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日の目を浴びることのない個人の活躍を讃える、圧倒的称賛文化

Contrea株式会社に、動画制作を主に担当しているMedical teamのインターンとして参画している吉田琳奏です。

Contreaは「医療にかかわる全ての人に安心を」というミッションを掲げ、「安心」を大切にしている医療系スタートアップです。そのミッションを達成するために、テクノロジーで患者さん中心の医療を実現できるよう、「MediOS」という医療者と患者さんのインターフェースとなる基盤プロダクトを提供しています。

先週は、私自身が同じチームのインターン生・竹ちゃんと対談した記事を、対談記事第三弾として出しました!(ストーリー急上昇4位にも載りました!)
ぜひご覧ください。
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/886487

今回は、4期3Q(2023年5月-7月)から始まったステント賞を受賞した鈴木さん・川勝さんに、受賞されたクオーターを振り返り、個人にフォーカスした称賛文化について対談形式で語ってもらいました。

▼対談記事第一弾はコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/557972

▼対談記事第二弾はコチラ
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/868102

Contreaでは “cheers” という称賛文化が根付いていた中で新しくできた、個人の活躍にフォーカスした  “ステント賞”。

そもそもステントとは、金属のチューブのようなもので、バルーンで血管内を拡張した後に留置されます。血管・冠動脈が狭くなった患者さんに対して使われており、血管がまた狭くならないように支える役割を担っています。

会社におけるステントとは、「普段目にすることは少ないが、会社の中でなくてはならない働きをしてくれている人のこと」と定義しています。

会社の規模拡大に伴って少しずつ他チームの様子、特にメンバー個人の動きが見えづらくなってきた中で、実は「その人の活躍がなければ詰んでいた」というシーンはいたるところに存在します。そんな密やかなファインプレーを積み重ね、会社の成長が順調にいくように、あるいは会社の危機を人知れず回避させてきた存在のことを、医療の世界で「目には見えないけどなくてはならない」ステントと称しています。

そこで、ステント賞として、四半期に1度「人知れず会社の成長に寄与した/会社の危機を退けた」メンバーに与えられる表彰制度ができました。

経営企画室に所属されている鈴木さんは、いわゆる「コーポレート」と呼ばれる必要なバックオフィスの機能のところだけではなく、経営状況に応じて必要な意思決定をしていく役割も担っています。

川勝さんはセールス部門を担当されており、営業としてMediOSのファンを増やし、MediOSの導入が現場の課題解決の入口となるように多数の医療現場で面談をされています。

「称賛文化に隠された、日の目を浴びることのない活躍」にフォーカスしたステント賞を受賞されたお二人に、自身の会社への貢献の仕方や称賛文化の形成について対談していただきました。

第四弾も、みなさんよろしければ最後までお付き合いください。

ステント賞を受賞されたお二人

ーー4期3Q・4Qでそれぞれステント賞を受賞されたお二人ですが、受賞された時の素直な気持ちを教えてください。

鈴木さん
4期3Qは第1回で、そもそもステント賞というものがあるよっていうことを周知されない状態での受賞だったので、狙って獲りに行ったわけではなかったところではあったので「あ、こんな賞をいただけるのか」っていう喜びがすごく大きかったかなっていう風に感じてますね。

川勝さん
そうですね。やっぱり3ヶ月経つと、もうガラッと色々状況変わってますので、私も正直忘れてました(笑)。別に、私がそういう役割をしているっていう自覚はもちろんなかったので、驚いたっていうのはまず同じようにありますよね。

あとは、やっぱり、こういう表現をするっていうのは、改めていいなってその時に思って。こういうのを作っておくと、やっぱり見る側からしたら「縁の下の力持ちは誰だろう」っていうのを日々考えるでしょうし、クオーターごとに考えると、その賞を渡す側としても1回振り返る場にもなるので、 それはすごくいいんじゃないかなと思いましたね。その場でワイワイしながら、こういうことしてたよねっていうのを他のメンバーにも周知をするっていうのが、改めて良い場になるんじゃないかなと。私の受賞自体が良かったっていうより、その場がすごく良かったんじゃないかなっていう風には思いましたね。

