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技術で課題を解決をしたい。研究者出身の私がpluszeroのエンジニアとして働く理由──   ソリューション開発部 杉山

pluszeroには、一度別の会社で働いたのちに戻ってくるメンバーも多くいます。今回インタビューする杉山 幹太もその一人。大企業の研究者として経験を積み、現在は機械学習エンジニアとして活躍しています。

どうしてエンジニアとしてのキャリアを選んだのか。再びpluszeroで働きたいと思った理由は何なのか。杉山の話を通して、pluszeroだからこそ挑戦できる仕事の魅力をお伝えします。

杉山 幹太
仙台高等専門学校の情報システム工学科で学んだのち東京大学に編入。大学院では情報理工学系研究科にて数理情報学を専攻。その後、NECデータサイエンス研究所で転移学習を研究する。2021年7月、学生時代にインターンとして働いていたpluszeroに入社。現在は機械学習エンジニアとして多数のプロジェクトに携わる。


エンジニアとして働くならpluszeroしかない


──まずは、杉山さんの経歴を教えてください。

仙台高等専門学校の情報システム工学科で学び、東京大学に編入。そのまま大学院に進学し、情報理工学系研究科で数理情報学を専攻しました。当時は研究者になりたいと思っていて、大学院修了後はNECデータサイエンス研究所で働くことになったんです。そこでは、転移学習に関する研究に携わっていました。

研究者として充実した日々を過ごしていたものの、自分にはエンジニアの方が向いているんじゃないかと感じ始めて...。新しいものを生み出すことが研究者の仕事ですが、新規性を重視し続けるうちに、「新しいものを生み出すこと」自体が目的になってしまっている気がしたんですよね。

一方でエンジニアの場合、何かしらの課題を解決するために、新旧問わず最適な技術を選べる。本来私が携わりたかったのは「技術で課題を解決する」こと。エンジニアとして働く方が、自分のやりたいことができると思ったんです。そこで転職を決意しました。

──なるほど。ではどのような経緯でpluszeroを選んだのでしょうか。

実は、大学時代に3年ほどpluszeroでインターンをしていたんですよね。いくつかのプロジェクトに携わるなかで色々な経験ができ、技術力を高められた記憶が残っていました。

他の会社もいくつか見て回ったんですが、裁量権の大きさはplusuzeroが圧倒的。また自分のやり方で仕事を進められる自由度も魅力に映りました。

またエンジニアとして働くならここしかない。そう思って、pluszeroへの出戻りを決意したんです。


自分のやり方で成果を出せることがやりがい


──現在の業務内容を教えてください。

機械学習エンジニアとして複数の受託案件に携わっています。以前はプロジェクトマネージャーの役割も担っていましたが、エンジニアの仕事の比重が増えた関係で両立が難しくなり、今はエンジニア業務に専念しています。

これまで関わってきた案件には、中古車の価格推定プログラムや文章校正のアルゴリズム開発などがありますね。

──インターン時代と比べて、ギャップを感じることはありますか。

ギャップは正直ありませんでした。ただ、仕事の取り組み方は変化したと思います。

インターン時代よりも業務量が多いので、タスクの優先付けをしながら進める必要があります。何でもかんでも仕事を受け入れていたらキャパシティオーバーになってしまうため、自己管理能力が求められますね。

──pluszeroで働くなかで、どんなときにやりがいを感じますか。

自分のやり方で結果が出せたときにやりがいを感じますね。例として、私が携わった「校正エンジン」の事例をご紹介します。

校正エンジンは、校正ルールをたくさん積み重ねながら規則性を導き出すのが一般的な作り方です。ただこの手法では、膨大なルールを用意しなければならず、開発に時間がかかってしまう。おまけに、ルールを網羅できず、不備が生じるおそれもあります。

そこで私はディープラーニングを使用して、文章の自然度を解析できるようにしたんです。結果的に、当初想定していたよりも早期に課題解決にアプローチができました。

このように、自分が選んだ技術で目的を達成できると、大きなやりがいを感じます。


基本的な数学こそが肝となる


──杉山さんが働く上で大切にしていることは何ですか。

大きく2つあるのですが、1つは基本的な数学の知識があること。これは常々大事だなと思っています。基礎が備わっていれば「こうしたらいけそうだな」という技術の応用がしやすいんです。

もちろん最新技術をキャッチアップすることも、エンジニアとして非常に重要です。ただどんなに新しい情報をインプットしても、基礎がないと積み上がりにくい。

AIの分野は特に、一日に数百本の論文が生まれるほど技術の進歩がめまぐるしい。こうした状況下でエンジニアとして働くなら、全ての技術のベースとなる数学は抑えておくべきでしょう。

2つめは周囲とのコミュニケーションです。

実は、以前担当したあるプロジェクトで、コミュニケーション不足が原因で上手くいかなかったことがありました。

メンバーの意図する内容をきちんと反映できていなかったのか、私が開発したプログラムの性能が、ある評価指標を使うと一見悪いように見えてしまったんです。

この経験を経て、認識合わせの頻度を上げ、報連相を徹底することを大切にするようになりました。

──pluszeroにはリモートワークのメンバーも多いです。コミュニケーションの面で工夫していることはありますか。

メンバーから連絡を受けたとき、すぐに反応することを心がけています。

例えば、社内ではコミュニケーションツールとしてSlackを使用しているのですが、メッセージが飛んできたらなるはやで返信をしています。

内容的に即レスが難しいこともあるんですけどね(笑)。そんなときも、ひとまずスタンプを付けて「認識しているよ」ということが相手に伝わるよう工夫しています。

また、認識齟齬が起きそうと思ったときはZoomでミーティングをするなど、要件や状況に応じてツールを使い分けています。


システム開発とAIを駆使するエンジニアを目指して


──杉山さんの今後の目標を教えてください。

今は機械学習エンジニアという肩書きですが、AIとシステム開発の双方に強みを持ったエンジニアを目指したいです。

pluszeroにはシステム開発案件も多いので、そうした機会を最大限活かして、技術力を伸ばしていきたいと思います。

またゆくゆくは、マネージャーとしてのキャリアも視野に入れています。私のモットーは「技術で課題を解決する」こと。これが実現できれば、チームを管理する立場でも十分楽しめる気がしていて。

なのでこうした挑戦をするために、今はしっかり実力を付けていくフェーズだと考えています。

──pluszeroでは採用に力を入れていますが、杉山さんはどんな方と働きたいと考えますか。

私が機械学習エンジニアということもありAI系の視点で語ってしまうのですが、基礎的な数学の知識がある方とぜひ一緒に働きたいです。

先述した通り、数学の知識が備わっていると、新しい技術の飲み込みが早い。なので線形代数や微分積分、統計など全てのベースとなる学問をおろそかにせず学んできた方なら、入社後もキャッチアップがスムーズなのではと思います。

また、困難な状況でも諦めない忍耐強さも大切ですね。上手くいくかどうか判断できない状態から取り組むのがAI開発。思った通りに進まなくても、くじけずに前進する姿勢は求められます。

pluszeroでは幅広い案件に関われるため、自分の可能性や能力を大いに広げられる。また若手でも責任のある仕事をどんどん任せてもらえるので、自分の実力を試すのにもってこいの場です。こうした点に魅力を感じる方は、ぜひ一緒に働きましょう!


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