注目のストーリー
社員インタビュー
企業における「哲学対話」の可能性とは?国際哲学研究センター「UTCPシンポジウム」レポート
FICCの社内で哲学対話を実験的に行っているメンバーの遊田 開(ゆうだ かい)が、東京大学大学院で行われた「国際哲学研究センター(UTCP)シンポジウム」にて、ゲスト登壇。昨今、企業に取り入れられはじめている「哲学対話が拓く組織と事業」をテーマに、参加者それぞれの立場からディスカッション。大手・中小企業での、組織内での哲学対話の取り組みについて話しました。(左上から時計回り)NECソリューションイノベータ株式会社/松本 元延、FICC/遊田 開、UTCPセンター長/梶谷 真司、UTCP上廣共生哲学講座 特任研究員/堀越 耀介ビジネスになぜ哲学が必要なのか? 数年前から、米グーグルや米アッ...
大義を業務につなげて自走できる組織へ。再春館製薬所のつくりたい未来を見据えたコーポレートブランディングプロジェクト
熊本を拠点に、基礎化粧品と共にお客様に寄り添う再春館製薬所。根幹にあるのは「ありたい姿」という考えです。しかし、社内ではこの理解度が異なっていたことで、部署や役職ごとに見ている方向がバラバラになってしまっていました。「自分たちはなんのためにここにいるのか?」大義と手元の業務とつなげることを目的に、FICCでは2022年10月からワークショップを設計。ワークのなかで見えた独自性の再発見、ブランディングとマーケティングが接続したことで、社内にどんな変化が起きたのか?再春館製薬所の音成さん、秋本さん、FICCからはBXクリエイティブ事業部の小林と立石が、当時のプロジェクトを振り返ります。再春館...
正解にとらわれずに生きていく「リベラルアーツについて話そう」(後編) ── FICC森啓子×ライター中村志保
エディター・ライターの中村志保さんを聞き手に、FICC代表取締役の森啓子さんが生きる上で大事にしている思想に触れる対談企画。経営やビジネスに生かされるリベラルアーツの考え方や、一つの価値観にとらわれないストーリーテリングの重要性など、生き方のヒントになる話がちりばめられています。今回は後編をお届けします。(前編はこちら)共同体としての経営中村:リベラルアーツのような、身近に思考をめぐらす環境を生み出すには、どんな工夫をしていくことが必要なのでしょう。森:海外のリベラルアーツの大学に留学しなければ、私が体験したリベラルアーツの環境の中にある豊かなものを感じたり出会ったりすることができないの...
楽しく生きるってなんだろう?同世代のふたりが考えるリアルな「感性」のハナシ
「感性」とは、さまざまなものを見たり聞いたりしたときに感じる心の動きのこと。普段意識せずに使っている言葉だと思いますが、目まぐるしく変わる日常のなかで、自分の心に向き合うのは案外難しいものです。最近では、当たり前のように目にする「多様性」や「自分らしく生きる」のメッセージ。これにモヤッとしている方もいるかもしれません。そんなときこそ、「感性」です。どんなふうに自分と向き合えば、明日を楽しく生きていけるのか。COLOR Again立ち上げ人の伊藤真愛美と、メンバーとして新たに加わった上野美紅の2人にヒントをもらいます。「感性」は絶対にみんなにあるもので、迷ったときに立ち返る原点のようなもの...
未来にワクワクできるか?人の想いとブランドの強みを繋ぐマーケターが挑戦すること
今回インタビューしたのは、メディア・プロモーション事業部の高橋 洋平です。前職は自社メディア運営のマーケティング業務を経験し、2022年6月現在はマーケティングコンサルタントとしてクライアントとブランドが抱える課題に向き合っています。そんな彼にクライアントワークで直面した壁や、仕事のやりがいについて話を聞きました。思い描いたマーケティング職へのギャップから理想を求め転職へ元々、自身の「人生の充実」に対して最上志向が強く、長い時間を費やす仕事に対しても「想いを持てるもの」であった方が良いよねという人生観がありました。だからこそ、自分にとって可能性を感じ続けられるキャリア設計を求めるようにな...
