1
/
5

副社長から見たCEO像。私は「こんな人と働きたい」

こんにちは。ワンキャリアの取締役副社長の長澤です。
現在はCHROとして人事領域を管掌しつつ、COOとしても全社事業の統括を行っています。

今年でワンキャリアに参画して10年目になります。

ワンキャリアの第二創業期である2014年の入社以来、COOとしてプロダクト開発、マーケティング、セールスなどの各部門の立ち上げを順に経験し、その後はコーポレート部門の責任者として会社の「守り」の部分を統括し、上場の準備からIPOまでを指揮しました。
会社の上場後は組織の急速な拡大に対応するためにCHROとなり、人事部門の強化を図っています。

今回は長年ともにして会社を経営してきた当社代表の宮下について、私の立場から「どんな人物なのか?」を紹介させていただきつつ、CHROとして「一緒に働きたい仲間とはどんな人なのか?」についてお伝えしたいと思います。

宮下との出会い

学生時代の私はというと、中学から大学まで一貫して体育会バスケットボール部に所属し、バキバキの体育会組織に揉まれて育ってきました。
先輩が言うことは絶対。
顧問の先生は何故か必ず体育教師。鉄拳制裁も日常茶飯事。元旦以外は毎日練習…規律と秩序(と恐怖)が私を育みました。

そんな生活の中で、運命の出会いがあったのは高校に入学して間もない、2002年の春のことでした。
一際厳しいと有名だったバスケットボール部に、最大限の緊張感をもって飛び込んだ私を仁王立ちで迎えたのが、現在ワンキャリアの代表を勤めている宮下尚之でした。

先輩である宮下が「走れ」といえば吐くまで走り続け、「来い」と言われればいつ何時どこにいても駆けつける、そんな充実した日々を過ごした高校時代でした。

※当時から宮下は多少ヤンチャなところはあれど、めちゃくちゃ後輩想いで、とにかく熱く、そしてとにかくフィジカルが強い憧れの先輩でした。チームの精神的柱となる副主将として、リーダーシップを発揮しチームを牽引する存在でした。

※バスケ部時代。左下にいるのが僕です。


大学でも部活に入部し、バスケと酒に没頭する生活を続けていました。
ちなみにバスケットボール自体はずっと全く好きではなく、むしろ毎日辞めたいと思っていました。「一度始めたからには最後までやりきる、途中で逃げたくない」これだけで続けた10年間でした。
部活を引退したあとは、理系の大学院に進学しましたが、そこでまた運命の再会があります。

そう、またもや宮下です。

外資系メーカーに内定を決め、就職活動を終えて颯爽と現れた宮下は、一流内定者よろしく、就職活動支援を行う学生団体を立ち上げていました。
後輩の面倒見がよい宮下は、初めての就職活動を前にたじろぐ私の良きメンターとして、就活のいろはを教え、徹底的にサポートしてくれました。
この時に立ち上げた学生団体が、何を隠そう現在のワンキャリアの前身となる組織であり、後に就職活動を終えた私も、二代目の団体運営を任され、その活動に没頭しました。

このときはまだ、まさかこの組織が企業へと進化し、宮下と一緒に企業を経営していくことになる日が来るとは、露ほども考えていませんでした。

今ではともに一つの会社を経営し、まもなく25年来の付き合いになろうかという、私と宮下の関係は、「高校の部活動」という、過酷な環境ではじまり、今なお連綿と続いています。いくつになっても根底にあるのは、部活の先輩後輩。これは死ぬまで変わらない強固な信頼関係でしょう。


ベンチャーでのハードな日々

めでたく大学院を卒業し、上京してきた私は、IT系ベンチャー企業に新卒入社していました。
一社目からベンチャー企業に飛び込んだのは、それが自分の目指す「経営者」という目標への近道であると考えたからです。(いきなり起業するという根性はありませんでした。)

いわゆるWEB広告代理店事業の営業として配属され、3年半に渡って、WEBマーケティングのコンサルティング営業や広告運用を行っていました。そこで身についたのは、営業力や、WEBマーケの知見などもあるにはありますが、兎にも角にも、「ハードワーク耐性」とでも言うべき仕事のスタンスでした。

10年ほどの前ベンチャー企業ではどこでもよく見られた光景(?)ですが、「9時-5時、週7勤務」(帰宅はもちろん翌朝の明け方5時。毎日5時は言い過ぎにしても2時より早く帰れる日は数えるほどだった。)が基本シフトとも言えるハードワークな日々。
十分な仕組みや育成制度もなく、人材の出入りも激しく、ベンチャー特有のカオスな環境で社会人最初の3年半を過ごしました。
(今思えば、ベンチャーの中でも特殊だったかもしれません。)

「らいふわーくばらんす??ライフイズワークの間違いでしょ?」

と真顔でマネジメント全員が言ってのける環境は、圧倒的な量の実務経験と、徹底的にやりきるコミットメント、必要なものは自分で作って自分で動かすという基本的な仕事のスタンスを醸成しました。この経験が、後にワンキャリアの第二創業期の激動を駆け抜ける原動力になったことは言うまでもありません。
やはりファーストキャリアで醸成される仕事観は、その後のキャリアをある程度方向づけるものになるため、新卒就活における意思決定は極めて重要なものであると切に感じています。

