こんにちは、コミュニケーションデザイン室の川原です。
当ページをご覧いただきありがとうございます。
タイトル通りの方に向けて書いてみました。自分の気持ちにフタをしてしまう方って、周りの人の表情や声に敏感になってしまう心の優しい人が多いんですよね。
さて、今回はそんな心の優しい方へ、「心理的安全性」という言葉と、それに真剣に取り組んでいるEXIDEAという存在について知っていただけたら嬉しいです。
EXIDEAは、先日のラフールサーベイという組織診断でAランクという結果だったので、本記事の信憑性はあるのではないかと思います。※Aランクは上位1%に値します。
前置きが長くなりがちなので、早速本題に移ります。
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【目次】
■心理的安全性とは?
■心理的安全性を担保する目的とは?
■具体的な3つの取り組みとは?
■絶対にやってはいけない注意点とは?
■最後に
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■心理的安全性とは?
心理的安全性とは、英語の「サイコロジカルセーフティ(psychological safety)」
を和訳したビジネスに関する心理学用語のひとつ。
他者からの反応に怯えたり、羞恥心を感じたりすることなく、自然体の自分をさらけ出せる環境のことをいいます。
引用:カオナビ
・自分が思っていること、感じていることを、臆することなく発信していいんだ
・発信したことは否定されずに受け入れてくれそうだ
と思える状態って、どうでしょうか?とても幸せな気持ちになりますよね。
余談ですが、職場における幸せとは何か?を考えると、
・心理的安全性が保たれた環境×会社と自身の人生が目指す方向性の一致度×自身の人生の目的を満たした仕事で周りに貢献する
だと個人的に思っています。
■心理的安全性を担保する目的とは?
では、何のために心理的安全性を担保するのでしょうか?僕は、皆がやりたいことや新しいことに挑戦して、成長するためだと考えます。それが結果として、会社の成長に繋がり、明日もまたみんなと一緒に仕事ができることに繋がっています。
ぜひここで考えてほしいことは、心理的安全性がない状態の職場が行き着く先です。
・何を言っても否定から始まる
・こんなこと言ったら怒られたりバカにされるのでは?という恐怖感がある
・思い切って発言した内容について誰も反応しない
・いつも誰かにコントロールされている感じがして、思ったことが言えない
などなど。
こうした状態では、誰も発言したくないですし、提案もしたくない。挑戦しようとする気概も生まれませんし、それは個人の成長を止めてしまいます。もちろん会社の成長を止めることにも繋がります。
怒り・否定・抑圧などの負の感情で人を縛ると、人はその恐怖が原因で考えることを放棄し、指示待ち人間と化します。
人間の性質として、自分で物事を決めたいし、決めたことに向かってトライしたいものにも関わらず。
そのため、怒り・否定・抑圧は、その人間らしさを奪う最悪の手段だと僕は考えています。
■具体的な取り組みとは?
心理的安全性が担保された環境は、一朝一夕には完成しません。取り組み方も大なり小なり色々とあります。EXIDEAが完璧な状態だと言うつもりもございません。
その前提で、今回は代表的な取り組みを3つご紹介します。
・自己承認
心理的安全性が高い組織になるために、最初に取り組むべきことは、これだと考えます。
つまり、各人が、自分という存在を理解し、受け入れること。自分は自分のままでいいんだと思えること。
自己承認をしている人は、その承認レベルと同じように相手を承認できます。なぜなら、自分と相手は違うものだと理解できるからです。いや、理解というよりも、腹の底から違いを受け入れることができます。
自己承認できている人は、自分を大切にできます。自分の考え・想い・感情の変化を敏感にキャッチでき、それを承認することができます。それと同じ様に、他者にも大切なものがあると気づくことができるのです。
一方で、自己承認をしていない人は、自身を承認していないので、相手を承認することはできません。承認していると思っていたとしても、承認すればいいんでしょという浅い理解の範囲内でしかできていないケースが多いように感じます。
また、心の中には、比較による行き過ぎた嫉妬や妬みや羨望や蔑みなどがあるのではないでしょうか?
