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こんにちは!Chatworkの渡辺です!
今回、紹介するのは、カスタマーサクセスとして奮闘中の神野志実咲さん。
入社後、インサイドセールス→フィールドセールス→カスタマーサクセスとキャリアを歩んできている神野志さんですが、ここに至るまでどんなストーリーがあったのか、根掘り葉掘り聞いちゃいました!
▼神野志 実咲とは?
Chatwork株式会社 ビジネス本部カスタマーエクスペリエンスユニット
セールス&サクセス部 カスタマーサクセスチーム
2018年に新卒でみずほフィナンシャルグループに入社。みずほ銀行に配属となり、茅ヶ崎支店でリテール営業を務める。約1年3ヶ月在籍し、Chatworkへ転職。インサイドセールス→フィールドセールスとキャリアを歩み、11月からカスタマーサクセスに異動し、一歩先の働き方を提供するため日々奮闘中!
新卒で有名企業に入社したが、待っていたのは我慢の連続だった
ー自己紹介も含めてこれまでどんなキャリアを歩んできたのか教えてください。
2018年3月に関西大学を卒業して、4月にみずほフィナンシャルグループ(以下みずほ)に入社しました。最初は神奈川県の茅ヶ崎支店に配属されて、リテール(個人富裕層)営業をやっていました。茅ヶ崎は別荘の所有地としては結構有名で、個人富裕層の方が多いんですよ。
なので、茅ヶ崎支店はリテールの中でもかなり大きな支店でしたね。そこで、新規のお客さんを開拓するために、電話かけまくったり、窓口のお客様にご挨拶したり、訪問営業をしていました。そのあと、1年3ヶ月くらいリテール営業をして、みずほをやめてChatworkに入社した流れです。
ー新卒でみずほを選んだ理由ってなんだったんですか?
私って就活のとき完全に大手病だったんですよね(笑)なので、有名な会社ばかり受けてました。
ただ、社会人になったらお金をもらう立場になるので、お金の流れとかについて勉強したいって気持ちがありましたね。ただ、そのときは学生気分が抜けず、会社を学ぶ場所と思っていたこともあります。あとは、学生時代のアパレルのアルバイト経験で自分のお客様を持つようになりたいと思ったこともあり、金融機関をかなり受けました。
その就活中に選考を受けた一つがみずほでした。みずほを選んだ理由は、最初に内定をもらったというのもありますが、会社として銀行、証券、信託の一体型コンサルティングみたいなバリューがあって、キャリアを描いていく中で、幅広い選択ができるという魅力もあって入社しました。あとはメガバンクっていうネームバリューですかね(笑)
ーちなみにリテール営業ってどんなことをされるんですか?
ターゲットが個人富裕層の人たちなので、中小企業の社長さんや地主さんなど、何世代にもわたって経営を続けている方に営業をすることが多かったですね。そういう人たちって余剰資金がかなりあるので、投資信託で運用しませんか?運用できる保険に加入しませんか?みたいな将来のために何か残すことを目的に営業してました。あとはたまにですが、遺言のために信託と連携したり、株について提案したりとかしてましたね。
ー聞いている限り充実した社会人生活なのかなと感じたんですけど、1年半で転職をしようと思ったきっかけってなんだったんですか?
私がいた茅ヶ崎支店って規模が大きくて売上も多かったんですよね。なので、売上目標が達成できないと上司からかなり詰められる環境だったんです。先輩とかも体調を崩しちゃったり、精神的に追い込まれていくような環境だったんです。
そんな環境に疑問は抱いていたんですけど、石の上にも三年と思って、最初は我慢していました。でも日に日に会社にいくのが嫌になって、何もないのに涙だけ出てくるようになってきて、「私はこんな社会人を目指していたわけじゃない」と思うようになり、今後の自分の為にも転職活動をしないと、ようやく転職活動を決めました。
きつい環境を経験したからこそ、“楽しく、誰かに貢献できる仕事”がしたいと気づくことができた
ーかなり壮絶な環境だったんですね…。転職活動はどのように行っていたんですか?
そもそも、最初は転職活動ってどうするんだろう…って感じでした。私はWantedly経由でChatworkに入社しましたが、Wantedlyに行き着いたのも転職活動を始めて2ヶ月くらいかかってからなので、他の転職サイトも含めて登録したのもそのくらいのタイミングでしたね。
実は、転職活動っていうほどやっていなくて、Chatworkと出会ったのもたまたまWantedlyをSNS感覚で見ていて、「話聞いてみたい」というボタンをポチッと押しただけだったんですよ(笑)気づいたら一次面接が決まっていたって感じですね。
ー他の企業は受けなかったんですか?
そうなんです(笑)オンライン会社説明会みたいなのは何社か受けたんですけど、正直あんまりピンとくる企業がなくて…。当時は丁度、SaaSとはなんぞや、から始めた頃だったので、SaaSって何?みたいな感じで受けていたのは覚えてます(笑)ただChatworkは「働くをもっと楽しく、創造的に」というミッションを掲げていて、それが私にはぴったりで、事業内容よりも社風がいいなと思って受けてました。
ー具体的に転職の軸ってありました?
