こんにちは、イーシーキューブのデザイナーの積木です。
今回は、オープンソースの自社サービスを取り扱うイーシーキューブのエンジニアが、実際どんな働き方をしているのか、エンジニアが関わっている主なプロジェクトについてご紹介します。
こちらの記事は2部構成で、次回は実際の働き方や一週間の過ごし方などを紹介する予定です。
(エンジニア協力のもと記事を作成しています。)
イーシーキューブのエンジニアは、開発部に所属しています。
主なプロジェクトについて
開発部が関わる主なプロジェクトとしては以下の4つです。
1.EC-CUBE本体開発
2.クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」の開発・運用
3.EC-CUBEオーナーズストアの開発・運営
4.コミュニティ活動
それぞれのプロジェクトについてご紹介します。
1.EC-CUBE本体開発&アップデート
EC-CUBEはオープンソースのプロダクトです。
GitHub上にソースコードを公開しており、開発やメンテナンスを行っています。
オープンソースなので、社外の有志の開発者・有識者の皆さんからプルリクエストやissueが届きます。
届いたプルリクエストは、開発者の方と意見交換しながら検証を進めていき、問題なければ次のアップデートとしてリリースします。本体のアップデートには、多くのプルリクエストが取り込まれます。
また、皆様が安心・安全にECサイトを運営いただけるように、行政機関・セキュリティ専門企業・インテグレートパートナーとも連携し、セキュリティ対策の強化にも取り組んでいます。
EC-CUBEは、全国の開発者の方々の協力のもと、日々改善を重ねながら進化しています。
2.クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」の開発・運用
カスタマイズ可能なクラウドECプラットフォームとして、クラウド版EC-CUBE「ec-cube.co」を開発し運用しています。
ec-cube.coは、最新のEC-CUBEの機能をいち早く提供しており、クラウドサービスでありながらオープンソースを基盤としていることが特徴です。
開発部では、最新のEC-CUBEの機能提供や、お客様がec-cube.coを安定して利用できるよう、WAFによるセキュリティの強化、Zabbixを用いた監視体制の改善、セキュリティ向上のために定期的なサーバーメンテナンスを実施しています。
お客様が、ec-cube.coのストア構築を進めやすくするためのドキュメント整備も行っています。
また、本番運用では、GCP上でのKubernetesを利用していることも特徴的です。
Kubernetesの利用については、こちらの記事で紹介しています。
3.EC-CUBEのオーナーズストアの運営
イーシーキューブは、「EC-CUBE」本体だけを提供しているわけではありません。
テンプレートやプラグインなどを購入・販売できる場所である「オーナーズストア」の開発・運営も行っています。
運営面では、200名を超えるプラグインやテンプレートの製作者の方と連絡を取り合いながらオーナーズストアに申請された商品の検証を行っています。
また、イーシーキューブには、テクアカというインターン生がいます。プラグインの検証などの業務を中心に担当しており、オーナーズストア運営にはなくてはならない存在です。
テクアカメンバーの活躍はこちらの記事で紹介しています。
4.コミュニティ活動
EC-CUBEには、ユーザーが自由に質問・回答を投稿できる「開発コミュニティ」が存在します。
開発部では、開発コミュニティのシステムが安定して動作するように整備を行っています。
また、コミュニティの1人としてユーザーからの質問に回答したり、開発コミュニティの投稿を参考にGitHubにIssueを起票することもあります。
イーシーキューブは、有志が立ち上げたユーザーグループなどのコミュニティに参加して交流することも大切にしています。
EC-CUBEのコミュニティはもちろんのこと、社外のコミュニティ活動やセミナー・カンファレンスへ参加することも推奨されています。
新型コロナの流行以前は、海外のエンジニアリングイベントに招待されたことや、「Google Cloud Anthos Day」に開発部メンバーが招待され、登壇したこともあります。
「Google Cloud Anthos Day」の内容についてはこちらの記事で紹介しています。
PHPやスクラム、Kubernetesといった業務とも関連の深いものに参加するメンバーが多く、最近は業務の合間にオンラインイベントに参加していることも多いです。
以上がプロジェクトの紹介でした。
これらのプロジェクトはチーム単位で割り当てられるのではなく、個人がそれぞれのプロジェクトに参加して業務を進めます。
複数のプロジェクトを行き来した柔軟な働き方ができるので、勉強になるのはもちろんのこと、飽きずに仕事を進められます。他にも時期によって様々なプロジェクト立ち上がりますので、自社サービスならではの仕事に関わることができます。
最後に
イーシーキューブのエンジニアは、プロダクトの開発だけをしているわけではないということが伝わりましたでしょうか。 社内外問わず多くの人とコミュニケーションを取りながら進めていく仕事が多いです。
オープンソースやクラウドサービスの開発・運営に興味のある方、ぜひ一緒にイーシーキューブのエンジニアとして働きませんか!