鈴木さん
私もそんなに意識していたことではなかったっていうのと、川勝さんもそこまで意識されてなかったっていうのが、まさにステント賞の結構特徴なんじゃないかなとも思っていて。

例えば、目に見えた評価とか、目標に対して個人の期待されている役割以外のところとかで活躍するみたいな副産物的にそういった評価が生まれているんじゃないかなとは思うので。

川勝さん
特に、なっちゃんの場合だと、あんまりこう大きな声で広げて言えないことで、会社のお財布のこととか、地雷がいっぱいあるのを除去したりとか、見せつけられない業務性質があるから、こういうのを通じて「それだけ、そういうところで、なければならないんだな」っていうのをみんなが分かるっていうのは、やっぱり重要だし、すごく良かったなと思いますね。


ーー表彰されたクオーターで、苦労したことや学びがあったら教えてください。

川勝さん
初回面談から色々あたたまってきて「導入したいよ」という気持ちになってきた人たちも含めて、いろんな人たちとお話をして対応するべき件数がとにかく爆増してきたのが、このクオーターだったので。

まず、スケジューリングとかの濃淡の付け方には、チームみんなで苦労してきたのかなと思います。
ちょうどその時に、頑張って新しく始めようと入ってくれたメンバーの立ち上がりもやっていたので、そこもどれぐらい彼が自分でできるかっていうのを見極めながらだったのが、振り返ってみれば大変だったかなとはありますかね。

そんな中で、うまく任せながら、一緒にやりながら、自分の武器をどんどんその人に渡していく。
その場での成功を重んじるなら、私が同席した上で一言言えばいいんですけど、そこはぐっとこらえて、本人にやってもらって、その先に得るものを得てもらって、成長してもらう。 このバランスも結構難しくて、その瞬間瞬間でいつも迷ってますね。「ここを任せきったら、どうなるんだろう」「ここは、自分が一言入れた方がいいのかな」っていうのは、まあ苦労ではないですけど、迷うというか、いつも考えてやってますね。ついつい今もやってるんですけど、こういうのは、ハイライトとしてありますかね。

鈴木さん
今までの経験とかも重ねて、スピード感としては、新しく入ってきた方々もかなり急成長をされているので、本当に、その川勝さんのおかげだなっていう風に思ってます。

私が大変だったことでいうと、そのクオーターは、調達のサポートとかコーポレート業務みたいなところも、足りないものを埋めていくっていうところで並行して行われてた中で。購入でも小さいものでも、経営陣で意思決定する時に余りがあった方がいいよねっていうので、経営企画として予実管理を作り始めた時でした。

じゃあ、今までそれを過去の経験として、全てやってきたかっていうと、やってなかった分野がすごく多かったんですね。予実管理は部署単位とかでは作っていたけど、会社としてどんな費用がかかるのかみたいなところは知らなかったりとか。調達も、勉強しても間に合わないぐらいすごく情報量が多い中で、インプットと並行して対応していくっていうところが、個人的にはすごく大変だったなとは感じてますね。


称賛文化の裏側に隠された個人の活躍

ーー表彰されたクオーターを振り返ってみて、ご自身の働き方や会社への貢献の仕方についてどう思われますか。

川勝さん
自分が営業の動きとか、お客さん関係の話をするのは、もう当たり前でやるところの延長で、経験してきたこととか、その洞察を周りにどう移植していくか。ここは、結構自分でも、ステント賞のためっていうことではなくて意識はしてました。そこって、日の目をあんまり見ないと、なかなかそれが実になるまで時間がかかるので、そういうところは、ステント賞表彰の時のコメントで表現してくださったので、そこがみんなに知ってもらってよかったかなと思いましたね。
やっぱり、それが他の人にどんどん伝播して、自分のパフォーマンスだけではなくて、それを他の人にどうやってもらえばいいんだろうとか、私が苦しんできた過程をもう同じレールを行かないように、この人たちにどういう風に伝えるといいんだろうっていうのを、これからもっともっとやらないといけないなと思ってます。