私って、人生の優先順位で仕事が全然高くないんですよ(笑)友達とか家族とかプライベートの方が優先なんですね。あくまで仕事はプライベートを補うためのものという感じです。ただ、お給料をもらう立場である以上、会社のため、お客様のために自分自身が楽しみながら「誰かに貢献することができる仕事」ができたらいいなと思ってChatworkを受けてました。
ーChatworkの第一印象ってどんな風に見えていたんですか?
第一印象はいい意味でゆるいなーと感じましたね。銀行にいた故、役職がついていると神のような存在でしたが、自分の意見がはっきり言える環境があって、その意見に正面から向き合ってくれる人たちがいるって感じましたね。
−最終的にChatworkに決め切った理由はなんだったんですか?
「働くをもっと楽しく、創造的に」を仕事を通して体現しているところに惹かれました。面接官の方が私との一次面接が終わった後に、会社の有志のメンバーでバスケがある、部活制度の紹介をしていただいたんですね。銀行時代は精神的にも体力的にもヘトヘトで、仕事終わりのプライベートなんて寝たら終わりでした。でも、プライベートの充実は仕事の充実につながると思っているので、両立している面接官を見て魅力的に感じました。
前職の環境だと、会社の人と仕事終わりにとなるとお堅い飲み会しかなかったので、逆にそこがすごい良いなと感じました。あと、福利厚生がよかったっていうのもありますかね(笑)それこそ、ゴーホーム制度とかとても良いなと思いました。入社後は東京に住んでいたんですが、実家が奈良なのでめちゃくちゃ活用しましたね(笑)
※福利厚生はこちらから→https://recruit.chatwork.com/workstyle/?click=header-navi
ー前職の環境から180度違う環境だったからこそ魅力に感じたのかもしれないですね。社風や働き方以外に良いなと思った部分はありましたか?
当時私が入る予定だったセールスチーム全体が、まだ立ち上がって3年くらいの組織だったので、フェーズ的にすごく面白そうだなと感じました。今までの環境はマニュアルが完備されていた組織だったので、今から組織を自分たちで作っていくことができるんだっていうのは純粋にワクワクしましたね。
何もないところから自分達で0→1を生み出していける。チャレンジを後押ししてくれる環境がChatworkにはあった
ー入社後、自分の抱いていたイメージと違うとこなど、ギャップはありましたか?
ギャップはほとんどなかったですね。というのも、私が選考を受けているときは体験入社があって、最終面接の前に現場の社員と交流する機会がありました。その選考のお陰で、社員さんの雰囲気や空気感もだいたい分かっていたので、大きなギャップはなかったです。
ただ、チームとしてまだ立ち上げたばかりで、これからだな、というのは感じました。入社して3日で、当時のリーダーからとりあえず電話かけてみたら?って言われて電話をかけ始めたり、何事もやってみないとわからない精神みたいなのがあって楽しかったですね(笑)
それに、社会人2年目の私にもいろいろなことを体験させてくれるのでびっくりでした。前職でも電話営業をしていたので電話をかけることに戸惑いはなかったんですけど、Chatworkのことを何も知らない中で営業活動をすることには戸惑った思い出がありますね(笑)
ーということは、入社してから苦労したことや大変なこともかなりあったんじゃないですか?
そうですね。マニュアルとか一切なかったので、全部自分で開拓していくしかない。当時メンターの先輩に、手取り足取り教えてもらったので助かったんですけど、助けてくれる人がいなかったらどうなっていたんだろうって思います(笑)多分、開拓していくしかなかったんですけどね(笑)
ー当時は研修とかもなかったんですか?
なかったですね…。当時はセールスチームが5人だったんですけど、先輩は3人で、入社したばかりのメンバーだったんですよ。なので本当にまっさらな状態でした(笑)大変なことも多かったんですけど、めちゃくちゃ楽しかったんですよね。自分の意見がダイレクトにチームに反映されたり、成果を出せば、会社への貢献ができてることも実感できたので、毎日がむしゃらに仕事してました。
そのあと、3ヶ月くらい経って、今後の組織の拡大も見据えてマニュアルの整理を始めたんですけど、入社3ヶ月の私がマニュアルの整理を任せてもらえることも、すごくワクワクしてました。あと、セミナーの登壇をさせてもらったりもしました。自分から手を挙げて、それが会社の方向性とあっていれば、どんどんチャレンジさせてくれるので、すごいよかったなと思ってます。
ー今のChatworkって、その当時より人数も倍以上になって、組織的に変わってきたと思うのですが、この変化について何か感じるところってありますか?
