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「マーケティングとは経営そのもの」年間100億円以上の広告投資を担うマーケティング統括部長が目指す、ディップの未来

ディップは「バイトル」などの人材サービス、「コボット」などのDXサービスの提供を通して、労働市場における課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指しています。

今回は、商品開発本部マーケティング統括部長の堀一臣(ほり・かずおみ)さんを取材いたしました。ディップのマーケティング統括部での取り組みや今後の展望などを中心にお話を伺いましたので、ぜひ最後まで読んでみてください。

マーケティングとは広告だけの話じゃない...経営そのものである。

ーー自己紹介をお願いいたします。

堀一臣です。現在はマーケティング統括部にて、統括部長をしています。昨年の11月にディップに入社し、ディップは3社目になります。1番最初のキャリアでは、化粧品の会社でブランドマネージャーを経験後、ゲームメディアなどを運営する会社でマーケティングの責任者をしていました。

ーーマーケティング統括部はどんなお仕事をする部署なのでしょうか。

マーケティングとは「経営そのもの」だと考えています。ただサービスのプロモーションを行うだけではなく、ビジネスを伸ばすための戦略立案から投資の意思決定までをリードする仕事なので、 つまりは経営そのものである、という考え方です。

特にディップの広告投資は年間でおよそ100億円以上が計画されています。その大きい投資を背負いながら、どうやって売り上げと利益を伸ばしていくかを突き詰めて考えていく、非常に責任とやりがいがある仕事です。

ーー「マーケティングは経営そのもの」という視点も踏まえて見てみると、ディップのマーケティング部は具体的にどんな仕事をする部署だと言えるのでしょうか。

求人メディアのビジネスでは、「売り上げを増やす」と「応募を増やす」という2つの軸があります。ディップの求人メディアに出稿してくださるお客様から頂く広告料が「売り上げ」になり、もう一方の「応募」はお仕事を探しているユーザーを集めるということです。この両輪を回していく必要があります。

「マーケティング」というと、いわゆる広告のイメージが強いと思いますが、 大事なのはそこではなく広告などのプロモーションは全て、目標達成のための手段に過ぎません。どんなユーザーに、どんな価値を提供できるのか、それによって先の経営指標(売り上げと応募)を高めるためにどう貢献するのかを考えるのが重要です。そのようにマーケティング戦略やP/Lから考えることを前提に、現在、私たちのチームは大きく分けて4つの部署に分かれています。

1つ目はブランド戦略部、各サービスのブランディングやマスプロモーションをリードしているチームです。
2つ目はメディアマーケティング部、こちらはデジタル広告を中心に応募数やアプリDLの拡大、toBマーケティングをリードするチームです。データやAIを活用し、売り上げに貢献する質の高い集客を目指しています。
3つ目はエージェントマーケティング部、新しい事業の立ち上げをマーケティングという側面からサポートするチームです。営業やプロダクトとも密接にやり取りし、人材紹介事業の拡大をリードしています。
4つ目はコミュニケーション戦略部、SNSやオウンドメディアを活用しユーザーとのエンゲージメントを高めるコンテンツマーケティングをリードするチームです。

統括部全体で約50名の組織になっています。

ーー堀さんご自身がディップに入社を決めた理由を教えていただきたいです。

経営に近いところでマーケティングをしたいと考えていました。過去のブランドマネージャーの経験から、担当するブランドのビジネスを伸ばすためになにが課題なのか、どこに投資するべきなのかを突き詰めて考えるうちに自分がやっている仕事はすなわち「経営そのものである」と考えるようになりました。そしてその部分をより深めるためには広告だけでは難しいと感じました。営業、財務、プロダクト、など全てがかみ合わないといけません。ディップであればそれらを包括的にマーケティングとして捉え、社長や役員と近いところで私自身も学び、成長できると思いました。また、今まで培ってきた伝統的なマーケティングと、デジタルのビジネスやプロモーション、その両方を掛け合わせて強みにしていきたいとも考えました。ディップは人材サービスというよりメディアプラットフォームですので多くの新しい経験によって成長実感があります。

