1
/
5

DeNAからLegalForceへ!!ー Profile.1 時武佑太。

こんにちは。LegalForceの人事採用担当の角田です。

今日はLegalForceのCTO兼アウトドアリーダー兼釣人の時武佑太(ときちゃん)に、なぜ前職のDeNAから最初のエンジニアとして創業間もないLegalForceに参画したのかを聞きました。

LegalForceの開発チームの雰囲気が垣間見えると思うので、「リーガルテックって少し気になるかも!」というエンジニアの方はぜひお読みいただけると嬉しいです。

Q.ときちゃんは、学生時代、東大工学部航空宇宙工学科から同大学院情報理工学研究科へと進んでいますが、エンジニアとしての道を志したきっかけは何だったんでしょう??

小学校の卒業文集に将来の夢はプログラマーと書いていたくらいなのでエンジニアになったことは予定調和みたいなものなのですが、もとともとものづくりが好きで、飛行機やロケットの制作は夢があるなぁと思って航空宇宙工学科に進みました。

航空宇宙工学科の課外プロジェクトに自分たちの手で小型滑空機や小型衛星を作るというものがあったのですが、その時に組み込みプログラミングを経験し、プログラミングの楽しさを再発見したというのがエンジニアとしてのキャリアを目指す上では転機になったと思います。


Q.LegalForceに参画するまで、DeNAでエンジニアをやっていたとのことですが、DeNAではどのような経験を積んできましたか??

DeNAには、2016年の4月に入社し、1年半ヘルスケアアプリを開発する仕事をしていました。それまでもアルバイトやインターンでウェブサービスを開発した経験はあったのですが、DeNAではプロダクション用のコードを書く経験をし、得られるものは多かったと思います。また、DeNAでは少人数のチームで開発に携わっていたこともあり、アプリ(Android, iOS)の開発、データベースの管理やサーバーサイドの開発などほとんどすべてをやらせてもらえ、いろいろな経験を蓄積することができました。実際に仕事をしていく上でどういうコードを書くべきなのか、チーム内でのコミュニケーション、チームでプロダクトを作り上げていく過程についても学ぶことができたと思います。

他方で、1年半ほどプロジェクトに関わっていく中で最初は新機能開発のような「新しく作る」タスクが多くて新鮮で楽しかったのですが、プロダクトがKPIを達成したのちは保守タスクが増えてきて、刺激も少なくなってゆきました。そのような中、社内での異動を考えていたタイミングで、たまたま縁があってリーガルテックの話をいただきました。DeNAでもまだまだ学べることは多かったと思いますが、エンジニアのキャリアとして新しいことにチャレンジしたいというフェーズだったこともあり、よりチャレンジングな方にと思い、LegalForceに参画することを決意しました。

Q.“リーガル”というとエンジニアの方には馴染みのない領域だと思いますが、ときちゃんはどうでしたか?

はじめてリーガルテックと言う言葉を聞いて、正直、何をやるんだろうと思いました。それまで特に法律には縁もなく、法律と聞くと堅いイメージで、正直、消費者としてはかかわりたくない分野というイメージが大きかったというのもあります(笑)。例えば、法律と聞いて思い浮かべたのは、痴漢冤罪や離婚調停で、これには巻き込まれたくないなと。ただ、話を聞いて日常のコミュニケーションがメールや対面での面会に依存しており、また紙文化のなかで仕事をしているのが当たり前というようなレガシーさを認識するにつれ、技術の果たす可能性の大きさは容易に想像できました。

その後、実際にリーガルテックの領域に入ってみて、法律といってもいろんな分野があることや個々の業務の高度さや複雑さなどを学びました。消費者向けの法律サービスだけではなく、企業法務という全く違う世界があるということや、適切なウェブサービスがないせいで、技術的に解決されるべき点を労働集約型で対処せざるを得ない状況にあるということも学びました。これは、法務という高度なスキルを持った方の知見をもっと活かしていくためにも、なんとかしていきたいですね。

Q.ときちゃんがLegalForceへの参画を決めてくれたとき、LegalForceには本当に何もなかったわけですが、というかオフィスもなかったわけなのですが(笑)、なぜLegalForceに最初のエンジニアとしてジョインしたのでしょうか??

