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『17LIVE』『ミクチャ』『TikTokLive』でのライブ配信事務所として、10000名以上のライバーをマネジメントするKIRINZ。『MODECON』などライブ配信を通じたライブ配信イベントを、2023年を通じて計107回開催するなど、当社ならではの事業を展開して順調に成長スピードを加速中です。
今回は、KIRINZの事業をリードする3名のリーダーによる座談会を実施。20代で事業をリードし、経営会議にも参加するなどKIRINZの将来を担う面々が、ライバーマネージャーの仕事の魅力やKIRINZの将来について語りました。
坂田 新悟 / 新規プラットフォーム事業部長
1997年8月生まれの26歳。2019年8月に株式会社StockForceにインターンとしてジョイン。ライブ配信の面白さや市場規模に可能性を感じ、在学中ながら2020年8月に社員に。2022年4月にPococha事業部長に就任後、2023年2月には経営統合に伴い株式会社KIRINZにジョイン。同年4月よりKIRINZの新規事業となるTikTokLive事業部長に就任した。
田原 寛大 / 事務所所属ライバー事業部長
1998年3月生まれの26歳。大学2年から人材系メガベンチャ―企業にインターンとしてジョインし、大学卒業後に入社。一方で複業として株式会社StockForceにも携わり、多くの人に影響を与えられるライブ配信への興味が高まりキャリアチェンジ。2023年まで同社のライブ配信事業部統括を務め、現在はKIRINZのライブ配信事業部においてマネジメント統括として活躍中。
和田 尚士 / ライブ配信イベント事業マネージャー
1999年8月生まれの24歳。2021年に株式会社KIRINZにインターンとしてジョインし、大学生ながら同じ部署の他のアルバイトを束ねてマネジメントも行う。2023年4月に新卒でKIRINZに入社し、現在イベント配信事業本部配信一部マネジメント1課でマネージャーとしてメンバーを束ねる。
まずは各チームのご紹介!
ーーまずはみなさんの自己紹介をお願いします。
坂田:KIRINZとしては新規事業となるTikTokLive事業部のリーダーです。『TikTokLive』はライブ配信プラットフォームでダントツに成長している市場で、ライバーの育成方法などのノウハウを蓄積するためにゼロから挑戦しています。
田原:『17LIVE』と『ミクチャ』で配信するライバーのマネジメントを担う各チームの統括です。新規事業を積極的に進めていくためにも、KIRINZの中心事業を安定して運用するために日々動いています。
和田:私は、ライブ配信イベントの企画・運営を通じてライバーを集めるチームのリーダーを務めています。ライバーが叶えたい夢の実現や体験の提供を通じて、ライブ配信が盛り上がるようにサポートする立場です。
ーーみなさんが率いるチームの特徴や雰囲気を教えてください。
坂田:ライバーマネージャーは4名おり、事業が成長すれば今後さらに増えると思います。KIRINZの今後を担う新規事業ということもあり「私たちが会社を変えていく」くらいの思いを胸に、前向きに取り組んでいますね。
田原:『17LIVE』と『ミクチャ』のプラットフォームごとにそれぞれチームリーダーが1人いて、『17LIVE』チームにはリーダーのもとに4名、『ミクチャ』チームにはリーダーのもとに2名のライバーマネージャーがおります。KIRINZで最も収益を出している事業ということもあり、会社を支える責任感と使命感をもって取り組んでいます。
和田:私のチームは大所帯で、12名のライバーマネージャーが活躍中です。オンラインコンテストの企画を手がけることもあり、純粋にエンタメ好きなメンバーが揃っています。私はリーダーながらチームで若い世代ということもあり、みな気を遣わずに和気あいあいとした雰囲気です。可能性を感じたライバーが思った通りに活躍していることを喜び合うようなシーンがたびたびあります。
ライバーマネージャーの仕事内容と1日の流れについて
ーー普段、ライバーマネージャーはどんな仕事をしていますか。
田原:KIRINZのライバーマネージャーがもつ役割は「伸ばす」「維持する」「継続する」ことです。特に最初の「伸ばす」ことに力を傾けています。ライバーの募集チームを通じて初めてライバーとお話しする際に、まずは「なぜ配信をしたいのか?」など、きっかけを深堀りしながら共通認識をもって目標を設定します。KIRINZと一緒に目標を叶えていくために、ライバーと信頼関係を築いていく姿勢が欠かせません。
坂田:これまでの事例をライバーにお話ししながら「あなたにもできるよ」と後押ししたり、ライバーの良い点を伝えたりと、自信をつけられるようにサポートしています。KIRINZのマネジメントは、ライバーに前向きな思いをもってもらうことを重視しており、一番大切なポイントです。
田原:基本的にどのチームもマネジメントのスタイルは共通です。初配信の前には必ず通話をして、配信内容や時間などを約1時間くらいかけてアドバイスします。配信後は基本的に良かった部分を伝えつつ、「3つ褒めて1つ改善点を伝える」くらいの割合で「次はこうしましょう」と課題をフィードバックしていますね。3ヶ月ほどで一人立ちできるようにサポートしていくイメージです。
和田:私のチームでは「オンラインコンテストが成立できているか」という点も重視しています。オンラインコンテストが盛り上がれば反響も大きくなるので。ライバーと毎日接するライバーマネージャーは、イベントでどんな特典が喜ばれるかを現場で知る存在です。「このタイミングで、この特典を用意しましょう」など、オンラインコンテストの大枠をプロデュースするチームに提案しています。
ーーライバーはどんな方が多いんですか?