最後に、フィロソフィーに共感したことです。特に、”Labor force solution company”の部分ですね。労働力で社会課題を解決する。働くことは自分の中でも優先順位が高いことですし、働くことは、人の幸せに直結すると思います。そして世の中にとっても、働くことはとても大事なことです。「働く」を通じて、社会課題を解決するというビジョンの大きさに共感して、入社を決めました。

たった1人の社員の声からはじまる大プロジェクト

ーー部署の風土や特色があれば教えてください。

マーケティングのチームは、20代、30代が中心の若いチームです。メンバーそれぞれが主体的で、どんどんチャレンジして提案する姿勢があります。なぜそんな風土かというと、広告投資の大きさに対してマーケティングのチームの人数が多すぎないことが1つの理由になると思います。その分1人あたりの裁量が大きくなります。ディップのフィロソフィーに沿っていうと、ファウンダーズスピリットの「チャレンジし続ける」という言葉を1番象徴してるチームなんじゃないかと思います。「もっとこうやったら課題を解決できるんじゃないか」とか、「こうやったらもっとビジネスが伸びるんじゃないか」ということを、メンバーのみんなが年次関係なくどんどん主体的に提案するチームです。

さらに、私たちはユーザーファーストの考え方をとても大事にしています。チームで意思決定をするときには、ユーザーの意見が1番の判断材料になります。「ユーザーはこう思っているから、じゃあこの施策・提案はこういう風にやった方がいい」という考え方です。上司や先輩が言ってるからではなく、ユーザーのことを1番理解している人の意見が通る、そんな風土のチームです。

マーケティングチームのメンバー(写真中央が堀さん)
※現在は約50名のチームに拡大

ーー部署の風土や雰囲気が現れた具体的なエピソードはありますか?

例えば、現在渋谷のスクエクランブルスクエアに出されているあのサイネージ広告は、とある若手メンバーが、提案して決まったものです。メンバー発で提案が生まれ役員会でも承認いただき企画を進めました。この例は1人のメンバーが自主的に提案して動いたものです。

ディップのマーケティングが求める人物像とは

ーー新卒入社の社員に求められている人材はどのような人でしょうか?

まず、今持っているスキルや大学の専攻学問などだけでは判断していません。私が採用の面接をするときに見るポイントは、3つです。1つは考え抜く力(論理的思考力)、2つ目がリーダーシップ、3つ目が空気を読む力です。

1つ目の考え抜く力というのは、目的を達成するために勝ちたい、 成し遂げたいという時に、どうすればできるのかを考え抜くことができる力です。その力があれば、課題が何で、チャンスがどんなところにあるのか、何を乗り越えたら勝てるのかを考え抜いて、それに対して対策を打つことができる。

2つ目のリーダーシップに関しては、例えばバイトリーダーやっていました、サークルでリーダーやっていました、キャプテンやっていましたとかそれだけではリーダーシップではないと思っています。あとは、ファシリテートするだけの人とか、会議で話振ったりするだけの人も、これだけではリーダーシップではないと思います。そうではなく、目的に対してチームを近づける行動ができるかが重要だと考えています。別にすらすら喋れなくても、1時間の会議の中でもほとんど喋らずずっと考えていて、「ユーザーはこう思っているから、こうしたらいいんじゃないでしょうか。」と発言して、それが目的に近づく1歩なのであれば、それはリーダーシップですよね。だから、リーダーなど役職についていたかどうかではなく、目的に対してチームを近づける行動ができたかどうかという視点で今までの経験を振り返ってみてほしいです。肩書きがなくても、リーダーじゃなくても、自信を持ってほしいです。

最後の空気を読む力というのは、マーケティングをやってると、いろんな人の気持ちを感じる力がないといけません。ユーザー・お客さんの気持ちはもちろん、社内の人、チームのメンバーの気持ちも感じることが必要です。チームで仕事をするから、みんなどういう気持ちで何を求めているんだろうか、どうすれば一緒に協力してくれるんだろうかという部分も、ちゃんと読める人が活躍していけると思います。あとは世の中のトレンドも感じられる必要があります。今世の中ってどういう論調なのか、世論はどうで何がトレンドで、どういう空気感なんだろうみたいなものも読めないと良い価値を作り出せないんです。1番大事なユーザー理解という意味でも、お客さんの気持ちや空気を読む力は必要です。

ーーマーケティング統括部を目指している方々が入社した時、仲間としてどのように一緒に働きたいですか?