鈴木さん
私の場合、このステント賞をもらったクオーターが、週1回行われる経営会議みたいな役員の会議にちょうど私が参加していた時期でもあったりして、その時に必要な意思決定をする、会社を進めていくような会議に参加していたので。
例えば、有事のものに対して緊急にどう対応していくかとか、今後のことを考えて、今、何をしていくべきなのかを逆算で考えたりとか、そういうことをする場にいたので、元々想定していた何をやるっていうことをひっくり返すようなことも結構多かったりして。その場その場で必要な動きを取っていったところが、結構このステント賞での評価というか会社への貢献みたいなところに繋がっていったのかなっていうのは、すごく考えていることですね。

意識していたところで言うと、やっぱり私もそのコーポレートから経営企画室って名乗りを変えたタイミングでもあったので、より経営にとって必要な判断をしていこうっていうところを意識していたのは、要因になってるんじゃないかなと思っています。

▷▷▷経営企画室長:西尾さんの記事はコチラから


ーーcheersという称賛文化がContreaには元々根付いている中で、新しく「個人個人の活躍」にフォーカスした称賛制度ができましたが、そのステント賞ができたことで会社にどんな変化がありましたか?

鈴木さん
cheersが1番、目に見えて感謝の意味とかも結構意図として使われることもあったりして。どちらかというと、その1件1件の体験に対して称賛をするっていうものかなと思うんですけど、ステント賞は結構、積み重ねの部分が多いのかなとも思っていて「○○をしたから評価された」っていうものではないのかなと。

特に川勝さんはそうかなと思って。もちろん、1件1件をcheersで送られてるものもあるけれども、手の届かないところまで、足をとにかく動かしてくださったみたいなところが、今回の受賞でもすごく大きかったと思いますし。言い方悪いと、そういう泥臭い積み重ねみたいなところが、ステント賞とcheersの違いなのかなとも思っているので、こういうところを同じ称賛ではありますけど、目を向けてくださっているっていうところは、すごくありがたい文化だなっていう風に思ってます。

川勝さん
そうですね。今の会社のフェーズとしては、うまくいかないことが結構当たり前だけど、それをなんとかしようとしている。そういう業界を変えていこうっていうのをやってる自分らだからこそ、こういうのを意図的に作っておくってのはすごく大事で重要だなと思っていて。

これはcheersもそうなんですけど、人が会社の中で仕事をすると、みんなで盛り上がってお祝いする。みんなでわからなかったことを知る。そのことについて、ちゃんとみんなが同じベクトルを向いて、明るい光を見ていくっていうのを意識的にやらないと、どんどん暗くなっていっちゃうんですよね、我々って。ちょっとしたきっかけで冷めていくので、日々のcheersだったり、四半期に1度のこういうステント賞を用いながら、みんなのモメンタムを維持していくという意味で、すごく貢献してるんじゃないかなと思いますね。

言ってみれば、仕事って、仕事して当たり前なので、その範疇というのは「いやいや、別に当たり前じゃないですか」という風に冷めてしまいがちですけど。いや、そういうところをお互いに称賛し合うんだよっていうのを、四半期に1回という絶妙のタイミングで、その目標を振り返って次の期に向けてっていう場でやると、よりそういうベクトルが合っていくんじゃないかなと。
毎四半期ごとにメンバーが変わるというか、増えていく中で、新しい人が入ってくると、まだその人は文化は知らない状態なので、こういうものをもっと乗せていって一緒に混ぜていかないと良い方向にならないのが、こういうものを通じてできるんじゃないかなと思います。

鈴木さん
今、川勝さんがおっしゃったのを聞いて振り返ってみたんですけど。
私が入社したのタイミングがちょうど10人目のフェーズで、業務委託の期間も合わせて見ている感じだと、そのタイミングまでは週1で1時間とかミーティングをして、社員も少ないから「みんなで」問題を解決していこうっていうやり方が多かったので、透明性をすごく意識していたところがすごくあったし、それはそのフェーズとしてすごく最適だったと思うんですけど。そこからやっぱりそれぞれ役割が増えてって、分業しなきゃいけないところもどんどん増えていったタイミングでもあったので、このステント賞をもらった要因にもなってる部分ではあると思うんですけど、このステント賞ができたタイミングって、その目標設計であったり、収支の報告の仕方を共有から報告に変えるみたいなものを導入することによって、より分業制が進んでったタイミングでもあったと思うんですよね。

