業界、企業、事業によって、対峙するクライアントやアプローチ手法がまったく異なる『営業』という仕事。18年続くAmebaのメディアの営業って?求められる力とは?今回はAmebaのエンタープライズ(大手企業向け)営業について担当の廣瀬さんと田野さんに深掘りしてみました。
登場人物
- 廣瀬 雄士:2015年に広告制作会社に新卒入社。TVCMの制作に携わった後、広告代理店に転職。営業を担当しその後2021年9月CAに入社。Ameba事業本部 プレミアムアカウント局 総合&直販グループ所属。
- 田野 彩果:前職は人材系企業にてSaaSシステムの営業を担当。チームのマネジメントまで経験した後、2020年9月にCAへ入社。 Ameba事業本部 プレミアムアカウント局 本部グループ所属。
入社前の筆者が思っていた、『18年続くブログメディアの営業』のイメージ
- このSNS時代にブログ?
- Ameba営業のクライアントは?
- ルーティンワークだったりする?
- 商材って何があるの?
- 老舗メディアの営業で身に着くスキルとは?
読者のみなさんがAmebaに対して持つイメージも、このようなものが多いのではないでしょうか。
かく言う筆者(2022年6月中途入社)も、入社直後までそう思っていました。
18年続く、ブログを主軸としたメディアであるAmeba。
みなさんのイメージ通りなのか、それとも…?
Amebaの営業組織って?
Amebaでエンタープライズ領域(大手企業)を中心に営業活動を行うのが、プレミアムアカウント局という組織です。
入社1年目の若手から15年以上のベテランまで幅広いメンバーが在籍。若手責任者も多く輩出しています。
・中途入社3年目で販路リーダー
・新卒入社4年目でAmeba広告ボード兼営業組織局長
・全社表彰式でのBest Player賞受賞
営業組織は、CAのインターネット広告事業部、大手広告代理店など、販路によって分かれており、国内・国外の多業種の商品・サービスのマーケティング活動の支援を行っています。
消費者が日常使いしている、生活の中で見かける商品・サービスをお持ちの大手企業が抱えるマーケティング課題に対して、解決できるAmebaのソリューションを提案。
また、営業チームとプロダクト開発チームが同じ「Ameba事業本部」に属しているため、売るだけではなくプロダクト作りにも日々挑戦しています。
そんな組織について、より魅力を深掘りするべく、中途入社で活躍するメンバー2名に話を聞きました。
「Amebaの営業」だからこそ味わえる魅力って?
Q. Amebaの営業ならではの魅力を教えてください。
廣瀬:
一言で表すなら、どのような付加価値をつけて提案するかという視点を持てることが魅力です。
前職の広告代理店の時は、まず「予算」と「お題」が与えられて。
それに対して、既存のサービスを掛け合わせて最適なアウトプットを競合とコンペするような形式でした。
メディア営業という立場になってからは、クライアントの課題に応じてAmebaを活用して柔軟に付加価値をつけ、魅力的な商品としてクライアントに提案することができます。
目に見えた競合を意識するより、クライアントに寄り添った提案をするイメージですね。
Amebaは18年続くメディアですが日々進化していて、クライアントに提案できるものも時代に合わせて変化しています。
課題に応じて新しい商品を作ることができるのも魅力だと思います。
田野:
私が一番感じるのは、クライアントの規模が大きいことで得られるやりがいです。
日本を代表するようなクライアントを担当していると、誰もが知っている商品のプロモーションに携わることができます。
廣瀬さんの話じゃないですけど、目に見えた競合がいるわけではないので、クライアントの課題に沿ったAmebaメニューを提案することができるんですよね。
自分のアイディアで実施したプロモーションやデジタル施策の効果がよかった時は、わかりやすくやりがいを感じることができます。
Q. 印象に残っている事例を教えてください。
廣瀬:
2つあります。
1つは某動画配信サービスのコンテンツのプロモーションです。
世の中からの注目を集めたいというクライアントのオーダーに対して、Amebaでオフィシャルブログを制作しました。
Amebaの大きな財産のひとつとなっているブログを活用して、クライアントの要望を実現することができました。
2つ目は某大手消費財メーカーです。
現在は20以上のブランドを担当していますが、同じ企業でもそれぞれのブランドのマーケターによって考えることが違います。
認知を目的にした施策から、購買に直結する施策まで様々ですが、大きな企業の商品やブランド毎に施策をアジャストして提案していけるのは、Amebaでの営業の面白さだなと思います。
田野:
私は某大手学習塾の案件です。
業界TOPクラスの年間の事業方針を一緒に決められた経験はいい事例になりました。
長期コミュニケーションをAmebaを起点としてクライアントと一緒に考えて、施策実施に至ったのは私のなかでも自信になりました。
Amebaというメディアの可能性も感じることができました。
どんな人が活躍できる?身につく力って?
