1
/
5

「起業BootCamp」でみる人事イベント運営の極意

広報企画のとみーです!

採用企画として様々な人事イベントを開催している当社。

直近では、1月15日に開催された『第4回起業BootCamp』が今まででいちばんいい感じだったので、皆さんに共有したいと思います!第1回~第4回までの企画内容の移り変わりもお伝えしていきますので、これからイベントを企画される人事の皆さんもぜひご覧ください。

イベントはこちらが面白そうだと思っても、参加者からすると全然面白そうじゃなかったり、拡散されずに集客できなかったりというパターンもあります。そのため、毎回アンケートの結果をもとにPDCAを回していきます。



企画はこんなことからはじまる

日本の経営者の平均年齢は59.7歳、平均引退年齢は68歳、そして、その内の7割は後継者が決まっていないと言われています。

つまり、社長の高齢化対策と事業継承問題の解決が必要です。

新卒採用をしていると、学生の中には起業を目指している人も多く、最近は学生ベンチャーですでに事業を始めている方も多くいます。現代の若者を応援し育てていくことで、「企業の後継者問題にも貢献できるのでは?」と考え、これに賛同してくださった各社長様とともに企画がスタートしました。



第1回開催(2019年7月22日)

BootCampということで、「起業するのに必要なことを学ぼう」をコンセプトに、当日はセミナー形式で進行しました。

エントリーは20名だったのですが、実際の参加人数は約半分程になりました。

イベントは2部制にして、1部では各社の社長様に参加者からの質問にほぼNGなしで答えていただき、足りないところは2部の立食交流会でより詳しく話せるようにしました。

第1回の参加者にはエンジニアが予想以上に多かったため、第2回ではテーマを「データAI」として、テーマに精通する社長をお招きし、より専門性の高い話をしていただきました。ただ、「参加者がこれからどんなことをやっていきたいのか」を聞いて社長陣が実際にアドバイスする時間よりも、【社長陣の話を参加者に聞かせる】時間がメインになっていました。

第1回、第2回の様子はこちら

改善点:集客方法・形式張り過ぎず、参加者にも話す時間があると良い




第3回開催(2019月11月11日)

第1回・第2回は、どちらかというと社長の話を聞くことがメインでした。第3回では、参加者にも話してもらう機会を作ってみようということで、社長陣と参加者がお互いに興味があればマッチングし、マッチングしたら支援や応援ができるよう、これまでとは少し形式を変えてみました。

その場でマッチングした方々には、その後のアフター交流会で、さらに交流を深めていただきました。

第3回は最も参加人数が多く、一人ひとりの話す時間が短くなってしまいました。このようなイベントの場合、参加者が多ければ多いほど良い、というわけではなく、内容によって最適な人数があるということがわかります。

ただ、その場でマッチングでき、さらに交流会でより深く話せたことで、各社にジョインした方も出てきましたね。

改善点:各参加者の話す時間がまだ短く、的確なアドバイスができない。



第4回(2020年1月15日)

より良いイベントにするには、「その人が何を期待して参加し、何を考えているのかを知ることが重要だ」ということで、今回は参加者が話すことをメインにした回としました。

また今回から、U30の起業したい方、もしくは起業経験者を対象として、会社として提携の相談もできるようにしました。中には、いつかは起業したいと思っているけれど、具体的なビジョンはまだ持っていないという方もいらっしゃいます。

そして新しいことがもう1つ。参加者に一人ずつ話していただいたら、それに対して社長陣が「提携希望」「話を聞きたい」「いいね!」の札で判定をするというシステムを取り入れました。

否定的な判定はなく、そもそも参加したことが「いいね!」ですし、自身の想いを語れば採用や提携につながるビッグチャンスになりうるのです。

実は、第2回くらいから札を使う案は出ていたのですが、その場で判定されるとなると参加のハードルが上がり、人数が集まらないのでは?という懸念がありました。

結果的には、否定的な判定をなくすことで、質問に対して社長陣が前向きなアドバイスをしてくださり、会場の雰囲気も良くなっていました。また、今回は人数制限を設けたことで、11名の参加者に対し、2時間をかけて一人ひとりに丁寧にアドバイスをすることができました。これで、丁度良いボリューム感が見えてきました。



イベントを企画するときに大切にしていること

普段、私たちがイベント運営で心がけていることは以下です。


企画名:とにかくキャッチーで、ぱっと見てイベントの内容がわかる企画名にする。


募集期間:Wantedly上では1か月弱が丁度良さそう。SNS上ではさらに前から「イベントを開催するよ」と匂わせておくと、応募のスタートダッシュも良い。


演出:硬い雰囲気にするのか、カジュアルな雰囲気にするのかを予め決めておき、それにより司会の話し方も変えます。見せ方が大事です。


おもてなし:参加者はせっかく貴重な時間を使ってきているのですから、参加者にとってのメリットをまず考えます。起業BootCampであれば直接5名の社長と話せて、その場で連絡先が交換できること。



起業BootCampで得られること

さて、今回は起業BootCampというイベントがシリーズ化できた経緯から、イベントを運営する上で大事なことについて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?

このイベントに参加される方は、「起業したいと思っているけれど何から始めたら良いかわからない」、「やりたいことはあるけれど最初の一歩を踏み出せない」という方が多いようです。

参加者から社長への質問で最も多いのは、『起業のきっかけは?』です。

それに対し、きっかけは人それぞれですが、「きれいな回答をするならばこういうことだ」と答えてくださいました。

世の中を変えたい、何かを世に残したいという使命感が明確ならばやるべき。
逆に何となく起業したいなら、まずは企業に就職してからでも遅くない。

学生の参加者は、「これがわかっただけでも前に進むことができる」と満足度が高いお声をいただいています。

その他にも、

・仲間集めの方法

・資金繰りの方法

・今考えている事業について具体的なフィードバック

などを5社の社長*から直接聞くことができます。

*回によって登壇する社長の人数は異なります。

実際に事業を立ち上げ、成功も失敗もしている社長から聞くお話は、ビジネス本でも手に入らない情報がたくさん。起業に興味があるけど一歩踏み出せない方も、すでに起業して事業のアドバイスをもらいたい方も次回の起業BootCampでお会いしましょう!!

次回はビジネスコンテスト風にしようかと思っておりますので、ご興味のある方はぜひお越しください♪

Invitation from 株式会社Wiz
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Wiz's job postings
29 Likes
29 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Saki Tomita's Story
Let Saki Tomita's company know you're interested in their content