それもあって、より他のチームの動きが見えにくくなってきたみたいなところを考えると、そのフェーズに合わせて必要な賞だったのかなっていう風にも思ったりします。

▷▷▷なっちゃんの入社半年エントリはこちらから

川勝さん
確かにそうですね。だんだんもう他のチームが詳細に何してるか、そもそも時間的にも追えないですし。

鈴木さん
slackのスピードとかも速くてだんだん追えなくなってくるタイミングだったと思うので、こういうところで個人の活躍が見えるとまたいいですよね。


ーーそれぞれ所属しているチームを見た時に、「これはすごいステントだったな」と他の人の活躍で感じるところがあったら、ちょっと思い出してみてください。

鈴木さん
みんな、やっぱりありますよね、その、見えてないところの努力みたいなのとかって。

川勝さん
そうですね。みんなあるんですけど、例えば、近いところでは、くにさんとかは、不慣れですけど、学会係を買って出てくださっていて。これは何をするかというと、年に何回か学会に出展するんですけど、その時の物品の整理、学会とのやり取りとか、コンタクトを入手した先生方の情報の整理、その後のフォローアップ準備とか、まあほぼ全部のリードをするという役割ですね。そこをやることで、今までは発生ごとにやっていたことを体系化して、かつ毎度、こういう学びがあったよねっていうのをどんどん資産化することができるようになっていくわけです。これがなければ、新たな進化には繋がってないので、皆さんも知ってるのでステントっていう感じじゃないんですけど、改めてハイライトしたいなと思います。

あとは、前方に動く我々だけじゃなくて、響さんとかも、案件を見渡してリマインドして、これ抜けてないかっていうのを全方位的に見たりとか、個々の案件の話よりもより上位の戦略的な視点をもってみんなを動かしたりとかっていうのは、あまり目立たないけれども不可欠なことなので。これももちろんみんな知ってるんですけどね。改めてステント賞的にハイライトはしたいなと思いますね。

(くにさんと一緒に学会に参加したときの写真)

鈴木さん
一応代表なので、たぶん今後受賞されないであろう川端さんかなと(笑)。
ここ1年とか振り返ってみた時に、調達に結構苦戦した時期とかもあったりして、過去の反省も踏まえて、かなり膨大なインプットをその期間でされていたかなっていう風に思っていて。もちろん私しか同行しないような時期もあったりして、同じミーティングとかにも川端さんと入らせていただいた時とかに、すごく対等に話されている部分であったり、あとは、交流会みたいなところで質問をして「いい質問ですね」とか褒められたりもして、実はすごくみんなの見えないところで、代表としての役割を全うするために、すごく活躍されてたなっていうところがあるので。まあ今後、ちょっとラインナップには入らないかもしれないけど(笑)。こういう形でお伝えできればなっていう風には思います。

▷▷▷代表・かずさんの記事はコチラから

経営企画室でいうと、ステント的な動きを取れる人はもうみんなそうじゃないかな。コーポレートみたいなところでも、コーポレート以外でも、経企としてみんなわかんないから、わかんないものに対してどんどん新しく正解を出していくみたいな動きをとってくれているので。日々、みんな知らないことを明確にしていく作業をしてくれているので、そういった意味では、もう全員獲ってほしいなって感じですね。


ーー異なるチームでご活躍されてるお2人ですが、お互いにすごいなと感じるような印象的なことがあれば教えてください。

川勝さん
やっぱり地雷が常に降ってくるので、それの対応に私はちょっと耐えられるかどうか(笑)。
「こんなところにこんなものが…!」みたいなのもきっと私が知らないところでもたくさんあるでしょうし。なんかそれを、しかも見えないところでやるから、めっちゃ大変そうだなと思ってますね。