正直、最初はリーガルテックと言われてもイメージがよく湧かなかったですね。社内での異動を考えていたこともあり、どこかに転職はありだなとは思っていたのですが、LegalForceという創業間際の何もない会社でエンジニアとしてやっていくことが適切か、というのは悩みました。ただ、話を聞くうちに、リーガルテックの分野には技術を活かせる余地が多いにあると思いましたし、何より、企業法務の第一線で活躍している弁護士たちと一緒にゼロイチのサービスを創って行くということに強く惹かれました。最終的には、肩書きよりも、エンジニアとして(修羅場を乗り越えるという経験も含めて)一番経験値を高められそうな環境に身を置いた方がいいと思い決めました。

もちろん、ある程度大きくなった会社でも、新規事業や子会社の事業としてのゼロイチはできるのですが、大企業のゼロイチとベンチャーのゼロイチは全く違います。大企業のゼロイチは、そこに会社の生死がかかっているわけではないのである程度やってうまくいかなかったら閉じてしまいます。そのため、どこかにダメでも仕方ないという雰囲気が出てしまうように思います。

他方、スタートアップのゼロイチは、それこそ、自分たちのこのプロダクトで世界を改善したい!という思いで、人生を賭けて勝負をするわけです。ここが同じゼロイチでも全く異なります。LegalForceでは、まさにスタートアップのゼロイチとして、人生を賭けた命がけのゼロイチをやっています。エンジニアとしては、人生を賭けたゼロイチを経験するというのはどこかで必要だと思っていますが、僕にとってはそれがLegalForceでした。

Q.ときちゃんの目から見たLegalForceのカルチャーやチームの雰囲気はどんな感じでしょう?

「自由」です。まだメンバーも少なく、プロダクトコンセプトも含めて議論しながら、固めつつ、ソフトウェアでできること、改善できることを定めながらプロダクトに落とし込んでいっています。また、若くて向上心のあるメンバーが少数精鋭でスピード感を持って開発を進めており、非常に刺激的で成長できるチームだと思います。


あとは、やはり弁護士との協業なので、未知の世界がすぐとなりにあってその専門の人達とも色々と会話ができるというワクワク感がいいですね。例えば今年何かと話題のビットコインにしても、弁護士と話すと資金決済法などその分野に関しての法律を交えて考えを語ってくれるので非常に勉強になるし興味深いです。また、LegalForceのプロダクトは研究開発的な要素も強くそこも面白いですね。エンジニアのキャリアとしても面白い経験を積めています。

LegalForceのチームカルチャーは、学習し高め合うチーム。切磋琢磨しながら学習し、高め合いながら、皆で困難を乗り越えて、チームとしても個々のメンバーとしてもスキルアップしていきたいと思っています。

Q.LegalForceではどのような技術を使って開発をしているのですか?

現在開発中のサービスはHanamiというRuby製WebフレームワークとTypeScriptで開発をしています。技術に関してはレガシーになってはいけないと思っているので、新しい技術や面白そうな技術が出てきたら積極的にプロダクトに使えないか試していきたいと思っています。また、リーガルテックは自然言語処理と非常に相性がよいので、今後そのような人工知能分野の技術もどんどん取り入れていきたいと考えています。

LegalForceの技術に興味のある方はぜひ気軽にオフィスに遊びに来ていただければと思います。

Q.LegalForceとしてどのようなプロダクトをつくり、どのような世界を作っていきたいですか??

日本におけるリーガルテックはまだまだ始まったばかりで、今後たくさんのプロダクトが出てくることになります。その中でもLegalForceとしては、まず、企業の法務担当の方や弁護士の方の業務を支え、法務業務をもっと楽しくわくわくするようなプロダクトに取り組みたいと考えています。LegalForceの技術を活用してもらい、企業の法務担当者の方や弁護士の方の高度な専門性を存分に活かすことのできる「おもしろい仕事」に集中してもらえるようサポートできればと思っています。

その次のフェーズとしては、もっともっと法律が浸透した社会を作っていく手伝いをしたいですね。社会生活をする以上法律という規範は誰もが守らなければいけないものであるにも関わらず、現状だと(自分も含めて)一般人にとっては存在感がなさすぎるのではないかと思います。もちろん存在感があればいいというものでもないのですが、法律というものにはエンジニアリングでいうベストプラクティスのようなところがあると思っていて、社会に合わせて柔軟に変わっていかなければならないはずですよね。一般人がもっと法律に関心をもつようになれば、時代や社会に合わせた法律の改定もスピード感をもって行われるようになっていくのではないかと。

Q.今後、LegalForceにジョインしてくれる仲間に向けてのメッセージをお願いします!

LegalForceはまだまだ創業期で人数も少ないため大変なこともありますが、一人ひとりの裁量が本当に大きく「自分たちがよいと思ったものを仮説検証しつつ、すごいスピードで形にして真剣に世に問う」という究極のゼロイチができる場所です。ゼロイチがやりたい人、得意な人、未知の世界に飛び込んでみたい人にはまさにうってつけです。やりたいことはたくさんあるのですが今開発中のプロダクトでさえ人が足りていないので、もし少しでも興味をもってもらえたら話を聞きに来ていただければ嬉しいです。一緒にリーガルテックの未来を切り拓いていきましょう!

Invitation from 株式会社LegalOn Technologies
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社LegalOn Technologies's job postings
12 Likes
12 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Nozomu Tsunoda's Story
Let Nozomu Tsunoda's company know you're interested in their content