Q.Amebaの営業として磨かれる力にはどんなものがありますか?
田野:
身に付くスキルとしては営業力、企画立案力、プランニング力、泥臭くやり切る力などが挙げられます。特に営業力ですね。
他の大手SNSサービスと比較してAmebaがどういうメディアなのかを的確に伝えられることがポイントだと思っているので、自分の言葉でAmebaの広告としての価値を語ることができる人は特に成果を残している印象です。
同じ内容でも伝え方や言葉で相手への届き方が変わるので、自分の言葉に変換して相手に伝えられる力があると営業として強いと思います。
廣瀬:
自分がやろうとしていることに対して、Amebaというメディアのファクトと紐付けて話す力が重要です。
単純にヒアリングなども大事ですが、実際に提案する際に根拠をもって自分の言葉で伝えることができる人は共通して成果を出しています。
Q.どんな人がAmebaの営業に向いていると思いますか?
田野:
正直、仕事の難易度は高いと思います。
Amebaは営業として提案できるソリューションの数も多く、決まった型が存在する訳ではないので。
でも、簡単に売れないからこそ「逆境の中で成果を出したい」「自分の力をつけたい」「今までの営業力を活かしていきたい」みたいな高いマインドや向上心を持っている人は、自分の力や可能性に挑戦できる環境だなと思います。
廣瀬:
ブログは古いサービスと思われがちですが、ブログの特徴を生かせるニーズがあります。
例えば、クライアントと向き合っていると、他の大手SNSと比べて「より深い情報を情報発信したい」といったニーズを往々に感じることがあります。
そういった深いニーズまで汲み取って提案することが好きな人は向いていると思いますね。
それに付随して、自由度の高い提案ができることもAmeba営業の特徴です。
決まりきったメニューではなく、クライアントや社内のメンバーと一緒に多様なメニューの組み合わせやコンテンツづくりから考えたいって人はAmebaの営業には合ってると思います。
田野:
仕事内容は難しいしつまずくことも多いけど、必ずサポートしてくれる周りのメンバーがいます。
応援してくれる人たちしか組織にはいません。外部からみたCAのイメージで不安は持たなくて良いと思います。
Q.最後に、今後のキャリアプランを教えてください
廣瀬:
営業起点で社内を動かして成果を作っていきたいです。
Amebaもブログから派生して様々なサービスを立ち上げていますし、その形はブログという枠に留まらなくてもと思っています。
今ある大手SNSは外資系のサービスも多いですが、新しいメディアやサービスづくりにもチャレンジしていきたいです。
田野:
Amebaというメディアの可能性はもちろんですが、サイバーエージェントには幅広いキャリアの選択肢があるので、得た知識やスキルを使って自分の知見を広げるため、色々な可能性にチャレンジしていきたいです。
誰もがなし得ない大きく新しい仕事や「田野ちゃんがいたからだよね」と言われるようなポジションを狙いたいと思います。
終わりに
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
筆者自身も、入社後に「Amebaってここまで規模の大きい営業ができる環境だったのか」と、驚きました。
業界の変化のスピードに順応して、プロダクトとセールスが連動しながら動いているので、決まった商材を売り続けるのではない『課題解決型の営業』という言葉がピッタリだな、とこのインタビューを通じて改めて感じました。
Amebaの営業ってそうだったんだ!というポジティブなギャップを感じていただけていたら幸いです。
出演:廣瀬 雄士・田野 彩果 取材・文:川邊 耕平・千葉 雄斗 撮影:宇佐美 織絵 編集:Ameba編集部
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