こんにちは、NXです!
※HeaRでは人事部をNX(Nakama Experience)と呼んでいます。
今回はセールス&コンサルタントの下村さんにインタビューをしました。HeaRの創業当初からインターン生としてジョインし、新卒では別のHR企業へ就職した下村さん。
彼はなぜ新卒でHeaRを選ばなかったのか、そしてなぜ戻ってきたのか。インターン時は誰もが知っている有名企業で働き、新卒では上場直後のHR企業へ入社。そんな彼がベンチャー企業である"HeaR"で働く理由に迫ります。
下村 龍輝(しもむら りゅうき) ※通称:だそんくん
慶応義塾大学在学中に新入生の入学までをサポートする事業を学内起業。個人事業主として、HeaR、リクルート社などでの業務経験を経て、HR領域の上場企業へ新卒入社。その後、HeaRに再入社し、セールスとコンサルタントに従事。
“今の自分にないスキルを付けたい”そんな想いで始めた複数のインターン
ーさて、本日は下村さんにインタビューをさせていただくわけですが、在籍長いのに初めてのインタビューですね(笑)。改めて経歴を教えていただけますか?
慶應義塾大学に入学し、学内にて新入生をサポートする新規事業を立ち上げました。
新入生とその保護者、現役大学生の3社面談形式の相談会を実施して、大学生活を送る中で本当に必要なものを紹介していくという事業を行っていました。事業は比較的順調に進み、半年で5000万円の粗利をつくれましたね。この経験から「toCにおける営業力はある」と感じ、今の自分にないのはtoBの営業力だと考え、ベンチャー企業でインターンを始めました。
最初は人材系のベンチャー企業で働いていたのですが、そこで経験を積んでいるタイミングで大学の先輩である大上さん(弊社代表)がHeaRを立ち上げたんですよね。当時のHeaRでは、大学の共通の知人も働いていて。「インサイドセールスできるような大学生はいないか?」となった際に声をかけられ、インサイドセールスとしてジョインをしました。
ー当時、創業間もないHeaRにジョインしようと思ったのはなぜだったんですか?
代表の大上はサークルの先輩なのでもともと人柄も知っていましたし、一緒に働くのも面白そうだと思ったからです。あとは、立ち上げ期という魅力もありました。はじめはインターンとしてインサイドセールスのみを担当していましたが、そこから業務委託に雇用形態を変えて2年強働きました。インサイドセールスからはじまり、フィールドセールス、インターン生組織(最大20名)のマネジメント、採用コンサルタント、マーケティングと、HeaRにおけるほぼ全てのポジションを経験してきました。
設立2年目のときのYoutube!ふたりとも若いです(笑)。
ーちなみに、HeaRと同タイミングでリクルートさんでもインターンをしていましたよね?なぜやろうと思ったんですか?
はい。リクルートでは事業開発として働いていました。インターンをしようと思った理由は、リクルートという組織を知りたいと思ったからです。当時のHeaRの上司がリクルート出身で、めちゃくちゃ仕事ができる方でした。そんな彼が育ったリクルートがどんなところか知りたいと思いジョインしました。
二度の就活。二度、HeaRを選ばなかったふたつの理由。
ー下村さんは二度就活をされていますが、一回目はどんな会社に入社を決めたんですか?
M&Aのベンチャー企業に決めました。M&A業界では二強の会社があるんですけど、そこに迫ろうと三番手、四番手とどんどん伸びているベンチャー企業だったんですよね。その経営手腕を近くで見たいと思い決めました。あとはインセンティブでの給与体系にも惹かれました(笑)。
ーなるほど!ちなみに当時、HeaRは選択肢にあったんですか?
正直ありませんでしたね。当時の就活の軸がふたつありました。ひとつは、長いこと人材業界にいるため「異業界にチャレンジしたい」という点。もうひとつは、「組織規模の壁」によってセグメントして選んでいたという点です。
ふたつ目の「組織規模の壁」に関しては、スケールする企業を自分の手で作るというゴールに向けて、事業の伸ばし方を学びたいと思っていたんですよね。
よくベンチャー企業って、30人の壁、100人の壁、1000人以上の壁・・・とかいうじゃないですか。自分が経験していない壁を経験したいと思ったんです。HeaRでは30人の壁を経験したし、リクルートでは数千人規模の会社を経験することができた。そうなったときに、100人の壁を経験したい、30〜100人の規模感の会社に行きたいと思いました。
まじめな話をするとにやにやする下村さん。
ー経験していない壁を経験する、いいですね!そこから諸事情により、二度目の就職活動をされましたが、二回目はどんな軸だったんですか?