組織の「対話力向上」とは?FICCが全社でジェンダーを学び、アンコンシャス・バイアスに向き合う理由
昨今、「多様性」という言葉をよく耳にするようになりました。とりわけビジネスの世界では、企業経営のキーワードとして「多様性」が用いられています。しかし、現状では女性の活躍推進や外国人雇用などの制度の仕組みや数字の達成が注目されているだけで多様性の表面理解のみに留まってしまっているように感じます。こんな言葉や考え方に心当たりはありませんか?「女性だから〜、男性だから〜」や「あの人は文系だから〜、理系だから〜」等……。これらは、「アンコンシャス・バイアス(無意識の偏見)」と呼ばれ、日常にあふれているバイアス(偏見)のごく一例です。これらは育つ環境や所属する集団のなかで知らず知らずのうちに私たち...
広報の仕事は「人と人をつなぐこと」。広く報じるだけでなく、深く届けるために。
「広報」と一言で言っても、その仕事内容は多岐に渡ります。FICCの広報は、どんな考え方でどんな仕事をしているのでしょうか。東京・京都と距離がありながらも、現在二人三脚体制で広報業務に携わる深澤・黒田に、それぞれの想いと展望、二人の思う「広報とは?」について語ってもらいました。別の仕事をしていた私たちが、FICCの広報に就いた理由FICCの広報は現在2名。東京オフィスの深澤 枝里子と京都オフィスの黒田 洋味が、リモート勤務かつ遠距離ながらも、密にやりとりしながら仕事を進めています。実は広報チーム自体、FICCではまだ立ち上げ間もない部門。しかも二人ともこれまで別の仕事をしており、広報に就く...
異業界からアカウントコンサルタントへ転身。戦略思考を武器に新チームで挑戦したいこと
FICCでは、様々なバックグラウンドを持つスタッフが、それぞれの強みを活かしながら活躍しています。今回紹介するメンバーは、メディア・プロモーション事業部に所属する瀬田 翔太朗です。異業界のキャリアからスタートし、2019年にFICCへ入社後はディレクターで活躍。2021年に事業部体制が一新したタイミングで、新設のカスタマーリレーション部門のマネージャーとして配属となりました。なぜ異業界から転職を決意したのか、今期新たなポジションに挑戦した背景、そしてマネージャーとしてチームの目指す未来について聞きました。自身の強みを武器に、マーケティング業界へ社会人としてのキャリアは、リラクゼーションサ...
寄り添うシンクタンクのようなチームを作りたい。FICCブランドを問い続ける取締役が目指す未来
今回インタビューをしたのは、FICCで取締役(CRO)を務める戸塚 省太。海外での学生生活を経て、2005年よりFICCへジョインするまでの道のりや、現在監修している経営推進サポートについて、そして将来取り組みたいことを聞きました。デザイナーを志すきっかけとなったイギリスでの経験僕は大学生時代にイギリスへの短期留学をした後、より明確なテーマを持ってイギリスで学びたいと思い大学院への留学を考えました。その頃、勉強のために見たBBC(英国放送協会)がきっかけでメディア・ジャーナリズムの道を志し、イギリスにあるカーディフ大学院のジャーナリズム学部へ進学することとなりました。在学中に「オンライン...
ビジュアル重視?ストーリー優先?異なるアプローチから見えた個を活かすクリエイティブとは|ヒト×キョウミ #01
(左から)東京メディアプロモーション事業部 増田 巧、高木 健佑、森田 雄、河田 秋菜、於保 京平FICCには全スタッフ共通用語として「Sparkjoy(スパークジョイ)」という言葉があり、「ワクワクすること、興味関心があること」を意味しています。また、根幹にある考え方がリベラルアーツであり、一人ひとりの興味から「問い」と向き合い、新たな視点を創造することを大切にしています。そのため、それぞれ自分のSparkjoyを起点として物事を考える文化があり、ディスカッションやクライアント提案にも活かされています。本連載『ヒト×キョウミ』では、Sparkjoyの視点から社内外の取り組みについてスタ...
