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技術屋だけで終わらない、真のエンジニアとは?インフラ一筋22年のベテランエンジニアに聞いてみた

こんにちは、groxi採用担当です。
今回はgroxiが誇る現役の超ベテランインフラエンジニア・Uさんに直撃。
インフラエンジニアはネットワークやサーバーなど、システムの基盤となるITインフラの設計や構築、運用・保守を担う役割です。
新卒で入社し22年、数々のプロジェクトを通し業界の酸いも甘いも噛みわけてきたUさん。師匠のある言葉から仕事観が180度変わり、技術以上に大切なことに気づいたと語り…?!ぜひ最後までご覧ください!

Uさん
家族の影響で幼い頃からコンピュータに触れる環境で育つ。就活中にgroxiと出会い、インターンでポテンシャルを見込まれするりと入社し、今やgroxiに必要不可欠な存在へ成長。現在はチームリーダーとして活躍している。プライベートでは2歳のお子さんの育児に奔走する子煩悩パパ。
【趣味】映画鑑賞・カラオケ

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ーー今日はよろしくお願いします!まずはUさんがIT業界を目指したきっかけについて教えてください。

Uさん:祖父や父がコンピューター大好き人間で、小さい頃からパソコンがそばにある環境でした。僕にとっては遊び道具みたいなもの。好きな分野を活かして生きていきたいと思っていたので、この仕事に就いたのは自然の流れな気がしています。

ーー生粋のITっ子だったんですね。いつからインフラエンジニアを目指そうと思ったんですか?

Uさん:正直「インフラをやるぞ!」という感覚はありませんでした。ずっと好きだった分野がたまたまインフラだった…という感じでしょうか。ネットワークそのものに興味があったんです。

ーーネットワークのどんな部分に惹かれたんでしょう?

Uさん:ゼロからプロセスを考え抜いて、自分で正解を作り出すことですね。ネットワークの構築はサーバーやルーターなど機器の選定はもちろん、社内外のアクセス制御、セキュリティ面、安定稼働を保てるかなど、多方面からの検討が必要です。でも、一発で完璧にいくことはほとんどなくて。設計に見落としがあったのか、用意した機器が適切でなかったのか…。勘やあてずっぽうではなく一つひとつに根拠を持って原因に迫ります。トライ&エラーを繰り返した末にバチっとはまるともう快感です!インフラエンジニアのほとんどはその瞬間がやみつきになってるんじゃないかな?皆さんもぜひ体感してほしいです(笑)。


システムの裏側を知り尽くすスペシャリスト

ーーズバリ、インフラエンジニアのおもしろさとは?!

Uさん:ネットワークの裏側をすべて知ることができる、ということですね。広大なネットワークの世界がどんな仕組みになっていて、何が起こっているのかがすべてわかるなんて超おもしろいですよ。一般の人は全然わかっていないけれど、僕は知っている。社会の裏面を垣間見た気持ちで、密かな満足感を覚えます(笑)

ーーちょっとオタク的な匂いを感じました(笑)

Uさん:確かに(笑)。ITインフラは目に見えないのでイメージしにくいかもしれませんが、実は日常生活と超密接に関わっています。銀行のATM、ネットバンク、航空機の発券システム…取り上げたらキリがありません。システムを正常に稼働させるためには、安定したネットワーク環境が必要不可欠。以前、某大手銀行のシステム障害で何日もATMが停止してしまうというニュースがありました。社会的に影響が大きいシステムの土台を支える役割というのは責任重大ですね。

あと、技術の進化が目まぐるしい業界だからこそ楽しめているのかも。僕は飽き性なので、同じことを長く続けられないんですよ(笑)。インフラのプロジェクトには運用・保守など、決まった手順でこなしていく現場ももちろんあります。でも監視ツールや仕組みも日々進歩しているので、常に知識をアップデートして業務に活かさなければいけません。もしルーティンワークでおもしろくないな〜と捉えてしまっているなら、実は自分の意識の問題かもしれませんね。

ーー「毎日同じ業務ばかりでマンネリだな…」なんて腐っている場合じゃないぞ、と。

Uさん:だからこそ、チームメンバーにはいろんなプロジェクトにアサインして新しいことに触れてもらっています。伸び代をどんどん増やしてあげたいんですよ。良い刺激を与えることは、組織としても重要な課題だと思っています。

ーーそういう意味では、groxiは新しいものが大好きな方にピッタリな環境ですよね。

Uさん:自主性を応援する社風だから、スキルアップに貪欲な方、チャレンジ意欲があふれている方はめちゃくちゃ楽しいと思いますよ。実際「こんな案件をやってみたい!」と言ってくれるメンバーには「OK、じゃあお願い!」とすぐに任せますね。社歴も年功序列も一切関係ありません。

僕みたいにインフラエンジニアの道を追求するタイプもいれば、インフラの知識を活かしてエンジニアからプリセールスにジョブチェンジしたメンバーもいます。
groxiは本当に自由。大手企業ほどルールから逸脱しにくいと思いますが、枠にはまらず活躍したい方にはすごく価値があると思います。


システムは、動かすことが目的じゃない?!

