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プロフィール
知念 洋樹(CIU Platform Div)
IT関連会社、セキュリティベンチャーを経て2017年にサイバーエージェント入社。
CIU(CyberAgent group Infrastructure Unit) Platform Div DCチームのサブリーダーとして活躍中。
サービスの土台を支えるデータセンター
― これまでのキャリアとサイバーエージェント入社のきっかけ
高専卒業後は地元沖縄の銀行系のIT企業へ就職しました。
そちらに3年いた後「東京に行きたいな」という気持ちが高まり、セキュリティのベンチャー企業への転職をきっかけに東京に出てきて、その後スカウトを受けてサイバーエージェントに入社しました。
ー 現在の業務について教えてください。
CIU Platform Div DCチームで、データセンターに関する仕事をしています。
自分たちのデータセンターでは様々なサービスが提供されていますが、安心してサービスを提供してもらいたいと日頃思っています。そのために、CPUやメモリ、ディスク等のリソース監視はもちろんのこと、適切なタイミングでサーバの増設ができるようにベンダーとの調整や購入手配をしたり、新しい脆弱性の対応パッチを当てたりと、危険な状態にならずにずっと使い続けられるよう、手を入れていくということを常に心がけています。
言わば縁の下の力持ちみたいな仕事ですね。
ー Platform Div DCチームはどんな部署ですか?
ネットワークとそれ以外でわかれており、現在のメンバーは全部で7人です。
サイバーエージェントでは複数の拠点でデータセンターを利用しており、それぞれのデータセンターにおいて場所の選定や、ネットワークとストレージ、サーバ機器などの選定・構築・運用と、データセンターに関わる業務を全て自分たちで行っています。
メンバーはとにかく技術好きで自宅にサーバーを置いてたり、とことん突っ込んでやる人達が多く、すごくいい雰囲気です。
年齢層は幅広く、20代・30代・40代と満遍なく所属しています。
また、中途採用の方が多いため、いい意味でサイバーエージェントっぽくないです。
活発に使われるのを見るのがうれしい
ー 自社のプライベートクラウドを使うメリットを教えてください。
コスト面で見ればプライベートクラウドの方が絶対的に優位性があると思っています。
一方で、限られた人数で運用しているということもあり、パブリッククラウドのように多種多様なマネージドサービスは提供できていないです。
現状、利用者には環境を選択してもらう形をとっていますが、プライベートクラウドにおいては 150 を超えるプロジェクトで利用されています。
― オリジナルのストレージを保有している会社は多いのでしょうか?
自分たちで作っている会社は多くないと思います。
他社は買ってきたものをそのまま使ったりしているようですが、サイバーエージェントではコストパフォーマンスのバランスや、手元にある機材をどのように有効活用するか検討するなど、いろんなバランスを考えて作っていますね。
― 仕事で面白い瞬間はどんなときですか?
全部作り上げて動かしてユーザーが使ってるのがわかる瞬間ですね。
どんどんユーザーが入ってきて使われて「もうCPU足りないから新しいものを追加しないと」とか、ディスクが足りなくなってくると「ちゃんと使ってもらえてるなぁ」と安心します。
また、新しいサービスリリースの情報を常にキャッチアップして、プライベートクラウドの営業をしているチームもありますので、そういったチームと連携して利用が増えるような動きができた時もうれしいですね。
― 仕事をしていて大変だったのはどんな時ですか?
私はストレージやハードウェアの管理をしていますが、以前はゴールデンウィーク真っ只中にストレージで障害が発生して落ちたりとか、サービスが止まりかけたりしたことがありました。
基本的にリモートで対応可能ですが、やはり大変でしたね。
― データセンターの業務は時期によって左右されたりするのでしょうか?
やはり特定の時期には注意深く見ないといけないことはあります。
例えば、サイバーエージェントは色々な事業をやっていますが、月末月初など課金がリセットされるタイミングやイベント開催時などに、ネットワークの使用率など各種数値が上がるため、いつも以上に監視が重要になります。
また、大きなイベントがある際は、数日前からメンテナンスを控え、イベント当日にもしもの事が起きないように、万全の体制で迎えられるよう準備する場合もあります。
― どういう人が向いていると思いますか?
まだどこの事例にもなっていない構成に挑むなど、新しくて攻めたことをやるケースが多いので、チャレンジしていける技術探究心がある人だったり、「こうしたほうが自分たちの運用が後で楽になるんじゃないか?」という運用まで考えて設計してくれるような柔軟性のある人が向いていると思いますね。
― 今後のキャリアプランを教えてください
プライベートクラウドがもっと使われるようになって、それを社内外で発表したりアピールして「なんか面白い事をしているサイバーエージェントの人」みたいな感じに見られるようになりたいと思っています。