鈴木さん
そうですね。「なんだこの紙は!」みたいな、そういうものが日々見つかっていたりするので(笑)。新しい会社ってこういうものが必要なんだなっていうのを0から知ったりすることもあるので、そういったものは勉強にもなるし、すごくいい形で携わらせてもらってますね。

川勝さんは、もう本当にあのタイトなスケジュールで日々動かれているので、ご自身がその最前線でお客様と対峙するっていうところだけでなく、最近は新しく入ってきてくれたメンバーのサポートみたいなところも、そのフィードバックが毎回すごく手厚いっていう風に伺ったりもするので。時間を限りなくタイトに詰めてその従業員のフォローみたいなところまで対応してくださっているのは、すごくありがたいなって思っているところです。

川勝さん
経企の仕事って、もっと知らしめたいですよね。
もう少ししたら、もっと他の人と直接的に関わり合うというか。プロジェクトまで行かないですけど、そういった業務も増えてくるでしょうし。 これまでは、書類を整えるとか、予実の話が結構あったと思うんですが、 それ以外のところが増えていけば、もっともっと活きた血が通うのかなと思ってます。

鈴木さん
そうですね、今何やってるかみたいなところですと、営業企画的動きも今後はちょっと出てくるかなと思うので、そういうところは一緒に取り合ってできるところかなっていう風に思ったりもしてますし。
割と独立というか結構単独的で、そのリーハン的な動きがかなりしづらいチームではあるので、自分たちのチームがやるべきことが終えられて、直接的にもっと関わってくる業務が増えてきたらすごく嬉しいですね。

▷補足:リーハンとはReach Hands の略称。ContreaのValueの一つ。
▷Valueについては、あむさんの記事を!:https://www.contrea.jp/articles/-ZedRVsX


川勝さん
「これ、今日中に全部ここまで処理しないとやばいことになります」みたいな感じのことって、実際何回かあったんですか。

鈴木さん
あー。支払い関係とかですかね。
期日が伴うものに関しては、やっぱり経企としては必ず守ってかなきゃいけないところなので、そういったところとかはあったかなとは思いますけど。でも、専門的知識がないからこそ「このままこの契約書進んでったら危ないよね」みたいな最低限のところは担保できるようにという考えは持ってたりしますね。

川勝さん
なるほど、なるほど。よりステント的な動きをしてるのはなっちゃんの方ですね。

鈴木さん
どうでしょう(笑)。まあでも、結構積み重ねなのかなっていう風に思ったりしますね。


ステント賞受賞者から見るこれからのContreaの行く先

ーー今後、新しく挑戦したいことや変革を起こしていきたいことはありますか?

川勝さん
今って、この人数規模・事業規模なので、ステント賞として表現すれば大体みんなわかるし、それに対してちゃんとわいわいしながら光を見れるんですけど。

もう少し事業が大きくなって、成長ができると、それが少しポカンとなっちゃうかなと思うので、もうちょっと頻度を増やすのか、もしくは、 今月はこのチームがステント賞をあげられるみたいに誰でもあげられるようにして、表現ができるといいかなと思ってますね。そういうものをどこかのチャンスで取り入れることができたら、より良いものが進化できるんじゃないかなとは思いますね。

鈴木さん
そうですね。cheersもそうですけど、今までの規模感で、その組織に対してこういう文化を作っていくっていう状態が、他社さんと比べてもかなり早い方だと思うんですよね。文化形成がしっかりできているのは、すごく珍しい部分だと思っていて。その上で、この規模感だからできた称賛文化みたいな部分もあったりして。今後、メンバーが増えていくにつれて、その文化をどうやって継続していけばいいんだろうっていうところは、すごく今の課題の部分でもあるかなとも思いますし。状況に応じて、こういった文化が消されないように、もっと人数が増えたとしても、他のメンバーが知れるような状態であるような体制作りは、すごく必要になってくるところだなとは思っていますね。