坂田:「ライブ配信でしっかりと稼いで生活していきたい」という方もいれば、「思い描いている自分になりたい」という方もいてさまざまです。
和田:「優勝したライバーがモデルとしてランウェイを歩ける」など、KIRINZのイベントならではの特典を動機に参加するライバーもいますね。
田原:ライバーの目標を深堀りしていくと、ライバー自身もまだ言語化できていない潜在的なニーズが必ずあります。例えば「雑誌に載りたい」という言葉の奥に「この人、素敵だな」と思われたい願いがあるとすれば、雑誌ではなくともライブ配信で十分に叶えられるかもしれません。コミュニケーションをとりながら、認識を合わせていくことが大切です。最終的には雑誌への掲載をゴールにしつつ、ライブ配信を通じて一つずつ願いを実らせて成功体験を積み重ねることで、ライバーの成長ににつながります。
坂田:成功体験を得ることで自信がつきますし、「新規のリスナーを集められる配信をしよう」など前向きな思いをもって積極的に配信に取り組めるようになります。
和田:小さな積み重ねで、最終的には夢の実現に近づきますよね。もちろん雑誌に載ることは“狭き門”ではありますが、KIRINZでは優勝者が雑誌に掲載されるイベントも実施しました。こうしたオンラインコンテストの存在も、ライバーにとって魅力的ではないでしょうか。
ーーライバーマネージャーの1日の流れを教えてください。
坂田:この記事では、フレックスタイムで働くライバーマネージャーの1日を例に紹介しますね。
10:00~11:00|出社。ライバーから送られたLINEへの対応
11:00~12:00|担当ライバーの配信分析
12:00~13:00|昼休みに配信するライバーもいるので、配信を視聴。
13:00~14:00|お昼休み
14:00~16:00|再びLINE対応。初配信前のライバー対応や配信のフィードバックも実施。
16:00~18:00|企画ミーティング
18:00~19:00|週次定例ミーティング
和田:部署によっては、ミーティングを午前中(10:30~もしくは11:30~など)に実施していますね。ちなみに企画ミーティングは、メンバー同士でイベントやキャンペーンの内容を企画・考案するので、クリエイティブな側面が強いです。運営と直接コミュニケーションをとれるライブ配信プラットフォームもあるので、ミーティングで話し合った内容を基に適宜提案しています。
田原:企画するイベントの内容について触れると、例えば個人戦にするのかチーム戦にするのか。もしチーム戦であれば、どのライバー同士をチームにしたら魅力的か。そういった細かい部分までミーティングで話していくので、面白味を感じられると思います。また、イベントスタート後にはモニタリングや集計しながら、メンバー同士で反響を振り返る機会もあります。
ライバーマネージャーに求められるマインドややりがいについて
ーーライバーのモチベーションを維持するために必要なことは何でしょうか。
田原:代表の言葉を借りると、大きく「適切な目標設定」「目標達成に向けたPDCAサイクルでの改善」「結果へのポジティブなフィードバック」の3点です。
坂田:先にも少し触れた「伸ばす」「維持する」「継続する」に通じますね。「伸ばす」ことが最も力を入れるポイントとして、一方で「維持する」ことに目を向ければ、目標達成後にどうサポートするかも大切ですね。例えば視聴者の離脱やライバー同士の人間関係など、ライバーの変化にいち早く目を向けケアすることが求められます。
和田:ライブ配信は離脱が前提ではあるので、どうやって新たなリスナーを集めていくかをマネジメントしていくこともポイントだと思います。
ーーライバーマネージャーに求められるマインドはなんでしょうか?
