- エンジニアリングマネージャー
- フロントエンドエンジニア
- Customer Support
- Other occupations (59)
- Development
-
Business
- エンジニアリングマネージャー
- Product Manager
- プロダクトマネージャー
- スクラムマスター
- サステナビリティ
- 広報
- カルチャー推進・浸透
- 知財戦略立案・推進・発明発掘
- リスクマネジメント統括本部
- AML/CFTコンプライアンス
- AML・金融犯罪対策Ops
- 金融コンプライアンス
- ビジネス採用担当
- 経営企画(予実・IR)
- HRBP
- Legal
- 債権管理/MFK
- 電話によるアポイント獲得
- ToB Sales
- インサイドセールス
- フィールドセールス
- インサイドセールス SDR
- インサイドセールス企画
- オンラインセールス
- SaaS営業、MFBC
- インサイドセールス MFBC
- セールス MFBC
- マーケティングリサーチャー
- マーケター
- データマーケター
- BtoBマーケティングリーダー
- イベントマーケター
- Other
こんにちは。マネーフォワードのデザイン戦略室でデザイナーインターンをしている加藤です。
マネーフォワードでは、会社が追い求め続ける社会的使命と、それを達成するために目指すべき未来、そしてマネーフォワードが社会に約束する行動指針が「Mission / Vision / Value」として定めています。また、同時にマネーフォワードのメンバーが大事にする文化を「Culture」として、Teamwork/Speed/Pride/Respect/Funの5つに定めています。
このCultureを日頃から他のメンバーの模範になるレベルで体現しているメンバーは、半期に1回、「Culture Hero」として表彰されます(全メンバーの中からTeamwork/Speed/Pride/Respect/Funの項目で、1人ずつが選出)。
本記事は、マネーフォワードでインターンをしている私が、そんなCulture Heroにインタビューし、仕事での姿勢やルーツを探り、マネーフォワードで働く人の魅力を伝えよう!という趣旨で企画しました。今回は、「Respect」のCulture Heroに選出された管理本部/労務グループの苞山さんにインタビューです。
「Respect」の定義
感謝と尊敬を忘れずに、誰に対しても誠実であり続けよう。
語り手
苞山 美香(管理本部/労務担当):2008年新卒。株式会社パーソルキャリア(旧株式会社インテリジェンス)でキャリアコンサルタント3年。その後は医療機関やITベンチャーなどで約5年間、人事労務総務に従事。2016年10月にマネーフォワード入社。
インタビュアー
加藤 怜(インターン/デザイン戦略室):インタビュー・編集担当
その他
金井 恵子(室長/デザイン戦略室):撮影・校正担当
これまでのキャリアと社内でのお仕事について
加藤:前回は「Speed」のCulture Heroにインタビューさせていただきました。今回は「Respect」のCulture Heroとして苞山さんへのインタビューです。どうぞよろしくお願いします。
苞山:よろしくお願いします。
加藤:まずは、職歴とマネーフォワードでのお仕事について教えてください。
苞山:新卒で入社した会社はパーソルキャリア(旧インテリジェンス)という人材サービスの会社で、3年間キャリアコンサルタントとして働いていました。
転職希望のお客様とお話して転職を支援するお仕事で、ほとんど営業職に近かったです。その後にキャリアチェンジをしようと思い、600人規模の病院に人事労務として転職しました。その後は、アカツキという会社で労務や総務の仕事をしていました。当時のアカツキは、拡大期かつ上場直前のタイミングですごく忙しかったですね。
なので、その次は少し落ち着いて働くのもいいかなと思い、ワークスアプリケーションズのグループ会社に転職し、そこではバックオフィス業務全般を担当していました。労務系だけでなく、請求書の作成や採用面接などもしていました。
加藤:採用面接もされていたのですね。
苞山:そうなんです。でも落ち着き過ぎてだんだん物足りなくなってしまって、ちょうど1年程前にマネーフォワードに入社しました。
加藤:マネーフォワードではどんなことをやられているのでしょうか?
