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大公開!新エビリーの文化を司る「カルチャーブック」ができるまで

「人の創造力をアップデートする」を新ミッションに、動画×マーケティング×DXの3つの軸から多くのユーザーに役立つサービスを提供し続けているエビリー。

2023年1月のミッション・ビジョン刷新とともに、新たなフェーズに突入した新エビリーの企業風土・文化の土台となる「カルチャーブック」がこの度完成しました。

なぜカルチャーブックの制作が急務だったのか、制作にまつわる秘話や、カルチャーブックの目的について、本制作に携わったブランドマネジメントチーム(以下BMチーム)の福羽さん、佐藤さん、川村さん、菊地さんにお話を伺いました。


人材の多様化が生む、価値観の相違。強固な組織づくりのために必要なものとは?

企業が目指すありたい姿やビジョン、価値観を共有するためのツールであるカルチャーブック。エビリーではこの3月にカルチャーブックが完成し、全従業員に向けてリリースを行いました。なぜ、このタイミングでのカルチャーブック制作が必要だったのでしょうか?

BMチーム:エビリーでは、企業成長に伴う社員数の急激な増加に伴い、社員一人一人の価値観や考え方に幅があり、誰かが方向性で迷った際に、足並みを揃えるためにも、共通の言葉で語れるものが欲しいという課題を抱えていました。

そんな折、昨年末に社長の中川さんから、カルチャーブックの制作によって強固な組織作りに成功した他社の事例をもとに、エビリーでも共通言語となるカルチャーブックの制作を行いたいというオーダーをBMチームにいただきました。4月の新年度に向け、まずはこの3月中にカルチャーブックを完成させ、新入社員研修時にはカルチャーブックを使った研修を開始できるよう、スピード感のある制作スケジュールを目標に置くことにしました。


わずか4ヶ月という短期間での制作は、非常に難易度が高いものであったと想像できます。タイムリーなスケジュールを切っていくにあたり、どのような点を意識したのでしょうか。


BMチーム:リリース日は決まっていたものの、突貫で制作して終わりではなく、当然ながらしっかりと組織に浸透させることが目的であるため、BMチームが先導のもと、新卒社員から役員層までの幅広い方を対象に、立候補制によるカルチャーブック制作チームを発足しました。社員数74名(2022年11月現在)に対し、総勢17名という大規模な人数でプロジェクトチームを発足しました。


関わる人数が増えれば増えるほど、それに伴う工数は膨らむもの。しかし、敢えて多くのメンバーを巻き込むことで、プロジェクトメンバー1人1人に当事者意識が芽生え、カルチャーブック完成前から、愛着が湧いてくるメンバーも多かったと言います。


BMチーム:誰かが作ったものを、読んでくださいと言われて渡されても、なかなか浸透させることは難しいと考え、立候補を募ったところ、想定外の多くのメンバーが参加してくれることになりました。中には元社員で現在は業務委託として関わってくださっている方も手を挙げてくださいました。雇用形態や社歴の長さに拘わらず、エビリーという企業に愛着を持ってくれているメンバーが多いことに嬉しい気持ちになりましたね。


社員ひとりひとりのエピソードから生まれた、大切にしたい17のメッセージ


エビリーの新たな風土・文化づくりに賛同してくれた、総勢17名ものプロジェクトメンバーとともに取り組んだカルチャーブック制作ですが、まずはどんなところからスタートしたのでしょうか?


BMチーム:エビリーはこの数年での急速な企業成長に伴い、社員数も約2倍以上に増加しており、その多くが中途採用での入社という方々でした。中途入社の方は、前職や新卒入社時の企業文化が根強く根底にあると思うのですが、まずは敢えて『エビリーでの普段の業務の中で自然に行っていることや、仕事に対するスタンス』についてアンケートを実施しました。

そこで上がってきたキーワードを集めてみたところ、非常にバラエティ豊かな言葉が山積みになっていました。中川さんに見ていただく前に、まずは要素分解を行い、言葉の精査を行いました。この時、必要以上の編集や加工はせず、同じ言葉の言い換えは要素をまとめる程度に留め、なるべくメンバーのありのままの生声を見ていただくことを意識しました。この作業が非常に労力と思考力を使うものでしたね。


言葉を集めて、そのひとつひとつの要素を分解し、類似しているものを束ねて精査していくプロセスはフレーズづくりや、キーワード選定には欠かせない作業です。BMチームでは付箋とホワイトボードを使って、アナログ形式でひとつひとつ手作業で言葉の精査を行っていきました。


BMチーム:リリース日が決まっている中、やるべきことも多く、また不確定要素が多い中で進めていかなければなりません。高速でPDCAサイクルをまわしていくためには、短い開発期間単位を取りながら、方針の変更やニーズの変化に対応していく、アジャイル型進行で進めていきました。



急な変更や方針転換が多いベンチャー企業ならではの方法を採用することで、効率的かつばく進的にスケジュールの遅延なくカルチャーブックの制作が進行していきました。

そしてついに完成したカルチャーブック、その名も『EVIRYism(エビリズム)』の中身を大公開。冒頭のメッセージでは、「どう行動すればエビリーらしいんだろう?」と迷った時に、道標となるのが、このカルチャーブック『EVIRYism』という思いからスタートしていきます。

続いて、エビリーの新ミッション・ビジョンとともに、大切にしたい5つのバリューのほか、社員が体験した実際のエピソードが入った「エビリーが大切にしたい17の想い」が提言されています。


BMチーム:カルチャーブックのお披露目は、中川社長による生配信番組「教えて!けいチャンネル」にてリリースしました。社員の反応としては、「自分のエピソードが採用されたので愛着が湧いた」、「カルチャーブック、すごくよかったです」といった嬉しい声もいただいています。

先ほども申し上げました通り、カルチャーブックの完成がゴールではなく、一つの区切りであり、ここからいかに全エビリーメンバーに浸透させていくかが重要なミッションであると考えています。



現在はスタートしたばかりということもあり、Slackで『EVIRYism』のアイコンを作り、週に1度日報の最後に「今週のEVIRYism」と題し、EVIRYismに見合う行動を取った自身や周囲の行動やエピソードを記す施策を行っています。毎週EVIRYismを振り返ることで、自然と社員の頭や行動の中にEVIRYismが浸透していくことを狙いとしています。


多くの社員が関わり、みんなで創り上げていったエビリーの新たなカルチャーブック『EVIRYism』。より強い組織に進化していくために、ここに掲げたエビリーの想いを日々意識しながら、社員の共通の価値観の浸透に取り組んでいく―――思いを一丸とした、エビリー目指す未来の姿にますます期待せずにはいられません。

(取材・ライター/山本エミ)

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