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口コミが「買えなくなる」時代に、私たちが飲食店とやりたいこと

私たちMenuMenuは、飲食店のデジタル集客を支援しています。その現場で最近一番向き合っているのが、Googleの口コミをめぐる地殻変動です。2026年、Googleは口コミの選別に生成AIを導入しました。投稿者が実際にその店の近くまで移動していたか、過去にどんな口コミを書いてきたか、文章が人の体験らしい自然さを持っているか。そこまで読んで、不自然な口コミは掲載前に弾かれる。無理に集めた口コミは、逆にリスクになってきています。私たちがこの変化を前向きに捉えているのには理由があります。これまで飲食店の集客は、どこか「テクニックの競争」でした。資金や手間をかけて口コミを積める店が、地図の上...

「人手不足だから」では、もう客に届かない

私たちMenuMenuは、飲食店のデジタル化を手がけています。その現場でずっと引っかかっていたことがあります。セルフオーダーや無人会計は、大抵「人手不足だから機械に置き換える」と説明されます。間違いではありません。でも、この語り方には客が登場しないんです。2025年8月のホットペッパーグルメ外食総研の調査(7,560人)を見て、その違和感の正体が分かりました。セルフオーダーの利用経験率は67.5%。2021年の26.0%から4年で2.6倍。しかも今後の利用意向は前回より+4.9ポイント伸びている。客が「我慢して使わされている」なら、こうはなりません。選ぶ理由のトップは「自分の都合の良いタ...

なぜ私たちは「飲食店の週1の手間」にこだわるのか

「MEO対策、やった方がいいのは分かってるんだけど、手が回らなくて」——飲食店の現場で一番多く聞く言葉です。私たちMenuMenuは、テクノロジーで飲食店の課題を解決しようとしているチームです。最近、一つの現実に向き合っています。2026年のGoogleアップデートで、Googleマップの地図検索は「キーワードを詰め込んだ店」ではなく「今も動いている店」を上位に出すようになりました。口コミへの返信、写真の更新、営業情報の正確さ——この週1回の手入れができるかどうかが、来店数の分かれ目になっています。ここに、私たちが面白いと感じる逆転があります。大手チェーンは店舗が多すぎて、一店一店の口コ...

飲食店の83%がAIに出てこない理由

飲食店の83%が、AIの回答に出てこない——2026年に公開されたCOOD/Uberallの調査が示したこの数字に、私たちMenuMenuは強い危機感を持っています。お客さんはもう、ChatGPTやGoogleのAIに「このあたりで美味しいお店」を尋ねます。そこで挙がるかどうかが、来店数を静かに左右し始めている。ところが、5軒のうち4軒以上がそもそもAIに認識されていない。しかもこれは、味でも口コミでもなく、情報がAIに読める形で置けているか、媒体をまたいで一致しているか、という地味な土台の問題でした。私たちが現場で向き合っている課題は、ここにあります。飲食店オーナーは料理と接客のプロで...

「人気No.1」がAIに効かない理由

「当店が人気No.1!」——この一言が、AI検索の世界では推薦の根拠にならなくなってきました。私たちMenuMenuが今、飲食店の現場で向き合っている変化の話です。お客さんはもう、ChatGPTやGoogleのAIに「この辺りで美味しいお店」を尋ねます。そこで挙がるかどうかが、来店数を徐々に左右し始めています。ところが、多くのオーナーさんが頼ってきた「サイトに大きくNo.1と書く」自己アピールは、ここでは効きません。AIは「自分で自分を褒めた文章」を見抜き、推薦の根拠から外し始めているからです。私たちが見ている課題は、ここにあります。飲食店オーナーは料理と接客のプロであって、AI検索の内...

倒産が増える業界で、私たちが「人を減らす」と言わない理由

2026年2月、飲食店の倒産は83件。前年同月から33.8%増えました。同じ時期、外食の現場の約85%が「人手が足りない」と答えています。私たちMenuMenuは、この二つの数字を毎日見つめている会社です。DXの文脈では「省力化」「人員削減」という言葉がよく使われます。でも、現場の店主と話していて気づいたのは、潰れる店と伸びる店を分けているのは人を減らせたかどうかではない、ということでした。最初に相談に来られる店主の多くは「人を切るための仕組み」を探しています。けれど話を掘っていくと、本当の悩みは、注文取りと会計に手を取られてピークタイムに席を埋めきれない——その取りこぼしのほうにあるの...

補助金が後押しする「多言語化」を、私たちが本気でやる理由

東京都が、飲食店の多言語対応に補助率2/3——1店舗あたり最大300万円の補助金を出しています。私たちMenuMenuが注目しているのは、その金額ではありません。「多言語対応だけ」が手厚く優遇されている、という事実のほうです。行政がここまで多言語化に補助を寄せるのは、外国人のお客さんが飲食店で最初にぶつかる壁が「メニューが読めない」ことだと、現場のデータが示しているからです。読めなければ注文できず、注文できなければ売上にならない。当たり前のようでいて、多くの店がこの一点で機会を失い続けています。私たちは、飲食店のメニューをデジタルで多言語化するサービスを作っています。紙の刷り直しなしで英...

「AIに引用される店」をつくる — MenuMenuが見ている飲食店の次の戦場

「地元で愛されるラーメン店、ない?」——こうAIに尋ねる消費者が、この1年で約6%から45%へと急増しました。私たちMenuMenuが今、最も注目している変化です。Google I/O 2026でAI Modeが刷新され、月間10億人がAIの回答で店を探す時代に入りました。そこでわかったのは、AIが飲食店を推薦するときの出典の約6割が、Googleビジネスプロフィールだったという事実です。私たちはここに、飲食店が直面する本質的な課題を見ています。これまで店の魅力は「味」と「接客」で決まると信じられてきました。けれど今、AIに評価されるかどうかは、その前段階——自店の情報がAIに読める形で...