新卒で入社するメンバーはユーザーに1番近い立場なので、世の中の常識に対して、疑問を持ってほしいなと思っています。なんで高校生は校則でバイト禁止されてるのか。それっておかしいんじゃないか、この職種は女性が多いけど男性がやってはいけないことなのだろうか、その逆もしかり。年齢とか性別で、この仕事はこのこういう人がやるもんだよねという決めつけは、「本当にそれ正しいの?」という疑問を持ってみてください。そしてその疑問から生まれた企画やプロジェクトをリードして欲しいと思います。

あとは、一緒に新しい市場や価値を創り上げたいです。新しい市場ができるってどういうことかというと、今までになかった習慣が生まれるということなんです。今までバイトしていなかった人がバイトをするようになることも新しい市場の誕生の瞬間。高校生のバイト率は今3割ぐらいなんですが、その中には校則で禁止されている人も多い。そんな人たちがバイトをするようになったら、新しい市場が生まれることになります。

市場が広がる中で、今までなかった習慣や今までなかった価値を作ったり、そもそものその市場自体を拡大させていくということが、マーケティングのミッションだと思います。マーケット内で他社と競い合うこともビジネスとしては大事ですが、それ以上にシェアを奪い合うだけじゃなくて、市場自体を広げていければ、その社会に対してのベネフィットの総和が増えていきます。私がやりたいのは、新しい市場をつくることです。例えば、ディップが今進めているディップインセンティブプロジェクトも、このプロジェクトをきっかけに新しい市場が日本中で生まれてきています。 今までバイトの時給ってそうそう変わらないもの。交渉しづらいものだし、しょっちゅう変わるものではないけど、ディップが企業側に時給を上げませんかと働きかけることによって、より良い求人がたくさん増えていって、市場が拡大するきっかけに繋がっていきます。こういった新しい価値や習慣を新しいみなさんとつくっていきたいです。

ーー最後に就活生または転職でディップを目指す方に対してメッセージをお願いいたします。

マーケティングってすごく面白い仕事です。自分が出会ったことがある人だけでなく、自分が出会ったことがない人たちもハッピーにすることができるところがマーケティングの素敵なところです。だからこそ、人の気持ちを考えることが好きとか、人に喜んでほしいとか、そういう人はマーケティングが向いてると思います。最初に言った通り「マーケティングは経営そのもの」なので、将来経営者や事業責任者になりたいという人にも、マーケティングは絶対におすすめです。本当に素敵で面白い仕事なので、ぜひ応募してください。お待ちしています!

おわりに

今回はマーケティング統括部の統括部長、堀一臣さんにお話を伺いました。

みなさんもぜひ、ディップで挑戦、活躍してみませんか?ディップのマーケティングに興味が湧いてきた方、ぜひ募集ページからご応募・ご連絡いただけると幸いです。

マーケティング統括部の他にも様々な職種を募集しております。23卒も24卒も中途採用も大歓迎です!!ぜひ気になる募集ページやWantedlyの記事を覗いてみてください。私たちは皆さんとお会いできることを本当に楽しみにしております!

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【事業内容】 「人材サービスとDXサービスを提供を通して、労働力の諸問題を解決します。」 2019年3月、ディップは"Labor force solution company"を新たにビジョンとして掲げました。 日本では、今後の人口減少・高齢化に伴い労働力不足が深刻化するとともに、現在の仕事の多くは、デジタルレイバーに置き換わると言われています。 これまで我々は、労働力の問題を、"人を募集し採用する"という面から解決・改善してきました。しかし、これからは、従来の事業ドメインを拡大し、"Labor force solution company"へと進化し、人材サービスとDXサービスを提供することで、労働力の諸問題を解決します。
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