苞山:労務業務がメインですね。労務といっても会社によって多少役割が違いますが、マネーフォワードではメンバーの入社から退社までの各種手続きや、日々の勤怠管理や給与計算、健康診断や衛生管理など、幅広く担当しています。
個別の細かな依頼もあるので「家族を扶養に入れたい」や、「勤務証明書出して欲しい」という相談への検討や対応なども含まれます。
加藤:すごくたくさんのお仕事をされているのですね...。
苞山:他にも人事や法務と一緒に、就業規則や社内ルールの改定なんかも担当しています。
加藤:最近のフレックスタイム制の導入にも関わられていたのでしょうか?
苞山:そうですね。フレックスタイム制のような労働制度導入には、関係法令やメンバーの働きやすさをふまえて、日々の勤怠管理や給与計算の細かいルールもあわせて整備する必要がありますが、無事導入できてよかったです。
あとは、産業医さんと一緒に対応するような労務対応もありますね。
加藤:様々なお仕事をされているのですね。すごいです!一般的には、会社によって労務の役割は異なるのでしょうか?
苞山:そうですね。大きな企業だと、それぞれの業務を複数人で分担していたりもしますし、もっと小さな会社だと他のバックオフィス業務も兼務していたりと色々ですね。明確に「ここまで」という線引きが難しい仕事かもしれません。
加藤:会社の規模やフェーズによって異なるものなんですね。
「Respect」のCulture Heroとしての受賞と仕事の姿勢について
加藤:では、Cultuer Hero受賞についての質問をさせてください。「Respect」のCulture Heroを受賞されましたが、ご自身のどんな行動やマインドが受賞に繋がったとお考えですか?
苞山:選んでもらえた理由を見ると、普段の社内メンバーに向けての連絡やお願いなんかのやり取りが大きいのかな…と思いました。労務の仕事は、本当に社内のメンバー皆にお願いをすることが多いんです。勤怠記録の提出は毎月発生しますし、健康診断受診などの年間行事もありますし。個別のやりとりも挙げるときりがないんですよね。
もちろん、勤怠管理や健康診断もメンバーのために必要なことなのですが、やっぱり皆さん自分の業務がありますし、手続きが面倒に感じたりすると思います。
でも、そういった手続きが、最終的にはみんなが健康に安心して働けることにつながるし、会社として法令に沿った体制を作れていることは、マネーフォワードやそこで働くメンバーの長期的な成長につながると思っています。だから、ちゃんとお願いして、一緒に最後までやりきらないといけません。
なので、できるだけ皆にとって業務の負担にならないように、わかりやすく伝えること。あとは、ざっくりしてますが「嫌な感じがしない」コミュニケーションを心がけています。
加藤:「嫌な感じがしない」というのは受け取る側にとってはとても重要なことですし、素敵な心がけだと思います。
苞山:私が所属している労務の部署は、プロダクトを開発したり世の中に発信しているメンバーが、自分の業務に集中できるようサポートする部署だと思っています。
そのために、こういう言い方なら皆は進んでやりたくなるかな、ちょっと手間はかかるけどこうやって頼んでみたら皆が楽しくなるかな…など考えています。
加藤:僕が入社した時も勤怠関係で苞山さんにお尋ねしたことがあります。その時も親切と少しのユーモアを交えて案内してくださったことが強く記憶に残っています。
金井:苞山さんは皆が思わず笑顔になるようなアナウンスをしてくれるので、協力しようという気持ちになりますね。
加藤:お話を聞いていて苞山さんが持つ思いと発信力が素晴らしいと思います。
次に、普段のお仕事での取り組み姿勢について質問させてください。お仕事をする中で、Culture以外で心がけているのはどんなことでしょうか?