でも、それって仕組みの部分で行われる部分なのかっていうと、そうじゃない部分もあったりするので、1人1人の社員がコミュニケーション取りやすいような状態を作ったりとか、毎週のwinners sessionとかで「この人がこんなことも頑張ってましたよ」って他の人が伝えることとかも、すごい良かったりもすると思います。なので、社員として、1人1人の意識が変わっていくこととかも、すごく大事なのかなっていう風に思ったりしてますね。
あとは、垣根を超えて、プロジェクトがもっと回せていけるといいですね。

川勝さん
やっぱり我々はどうしても個々の取引相手とか、先生とかにフォーカスしがちですけど、自分のパフォーマンスだけではなくて、その全体を考えた時に、あるいは、その他の人の成長を考えた時にどうかっていう視点は、もっと浸透させたいと思いますので、その辺は今の延長線上で、みんなに伝えていきたいなと思ってます。


ーー最後に… どんな人にContreaに来てもらいたいですか?

鈴木さん
2つ視点があって。
1つは、さっきも言ったように、この規模感で、文化が浸透して経営がしっかりと確立しているっていうところがすごく珍しいので、そういった文化に納得してとか、そういう文化がいいなと思って入ってくださると嬉しいなっていう風にも思いますし。そういった文化も認識した上で、しっかりと指摘できる人とかも、もちろん入ってほしいなとか思ったりするので、同じ人が入ってきてほしいっていうような考え方とは少し違って、この文化もいいなと思ってくださりつつ、例えば厳しく言える人とかも今後は必要になってくるのかなとかも思いますね。

川勝さん
ビジネス面では、この間の対談記事で結構喋った記憶があるので、別視点で言いますと。

▷▷▷川端さんとの対談記事はこちらをcheck!!!
https://www.wantedly.com/companies/company_6229577/post_articles/868102

「働く」ということについて、言ってみれば現代的というか、皆がこうあるべきだよねっていうことをMissionから逆算した時に考えた施策を、ステント賞・cheersでやっていますので、そういう組織で新たに自分を成長させていきたいとか、あるいは、自分を成長させていきながら周りにも還元していきたい。そんな人であれば、合うんじゃないかなと思いますね。

やっぱり、我々がこの組織を作るのって、医療に関わる全ての人、それは生活者、我々もそうなんですけど、その人たちに安心を与えるための施策であって、偽物であってはいけないと。それ故に、野放しにしていたら、どんどん暗くなっていく。働くことに、妥協していく。そういうものを随所で防ぐための施策まで打っているので、そういうものを妥協したくないよという人がいたら、ぜひ来てくれたら楽しめるんじゃないかなと思います。


COLUMN
〜ステント賞生みの親・川端さんに聞いてみた!~

せっかくなので、今回の対談記事ではステント賞を作ることを決めた代表の川端さんにもインタビューをしてみました。
「賞を与える側の視点」から何に重きを置いて選出しているのか。社員と今後新しく入ってくるであろう人にどういうことを期待しているのか。二人の対談を踏まえるとより深みが増す内容となっています!

ーー対談でも「このフェーズに必要だったから」作られたという話がありましたが、川端さんの中でステント賞をみんなにどう捉えてもらい、大事にしていきたいと考えていますか?

やっぱり元々は、みんなの動きが結構透明性高く見えてたっていうところがありつつも、人数が増えてきたのはもちろん、案件も増えてきたり、プロダクトの数も増えてきて、複雑性が増してきて。普通に過ごしてる中で、1人の人が捉える情報量とか、他チームの見えること、セキュアにやらないといけないこととかもやっぱり増えてきていて「なにかやってるんだろうけど、あの人何やってんだろう」とかが、1年前と比べてかなり増えてきたなっていうところがあるんですよね。 

じゃあ、それを1番知ってるのはやっぱり経営陣だと思っていて。みんなの動きで、何のためにそれをやっているのかとかも結構比較的見えていると思っていて。なので、それをちゃんと発信をしていかないといけないなっていうところがまずあります。