デザイナーの個人活動がクライアントの価値提供に繋がることを目指して
働き方の多様性や個人の価値観が注目される時代。FICCでも、一人ひとりの興味を大切にし、個人の社外活動を尊重する文化があります。社外活動で得た学びを社内で共有し合い、その経験や視点をプロジェクトに活かせる環境を目指しています。今回紹介する河田 秋菜は、東京オフィスでアートディレクター/デザイナーの肩書きを持ちながら、個人でイラストレーターとして活動を続けています。そんな彼女が、装画の魅力を競う、一般公募のコンペ・東京装画賞(2019年)で金賞を受賞しました。彼女は装画を描き続ける中で、賞以外にも大切な気付きを得たと言います。それは、一体何だったのでしょうか。ストーリーを表現する装画への興...
【Interview】「人間力って何だろう?」FICC代表・森が考え続けてきた、人生で大切にしていること。
現在、FICCの代表取締役を務めている森啓子。アメリカの大学・大学院で、リベラルアーツの学びや専門分野との学際的な学びを経験しながら、ボストンの広告会社で働いていた彼女は、2005年に帰国しFICCに入社。デザイナー、プロデューサー、取締役を経て、昨年代表取締役に就任しました。彼女が一貫してFICCの経営の軸に置いているのは、「学際的リベラルアーツ」です。社員ひとりひとりの「興味」を「学び」につなげ、「ビジネス」を生み出していく。それを企業として実現するのが自分のミッションであると、彼女は話します。でも彼女はいつ、どうしてそのミッションにたどり着いたのでしょうか。そもそも森啓子とはどんな...
【Interview】いちばん大事なのは、自分の気持ちに正直になること。FICCへの転職活動で得た大きな学び。
転職活動にはさまざまな作業が発生します。情報収集、面接対策、日程調整 etc……だけど中でもいちばん難しく、また手間がかかるのは、「転職をしたいと思っている自分と、ちゃんと向き合い行動すること」なのかもしれません。今回話を聞いたのは、FICCでプロデューサーを務めている高橋洋平です。彼は転職活動中、自分との対話はもちろん、FICCとの対話も重ね、今年の秋に入社しました。そんな彼が、転職活動で得た大きな学びとは何でしょう?面談の印象やFICCに決めた理由など、ざっくばらんに話してもらいました。(インタビュー・文:土門蘭、写真:永田優介)プロフィール:高橋洋平1991年埼玉出身。獨協大学外国...
【Interview】デザインを続けながら、ディレクターの道へ。その中で見つけた「良いディレクター像」とは?
ひとりの人間が、複数の職域を横断する。たとえばプロデューサーだけどディレクターでもあったり、ディレクターだけどデザイナーでもあったり……FICCでは、そういったスタッフは珍しくありません。今回の話し手はそのうちのひとり、京都オフィスの森江里奈です。デザイナーとして長年働いてきた森はある時期、「ずっとデザイナーとして働いているけれど、自分は本当に成長しているんだろうか?」と、疑問や焦りを感じたと言います。そんな彼女が選んだのが、デザインを続けながら「ディレクター」にもなる、という選択肢。デザインの道を深堀りするのではなく、広げる方向へと歩み始めた彼女は、現在そのふたつの職域を行ったり来たり...
【Interview】仕事や組織への愛着は「ストーリー」の量に比例する。人事とプロデューサーの枠を超えた新しい環境づくり。
ずっと働きたい会社って、どういう会社でしょうか?仕事内容、人間関係、労働環境、労働条件……要素はいろいろありますが、いずれにしても楽しく働きたいもの。そんな「働く人にとっての良い環境づくり」を考え実行するのが、HR(人事)チームの仕事です。今回の話し手は、HRマネージャーとプロデューサーを兼任している加田木智也です。FICCに入るまで転職を繰り返していた彼は、「転職したらその先にもっと『良い環境』があるんじゃないか」と、いつも考えていたそうです。しかし、FICCに入ったときに初めてそれを「諦めることができた」のだと言います。ここ以外の「もっと『良い環境』」を探すことを諦めた彼は、今FIC...