カスケード(ジャパン)リミテッド OEM営業課課長 小林弘幸
プロフィール
コマツフォークリフトの営業、アルマイト印刷業を経て、2012年にカスケード(ジャパン)リミテッドに入社。北信越~近畿地区の営業を担当した後、2024年にOEM営業課課長に就任。
ーーなぜカスケード(ジャパン)リミテッドに入社しましたか?
以前、フォークリフトの営業をしていた際にカスケードのアタッチメントを販売したことがあり、商材に魅力を感じたからです。フォークリフトにアタッチメントを搭載すると、パレット作業だけでなく、パレットレスハンドリング(荷物をパレットに載せずにアタッチメントで直接掴んだり回転させたりする)においても効率よく安全に作業できるようになります。既にアタッチメントを導入されているお客様にとっては欠かせない物になっているにも関わらず、まだまだ認知度が低い製品なので、世の中に広げていける可能性を感じました。
また、弊社の営業は少人数で全国の顧客に対応しています(2025年1月時点で10人)。裁量をもって広いテリトリーを担当できるところにも魅力を感じました。
ーー担当エリアを1人で全てカバーする地区営業の仕事は、それだけでも大変だと思います。具体的には、どのような苦労がありますか?
地区営業の主な仕事は、お客様の作業現場を見て、フォークリフトの販売店にアタッチメントの仕様を提案することですが、弊社ではそういった販売営業活動をしながら、一部初期不具合のフォローまで対応しなければならないところが大変です。一方で、販売点のサービス担当の方々ともコミュニケーションの機会を持てるので、信頼関係が深まり、次の販売へつなげられることもあるので、やりがいを感じます。
ーー現在、OEM営業課にはどのような業務がありますか?
フォーク(爪)を中心としたフォークリフトに関わる部品をフォークリフトメーカーに供給しています。また、新事業として、AGV(無人搬送車)/AGF(自動運転フォークリフト)に搭載可能なアタッチメントの販売にも取り組んでいます。
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ーー入社から12年間、地区営業として有人フォークリフト用のアタッチメントを販売されてきましたが、昨年からOEM営業課にて無人車用のアタッチメントの営業も担当されています。始めるにあたり、何かきっかけがありましたか?
フォークリフトの営業をしていた頃、自動倉庫が流行っていて、当時から無人の現場を見るのが好きでした。今、会社方針として、Cascadeグループ全体でAGV/AGF用のアタッチメントに注力することになり、日本国内ではまだ無人でアタッチメントを用いた荷役が行われている環境が殆ど無いので、自分が広めていけたらいいなぁと思ったのがきっかけです。これまで有人フォークリフト用の営業で培った経験や知識を基に、無人車の導入を検討されているお客様へも様々なソリューションを提案したいです。
ーーまだまだニッチな製品と言える弊社の製品ですが、皆様に知ってもらうための活動について、教えてください。
弊社は、東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展に毎回出展しています。昨年開催された国際物流総合展2024では、全体的に「物流の2024年問題」対策としての自動化・省力化への取り組みに関する出展が多く、注目が集まっていました。
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弊社のブースでは、電動マルチロードハンドラー(シングルダブルパレットハンドラー)を動かして展示しました。これは2枚のパレットを1台のアタッチメントで搬送できる製品ですが、従来の製品はフォークリフトの油圧で動くのに対し、今回の展示品は全て電気で動くため、作動油を使う必要がありません。AGFに搭載すると、無人で24時間稼働させることができます。
既にアタッチメントについて知っている方でも、電動のアタッチメントを見るのは初めての機会となり、驚いている方が多かったです。アタッチメントについて知らない方でも、動いている製品を見て頂くことで、どんな風に使うのか興味を持って頂けました。
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他にもカートンクランプの実機の展示や、ステーショナリーインバーターのパネル展示で、パレット積み替え作業の省人化・効率化について紹介しました。
来場者の皆様に、物流業界全体が抱える問題に対して、ソリューションを知ってもらえたのがよかったです。私たちが想像していた以上に、ユーザーである物流業界や製造業で荷役に携わっている方々が、たとえ今すぐの話ではなかったとしても、荷役の自動化について本気で検討されていると感じました。
ーー新事業の領域は、TEAM EXPO 2025 共創チャレンジにも登録しています。
共創チャレンジとは、EXPO 2025 大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を実現(またはSDGsの達成に貢献)するため、自らが主体となって共創しながら未来に向けて行う具体的な活動です。
その活動の一環として、第5回「TEAM EXPO 2025 MEETING」へ参加し、映像・資料展示を行いました。
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従来は会社としてもフォークリフトの販売店への営業活動が主でしたが、こういった活動を通して、もっと広くアタッチメントのことを知って頂きたいと考えています。
ーー最後になりますが、弊社の営業の仕事について、どのように感じていますか? また、今後どんなことを実現したいですか?
アタッチメントという製品を通して、様々な業種に関われる仕事です。これまで色々な現場に赴いて得た知識と経験から、提案力には自信がつきました。今ではいくつかの方法を提案して、お客様に選んで頂くこともできます。今後は、大型製品やリサイクル業等、未だ自動化では注目されていない分野の荷役の自動化にもチャレンジしたいです。
近年、お客様を訪問していくなかで、時代の移り変わりを感じています。それに伴い、求められる作業も変わっていくのかもしれません。持前の提案力を生かして、これからもお客様のニーズに応え続けていきたいです!
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いかがでしたでしょうか?少しでも弊社の仕事に興味を持っていただけましたら、これからどんなことをしてみたいか、弊社でどんな仕事ができるのか、まずはお話してみませんか? 是非お気軽に「話を聞きにいきたい」ボタンよりエントリーしてください。 お待ちしております!