だったのですべてのことを学ばせてもらったような感覚です。最初はエクセルの関数ひとつも打てない状況だったのですが、(現在 取締役副社長の)長澤さんが直々に週末に講座を開いてくれたりしてなんとか仕事ができるようになりました。

福地:その週末講座、僕も出ました。長澤さんは当時めちゃめちゃいろんなサポートをしてくれていましたね。

樋口:あとよく覚えているのは、「構造を作る力の重要性」について。今後AIが発達していくと、単純作業はどんどん機械に代替されていくという予想がありますよね。そうした未来に向けて、仕事を進める上での前提となる構造やルールを作る能力を持っておいた方が良いということや、そのために必要な考え方、スキルを宮下さん(代表)や当時上司だった薫平さん(多田)に教えていただきました。担当していたイベント運営の業務ひとつにおいても、オペレーションを一から自分で組み立てて資料に落とし込んでいく業務を任せてもらいました。普通の新卒ならすでにあるマニュアルを基にした業務を任されることが多いと思いますが、こういった業務を任せてもらえたことが今の仕事にも活かされていると感じます。

あとは、効率よく働くということも学べたことのひとつです。自分だけでなく関係者全体の工数を把握したり、オペレーションを組み立てるだけでなくエクセルなどを使ってかかる時間のシミュレーションを行ったりといったことをしていたのですが、そういったことを徹底するカルチャーのおかげで生産性を高める仕事の進め方が身に付いたように思います。

退職後もワンキャリアを紹介する。経歴を見て仕事の相談をされることも。

——今は、ワンキャリアとはどういった繋がりがあるのでしょうか?

樋口:会社とワンキャリアの繋がりだと、教育事業の方で大学生を対象にしているのですが、私たちのインターンに参加した学生が就活の準備を始めるタイミングでワンキャリアを紹介しています。記事などを紹介した際に、まさにこういった情報を求めていたと学生の方に言っていただけます。

——それは事業にとっても大変ありがたいです! 他にも何かありますか?

福地:繋がりという程ではないのですが、ワンキャリア出身ということもあり会社の人事から採用の相談を受けることがあります。スカウト文の作成や、社員がTwitterやった方が良いのかなど細かいところまで相談されますね。

あと社外の方からも、ワンキャリアでマーケティングをしていたという経歴を見て「うちのマーケティングの支援をしてもらえませんか?」といった連絡を受けることもいくつかあります。ワンキャリアのマーケティングが強いという印象を持っている方が世の中にいくらかいらっしゃるんだなと実感しました。最近は上場をしたタイミングでもご連絡をいただきました。

——良い印象を社外から持っていただけているのも嬉しいです。個人間での関係性はどうでしょうか?

樋口:社員だと先ほど話に出た元上司の薫平さんとか、他の退職済みの社員さん、アシスタントさんや元インターン生などいろんな方と食事に行っています。宮下さん(代表)とも今度ご飯行こうと話していました。

福地:僕は退職してから一度、新しいオフィスに行って上司でもあったたかはる(長谷川)とかと話しました。その際に、採用候補者も紹介させてもらいました。ワンキャリアと相性良さそうな方だなと思ったので。

※福地さんと長谷川、後述の松本は同世代でもあるため、現在は敬称を略して呼び合っています。

——採用候補者の紹介も、本当にありがたいです…!今後はどんな関係性が良いと思いますか?

福地:今年にリリースした転職サービス(ONE CAREER PLUS)が今後どうなっていくのかも興味があるので応援したいと思っています。あと、ワンキャリアからマーケティングのプロフェッショナルがたくさん生まれて、一緒に高めあえる存在になれたら嬉しいなと思います。

樋口:退職後もオフィスに遊びに行ったり食事に行ったりするようになると思ってなかったんですけど、とても嬉しいのでこの関係を続けたいなと思います。アルムナイが集まる会とかあれば、ぜひ参加したいです!

大きく任せて、粘り強く寄り添うカルチャー

——外から見ると、ワンキャリアはどんな会社に見えますか?

福地:「組織として決まったことを粛々とやる」というのではなく、「個人のスタンドプレーの集合体がチームワークになる」カルチャーだなと感じます。組織を横断したり、自分の担当領域を超えて大きな目標に向かっていく人たちが多くいて、それをやり切るのが当たり前な環境が個人的には好きでした。

樋口:私は厳しくもあり愛もある会社だなと思います。数で言うと厳しいと感じたことの方が多いのですが、個人の成長を応援してくれるし、挑戦させてもらえる場でした。今も社員のみなさんのTwitterを見るにそういう環境なんだろうなと思います。

——良いところをたくさん言っていただきありがとうございます。一方で、過去を振り返った際に課題だと思う点も率直に伺えますか?

福地:2年前(2019年頃まで)のことですが、まじで忙しかったですね(笑)。朝9:30〜夜22:00で働いてた日が多かったんじゃないかな。終電で帰る日もありましたし。やりきるカルチャーだからこそ、ハードではありましたね。今は良くなった感をすごく感じますが。

※2021年現在では、平均残業時間は30時間程度(閑散期や繁忙期などにより20〜40時間を行き来しています)、フレックス制度やリモートワーク制度など、柔軟に働く制度も導入されています。

樋口:似ているんですけど、期末と繁忙期が重なっていたので半期の評価面談の準備などと業務の両立が大変だったのは覚えてます。まだ評価制度が刷新された初期の頃だったので仕方なかったのかなとも思いますが。

福地さんと同じく、とにかく忙しかったですね(笑)

——それは私も同感です。。いわゆる「30人の壁」につまづいてたタイミングですね。苦しいことも多かった中で、話されていた「愛」はどういったところで感じたのでしょう?

樋口:上司の薫平さんはじめ、粘り強く最後まで付き添ってくれたところです。わからないところを丁寧に教えて道を示してくれました。イベント運営で大失敗したこともあったんですが、本当の大惨事には至らない範囲で任せてくれて、実は裏側で細かくフォローしてくれていたのを鮮明に覚えています。

福地:僕もいろんなフィードバックをいただいた記憶がありますね。求める基準が高いゆえに、直球で厳しいと感じることもあったのですが、中身は正しかった。自分に高い期待を持ってくれていて、そのギャップを埋めるために言ってくれていたのだと思っています。

特に最初にゴールと理由を伝えてくれたのがありがたかったです。13人目で入った頃は宮下さんとの1on1が月1回あったので「今後こうなってほしい、なぜなら、〜だから。」というすり合わせをしてもらっていました。

結局立ち上がりにもすごく苦労したのですが、長澤さんやたかはる、あっちゃん(松本)ら周囲のメンバーがずーっと寄り添ってくれたなと。

——すごく長い戦いでしたよね(笑)圧倒的に、きついと感じることの方が多かったです。

福地:お互いに逃げずに、最後はありがとうございました!となれて本当によかったです。

あとはこういう経験があったからこそ、先ほど話した「学生の利用率が最も高い就活サービス」としてONE CAREERが紹介された時は本当に嬉しかった。自分の力で、とは言わないけど、その場に一緒に入れたことがありがたかったです。

——最後に、今後ワンキャリアはどうあって欲しいですか?

福地:ワンキャリアは3年あれば、人生にドラマを作れる環境だなと個人的な経験から思います。今いる社員の方にも、個人のスタンドプレーを通じてそういった経験をしてほしいなと思います。

樋口:似ているんですけど、ひとりひとりの個性が豊かな会社だと思うので、今後もそういう方が集まる会社であってほしいです。

新しく出た中途向けサービス(ONE CAREER PLUS)も成功を祈ってます!

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