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【サイダスの裏監督!?】情シス2人にインタビュー


みなさん、こんにちは!
いよいよ梅雨が本気を出して来た今日この頃・・・連日の雨でジメジメしていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

実は先日、サイダスブログ取材班に、あるタレコミがありました・・・

『情シスが、1000件やったらしいよ・・・』

サイダスには2年程前より誕生した、ITサービスデスクという機関があります。
PCの不具合や社内で使用しているシステムに関する問い合わせなど
日々のシステムに関する問い合わせに対応する、わたしメンバーには欠かせない存在です。

そのITサービスデスクの業務を担っているのが、
サイダスの裏監督とも言われてる(?)情シスタッグチームです。

実は、この情シスタッグはたった2名という少ないメンバーで日々の業務をこなしており、
スタッフの事前調査によると、今年4月に1000件もの問い合わせタスクを解決に導いたとのこと。

と言うことで今回は!
そんな表舞台にはなかなか姿を表さないという

謎に包まれた情シスタッグチームに直撃インタビュー!

果たして、我々・取材班は、

その実態を突き止めることができるのか・・・!?

今回、取材に応じていただくのはこちらのお二人です!

技術部情報システムユニット・粟国さん。



同じく、技術部情報システムユニット・儀保さん。


サイダスブログ取材班の湯浅と申します!今日はよよよよろしくお願いします!(緊張)

粟国:
はいよろしくお願いします。

儀保:
・・・お願いします。


(お二人とも、なかなか寡黙な様子である。やはり実態はまだまだ謎に包まれている・・・)
まずはITサービスデスクの問い合わせタスク・1000件達成、おめでとうございます!


粟:
ありがとうございます。今はもう1100くらいになってますね。

儀:
・・・そうですね、それくらいです。


そ、そうなんですね!(なにっ・・・取材班のタレコミではつい最近1000件達成と聞いたのに・・・!)

情シスは、2019年からITサービスデスクとしての業務をスタートされたと伺いましたが、現在はそれ以外にどういったことをされているチームなんですか?


粟:
難しい言葉でいうと、セキュリティガバナンスの整備だったり、セキュリティチェックシートなどの外交的な文書の作成だったり。最近はISMSの運営運用もやっています。ITサービスデスクの仕事は管理者権限の運用管理なので、そのほかで言うとSalesforceなども今後もっと強化して管理していかなければならないかなと思っています。Salesforceは、どうしても使ってるうちにだんだんと色んな形に変わっていってしまうこともあって、しっかり管理する機関が必要なんですよね。

ただ、僕はセールスの部署の人ではないし、専門でもないので、オブジェクトの構成をする上で、セールスの流れや知識もつけていく必要があります。今後はCTOや会社全体が目指してる方向に対して、どう提案していくのかが大切かなと思いますね。


なるほど。セキュリティ整備や問い合わせ対応!と一口に言い切れる範囲ではないというか、IT企業には絶対に欠かせない役割といったところでしょうか。

そんな広範囲で大切な役割なのに、どうして今まで表舞台にあまり姿を見せなかったのでしょうか・・・?


粟:
そもそも情シス自体が裏方なので、属性としてはSREに似てるんですよね。止まっちゃいけない、重要なことをやっているんだけど、あんまり表に出ていかないっていう。
ただ、ITサービスデスクのタスクを1000件達成した時に、CTOから「頑張ってる人が見えるようにして、会社を盛り上げていこう!」って言われたんです。なので全社的に1000件達成したことを告知しました。

・・・正直、僕らとしては普段の業務なので、誰かが祝ってくれるのかな?と思ったんですけど、CTOから「なんかやってよ(笑)」って言われたので「えっ!?自分で!?」ってちょっとびっくりしましたね(笑)ただ、振り返ってみると結構やって来たんだなぁ・・・って感慨深いですね。


実際の告知投稿。さりげなく語尾につけた絵文字に謙虚さが現れていますね・・・!


実は今回、取材班が動き出したのは、何を隠そうCTOからのタレコミが元になったのですが、頑張っている人を見える化して、その存在を知って欲しいというCTO自身の熱い想いがあったんですね・・・


お二人は2019年度の新卒でジョインしたメンバーだと伺いましたが、最初から情シスとしてのキャリアスタートだったんですか?