爆買いが終わった先で、街の飲食店と一緒にやりたいこと

訪日客の支出が「モノ」から「コト」へと移りました。買物代が下がり、飲食費に並んだのです。そして来日目的の第一位はずっと「日本食を食べること」。お金の流れも来日動機も、どちらも先にあるのは飲食店なのです。しかし、予約を受けている飲食店のうちインバウンド需要を取り込めているのは25.4%だけ。74.6%が、目の前まで来た需要を取りこぼしてしまっている状況です。私たちMenuMenuは、この状況に注目しました。現場を回って痛感したのは、需要を満たせない原因が需要不足ではないということです。予約サイトに載っていない、メニューが読めない、電話しか窓口がない、無断キャンセルが怖い——料理の腕とは無関...

「外国人客は単価が低い」を、私たちが疑う理由

「外国人のお客さんは単価が低いから」——飲食店の現場で、私たちMenuMenuが一番よく聞く言葉のひとつです。そして、一番もったいないと感じる言葉でもあります。数字を分解すると、低いのは単価そのものではありません。お客さんが「触れられた選択肢の数」が少ないだけなんです。メニューが読めなければ、地酒の飲み比べも季節のおすすめも、無いのと同じ。お客さんは頼まなかったのではなく、頼めなかった。読める情報が増えれば、注文の点数は素直に伸びます。私たちが課題だと感じているのは、ここです。多くのお店が、多言語対応を「外国人客への親切」として捉えている。だから後回しになる。でも本当は、客単価・注文ミス...

AIが予約まで代行する時代に、私たちが見ている飲食店の課題

「お客さんが店のサイトに、来なくなる」——この一文を、私たちMenuMenuは最近かなり真剣に受け止めています。GoogleのAI Modeが、店探しから予約完了までを一つの画面で済ませる機能を8カ国に広げました。お客さんはAIに話しかけ、候補から選び、その場で席を押さえる。サイトを開く操作も、フォームを埋める手間もない。日本はまだ対象外ですが、来るのは時間の問題だと見ています。ここで私たちが課題だと感じているのは、現場の準備が追いついていないことです。電話とノートだけで予約を回している店、Googleビジネスプロフィールと予約導線がつながっていない店。そうした店は、AIが「予約できる候...

「AIに選ばれる店」を、現場の手元から増やしたい

「この近くでランチ、おすすめは?」——お客さんがこの質問を投げる相手が、検索エンジンからAIへ移りつつあります。飲食店探しにAIを使う人は6%から45%へ。私たちMenuMenuは、この変化の最前線で飲食店の集客を考えているチームです。ここで一つ、見過ごされがちな事実があります。AIがお店を選ぶとき、最初に読みに行くのは公式サイトでも広告でもなく、Googleビジネスプロフィール(GBP)だということ。AI回答の引用元の約6割がGBP由来という観測もあるほどです。ところが現場では、このGBPがほとんど手つかずのお店が驚くほど多い。カテゴリが大ざっぱ、属性が空欄、メニューに価格がない。立派...

「ロボットで人を減らしたら、売上も減った」。

「ロボットで人を減らしたら、売上も減った」。私たちMenuMenuが飲食店の現場で繰り返し向き合ってきたのが、この逆説です。ファミレス大手のスカイラークが配膳ロボットを大規模導入し、回転率は約7.5%向上、スタッフの歩行距離は42%削減という成果を公表しました。人手不足の現場にとっては大きな前進です。ただ、私たちが現場で見てきたのは、その先にある落とし穴でした。配膳ロボットが肩代わりするのは「運ぶ」労働です。でも、料理を運ぶ動線のなかには、追加の一杯を勧めたり、デザートのタイミングを計ったりする接客が埋め込まれていた。効率化で人を削ると、その「稼ぐ接客」まで一緒に消えてしまう。回転率は上...

多言語メニューで客単価が25%上がった店、何が違ったのか

私たちMenuMenuは、「翻訳できているのに、売れない」という飲食店の悩みに向き合っています。訪日客は2026年4月で369万人。客数はコロナ前を超えて戻りました。けれど現場をまわると、英語メニューを用意したのに外国人客はビールと唐揚げで帰ってしまう、という声を何度も聞きます。私たちが見ている課題は、ここにあります。多くの店は「翻訳」をゴールにしてしまう。でも旅行者が本当に欲しいのは、正しい英単語ではなく「これを頼んで大丈夫だ」と思える材料です。料理写真、一行の説明、選ばれる並び順——勘のいいスタッフが自然にやっている接客を、メニューの上で再現すること。私たちはそれを「伝達の設計」と呼...

「古い星より、先週の一言」を信じる会社です

私たちMenuMenuは、飲食店の「今の見え方」を整える会社です。最近、現場の相談を聞いていて確信したことがあります。お店の評価を決める軸が、静かに入れ替わったということです。以前は、星をたくさん集めた店が強かった。でも今、来店を検討する人の74%は、直近3カ月の口コミしか見ていません。3年かけて貯めた★4.6より、先週もらった一言のほうが効く時代になりました。そこにAIが重なります。お店をAIに探させる人が、半年で6%から45%へ。AIは口コミを読んで店を要約し、お客に薦める。中身が古い店は、AIの中で「情報が止まった店」になってしまう。私たちが向き合っているのは、ここです。多くのオー...