苞山:新卒の頃から、当時の上司に言われて心がけていることが1つあります。トヨタ自動車の「後工程はお客様」という考え方です。
トヨタ自動車のモノづくりの現場で提唱されている「前工程は神様、後工程はお客様」という言葉の一部なのですが、生産ラインで自分の工程に不備があると、後工程の人に余計な作業が発生してしまったり、最悪の場合商品が不完全な状態になってしまうかもしれません。そこから、当時の上司に「自分の工程(業務)の後は、それがお客様に渡るものだと思って仕事をしなさい」と言われました。
私の仕事は、社内のメンバーに向けてのものが多いですが、「相手がお客様だとしても渡して大丈夫な状態だろうか?」「次にやるべきことや目的がわかりやすく伝わっているだろうか?」というのをすごく心がけ、「社内だから」と甘えが出てしまわないように気をつけています。
加藤:深く考えさせられる言葉ですね。普段の何気ない業務も大事にされている苞山さんの考えがよく伝わってきました。
社内アナウンスを受け取るメンバーがそれを受け取った時にどのように感じるかを真剣に考えてバックオフィスの業務をしている
重要だと感じる点
・労務担当としてメンバーをサポートする立場としてだけでなく、最終的にメンバーにとって、会社にとって良くなることを考えていること
・社内アナウンス一つに対しても後行程はお客様という考えのもと、メンバーがより業務に集中できることを大事にお仕事をしていること
苞山さんがメンバーと会社をとても大事にしていることを、インタビューを通して強く感じました。社内アナウンス一つに込めている思いの裏、そこにある意図を聞いて、メンバー皆の働き方や環境が会社の成長に繋がる、という新しい視点を持つきっかけになりました。
これまでのキャリアでの仕事の学びについて
加藤:では、次に学生時代や今までお仕事をしてきた中でのエピソードについて聞かせていただけますか?
苞山:大学時代はアカペラのサークルをやっていて、サークル内でいくつかグループを組んでジャズだったりJ-Popだったり、ゴスペルも歌っていましたね。その関連で関西のアカペラの大会の実行委員もやってました。
加藤:そこでは、苞山さんはどのようなことをされていたのでしょうか?
苞山:主に、大会に参加する学校への連絡と大会の段取り調整をやっていました。考えてみると私はその中でもバックオフィスの業務が多かった気がしますね。組織を先頭で引っ張っていくような委員長タイプではなく、フォローに回ることが多かったです。
加藤:僕は委員会をやった経験がないので、このようなお話を聞くとかっこいいなと思います。大学時代ではどんな考えを持って行動されていたのでしょうか?
苞山:いつも考えていたこと…というのはあまりなかったのですが、就職活動に関しては悩みましたね。最初はなんとなくお金を稼ぎたいと思っていたのですが、少しずつ親類や周りの人が仕事で悩んでることが多いということに気づきました。
そこから「仕事に関わる仕事」をすることで、自分が問題意識を持って仕事ができるのではないか、そのようなことを思ったのがきっかけで新卒で人材サービスの会社に入社しました。
加藤:なるほど。自分で問題意識を持ちながら働くということは、改めて僕も大事にしようと思います。
新卒で入社された時は営業職というお話でしたが、バックオフィスとしてお仕事されるきっかけはどのようなものだったのでしょう?
苞山:「働いている時に自分が何に嬉しさを感じるのか」を考えたのがきっかけでした。
例えば、営業で目標の数字を達成することで周りに褒められるのも嬉しいのですが、担当したお客様が家族と一緒に来てくれて「転職決まって嬉しかったです!」と言ってくれた時の方が私は嬉しいと感じたんですよ。
なので明確な成果が見え難くても、周りの人をサポートして喜ばれる仕事の方が好きなんだなと思って、バックオフィスの仕事を選びました。
「働く」ということへの問題意識や興味は変わらずだったので、それまで担当するお客様がより良い職場に転職できるように、という思いで働いていましたが、働く人がその職場で活き活きと働ける環境を作りたいという思いになったという感じですね。
加藤:確かにお客様を幸せにしているという実感を得られるお仕事というのは長く続けていたいと思います。次にバックオフィスとしてお仕事された病院ではどのようなことを学ばれたのでしょうか?
