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【社内インタビュー:デザイナー】デザイン部を支える唯一の社員が語る「デザイナーとしてエンドラインで働くときに大切なこと」とは

今回は、エンドライン株式会社のデザイン部門を支える平山晋吾にインタビューしました!

エンドラインとの縁、選んだきっかけ、仕事への取り組み方、今後の会社としての展開について根掘り葉掘り聞いていますので、ぜひご一読ください。


アルバイトからスタート!インパクトとスキルによって仕事が決まった



ーーまずはアルバイトでエンドラインに入社されています。なぜエンドラインを選ばれたのですか?


平山晋吾さん(以下、平山):さまざまなアルバイトをするなかで「収入を増やしたい」という動機がありつつ「せっかくなら学んだデザインのスキルを生かしたい」と思っていました。

そのなかで「社長が元・芸人」という珍しいプロフィールのエンドラインの求人に目が留まりました。「どんな人だろう?」と興味を持ち、応募しました。


ーーデザインのアルバイトという仕事そのものはあまり数がないと思いますが、良いご縁でしたね。


平山:デザイン部門を担当する人間が社内にいなかったため「誰でも良かった」と聞きました(笑)。それまでは外注していたようですが、やり取りに手間や時間がかかることからアルバイトで人材を募集したのだそうです。

当時僕は金髪でした。面接もそのままで行ったので社長の印象に残ったらしく「金髪の子がいたね」「あの子に決めよう」ということになったようです。


ーーアルバイトでのお仕事と正社員になってからのお仕事に違いはありますか?


平山:年々やることが増えたり、業務の幅が広がったりはしていますが、ほとんど変わりありません。自分しかデザインの仕事をやる人がいなかった、ということもあります。


ーー正社員になってから、お仕事に対する姿勢は変わりましたか?


平山:それもほとんど変わりません。ただし年齢を重ねるとそれだけ周囲から求められるものが変わっていきます。自分は求められるものに対してアウトプットを出すだけです。なので「変えよう」とか「変わらなきゃ」とか「変わりたい」という感じはないんですね。数年単位で見たら変わったんだと思いますが「どこで変わったのか」と言われたら、自分でもわからないです(笑)。あまり社員だから、とかアルバイトだから、といった考え方の切り分けはしていませんでした。




ーーどのくらいの期間アルバイトをして正社員になられたのですか?


平山:半年くらいですね。「毎日来ているんだったら、正社員でもいいよね」と言われ、スムーズに決まりました。


正社員になって15年!社内のデザインを一手に引き受ける信頼の厚さ



ーー正社員になって何年目になられますか?


平山:15年目になります。所属は営業部です。会社の規模が小さいので。デザインを担当している人間は社内で僕ひとりになります。僕の仕事を手伝ってくれる派遣社員の方がひとりいます。


ーー平山さんの今のお仕事について、具体的に教えてください。


平山:基本的に社内のデザインの仕事をやる社員は僕ひとりです。スポーツのイベントと採用の仕事の時期が重なると「今日は帰れるだけマシ」くらいの忙しさになることもあります(笑)。

でもその仕事をこなした2ヶ月後は、毎日社内の事務をこなして定時で帰る日々になったりするんです。

なので繁忙期の忙しさに合わせて採用するのは、会社としては難しいんですね。そこはこの仕事の特性上、仕方ないことだと思っています。

1年を通して忙しさの波が平準化されれば、もう少し人がいたらいいかな、とは思います。


ーー派遣社員の方とコミュニケーションをとられるとき、どのようなことに気を付けておられますか?


平山:僕はあまり積極的にコミュニケーションをとる方ではないのですが、派遣社員の方が「わからない」と言えない雰囲気にならないように気を付けています。

「できない」「わからない」「聞けない」状況になるのは、そういった雰囲気を作った自分の責任だからです。

「やらない」のはその人の問題なので、僕がコントロールできることではないのですが、「聞けない」のは社員である自分の責任になってしまいますから。



エンドラインの良さは「個人の裁量の範囲の広さ」!責任がある分スキルを発揮できる



ーーエンドラインの良いところとして「個人の裁量の範囲が広い」と、事前の質問で回答しておられました。具体的にどのようなところが「広い」と感じられたのでしょうか?


平山:デザインに関しては社員が僕ひとりだけなので「すべて自分で判断する」といったことができるからです。具体的には「デザインで利益を上げてね」という指示が来るので、利益を上げることを実現するために、自分で判断して行動するわけです。

やるべきことも、やれる範囲も広くなり、判断基準も広くなります。自分ひとりでやらなきゃいけない反面、自分の能力を発揮できるシーンは多いですね。


ーー責任も重いけれど自由な面もあるわけですね。


平山:そうです。ただデザインの仕事というのは、動いた分だけ回収の可能性もある営業の仕事と違って「予算がつきにくい」側面があります。

またエンドラインにおいてこれまでデザインの部署は「生産効率」が重視されてきました。予算をかけて仕事をするなら、予算を回収するために効率的に仕事をすることが求められてきたわけです。

会社の予算が決まっているため、その範囲でさまざまな形で結果を出すことが求められる仕事ですね。


「デザインの部署をなくしたら?」と提案したことも!それでも続けられた理由とは



ーーデザインの部署をなくしてはどうか、と提案されたことがあるそうですね。


平山:そうですね。利益をあまり上げられない部署を抱えることは会社にとってリスクといえます。外注さんに依頼すればその費用は予算ではなく経費として計上できるので、社長に直接「デザインの部署をなくしてはどうか」と軽く提案しました。


ーーその話を聞いた社長のお返事はいかがでしたか?


