こんにちは、High Linkのsakkoです。
今回は現場レポート第2弾として、機械学習エンジニア兼プロダクトマネージャーの芦川博人さん(以下assyさん)の働き方を取材しました。
専門性の高いエンジニアのお仕事、取材させてもらうまでは個人の作業が多いのかと思っていましたが、様々な部門、人と関わりながら進めていることが分かりました。
High Linkの要とも言える開発チームがどのように仕事を進めているのか、強いチームの秘密についても知っていただける内容になっているのではないかと思います。
ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。
[プロフィール]
1994年生まれ。早稲田大学院卒業後、LINE株式会社で音声認識の研究開発に従事。
2021年9月よりHigh Linkにジョイン。データユニットマネージャー兼 Web開発セクションセクションリーダーとして活躍中。
Q:現在assyさんがメインで行っている業務について教えてください。
大きく分けて2つの業務に携わっています。
1つ目はデータユニットにおけるデータを活用した事業の推進です。
データを集め全社的にデータドリブンな意思決定を支えるデータエンジニアリングの業務と、機械学習を活用して「カラリア 香りの定期便」におけるユーザー体験を向上させるデータサイエンスの業務に取り組んでいます。
2つ目はプロダクトユニットにおけるWeb開発のディレクションです。
プロダクトオーナー、UI/UXデザイナー、開発エンジニアと連携しながらサブスクリプションサービス/ECとしてのカラリアを利用するユーザーの体験を向上させ、香りとの出会いを最適化することにコミットしています。
Q:具体的にはどのように仕事を進めているのですか?
個人作業というより横断的にいろんなメンバーと密に連携を取りながら仕事を進めていくことが多いですね。
私が主に関わっているのは以下のポジションです。
- プロダクトオーナー:プロダクト全体の方向性やポジショニングについてディスカッション
- データユニットメンバー:データエンジニアリングと機械学習を活用した技術開発
- 開発チームメンバー:仕様のディスカッションや機能開発
- デザイナー:UXデザインの担当と体験設計をディスカッション
- フレグランススペシャリスト(調香師):香りの表現方法を考えたり、タグ付けなどのデータ設計、リコメンドアルゴリズムの定性評価
ある分野に専門性を持ちつつも、クロスファンクショナルにいろんなボールを拾っていき、一丸となってプロダクトを作っていけるチームなのが私たちの強みですね。
みんなプロダクトをよくしていくために柔軟な動き方で貢献しています。
Q:開発チームの会議で工夫している点を教えてください。
機械学習メンバーの定例では、タスクの進捗報告よりもディスカッションを重視しています。
現在見えているタスクだけでなく、中長期的に大きなインパクトを出すために新たなR&Dの種を産むような動き方をチームとして心がけています。
Web開発については現在スクラム開発を取り入れてて、スクラムイベントをベースにしています。
機能開発のユーザーストーリー(プロダクトバックログ)を考える際にはプロダクトオーナー、UXデザイナー、開発リードを含めみんなでディスカッションをしています。
Q:assyさんはデータユニットとプロダクトユニットを兼務されていますが、それらが円滑に進行するように工夫している点があれば教えてください。
一般的に、研究開発(High Linkで言うとデータユニット)と事業部(プロダクトユニット)はセパレートされてしまいがちで、研究開発と事業部との連携は難しいことが多いです。
機械学習エンジニアとプロダクトマネージャーを兼務することで、研究開発とプロダクトを繋ぐ役割を担いたいと思っています。
「こういう体験を作りたい」→「 研究開発」というトップダウンな開発と、「技術的にこういう体験作れそうで事業的にインパクトもありそう」→「プロダクトに適用」というボトムアップの開発が両立できると思っています。
また、機械学習プロダクトはデータが必須なのですが、ユーザーからデータが集まる仕組みづくりをUXデザイナーとコミュニケーションをとりながら体験設計から考えたりもしています。
機械学習プロダクトは、機能だけでなく「それによってどのような価値を提供するのか」といった見せ方の部分も重要なので、事業目線・技術目線の両方をうまくバランスをとっていくことが重要だと考えています。
Q:現在エンジニアの募集もしていますが、assyさんはどのような人と同じチームで働きたいですか?
プロダクトが好きな方だと嬉しいです。もちろん技術も重要なのですが、どういうプロダクトがユーザーに価値を与えるかという視点で考えられる方と一緒に働けたら楽しいと思います!
あとは、相手に対してリスペクトを持ちつつもしっかりと意見を言えるような方がHigh Linkのチームに合うと思います。
香り×テクノロジーの領域はまだまだ大きな可能性を秘めています。
一緒に切り拓いていく仲間をお待ちしております。