正直、入社した時に感じた、Chatworkの良さが薄まっていく感じがあったんですけど、新しくChatworkに入社してくる人って会社の向かうべき方向性とか、ビジョンに共感している人たちが多いので、同じ想いを持って働けているというのを感じています。なので、次は私が過去の経験やノウハウ、知識をみんなに共有できていければ良いなと思ってます。
ー入社した時に感じたChatworkの良さが薄まっていく感じがあったというお話があったのですが、それはどういったところから感じていたんですか?
私の印象だと、最近、入社してくる人はとても優秀な人が多くて、自分の無能さに絶望してます(笑)
ただ、正直、Chatwork以外にもよく似たサービスはたくさんあります。その中で、Chatworkならどうやって市場を勝ち取れるのか、お客様にChatworkを導入していただけるのかをデータドリブンで考えることが多くなった印象があります。
これらは決してネガティブなことではなくて、士業の方々を中心に口コミで広がってきた会社だからこそ、エモーショナルな営業と掛け合わせていきたいなと思います。でも、そういった戦略が今加速している中で、どんどんライバル企業と戦っているんだなーと感じ流ことができていて、ワクワクしながら仕事できています。
セールスのスペシャリストになりたい。二度のキャリアチェンジをしてもなお、チャレンジをしたいことがある
ーインサイドセールスで入社して、その後フィールドセールス→カスタマーサクセスとキャリアチェンジをしていると思うのですが、どんな経緯でここまできたんですか?
インサイドセールスからフィールドセールスに変わったのが、丁度、入社して1年後でした。そのタイミングって、インサイドセールスの組織を大きくしていこう!というときで、毎月人数が増えていたんです。
なので、インサイドセールスは新しく入社してくる人に業務を引き継いで、フィールドセールスに異動する流れができたのが、最初のきっかけですかね。
フィールドセールスチームも経験者で長く携わってる人が退職してしまったり、新しいオンライン営業に特化したフィールドセールスチームができたので、私の経験を良い意味で還元できたらと思い、異動をしました。カスタマーサクセスに関しては、SaaSビジネスが世の中にどんどん普及してくる中で、カスタマーサクセスという職種が話題になってきたタイミングでした。
カスタマーサクセスではChatworkを導入したお客さんの未来を一緒に創っていきたいと思っていたいので、異動してチャレンジしてみたいという想いがありました。自分が今後の市場価値を考えたときに、マネジメントのキャリアを進むよりも、セールスとしてその道を極めていきたいと思っていたんです。
また、もし仮に、自分がChatworkを離れるとなったときに経験しておいた方が市場価値的にもいいのかなと思ったのも正直ありますが(笑)
そういった想いが強くあったので、以前から上長や、周りの同僚にも、カスタマーサクセスにチャレンジしたいと、ずっと伝えており、タイミングよく組織を大きくするタイミングで異動ができました。
ー念願のカスタマーサクセスへ異動になって、実際に業務にあたって感じるところって何かありました?
お客様がChatworkを知ってくれているかどうかが一番の違いを感じます。フィールドセールスは、まずChatworkを知ってもらい、有用性を感じて導入してもらうことがゴールですが、カスタマーサクセスはすでに有用性を知っている場合が多い。
ですが、会社の目指すべき方向性にChatworkがいい手段となれてない場合が多いので、そこに対して一緒に考えたり、活用のサポートをしています。ただ、Chatworkとしては、できるだけ多くの皆様にChatworkを活用をしてもらうというところがゴールなので、そこはフィールドセールスもカスタマーサクセスも一緒だなと感じてます。
ーカスタマーサクセスになったばかりですが、今後のキャリアはどのように描いていきたいですか?
カスタマーサクセス業務に慣れることが一つと、あとはセールスイネーブルメントみたいな、セールス全体の資料作成だったりとか、新入社員のオンボーディング、オペレーションの構築などをやってみたいです。というのも、インサイド・フィールド・カスタマーサクセスを全部経験している人ってなかなかいないので、私自身に溜まったノウハウを発信していきたいです。
あとは、このインタビューを受けて再認識したんですが、私って誰かに貢献できてるという瞬間がすごいモチベーションになるんですよね。誰かの役に立って、貢献できるセールスになりたいと思いました。Chatworkって課題を解決する手段のひとつでしかないので、お客さんの根本的な課題を解決をするために、一緒に伴走できるパートナーみたいな存在になりたいなと思います。
ー「誰かのために」という想いが強く、とても素敵だなと感じました。では最後に、一言いただいてもいいですか。
良い会社の基準って人それぞれだと思います。なので、具体的に何が良いって難しいと思うんですが、Chatworkはそれぞれの人にあった働き方ができるし、自分がやりたいことを発信すればチャレンジできる環境があります。市場的にも伸びている会社なので、自分のスキルを上げるための投資と考えたら、すごく良い会社なんじゃないかなと思います。少しでも興味があれば、ぜひカジュアル面談でもしてみて欲しいです。皆さんと一緒に働けるのを楽しみにしてます。