平山:「いや、それはやらない」と即答されました。自分もきちんと資料や根拠を添えて提案したわけではなかったし、会社側も「そうだね、じゃあキミは解雇で」というわけにも行きませんからね(笑)。


ーー15年仕事を続けられても「デザインの部署をなくしたほうがいい」と考えておられますか?


平山:どうですかね(笑)。ただ最近はそこまであまり考えずに仕事ができるようになりました。外注さんを使いこなすことは難しいことだし、「つぶせない」ことも理解しましたからね。


エンドラインは「方針転換が多い」?社員は「慣れっこです」



ーーエンドラインの気になるところとして「方針転換が多い」と上げていただいています。具体例を教えていただけますか?


平山:デザインの部署は「効率を重視しろ」と4月に言われていたんです。そして4月から5月にかけてデザインの部署として過去最高の利益を上げることができました。すると6月の会議で「そんなに数字が上がっているんだったら、効率化とか言っていないでもっと数字を伸ばす方法を考えたら?」と言われましたね(笑)。


ーー「えっ?」ってなりますね(笑)。


平山:そうですね(笑)。そこで「2か月前に”とにかく効率化を考えろ”と言われたので、その通りに仕事をしています」とは言いましたよ。すると「数字を見て”上がっている”とわかったらそれも合わせて変えていかなきゃ」と言われました。


ーーそれは厳しいですね(笑)。


平山:他にも社員全員に「企画書を出すように」と言われて会議もしてみんな企画書作ったあと1ヶ月後に「やっぱりやらない」となったこともあります。たびたびそういったことがありますね。

これはもう規模が小さい会社なので、時代の流れや社会の変化、お客さんの要望に合わせて臨機応変に動いていかなくてはいけない、という事情もあります。


ーーなるほど。柔軟な姿勢が必要なのですね。


平山:そうですね。「慣れる」ことが必要だと思います。社長も社員に負担をかけたいわけではないんです。企業のカラーは社長の性格が強く反映されるものです。社長の山本は、よく言えば臨機応変に物事を判断できる人間であるため、決めたことにこだわることはあまりありません。


ーーエンドラインの社風として「高いモチベーションをもち、タフなメンタルを持っている」印象があります。それは入社後に育まれるものですか?


平山:入社後に「そういう風になっていく」といった方が正しいと思います。規模が小さい会社だけに、社員ひとりひとりの裁量が大きいことから、高いモチベーションがなくては仕事をこなしていけません。仕事を毎日こなすなかで、タフなメンタルが育っていくのだと思います。

ただし先ほどもお話したように、会社の方針が変わることが多いため、指示を受けてもすぐに100%全力で行動せず、事態を見極める冷静さ、持続可能な働き方を身につけることも必要になります。

方針が代わって「戻れない」事態にならないように、常に会社全体の動きを見て自分の仕事の仕方を決める必要があります。


エンドラインでは「デザインが好きじゃないことが大切」その理由とは?


ーーエンドラインに入社するデザイナーとして、どのような方が向いていると思いますか?


平山:エンドラインに入社する場合は「デザインが好きじゃない」ことが大切だと思います。なぜなら「カッコいいもの」や「カワイイもの」を作る仕事ではないからです。スポーツ関連の仕事では、一部「カッコいい」や「カワイイ」ものが求められることもありますが、すべてではありません。

どのデザイン会社に行っても同じですが、デザインというものはデザイナーが100%クライアントの要望を満たしたと思って納品しても、クライアントの意向によって、さまざまな変更が入ります。

たとえば「桃太郎」を書いたはずが「金太郎」になることは珍しくないんです。

すべてが違う終着点に着くことがあるため「デザインが好き」だと、そこで心が折れる可能性があります。

だからこそデザインに関して少しあきらめがつく方の方が、エンドラインでの仕事はやりやすいと思います。


ーー自分のデザインやデザイナーとしての信念にこだわりすぎない方の方がエンドラインでの仕事に向いているわけですね。


平山:そうですね。その考え方でいるほうがいいと思います。

デザイナー目線でのエンドラインは「オフホワイト」。だからこそ肩を力を抜いて仕事を



ーーデザイナー目線からのエンドラインはどのような会社ですか?


平山:15年続けてこられたのは、なんとなく居心地が良かったからですね(笑)。ただしいわゆる「ホワイト企業」ではありません。仕事では厳しい面がたくさんあって、何度も辞表を提出したことがあります。


ーー踏みとどまった理由は何ですか?


平山:「もうちょっとだけやってみたら?」とそのたびに言われたからですね(笑)。


ーーデザインの仕事は自分が作りたいものを作れるわけではないからこそ、少しデザインから離れて、俯瞰して見られる姿勢が必要だと思います。


平山:確かにその通りです。デザインを仕事にするときに大切なのは、自分のデザインを客観視できる考え方と、デザインとの適度な距離です。

だからこそ、デザイナーとしてエンドラインに入社する方々には「頑張りすぎない」ことが必要だと思います。

頑張りすぎると、長く働くことができなくなります。エンドラインの社風として高いモチベーションやタフなメンタルは求められますが、無理は禁物です。

僕は頑張りすぎてエンドラインの前の会社を辞めてしまったので、いい具合に肩の力を抜いて、前のめりになりすぎず、エンドラインで仕事をしてもらいたいですね。


・・・



エンドラインを支えるただ一人のデザイナーとして、エンドラインにおける仕事への向き合い方を教えてくれました。

平山さんと一緒に働きたい!と思った方はぜひ、ご応募ください!


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