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弁護士からクラウドファンディングの世界へ。新たな自分に挑戦し続けたい。取締役上級執行役員 髙山 亜希子

こんにちは!社員インタビューを担当しています、CEO室のみはる です。
今回は弁護士人生から一転、島暮らしの経験を経て、CAMPFIREへジョインされた取締役上級執行役員の髙山 亜希子さんにお話を伺いました。
髙山さんの熱い想いに迫ります。

社会問題を解決する最強ツール「法律」を使いこなしたい。弁護士としての歩み

ーいつも優しい関西弁でお話をされ、物腰の柔らかい印象の髙山さん。どのような幼少期を過ごされていたのでしょうか。
マイペースで自分の物語や空想に入り込んでしまう癖がありました。端的にいうとぼーっとしたちょっと風変わりな子供だったと思います。今でも毎回課題に対して考え過ぎてしまうので、メンバーのテンポに乗り遅れないように必死です笑。CAMPFIREのメンバーは、とにかくスピード感がありますからね。

髙山 亜希子(たかやま あきこ)
取締役上級執行役員
2001年弁護士登録。弁護士法人宮﨑総合法律事務所に所属し主に証券・生命保険に関する事件を取り扱う。2006年から2年間、関東財務局証券取引等監視官部門にて証券検査官を務める。
2019年4月融資型クラウドファンディングを手掛ける株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALに内部監査部長として入社。同年8月株式会社CAMPFIREへ転籍、同社法務コンプライアンス本部長を務めた後、2021年1月同社執行役員就任。2021年3月同社取締役就任。第一東京弁護士会所属。


ー学生時代は法学部を専攻されたのですね。弁護士を目指されたきっかけを教えてください。
法律相談を一般の市民の方に提供する活動に参加したのが弁護士を目指すきっかけでした。法律が社会問題解決のツールであることを実感し、この最強ツールを使いこなせるようになりたいと思いました。

ーどのような弁護士としてご活躍されていたのでしょうか。
主に企業側の弁護士として訴訟などを多く経験しました。どちらかというと予防的な法務よりトラブル解決の案件を担当することが多く、問題に直面するクライアントと悪戦苦闘しながら解決まで伴走するといったスタイルでした。ホスピタリティに溢れた事務所の風土が今の自分の仕事に対する価値観の原点になっています。非常にやりがいはありましたが、代理人という立場での企業との関わり方とはまた違ったスタンスでの仕事にもチャレンジしてみたいと思い、法律事務所は一旦離れることを決めました。

人生を変えた小豆島での生活。
CAMPFIREで新たな自分に挑戦。

ー法律事務所を離れた後、小豆島へ移住されたのですよね。
3年近くの間、親類の経営する観光ホテルの経営を手伝うために香川県の小豆島で生活しました。当時4歳だった娘に田舎の暮らしを経験させたいというのもありました。短期移住でしたが、これがキャリアの潮目を変えたのは間違いないです。

ーどのような心境の変化がありましたか。
田舎での暮らし、子育て、観光ホテルの経営を通じて、地方の経済圏が都会のそれとは全く違うことを身をもって経験し、地方創生といったニュースワードを身近に切実に考えるきっかけになりました。
小豆島も全国の離島と同じく少子高齢化、過疎化といった問題を抱える反面、ネットリテラシーの高い若い世代や移住者が多く、インターネットを活用した活動が盛んな地域でもあります。クラウドファンディングへの挑戦も比較的身近に行われていて、CAMPFIREでも多くのプロジェクトが誕生していました。

ークラウドファンディングとの出会いは小豆島だったんですね。
そうですね。当時、総合型地域スポーツクラブの立ち上げに携わる中で、活動資金調達の切実さを実感するとともに潜在的に存在する仲間をどうやって掘り起こすかという課題にも直面していたので、お金だけではなく応援者、仲間を集めるクラウドファンディングには大きな魅力を感じていました。
移住期間を終えて横浜に戻ることになったときに、新しい環境としてインハウスとしての勤務先を探していて、偶然に見つけたのがCAMPFIRE。運命を感じ、すぐに履歴書を送りました。