運命の転機


2014年、齢27歳にして、4年目を迎え倦んできた現職の仕事、かねてからの宮下の強い誘いが重なり、人生最初の転職を決意しました。
今でもよく転職理由を聞かれますが、当時はHR業界に興味があったわけでもなく、とにかく「経営者になるためにさらにチャレンジングな環境」をひたすら探し求めていただけでした。
家族の反対を押し切って(なんなら事後報告)ワンキャリアに参画した当時、従業員は宮下と、最古参社員の長谷川を含む4人でスタートしました。

※第二創業期の初期メンバー


入社当時は、ONE CAREERのWEBメディアを立ち上げたばかりというタイミングでサービス開発のディレクションと、会員獲得のためのWEBマーケティングを中心に企画系の領域を中心に担当していました。

今では考えられないですが、当時はプログラミング教室に通って自分でコードを書いたり、LP制作などもやっており、「好き/嫌い」、「経験ある/なし」に関わらず、「やらないといけないことを全部やる」という、ただそれだけで日々が凄まじい速度で過ぎ去っていきました。

そこからは、サービスのフルリニューアル、商品設計、業務提携の交渉、採用活動、法務・労務・総務などの管理業務、人事制度設計、営業統括、カスタマーサポートチームの立ち上げなど、その時々の事業と組織の成長に合わせて、新たに必要となるパーツを「一時的」に担ってきました。

ワンキャリアに参画してからの前半の5年間を振り返ると、自分が一体「何屋」なのか皆目検討がつかなくなりますが、常に「バケツに空いた穴」を塞いで回っていたら時が過ぎていたという感覚なので、私のキャリア形成において逆算的思考は一切ありませんでした。

そしてその後、コーポレート部門の責任者にポジションを移し、会社が次のフェーズにステップアップするための屋台骨を再構築し、会社の上場を目指しました。
もちろん、私は会計や財務の専門家ではないため、各専門分野ついては部下のメンバーや、外部のアドバイザーの力を全力で頼りながら進めていく必要があり、「一人前の管理部長」からは程遠い状態でした。
しかし、これまでも新しいことを始めるときはいつも同じでした。

「知らなければ勉強すればいい。」
「できなければできるまでやればいい。」
「なければ作ればいい。」

もがき苦しみながらも、常に新しい環境の変化を求め、チャレンジすることで会社の成長の最前線に立てることが、一貫した私のやりがいとなってきました。


HRマーケットに身を置いて10年

入社当時こそ、明確な課題意識を持っていたわけではありませんでしたが、このHRマーケットは長くいるほどに多くの課題を抱えた闇の深いマーケットだと感じます。

私と宮下が共通しているのは、「非合理的で理不尽なことが大嫌い」だということ。

HRの領域は求職者(新卒市場においては特に学生)からすると、まさに理不尽なことが、いたるところでまかり通っていると言わざるを得ません。私個人の想いとしては、誰がどこの企業に就職しようとも、本人が納得し覚悟をもってさえいれば、どんな職場も天職になりうると思っています。

どんなブラック企業だろうと、自分の目的が達成される場所なのであれば、そこが正解になるもので、人がとやかく言うことではない。しかし、「知らなかった」、「隠されていた」、「騙された」、そういった理不尽な理由で納得感のない意思決定の末に、求職者と企業のミスマッチが生まれる状況は看過できない。

だから、我々はキャリアデータを武器に、採用活動というブラックボックスを透明化し、求職者が「合理的で納得した意思決定」ができるようになる世界を作ることに、大きなやりがいを感じています。「HRTech」というキーワードに代表されるように、旧態依然としたHRマーケットをテクノロジーによってアップデートしようという動きは、近年急激に加速しています。

あらゆるマーケットが、テクノロジーの進歩によって新たな力を得たユーザーの力によって、既得権益が破壊され、市場が大きな変革を遂げています。

今、おそらくHRマーケットは開かれた市場への夜明け前夜。「市場を変革する」という大きな志を掲げ、人の人生や、企業の生産性、ひいては国の競争力にまでインパクトする社会課題に取り組むことができる、今のHRというマーケットは、なんともやりがいのある土俵だと強く感じています。


"経営者"としての宮下の顔

長年隣で彼を見てきた者として、経営者としての宮下の紹介をしたいと思います。
宮下は、大学生時代から、根っからのビジネスオタクとでも言うべき、寝ても覚めてもビジネス(=商売)が大好きな人間です。
思いついたビジネスアイデアや仕入れた情報は、休日だろうが深夜だろうが、お構いなくメッセが飛んできます。また多くのNo.2以下の社長側近が悩まされている(そして諦めているであろう)

・朝令暮改(先週やるって言うから資料作ったんですけど…)
・石橋を叩いて叩き割る警戒心の強さ(そこそんなに気にする…?)
・こうと決めたら即断即決で全てぶち込む勝負勘(おいおいマジか…もうちょっと段階的にだな…)