大切なことは、まず自分という存在を理解し、受け入れることです。各人が自己承認できたチーム・組織は、心理的安全性がとても高いと感じます。
EXIDEAでは自分合宿というワークショップを開催しています。心理的安全性を担保する上で、一番重要な自己承認をするためのもの。詳しくは、こちらをご覧ください。人生が変わります。
・結果よりもプロセスを称賛する
もちろん結果は大事です。結果を出さないと、ご飯は食べれません。結果はどうでもいいという話ではございません。
ですが、結果を出すために何を考えて、どんな工夫を施し、そこから何を学べたのかも、同じくらい大事だと思いませんか?
結果は本人がどれほど努力してもコントロールできません。コントロールできないものばかりに目を向けて称賛をしてしまうと、結果を出さなければ称賛されない、認めてもらえないという恐怖心が芽生えます。自信も失ってしまいます。
一方で、結果を出すための創意工夫は本人がコントロールできるものです。その創意工夫に目を向けて、例えばチーム内でシェアすると、再現性はある程度担保されているため、他のメンバーの役にも立ちます。創意工夫した当人も、シェアされたメンバーも両方がハッピーになれる取り組みではないでしょうか?
EXIDEAでは、業務報告とそのフィードバックに本気で取り組んでいます。メンバーは結果を出すために何を考え、どんな取り組みをして、どんな気づきを得たのか毎日チーム全体にシェアします。その報告に対して、各事業部長・マネジャー・役員がそれぞれフィードバックをします。「その取組いいね!皆もトライしてみよう!」「その取り組み、こんな見方をしたら、どう思う?」など、毎朝実施しています。
フィードバックの文字数を数えてみたら、1人あたり400字~600字でした。原稿用紙1枚分ですね。
余談ですが、EXIDEAではメディア事業部の人数が一番多く、20名ほど在籍しています。つまり、メディア事業部長は毎朝20枚分の原稿用紙にフィードバックを毎朝書いているということですね。
僕も負けじと、一人の部下へフィードバックをしました。数えてみたら2426字でした。そもそもこんなに多いと読まないと思うので、次回は400字以内に抑えます。
ということで、それくらい心理的安全性・メンバーの成長について、EXIDEAでは本気で考え取り組んでいます。
・好きと得意を活かせる環境
自分の好きで得意なことで、誰かが喜んでくれる。これほど幸せなことはないですよね。苦手の克服もある一定水準までは必要かもしれませんが、それ以上にメンバーの好きと得意を尊重したい。
そのために、EXIDEAでは3つの期待という取り組みを四半期ごとに実施しています。
3つの期待とは、
・役員×各メンバーとの面談を通じ、各人がどんな取り組みをしていきたいか。
・それは本当に実現できそうか。
・会社として各人にどんなチャレンジをしてほしいか。
などをすり合わせる機会と場です。
すぐには実現できないことがあったとしても、どうすればそれに近いことがEXIDEAで実現できそうか。その実現したいことの本質は何か。を何度もすり合わせをします。
そこで擦り合ったテーマをもとにメンバーは走り出し、日々の仕事を全うしてきます。
■絶対にやってはいけない注意点とは?
冒頭でもお話しましたが、怒り・否定・抑圧による恐怖心を芽生えさせるコミュニケーション。これは絶対にやってはいけないことだと思います。
短期的な成果を求めるという条件付きであれば、それは成立するのかもしれません。※そう信じたくはないですが。
でも、果たして本当にそうあるべきなのでしょうか。人は恐怖によるコミュニケーションで、動きつづけられるものなのでしょうか。
恐怖は思考を鈍化させ、停止させ、機能させなくするものだと思います。すると、指示がないと何もできない人が量産されます。それこそ、その人はAIに代替されてしまってもおかしくないでしょう。こんな悲しい結末ありますか。一緒に働く仲間を自らの手でAIに代替可能な人材に仕上げるなんて...
これって会社とそこで働くメンバー双方にとって幸せなことなのでしょうか?
誰もが自分で考え、自分で決めて、行動する。行動した結果、誰かの喜びに繋がる。会社にとってもそれがプラスに働く。
こんな会社の方が素敵だと思いませんか?
聞こえが良いですよね。そんなの無理だって感じですよね。
でも、少なくとも僕はできると信じたいし、そんな組織を実現させたいです。
■最後に
書いていて着地がよく分からなくなってしまいました。汗
お伝えしたかったことは、自分の気持ちにフタをして遠慮している人へ、「もう無理しなくていいんだよ。職場は自分の意思で選んでいいんだよ。」ということ。
この記事が、あなたのこれからの事を考えるきっかけになれば嬉しいです。