僕たちのValueの1つに、Reach Handsっていうのがあって。「巻き込み、巻き込まれる力」であったり、サポーティブな姿勢みたいなところは、やっぱりすごく大事だし、Contreaらしさっていうのがすごく凝縮されているValueの1つだなと思ってるんですよね。 

結構cheersでも、Reach Handsで贈られることが多いんですけど。やっぱりReach Handsしてるんだけど、さっきの理由で見えなくて贈られてないcheersがあったりとか、セキュリティの関係上贈れないような内容のcheersもあったりするんですよね。で、この人にめちゃめちゃcheers贈られてて、本当にこの人のおかげで組織が成り立ってるんだけど、本当にそこが見えてる人たちが一部の人しかいないみたいな感じになった時に、この人の働きっぶりが見えないことがすごくもったいないなと思って。

それで、Valueから考えた時に、見えるようなリーハン(Reach Hands)ばかりが評価されてしまって、よりインパクトがあって、でも見えないようなところは評価されていないみたいな、すごくいびつな構造になってしまっていて。なので、そこの見えないけれども本当に会社としてこの人のおかげで成り立ってるという部分を、もっともっとみんなに知ってほしいなっていうところを伝える場として、このステント賞が生まれたって感じですね。

なので、みんなに捉えてほしいところとしては、やっぱりその人の全然見えない行動によってContreaがすごく支えられているんだよっていうところを伝えたいっていうのが1番の目的ですね。


ーー1人1人の自主性に任せる称賛ではなく、一つの仕組みとして機能させることでどういった効果を狙っている?

ステント賞で言うと、 「こういう動きがありました。この人素晴らしかったです。」みたいな感じで、 その都度クオーターごとにピックアップして伝えるだけでもいいかなってのは思ったんですけど、なにか ” 賞 ” があると、やっぱりもらったら嬉しいなっていうのと。あとは、 そこがクオーターとか関係なくピックアップして褒めるみたいな感じだったとすると、なあなあになってなくなっていく感覚もあって(笑)。

これは、さっきのカルチャーとかValueの観点から考えると、絶対やった方がいいことだし、人数が増えれば増えるほど、もっともっとそこの不透明性とか、人に見えないことって増えていくので、今後のことも考えても、絶対こういう全体が見える経営陣からそういうところの発信は徹底していった方がいい。けれども、何も仕組み化せずに努力だけでやると消えていくので、 仕組み化したっていう感じです。

気まぐれで始めるのではなく、「ステント賞」として最初からちゃんとやったことで、みんなも結構「おお、いいね!」みたいな感じになってくれたので。こっちとしてもすごい嬉しかったし、第2回目も結構モチベ高めで、結構前から「ステント賞、誰にするか」みたいな話とかを西尾さんとしたりとかしながら、こっち側も楽しみながらできているので。やっぱりそこの、ちゃんとした賞の名前を作ってやれたっていうのも、1つよかったなと思うことですね。ただ単に発表するっていうわけじゃなくて、イベント性とかゲーム性をもってやれたのでよかったなと思ってます。


ーー最後に、受賞されたなっちゃんと川勝さんにひとことお願いします!

2人今受賞していただいてますけど、それぞれタイプが違う受賞だなと思っていて。

なっちゃんに関しては、secureな情報をかなり取り扱ってるので、そもそもみんなから見えないっていうことが多かったかなと思っていて。でも、なっちゃんが、本当にこの経営企画の立ち上げのところをやってくれて。
部活から会社に昇華させてくれたのって、やっぱりなっちゃんの功績がすごく大きくて。会社で言うと、扱ってる情報のセキュリティは、秘匿性がすごく高いところなので、みんなからすると「なんか、なっちゃんめっちゃ頑張ってるけど、何やってるかよくわかんない」みたいなことがあったので。そこを「なっちゃんってこういうことをやってくれたんだよ。それによって、こう会社として本当に生まれ変わったんだよ。」っていうところを伝えることができたっていうことで、よりみんなに見えないところを評価できたのがなっちゃんだなと。