苞山:労務としての業務知識はもちろんなんですが、当時の上司の立ち振る舞いや、社内の関係性づくりがとても勉強になりました。上司は雰囲気がとても柔和な男性で、相手の気持ちの清濁どちらも読み取って対応するような人で、いろんな人がいろんな相談のためにその人のところに来るんですよ。すると、組織的に危うくなっている所にも早い段階で気づけて、取り返しのつくうちにサポートに入れるんです。
その中で、一緒にお仕事する人との関係性は特に大事だと学びました。もちろんバックオフィスとしてやるべき事務仕事はあるのですが、それ以前にバックオフィスの仕事でベストのパフォーマンスを出すためには、周りの人との関係性をしっかり築いていくことがとても大事なんだなって気づきましたね。
自分が働いて感じる嬉しさと、バックオフィスとしてベストに働くためにメンバーとの関係性が重要だと気づいたこと
重要だと感じる点
・新卒で入社した人材紹介の会社で働きながら、自分が一生懸命サポートしたお客様に感謝されることが自分に嬉しさに繋がると気づいたこと
・病院でバックオフィスとして仕事をする中で、メンバーのサポートをベストな状態で行うためにはメンバーとの関係構築が重要だと気づいたこと
苞山さんがマネーフォワードの労務担当という枠に収まらずメンバーと信頼関係を築けている裏側には、苞山さんが経験したキャリアの中で学んだことが生かされていることがわかりました。
「Respect」というCultureについての考え
加藤:では、ずばりお聞きします。マネーフォードの「Respect」のCutureについてどのようなお考えを持っているのでしょうか?
苞山:私自身、一緒に働く皆さんに感謝と尊敬の思いでいっぱいです(笑)!
マネーフォワードの人たちは「Respect」を大切にして、体現できている人がすごく多いなと思います。いろんな人が他の部署の人のことを気にかけて感謝し、尊敬されているなと。
あんまり目立たない、労務のようなバックオフィスのメンバーがCulture Heroに選ばれているのも、それを象徴してますよね。本当にありがとうございます。
加藤:僕もマネーフォワードの人たちは他の部署の人であっても交流などが盛んなイメージがありますし、とても良い部分だと常々感じています。
一方で「Respect」を持ち続けるために苦労された点などはあったのでしょうか?
苞山:実はこれといってないんです!社内には、優しくて仕事にプライドを持った魅力的な人が多いです。入社直後に、200人以上のマイナンバーを一気に集めるとなった時も、1ヶ月程でご家族分も含めて全員分集まって驚きました。協力的な人が多くて、だからさっきお話したお願い系の仕事も、実はそんなに苦労してないんです。
加藤:僕はたまに勤怠の提出を忘れることがあるのでその点で苦労をかけているかもしれません...。
苞山:大丈夫です(笑)。もちろん、すぐに対応してくれない人や忘れがちな人もいるんですけど、そこは地道にお声がけしてます(笑)。
さいごに
加藤:では、最後の質問です。インターン生に向けて仕事をする中で参考にすると更なる成長に繋がるお考えを教えてください。
苞山:正直でいることが大事だと思います。私は、社会人1、2年目くらいの時、知識や経験と一緒に変なプライドがついちゃって、ついついごまかしたり、失敗を隠してしまうことがありました...。
でも、嘘やごまかしは相手にはすぐわかっちゃうので、意味が無い上に信頼関係も失ってしまうし、自分の成長も止めてしまうんですよね。私はある日、上司にズバッと指摘されてから猛省して、それ以来意識的に「今自分は相手や自分に正直かな?ごまかしてないかな?」と振り返るようにしています…。加藤くんは大丈夫そうだと思いますが失敗やわからないことを正直に認められるだけでも、一つの強みになると思いますよ!
加藤:正直さを失わないこと。肝に銘じておきます!ごまかさずに誠実にこれからも頑張っていきたいと思います!本日はありがとうございました!