【開発秘話】1枚の営業資料から始まった製品開発。課題解決に向けて最短ルートで開発するスタートアップならではのものづくり | 株式会社HACARUS
こんにちは、インダストリー事業部事業部長兼CPO(チーフプロダクトオフィサー)改め2023年4月から取締役兼インダストリー事業部長となりました大西 理王(おおにし ...
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こんにちは、インダストリー事業部事業部長兼CPO(チーフプロダクトオフィサー)改め2023年4月から取締役兼インダストリー事業部長となりました大西 理王(おおにし りおう)です。事業部長ではありますが、過去にはこちらのようにFusion360を使って電気回路の基板を作って、筐体と一緒に設計をしたりした経験をもっており、過去には組み込み系を中心にソフトウェアやFPGAの開発をしていたこともある元エンジニアです。詳しい経歴はこちらをご覧いただければと思います。HACARUSのSpotifyのポッドキャストでも私のことを紹介しているので興味がある方はお聞きください。
インダストリー事業部ではAI外観検査装置「HACARUS Check」を主力製品として開発しています。製品や製品開発秘話については是非こちらの記事をご覧いただけければと思います。
HACARUSのミッションは ”次世代の「はかる」をあらゆる産業に”、行動指針はこちらです。
仕事がつまらないのは自分のせい、面白い仕事は自分で作る
日本だけで閉じこもらない、世界と商売する
よそはよそ、うちはうち、京都企業らしく
会社のミッション・行動指針を踏まえてインダストリー事業部では、HACARUS CheckとHACARUS Check AIソフトウェアを開発・販売していくに当たって、事業部のビジョンについて話し合いをして半年ごとに見直しています。実は事業部制になったのは2022年の7月からでしてその時のビジョンは下記のようなものでした。
よそはよそ、うちはうち、うちにしかできない「はかる」をお客様にお届けする
HACARUSには、英語を第一言語とするメンバーも何名かいますので基本的に全員で集まって話をする際には自然と英語と日本語が併用されます。私がたたき台を用意してそれをみんなでワークショップ的にあーでもない、こーでもないといって上記に決まりました。
それから実際に、HACARUS Checkが無事に導入されてお客様にお届けできたので2023年1月からのビジョンは下記のように変わりました。ちなみにHACARUS Checkの導入に関する動画はこちらにて公開しておりますので興味のある方はご参照ください。
よそはよそ、うちはうち、うちにしかできない次世代の「はかる」で製造業を革新する
こちらも年始に行っている全社会議の際にインダストリー事業部の全メンバーで話合う時間があり、次のビジョンはどうしようかということを話し合い、上記の形に落ち着きました。2022年末にお届けはできたので、次は製造業を革新するということになりました。本当は私からは「世界を救う」という話をしたのですが、「いやいや大西さん、世界を救う前にまずは製造業を革新することからでしょ」ということで上記に落ち着きました(笑)
我々はスタートアップとして大企業がやらないような新しいこと、誰もできないことに取り組む必要があると思っています。変なしがらみがありませんので、新しいツールを導入したり、新しい技術を使うこと、他にはないやり方を実施することに特に制限はありません。まさに「面白い仕事は自分で作る」を地でいっています。インダストリー事業部で取り扱っている領域でも特許の出願も複数しています。お客様の課題を解決するためにどうしたらよいかに日々知恵を絞っています。時には課題が難しすぎてどうしたらよいかに頭を抱えることもありますが、そこはチームでどうしたらよいかを議論し、よりよい解決策がないかを協力して解決に取り組んでいます。
既にご紹介した通り、HACARUSには英語しか話せないメンバーも一定数います。インダストリー事業部にももちろんいます。決して英語が得意なメンバーばかりがそろっているわけでもなく、私自身も日々勉強だと思って英語を使って話をしていますが、なかなか上達せず歯がゆい思いをすることも多いです。しかし、見方を変えるとこんなに普通に英語を使う機会があるというのはすごいことだと思います。また、事業自体も海外で既に展開しています。「日本だけで閉じこもらない、世界と商売する」を既に言葉だけでなく、実行しています。
インダストリー事業部で今メインで取り組んでいる外観検査という事業は競合他社も大企業からスタートアップまで様々、多数あります。しかし、我々は我々にしかできないこと、我々がもっとも価値が出せることに注力しようとしています。他社がやっているからうちもやるではなく、「よそはよそ、うちはうち、京都企業らしく」ということです。
2022年末にHACARUS Checkを導入させていただいた企業様には「自社でも取り組んだし、他社にも依頼したもののできないと断られた課題をHACARUSが解決してくれた」と非常に喜んでいただけました。今進んでいる案件の一つでは、他社ができないような課題にも取り組んでいます。直近は、今インダストリー事業部で掲げているビジョンに従って、製造業を革新すべく、どんどんHACARUS Checkを広めていければと思っています。
そういった新しい課題や、今まで誰にも解決できなかった問題を一緒に取り組んでみたい方、新しい技術を使ってみたい方、チームでの開発に携わってみたいという方がいればお気軽に応募いただければと思います。