第2回の川勝さんで言うと、みんな川勝さんのすごさみたいなところは、気づいてるとは思うんですけど、リーダーシップとしての川勝さんが結構みんなから見えてるところが多いかなと。でも、bizのチームから見ると、そこの教育としてのフォローというか、フォロワーシップとしての川勝さんがめちゃめちゃチームを支えてくれてたんですよね。
そこのフォロワーシップという意味で言うと、みんながおそらく知らない面がたくさんあって。でも、川勝さんのフォロワーシップがなければbizチームは終わってたので、そこをみんなに伝えたいという理由で川勝さんを選びました。

どの側面をみんなに知ってほしいかみたいなところは2人それぞれで違うところですけど、そういうところを発信できて、それぞれのすごさを伝えられたらいいなと思っています。
なかなかね、クオーターで1人しか選出ができないので、本当はもっと選出ができたらいいなとは思うんですけど、あんまり多いとインフレになっちゃうんで(笑)。悩ましいところなんですけど、あえて1人を選んで盛り上がれたらなって感じです。

編集後記 ~ステント賞を受賞してみて~

会社への貢献の仕方はいろいろな尺度で量ることができると思いますが、今回の対談では目には見えにくいもののそのフェーズに合わせて会社に必要な動きをとり見事に貢献されたお二人のお話を聞くことができました。

そして、この対談記事を出すちょうど1週間前にFY23Q1(2023年11月~2024年1月)のクオーターのステント賞の表彰がありまして、なんとびっくり。3人目として表彰していただきました…!

おめでとう。ぱちぱち。右上に見える冬。

振り返ってみると、今まで以上に自チームに留まることなくいろんな方とやりとりしながらMedメインの制作関係以外の仕事も任せていただいたクオーターでした。ステント賞をいただけて素直にうれしいです!

そもそも、ステント賞は社員さんを対象とした表彰制度としてできたものでした。
背景にもあった通り、個々の活躍が見えにくくなった中でそういった会社への貢献を取り上げてみんなでお祝いする場は、ただの称賛制度というだけではなく、社内の雰囲気作りにも繋がる必要な仕組みとなっています。
役割が細分化し、みんなで共有する場が少なくなっていっても、そういった時間の積み重ねで今のContreaのオープンでフラットな雰囲気がつくられていくのだと思うし、今回インターン生である私を表彰してくださったことも、その “オープンでフラットなContrea” をまさに裏付けている出来事でした。


実際受賞してみて、対談の中では、何度も「積み重ね」という言葉が出てきたのですが、お二人の話にあったような積み重ね要素は個人的にはあまり強くないかなと思うところです。

というのも、今回のクオーターでcheersも一番たくさんの方から贈ってもらっていた通りで、つまりは目に見える単発系タスクが多めだったということだし、自分で振り返ってみても、忘年会をはじめ「外から見える場所での仕事」が多かったと思うので、そんな理由で賞をもらっちゃっていいのかなあという気持ちもややありました(今も)。

でも、もし、そこに「積み重ね」要素を見出すとすれば、もしかしたら川端さんがいってくれたcheersをおくりつづけられてることなのかもしれないし、そこを通して、ひとの気持ちややる気とかっていう簡単には目に見えないものを保つ。例えば、だれかの心をメラメラさせるとか、スイッチ入れるとか。そういうのに寄与できたとするなら、それはそれでステントなのかもしれないなぁとも整理してみて考えました。

自分の言動でだれかの心や気持ちを動かすのは簡単なことではないけど、そんなことをし合える関係性を築いていきたいなと思いました。


長くなってしまいましたが最後に…

「文化とはなにか」

わたしの中では「ContreaをContreaたらしめているもの」だと思っています。それは、そこにいる人たちが入れ替わっていっても、大事な根底にあるものは変わらず新たなよいものは取り入れ進化を遂げていく。そういった組織がやはり社会貢献という価値の提供+個人の成長にも繋げられる組織になれるのかなと。

その一員として、Contrea2年目はこれまで以上にContreaに、そしてMediOSを通じて安心を与えられる患者さんに貢献できるように頑張っていきます!

今後ともみなさまよろしくおねがいします!

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