粟:
僕は入社当時から開発の所属です。当時メンターでついてくれてた先輩がいて、弟子入りをしたような感じですね。いやぁ・・・しごかれました(笑)今思えば、あの頃が一番大変だった気がしますね。そのメンターの先輩は、他部署の方からすればとても人当たりの良い人だったんですが、自分の専門領域になると変わるというか、プロフェッショナルな人だったんです。
毎日、業務終わって一時間くらい今日できたことと、できなかったことをホワイトボードに書き出していって、一緒に振り返るってことを繰り返しました。ルーティンワークってあるじゃないですか、定型業務というか。その中で、気付きとか発見がなくなってくるんですよ。毎日細かく探せばあると思うんですけど、その当時は新人なのでそんな余裕もなくて仕事をこなすので必死で。成長し続けるって大変だなぁ・・・って思いました。


確かに日々の仕事に追われていると、ちょっとした部分にもあまり気が回らなくなってしまいますよね。メンターが振り返りの時間を設定したのも、そういった細かい部分へ気がつくためのトレーニングだったのかもしれませんね。

儀保さんはいかがですか?
(儀保さん、まだあまり発言をしていないが、やはり取材班はまだ警戒されているのか・・・?)


儀:
・・・僕は、最初はインサイドセールスチームにいました。4月に入社してから9月くらいまでですかね。そこから、セールスとして喋るより、ナーチャリングなどの分析をする部署の方が向いているかもってことで、しばらく部署を転々としましたね。情シスには去年の10月くらいに配属になったので、今が一番長く定着している感じですね。・・・まあ、なんていえばいいんだろう?んん・・・(ここで神妙な顔つきで考え込む儀保さん)


(な、何を言い出すんだろう・・・?ざわ・・・ざわ・・・)


儀:
・・・今までで一番、仕事してるなって(笑)セキュリティの高め方とかって、どこの会社にいっても必要なことだと思うんですけど、情シスの仕事は、そういう面で自分の身になる仕事なので、これからも続けていけたらと思います。


(儀保さん、めちゃめちゃ穏やかだったーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!)


インサイドセールス時代の儀保さん


穏やかな表情で今のお仕事を語ってくれた儀保さん。入社以来、さまざまなお仕事を経験してきたからこそ、現在の仕事の魅力を感じてるんですね。


さまざまな領域をカバーしている情シスのお二人ですが、今までで「これは大変だった・・・」と言うお仕事はありますか?

粟:
最近だとISMSですかね。元々僕も社内のISMS推進メンバーではあったんですけど、実務として入っていたというわけではなかったんですね。以前、メインで担当されていた方が退職されてからは猛スピードで引き継ぎが行われて。突貫工事とまでは言いませんが、充分な引き継ぎができたかっていうと、あまり時間もなかったですしね。


ISMSとは?
企業やユーザーが安心してクラウドサービスを利用できる体制を整えていくことを目的とした、情報セキュリティに関する国際規格の1つです。企業の情報資産の適切な使用と保護が重要視され、認定を取得した後も、定期的な審査が行われます。


そんなISMSの認定を取得した時の記事はこちら▼

祝ISMS! 取得までの道のりを語る
情報セキュリティの国際規格であるISMS。お客様の個人情報を扱うシステムベンダーとして、セキュリティレベル向上に日々取り組むサイダスも、2020年10月に取得しました。 今回は、ISMS取得プロジェクトのキーパーソンとして大活躍した経営管理部マネージャーの大河内さんと、外部コンサルタントとしてプロジェクトに伴走してくれた日本パープルの杉本さんにお話を伺いました。 ...
https://www.cydas.co.jp/blogs/culture/isms/


粟:
先日も、維持審査で外部の方も来られたので僕らで対応をしたんですが、今の僕の力量でいけるのか?っていう不安もあり、プレッシャーをとても感じてました。しっかり分かっている人が審査の対象でないと、聞いてる審査員の方も「この組織大丈夫か?」ってなるじゃないですか(笑)
なので、今年の3月あたりはその維持審査に向けて、文書や規定とかを微調整したり更新していく中でインプットしていくような感じでしたね。

ISMSは基本、役員とかマネージャー層とか、自分たちより上のメンバーをどう説得していくかっていうのが大事なので、認定取得の時から運用コンサルをされてる日本パープルの方と一緒に進め方を決めたり、分からない部分は相談したりして進めていますね。僕が言うのと外部のコンサルの方が言うのとでは、やっぱり説得力が違う部分もあるので。今は外部の方との人間関係も含めて、うまくコミュニケーションをとっていけてるかなと思います。