「組織規模の壁」の軸は変わっていないです!
ただ、2回目では「人材業界でもいいかも」と思うようになりました。違う業界に行くことで新しい知識を覚えるというオンボーディングコストを考えると、人材業界歴が長いことをポジティブに感じました。自分の知っている土壌で戦えば、もっと経営戦略などのコアな部分に早く近づけるのではないかと考え、人材業界もいいなと思いました。
ー確かにそうですね。二回目の就活では、上場直前のHR企業に入社を決められましたが、選んだ理由を教えてください!
めちゃくちゃ伸びているサービスだったというのが大きいです。新卒といえば「リクナビ」「マイナビ」と言われる二強を越えようとするサービスをつくっていまして。そういった伸びる事業のつくり方を学びたいと思いました。
また、配属が中途領域の新規事業の立ち上げ部門だったことも理由のひとつです。新卒領域で事業を伸ばしてきたノウハウを学びながら、中途領域の新しい事業に携われるのは面白そうだと感じました。入社後はtoCマーケと、toBに対する企画営業に取り組んできました。
ー就活の軸だった「事業づくり」や「100人の壁」は学べましたか?
はい、それはとても学べましたね。伸びる会社ならではの「当たり前の基準」があると実感しました。こういう考え方だから伸びたんだなと。例えば、顧客に対しても「何が今一番コアな課題になっているのか」を常に考え、そこから逆算して企画に落とすこと、それがしっかりとストーリー立っているのかを考える。そういう緻密さ、徹底力の基準が高かったです。その他にも、数値に対する感覚と経営に対するものの見方が鍛えられましたね。これは入社したからこそ、得られたスキルだと思います。
上場企業を飛び出し、HeaRに戻ろうと思った理由
ー いろいろ学びも多い環境だったと思いますが、なぜHeaRに戻ってこようと思ったんですか?
そもそも卒業する時に「絶対にHeaRに戻ってきます!」と言っていたんですよ。
1社目でHeaRを選ばなかった理由は、先ほど伝えた壁の話などもありますが、事業を伸ばすためでもあったんです。事業をスケールさせた経験のある人数が少ない環境で働き続けるよりも、僕がもっと成長してHeaRに還元しますと伝えていたんです。
あとは「情熱を持って働きたい」と思ったときに、僕にとってそれはHeaRだったんですよね。前職でも裁量もってたくさんの経験をさせていただき、学びも多くありました。ただ、100人規模の会社を経験して感じたのは、「やはりもっと小さい規模から事業づくりに携わりたい」という願望でした。
2022年3月 下村さんの卒業式。しっかりと送り出しましたが、すぐに戻ってきてくれました(笑)。
ー そうだったんですね。そのモヤモヤがHeaRであれば解決できると感じてくれたんですね。代表の大上にはなんて相談したんですか?
「今の自分は青春していない」という話をしましたね(笑)。
僕が思い描く青春状態ではないことを相談して、「戻ってまたお世話になりたいと思っています!」と伝えました。ありがたいことに、その場で握手をしていただきました。
改めて、少人数で熱量高く取り組み、良い意味で和気あいあいと働くというHeaRの環境が僕には合っていると感じます。全員が同じベクトルを向き、同じ熱量で戦っている。それを肌で感じられるのが僕の青春です。
他にも、HeaRってメンバーひとりひとりにかなり裁量が与えられています。
責任は重いですが、目の前のことだけでなく事業づくりにがっつり携わることができるのは、僕にとってはありがたいことです。HeaRに再入社する際も、新規事業開発メンバーとして迎え入れてくれて。ここまでゼロイチでサービスをつくり伸ばすって、他ではなかなかできない貴重な経験だと思っています。
外に出たからこそ見えた、HeaRの課題
ーそう言っていただけるのは嬉しいです。逆に外に出たからこそ見えたHeaRの課題についても教えてください!