などは、例に漏れずしょっちゅうあります。

それもこれも、全ては、彼が持ちうる全てのリソースを「事業」に一点投資しているからに他なりません。
常に情報を収集し、将来の事業を見通して、頭の中であらゆるシミュレーションを行っているため、誰よりもリスクには慎重であり、同時にチャンスには貪欲です。この傾向は年々加速していっているように感じられ、宮下の頭の中でONE CAREERのビジネスの可能性が加速度的に広がり、経営者としての視座の高さが上がっていっていることを感じます。

一方で、学生時代から一貫して変わらないものがあります。

それは、「人に対して誠実で絶対に仲間を裏切らないこと」。

高校1年の出会いから今に至るまで、私は宮下とあらゆる局面で、友人、先輩、後輩、クライアント、パートナー、従業員などの、「人」と向き合う場面に遭遇してきましたが、一度たりとも「仲間」と認めた相手を軽んじたり、裏切ったことを見たことがありません。
中には私が対話を諦めた相手であっても、宮下は徹底的に相手と向き合い、ややもすれば、とてつもなくおせっかいなほどにぶつかりに行きます。
時には(最近は減りましたが)声を荒げてダメなことはダメだと叱ることもありましたが、そういう時ほど、強く相手のことを想っていることが伝わり、周囲の人間を惹きつけているのだと思います。

おそらく社員から見ると不可解な生態をもつ社長という生き物の通訳者たることも、自分の役割だと認識しています。

ワンキャリアらしさとは

今回のテーマの一つである、「こんな人と働きたい!」についても触れたいと思います。
当社には実に多様なバックボーンを持った社員が仲間になってくれており、職種やチームによっても人のカラーは様々です。
一方で、当社の採用活動ではスキルや経験よりも、圧倒的に価値観やスタンス、カルチャーのマッチを重視しており、「一緒に働きたい!」と思ってオファーさせていただく当社社員には共通するポイントも多々あります。

まず大前提となるのが、当社の5つのコアバリューを体現できるかどうか。
このコアバリューは当社で実際に活躍しているハイパフォーマーの共通要素を分析して抽出したバリューであり、採用や評価の要件としても用いている深く浸透した価値観です。
やはりこれらの価値観を備えた方とは同じ方向を向いて仕事をしていきたいと感じます。

【5つのコアバリュー】
エンドユーザーファースト
本質的、長期的思考
個の強みの模索
挑戦と応援
誠実さ

また、当社は2021年に上場企業となりましたが、その実態はまだ創業10年も経たない、事業も組織も未成熟なベンチャー企業です。
年率40%超の売上成長を続けており、事業環境の変化も著しい状況が続いています。
そのため、「整っていないこと」「変化すること」「わからないこと」が常に存在しており、カオスの中を手探りで進むことが苦痛ではない人や、自分で能動的に動いて作っていくことを楽しめる人こそが活躍できる環境だと思います。

会社から何かを得ることばかりを考える人よりも、自分が会社に何を与えることができ、事業成長にどのように貢献できるかを考えられる人が、長く会社とともに成長していけるはずです。

現時点でのビジネススキルや専門性の多寡ははっきり言って些末な問題です。

「ワンキャリア」という船に乗る以上は、ワンキャリアが目指す方向の延長線上に、個人の目指すべきゴールがあるべきですが、方向性さえ合っていれば、その人が個人として、何を動機として何を目指していても構わないと思っています。

私は新卒採用も中途採用も、相当数の面接を行うのですが、どんな面接でも必ず確認することがあります。
私は、人間の真価は、逆境や修羅場でこそ発揮されるものだと考えています。(また経験上、修羅場を乗り越えることなくして、一定レベル以上の成長はありえないと考えています。)そういった状況に立ったときに、逃げずにやり抜くことができる人物なのかどうか。この点が一緒に難易度の高いビジネスゴールを目指す仲間になっていただけるかどうかを判断する重要なポイントだと考えています。

・何をつらいと感じるのか(環境認識)
・なんのためなら苦しい状況でも頑張れるのか(源動力)
・何を目指しているのか(目的地)
・重要な意思決定を何に従っておこなうか(判断基準)

こういったことを確認するために、いろいろな質問をさせていただいています。

※ゴルフ好きメンバーが集まったワンキャリアゴルフ部

最後にワンキャリアでは、HRマーケットを一緒に変革するミッションに取り組んでくれる仲間を募集しています。

「HRに興味がある」
「中で働くひとに興味がある」
「スタートアップに興味がある」
「WEB業界で働いてみたい」

きっかけは何でも構いません。もし少しでも興味を持っていただけたなら、ぜひ一度オフィスまで遊びに来てください!ワンキャリアはいつでも、新しいチャレンジをするあなたをお待ちしています。



株式会社ワンキャリア's job postings
45 Likes
45 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Invitation from 株式会社ワンキャリア
If this story triggered your interest, have a chat with the team?