外部機関による審査となると、やはり些細なことでも影響してくるんですね。サイダス内でも、昨年から情報セキュリティに関する意識が高まったように思います。


粟:
ISMSというのは推進メンバーだけで運用はできないので、社内浸透を目指してちゃんとPDCAを回していくことが大事なんですね。インシデントが発生した後の事後対応や記録に残すところまでは僕らでできるんですけど、発生率を抑えるためには社員一人ひとりの情報を取り扱う時の意識や理解がないと厳しい。会社を守るということもあるんですけど、本当に大きなインシデントが起こった時は、会社だけでなく個人にも降りかかる場合があるので、そうならならないための施策であること。そして自分自身も守られているんだよってことを伝えていく必要が僕らにはあると思いますね。ただ決められたことを守るだけではなくて、その先の意味をちゃんと知ってもらってこそ、意識レベルの向上が生まれてくるのかなって思います。


プロジェクトメンバーだけでなく、サイダスで働く全員がしっかりと理解を深めることが大切ですね。


それにしても、普段のさまざまな問い合わせだけでなく、ISMSの維持では外部とのやりとりも発生していて、本当に幅広い活躍をされいるお二人。なかなか仕事の切り替えが難しそうに思えるのですが・・・


儀:
・・・・そうですね、重要そうなものかどうかを見て、そこから優先順位をつけていけば・・・まあ・・・できなくは、ないかな、という感じですね。


寡黙ながらも頼もしさを垣間見せてくれる儀保さん


粟:
僕も最初、OJTの時にそこにぶち当たりましたね。あれやって、これやってって色んな部署から依頼が来るんですけど、新人の時はできる限り早く対応して、メンバーからの信頼を勝ち取らないとって焦っていたこともあったんですよね。でも、それによってコミュニケーションミスなどもあったので、そのへんもメンターと振り返りをしました。ホワイトボードに重要性や優先度が高い・低いを縦軸と横軸に表したグラフに、タスクを振り分けていくんです。「1、2、3、4・・・このタスクはどこに入る?」って聞かれて「3・・・じゃないですか?」「いや、2だよ!」みたいなやりとりをしてました。


タスクをグラフで視覚化していくんですね!事実に基づいた、なかなかシビアなやり方ですね・・・


粟:
当時は書くことが大事って言われていました。相手が言ってることを、ちゃんと単語ごと、一節ごとに区切って見ていって、これはどれを指してるのか?とか、この単語はお互いの共通言語なのか?とか。
何かコミュニケーションミスがあったままだと、ずれが発生するんですよ。早期で見つけられればいいんですけど、実行まで行った時に「あれ?あの単語って、そういう意味じゃないんですか!?」っていうのが、本当にあるんですよね。


確かにお互い同じ言葉を使っているのに、意味合いは違っていた、なんてことは時々起こってしまうコミュニケーションミスの一つですね。


粟:
情シスの仕事では、緊急度の高い不具合がでました!って時があるんですが、その当事者って基本的にパニック状態なんですよね。起きたことに対して、どういった操作をしたのか、覚えてる範囲で、記憶が新しいうちに事実を聞くことが大事なんです。結果だけを見て、大体これが原因かな?という勘所も大事なんですが、ちゃんと事実確認をして、核心に迫らないと決められない。適切に解決していくためにも、ちゃんとコミュニケーションをとっていく必要があるんですよね。


サイダス内でも、困った時に相談できる情シスの存在はとても大きいと感じています。その背景には、お二人がこれまで培ってきたセキュリティに対する意識や、事実に基づいた判断・対応などが基礎となって、みんなの安心へと繋がっているように思います。

さて、それでは最後に、お二人の働きがいを教えてください!

儀:
働きがいは・・・そうですね、大切にしてるのは、自分が成長することですね。・・・それだけ言うと、ちょっと自己中っぽいんですけど(笑)自分が成長していけば、助けられることが増えたり、提供価値が上がってくると思うので、そこを頭において仕事に取り組んでいきたいなと思います。


粟:
今、僕らがやってる仕事はスタートアップの会社だと絶対に必要になってくるポジションなので、どこに行っても需要のある人材になれるんじゃないかと思ってます。
目標としては、ガバナンスの整備や、社内システムの選択から導入運用管理などを自分で設計して、基盤をつくってみたいという気持ちがあります。ゼロから作っていくというか。もしそうなった時に、自分の知識や経験があれば、自主的に仕事ができると思うんです。そのために、今はチームを停滞させずに、お互いにスキルをつけて色んなところでやっていけるような人材になっていければなぁって頑張ってます。それが働きがいですかね。



今のポジションだけでなく、この先どんな人材でありたいかを見据えた目標設定、とても素敵だと思います。


サイダスにとって、欠かすことのできない重要な役割を淡々とこなしながらも、常に謙虚さを忘れないお二人の姿勢に身が引き締まる思いでした。これからもご自身の目指す方向に合わせて、頑張ってください!


本日はお二人とも、ありがとうございました!

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