ーーネットワークの虜になったUさんが、22年というエンジニア人生の中で転機となったエピソードがあればぜひ教えてください!

Uさん:僕の師匠に言われた強烈な一言が、頭の中にずっと残っているんです。
それは、
「いいか、U。システムっていうのはな、動かなくていいんだ。」
ということ。

ーーえっ…、どういうことですか?!

Uさん:ちょっと極論すぎるので要約すると(笑)「とことんお客さま満足を追求せよ」ということ。システムはあくまでお客さまの課題解決のためにあるもので、導入すること自体が最終目的になってはいけないよ、ということなんです。

ーーなるほど…。

Uさん:エンジニアは技術を愛するがゆえに完璧を求め、不要なこだわりを優先してしまうことがあるんです。安全性を重視しすぎた結果、使いにくい高度なセキュリティを提案してしまったり。でもお客さまの環境や業務に与える影響を無視しては、何の意味もないんです。
これは技術を提供しお金をいただく以上、決して忘れてはならないこと。「次もgroxiさんにお願いしたい」と言ってもらえる存在を目指さなければ、単なる技術屋さんで終わってしまいます。

ーー確かに。スキルアップばかりに目がいってしまいそうですが、本質はそこじゃないんですね。

Uさん:僕も当時は技術が先行してしまうタイプでした。むしろ受け入れてくれないお客さまのほうが悪いとすら思っていたんです。浅はかですよね。まさに晴天の霹靂でした。
僕たちの技術をもって、お客さまのために何ができるのか?それは本当に役立つシステムなのか?技術の先を見据えて提案できるのが、本物のエンジニアです。

ーーエンジニアとしてはもちろん、ビジネスパーソンとしても大切な考え方ですね。師匠からの教えを経て、Uさんにどんな変化がありましたか?

Uさん:仕事へ取り組む姿勢や、お客さまへの対応が大きく変わりました。エンジニアとしての視野が大きく広がりましたね。今でこそお客さまとお話ししてご要望を汲み取るのはgroxiの中でも得意な方だと思いますが、そこに至れたのは師匠の言葉のおかげです。チームリーダーというポジションにもなれましたし、一皮も二皮も剥けた実感があります。

ーー「お客さまのすべての要望に応える」というgroxiのモットーに直結しますね。

Uさん:お客さまが望むことにしっかり目を向ける、これが一番大切です。だからエンジニアはコミュニケーション力も重要なスキル。ヒアリングで本質的な課題を汲み取り、システムに詳しくない方にもわかりやすく説明する必要がありますから。自分の行動一つひとつがお客さまにとって有益か、という視点が必要不可欠です。

ーーでは最後に、Uさんの今後の目標を教えてください!

Uさん:大きく二つあります。一つ目はトレンドを追いかけ、新しい技術をgroxiに根付かせていくこと。これはチーム目標にも掲げていることなんです。事業が飛躍するきっかけづくりを担うので、プレッシャーを感じる反面ワクワクも止まりません!たとえ時間がかかっても必ず実現させたいです。

二つ目は仕事と家庭の両立。絶賛子育て中なので、きちんと家庭を営みつつ仕事のパフォーマンスを最大限発揮する方法をいつも考えています
実は僕、男性リーダーとして初の育休取得者なんです。先ほどgroxiは自由とお伝えしましたが、成果が伴うならすごく柔軟な働き方を受け入れてくれます。案件にもよりますが、昼4時間勤務し子供の世話で一旦中断、夜から再開…ということもOK。
でも決して今の環境に甘えません。ワークライフバランスを整える、とひとことで言うと軽く聞こえてしまいそうですが、あくまで「ワーク」をしっかり成立させてこその「ライフ」だと思っているんです。だから僕が先駆者となり、後輩たちへ働き方の新しい選択肢を提示していきたいですね。

いかがでしたでしょうか?
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