事業でいうと良くも悪くも「型がないこと」ですね。自分で考え抜いて、価値を提供できるという点は魅力的な点ですが、その分求められるもののハードルもかなり高いです。HeaRのメンバーは人材業界出身者や営業出身者も多く、一定のスキルは持っています。それでも私たちが対峙するお客様は、責任者クラスや経営層です。
型にはめて提供をするサービスではなく、顧客の課題にあわせて提案内容もご支援方法も変わります。だからこそ、コンサルタント一人ひとりのアウトプットの質、物事を多面的に捉える力、具体・抽象・転用能力など、今以上に向上させていく必要があります。ある程度の型化をしていくのか、コンサルタントのスキルを今以上にあげていくのか、向き合うべき課題だと感じています。
…とは言いましたが、全員いま存在するものを正解とせずに「もっとアップデートしていきたい」という思考になっているのは素敵なところですよね!上昇志向はかなり強い組織だと感じます。
ーそうですね!事業特性上、求められるスキルも高く採用ハードルもあがり、人事としても頭を抱えていますが(笑)。課題に対して取り組んでいることがあれば教えてください!
フィードバック文化をつくることですね!
僕自身、セールスという立場のためコンサルタントメンバーにフィードバックする機会も多いのですが、フィードバックって互いに勉強になると感じています。
フィードバックを求められることで自分自身も気づきがありますし、受けた側も学びがあると感じています。「これってもっとこうしたほうがいいな」「ここは顧客目線だとどう受け取られるのだろう」と考える機会も増えます。このようなフィードバック文化をつくること、さらに欲を言えばフィードバックの質を上げて、当たり前の基準を上げていくこと。個人としても組織としても研鑽しないといけないと思っています。
HeaRって飲み会に行っても常に仕事の話が出ていて、愚痴という愚痴が一切出てこないんですよね。むしろ飲み会の場で、「Good&Moreください!」とメンバーから代表に質問したり、相互理解を兼ねてフィードバックしあったり。お互いにとって健全なフィードバッカーでありたいと思っています。
ーフィードバック文化、大事ですよね!今のHeaRの課題に対して、どんな方が仲間に加わってくれたら心強いですか?
僕たちが大事にしているミッション・カルチャーフィットの部分はさておき事業という側面に限定すると、具体・抽象・転用能力が高い人が来てくれたら心強いですね!
不確実性が高い事業なので、一次情報を他に転用して仮説を立て実行するスキルが強く求められます。同じ事業・職種内に留まらず、「この事象は抽象化したら他にも活かせるんじゃないか」と掘り下げていくことができると、もっと事業が伸びるんじゃないかと思います。
また、組織面においては、突飛なことができる人だと嬉しいです。型もなければ正解もない中で事業も組織もつくっているので、「こういうこともやってみましょうよ!」とか、時には「え、ほんとに言ってる?」みたいなことも忌憚なく言っていただけるとありがたいですね。HeaRはそれができる環境でもあるので!
HeaRを大きくすることが自分の未来へつながる。だから、事業を伸ばす。
ーこれまで過去・現在を聞いてきましたが、最後に未来について聞きますね!定番の質問ですが……今後HeaRをどうしていきたいですか?
IPOに向けて事業を伸ばす。これ一択ですね。トップラインをコンサルティング事業で伸ばすのか、もしくは他のサービスで伸ばすのか。あらゆる手段を使いながら、この業界でどうIPOを目指すのかを模索していきたいと思っています。HeaRが大きくなること、それが「青春の大人を増やす」というミッションにも繋がっていくと感じています。
僕自身の話もさせていただくと、将来的には起業してスケールする事業をつくりたいと思っています。HeaRでの経験はそのためのアセットづくりでもあります。こうやってIPOしたHeaRという会社で、それなりの立場でやっていた、そんな箔をつけたいです(笑)。箔があれば、自分の中では自信にもつながるのではないかなと感じていますので、まずはとにかく事業を伸ばします!
これから一緒に働く方々は、「全員でひとつの目標に向かって努力ができる」「エモーションとロジカルをうまく使い分けながら、高い水準で仕事をする」そんな仲間が来てくれたら嬉しいなと思っています!
ー 下村さん、ありがとうございました!組織も事業も大きくしていきましょう!
正直、下村さんは他の会社でも活躍できると思います。そんな彼がHeaRを選び続けてくれて、とても嬉しい限りです!
下村さんと一緒に採用コンサルティング事業をグロースさせていきたい方、HeaRのミッションや事業に少しでもご興味ある方、ぜひまずはカジュアルにお話しましょう!
最後に「少しでもかっこよく撮れますように……」とライトを当ててくれる最高の仲間の写真で締めさせていただきます……(笑)。