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GOOD DESIGN AWARD受賞!中心メンバーとなったUI/UXデザイナーの池口にインタビューしました。

メディフォンが創業時より構築してきた「包括的な外国人患者受入れ支援システム」が、2020年度グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞しました!!

審査員からのコメントご紹介↓

~グッドデザイン賞審査委員による評価コメント~
「Inclusivity and a human centred approach are key metrics for good design. This well thought-through service combines technology with a human resource network to provide an important and caring healthcare service for international residents in Japan. Advice on medical issues is both sensitive and needs high accuracy, this service provides both in a nicely detailed system. An example of how good design enables stress-free healthcare experiences.」
「 包括性と人間中心のアプローチは良いデザインの重要な尺度だ。よく考え抜かれたこのサービスは、技術を人的リソースのネットワークに結び付け、日本に住む外国人に重要かつ思いやりのある医療サービスを提供する。医学的な問題へのアドバイスには繊細かつ高度な正確さが求められるが、このサービスはその両方をきめ細かいシステムで実現している。これは良いデザインがストレスのない医療サービスを実現する一例である。」

受賞が決まった瞬間は、驚きと嬉しさでオフィスとZOOMが大盛り上がり!

今回はグッドデザイン賞にUI/UXデザイナーとして携わった開発チームの池口にインタビューしました!!

採)改めて、受賞おめでとうございます!

池)ありがとうございます。

採)早速、名刺やプロダクト紹介資料にもグッドデザインマークを活用していますが、やっぱりマークがあるだけで見栄えが違いますね。

池)そうですよね!グッドデザインマークの赤色と、メディフォンコーポレートロゴの色の相性も良いので、どんどん使ってアピールしていきたいです。

受賞に至るまでの開発秘話

採)まず、応募の経緯から伺えますでしょうか?

池)はい、ちょうど1年ほど前に社内で代表の澤田さんらと雑談している際に、他社製品を眺めていたらグッドデザイン賞のマークに目が留まりました。少し調べてみると、グッドデザイン賞に「社会基盤・インフラ部門」があることを知り、これならメディフォンの外国人患者支援のプロダクトでも評価してもらえるのでは!?と考え、応募を思い立ったのが始まりです。

採)当初から意識していたわけではなく、偶然だったんですね。

池)はい。どちらかというと当時はその場のノリで、「よーし応募しちゃおう!!」くらいの、取引先に話せるネタの一つ、というような雰囲気だったんです。思えば澤田さんだけは目が本気でしたが・・

採)いざ応募するとなると、準備も大変だったんじゃないですか?

池)実は、応募にあたって必要となるプロダクトイメージやデザインは、当時まだ開発途中で苦笑。。そもそも、我々が勝負している外国人医療領域はここ数年でようやく市場が立ち上がり始めた黎明期にあたるので、日々機能の追加改善を進めながら実装しています。もちろん、応募の前提となるプロダクトは数年前にローンチして全国の医療機関で使われていましたが、当時は私がメディフォンに参画してUI/UXのリニューアルを進めている最中でしたので、目指すプロダクトイメージを具体化しながら開発と応募制作の両方を進める、という貴重な経験をさせてもらいました笑。

採)離れワザですね!

池)大変でしたよ!現実のクライアントである医療現場の課題や要望をもとに自社プロダクトを改善しながら、応募にあたってデザインという別の切り口でプロダクトを捉えなおし、ビジュアルやテキストに落とし込むという作業は自分としても初めてのアプローチで、UI/UXデザイナーとして思考の幅が広がったと感じています。

採)そのようなプロセスがあったのであれば、受賞を知った時の喜びも大きかったですよね。

池)めちゃめちゃ嬉しかったです!グッドデザイン賞はとてもレベルが高く、大手や先進的な企業・団体が受賞されるイメージでしたので、自分たちのプロダクトが同じ土俵にあげさせてもらうことができ、非常に驚きましたし光栄でした。

デザイナーとしてのキャリア

採)これまでにメディフォンの「包括的な外国人患者受入れ支援システム」はどういう評価を受けていたんでしょうか?