坂田:ライバーに寄り添う姿勢を大前提として、「相手目線でのコミュニケーション」がとても大切ですね。「こうしてあげたら嬉しいんだろうな」と、相手が何を求めているかを考え行動することが大切です。
田原:ライバーが結果を出すために一番大事なことは“継続”です。そのためにライバーマネージャーができることは、やはり寄り添うこと。寄り添う思いや行動が求められますね。
ーー仕事を通じて「やっていて良かった」と思ったことを教えてください。
坂田:先日あるライバーと通話した際に「坂田さんがマネージャーでよかったです」って話していただけたことが嬉しかったですね。ライバーマネージャーとして、相手に価値を提供できていると実感できました。
和田:多くの方々がイメージされるような芸能マネージャーに比べると、ライバーマネージャーはタッチポイントが非常に多いんですね。1人あたりが担当するライバーの数も100名以上と非常に多いので、感謝される機会も多いです。また、多くのライバーと関われるので経験値を積めるスピードも早く成長スピードを加速できます。
田原:KIRINZには、本当に頑張ってくださっているライバーが数多くいます。毎日配信する方が多く、配信数が多ければPDCAのサイクルを早く回せますし、フィードバックを翌日の配信に活かして…という改善が可能です。日々の仕事のスピード感に比例して得られるやりがいは、ほかのエンタメ系事業に比べても多いのではないかと思います。
坂田:ライブ配信事業で多くの実績をもつKIRINZには、再現性の高いノウハウがあります。未経験のライバーを成長に導く方法を手にして、自信をもってライバーマネージャーを支えていける点が働く上での魅力です。
3人が見据えるKIRINZの未来について
ーーチームをリードする立場として、KIRINZで活躍できる人はどんな方だと思いますか?
坂田:一番大事な点は、ライバーとしっかり目標をすり合わせた上で結果を出せるようにマネジメントすることです。「ライブ配信をやりたい」と言っても、ライバーにより温度感が異なるんですね。「私はライブ配信でご飯を食べていきたい」と考える人と、「私は会社員をしながら、空いた時間で少し配信できたらいい」と思う人ではアプローチも変わります。
相手の温度感、求めているものを把握して、最適にマネジメントできるか。相手の求める結果を実現できるように、リードしていくかが大事だと思います。
田原:私は、成長できる人の特徴は大きく3つあると考えます。それは「素直」「自責」「主体性」です。この3点を兼ね備えた人は成長速度が圧倒的に速く、パフォーマンスも高い人材です。たとえ今はライブ配信について理解がなくても、その3点が備わっていれば結果を出せる可能性が高いです。
和田:入社時期や年齢、経験に関わらず良いパフォーマンスを出せる人はどんどんチャンスを手にできる環境ですよね。
田原:『17LIVE』のリーダーは、2023年7月に入社した社会人未経験の元バンドマンです。入社当初はビジネスマナーから学んでいく状態でしたが、素直な姿勢で周囲のアドバイスを受け入れ、主体性を持って取り組みながらすごいスピードで成長して今に至ります。
ーー最後に、事業をリードするみなさんから“KIRINZが目指す未来”についてメッセージをお願いします。
和田:KIRINZは、まず“ライブ配信事務所での圧倒的ナンバーワン”を目指しています。いわゆる“投げ銭”の市場は約1,700億円で、今後約2,500億円の規模に成長する可能性があると言われています。その点を前提に、当社は“市場全体の投げ銭流通額の5%を獲得する”ことで、ライブ配信事務所として圧倒的No.1のポジションになれると考えており、会社全体でその位置を目指している最中です。
田原:坂田が取り組むTikTokLiveの市場感や成長性を踏まえると、達成できる数字と考えています。
坂田:『17LIVE』や『ミクチャ』に続いて『TikTokLive』でも実績を出した後、約2年後には新たにライブコマース事業にも参入する方針です。“圧倒的1位のライブ配信事務所”として参入できれば周囲の注目を集め、圧倒的なインパクトを残せます。
和田:ライブコマースには、商品への深い理解と魅力を存分に伝えられるプレゼンスキルが求められます。その点を踏まえると、年齢に関係なく可能性を創り出せると思うんですね。KIRINZのミッションは「人類の可能性を引き出す」、そしてビジョンは「挑戦できる社会を作る」。より広い年代の方々にチャンスを届けられる事業を通じて、KIRINZが掲げるミッションとビジョンを表現できればと思います。