池)創業のきっかけにもなっている”言語障壁の解消”に向けた対応言語の多さや医療通訳の品質では評価を受けていましたが、私がメディフォンに参画した当初はCTOの田畑とWEBエンジニアの2名体制で開発しており、ユーザーサイドからみたUI/UXの設計には手が回らず、改善の余地があった状況でした。他社サービスと比べて、使い方や画面表示がわかりづらい、というフィードバックを受けていました。

採)そのような環境に飛び込もう、と思われた理由はどこにあったんでしょうか?

池)社会人に成りたての頃は、将来どこに行っても戦力として活躍できる人財になろう!と思い、まずはウェブとグラフィック周りのアシスタントとしてキャリアをスタートしました。その後、主に制作会社に所属し、ディレクターやUXデザイナーとして対応できる案件の幅を広げていきましたが、仕事を続けていく中で、もう少し長いスパンで一つの事業に関わりたい、という想いが強くなり、事業会社でのキャリアを志向するようになりました。

採)なるほど。そんな中でメディフォンを知ったんですね。

池)はい。正直、当時は外国人医療という領域を知りませんでしたし、強い興味があったわけではありませんでした。ただ、話を聞く中で、社会貢献性の高い事業であることは医療に疎い私でも感じ取ることができたので、自分が参画することでプロダクトのUI/UXの改善を進めて行けば、より多くの医療者・患者さんに貢献できる!というイメージを持つことができたことが大きかったです。

採)UI/UXデザイナーとしてチャレンジできる青写真があったわけですね。

池)メディフォンは医療機関向けのプロダクトですが、エンドユーザー、つまり患者との接点において使われるプロダクトでしたので、社会とのつながりを持ちながら取り組める事業であると感じ取ることができました。使い勝手の向上が、医療者と患者の双方に貢献できる事業である事に魅力を感じましたね。

”モノ作り”への向き合い方

採)UI/UXデザイナーとして大切にしていることを教えてください!

池)そうですね、やはり「利益をあげられるプロダクト」であること、を大事にしています。デザインのトレンドを追いかけ過ぎず、セールスが売ってこれるよう顧客ニーズに訴求できるプロダクトを開発することで、事業としてしっかり利益を上げたい。というのも、過去の経験上、利益をあげていくことで、さらに良いモノづくりができる、という「正のサイクル」が大事だと考えているからです。

採)良いモノを作りたいからこそ、利益創出にこだわる、ということですね。

池)はい。利益を上げることで、開発体制や作業環境を充実させたり、受注する案件の性質を吟味することがはじめて可能になります。逆だと、良いモノは作れない・社員は疲弊する・儲からない・挽回しようとして無理が重なる、という「負のサイクル」になる。開発チームには若手のエンジニアも参画してくれているので、そのような実りのない経験はさせたくありません。

採)なるほど。最後に、開発チームや池口さんの今後の展望を教えてください!

池)メディフォンに参画して1年が過ぎ、開発チームの体制も徐々に充実してきました。その中で、年齢もスキルも異なるメンバー同士が自由に意見を言い合いながら、”よいモノ作り”ができる環境であることはとても素晴らしいと思っています。

池)今後はこれまでのプロダクトとは別の切り口で、企業とその従業員を対象にオンライン診療を活用した健康管理プロダクトの開発に取り組んでいきます。チーム強化をするにあたって既存メンバーにはない経験・スキルを持った新しい仲間に喜んで参画してもらえるよう、”よいモノ作り”ができる環境を維持していきたいと思います。

採)共感いただける仲間をどんどん受け入れていきたいですね!
  本日はありがとうございました!!

池)ありがとうございました!


グッドデザイン賞を受賞した「包括的な外国人患者受入れ支援システム」の運用改善を担いながら、新しいプロダクトの立ち上げも進めている開発チームでは、一緒に社会課題の解決に取り組んでくださる仲間を募集しています!

少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひ話を聞きに来てください!

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