チームで共有できる物差し。
大切にしたい9つのバリュー

ーCAMPFIREでは現在、どのような業務に取り組まれているのでしょうか。
バックグラウンドである法務を超えて経理やHRも含むコーポレート管掌の取締役という立場で仕事をしています。取締役といっても現場に近いところにいるのが自分の価値だと思っているので、影に日向に何でもやってます。

ー髙山さんが仕事をしている上で大切にしていることは何ですか。
幸いなことに色んなメンバーから相談事をされます。その時に意識していることは、自分の物差しで相談事の大小を計らず、相談者の立場となって考えることです。「共感する力」を大事にしています。
この「共感する力」も含め、法務コンプライアンス部長となった際に、これまでの経験を通じて自身の大切にしたいことを言語化した物がこちらの法務部のバリューです。


自分の大切にしたいことを皆に共有したかったのと、チームで仕事をしていく上で、皆で同じ物差しを持っておきたかったという理由から作りました。例えば定例で、今月はどのバリューを頑張ったかを皆さんに考えてきてもらう宿題を出したり、あの人がこのバリューに長けていた。などの発表をすることも。実体験をメンバーに語ってもらうことにより自然とバリューを浸透させつつ、メンバーの熱い想いにも触れることができる「チーミングのツール」としても効果的でした。

ー仕事をしていくことで難しいと感じることはありますか。
たくさんあります。最近特に感じたのは、多くのメンバーを取りまとめる立場になるほど、問われているものは「人格」だということ。取締役という立場上、判断を下す場面も多く、メンバーからの注目がどうしても集まります。自身の人間性がどんどん曝け出させられている思いです。私にとってこれはとても勇気のいることで、仕事とはこんなにも体当たりなものなんだなと...
弁護士は一つの案件が解決したらミッション完了でまさに一期一会。しかし、会社は終わりがないですよね。一つ一つ乗り越えて成長して、また難しいことにぶち当たっての繰り返し。毎日が充実しています。

CAMPFIRE自体がプロジェクトオーナー。
自分の人生軸を持ったメンバー達と共に

ーCAMPFIREの社風を教えてください。
良い意味で決められた道がない会社だと思っています。私の場合は、子会社の内部監査担当で入社しその後、購入型の法務部門という全く新しい分野にチャレンジすることに。今は、経営責任を負う取締役執行役員の役割を担っています。
私は役員、部長、マネージャーなどのタイトルは役割を表すものに過ぎず、会社の状況の変化に応じて役割も変化するのは自然なことだと思っています。これを昇格や降格といった上下軸で捉えるのではなく、会社のフェーズに合わせてフォーメンションを変えることができる柔軟性がある点については良い社風だと思います。

ーCAMPFIREのメンバーの印象はいかがですか。
一括りにできないほど個性豊かな人たち。共通項を探すと、自律的に動ける、柔軟、チャレンジを厭わない、執着心をもって取り組む、そして優しさがCAMPFIREの特徴だと思っています。
また、年齢や経験値に関係無く、プロジェクトや役職にどんどん挑戦できる環境があります。それもあってか、20代の若いメンバーでも、しっかりとしたビジョンや目標を持ってる人が多いですよね。

ー確かに、自分の人生軸を持った人が多いですよね。なぜ、そのような人が集まるのだと思いますか。
クラウドファンディングが、挑戦への応援を集める事業内容であるからでしょうか。そこに強い共感を示してくれる、熱量の高い、メンバーが集まってくれている気がします。
またCAMPFIRE自体もベンチャー企業であり、一人の挑戦者。これはまさに、クラウドファンディングのプロジェクトオーナーと立場は同じです。ユーザーと近い距離感をもって皆仕事に取り組んでいますよね。
これからも、進む道に対して馬鹿正直に前のめりな人、成功も失敗も成長につなげて前進を止めない熱い人と仕事ができたら嬉しいです。

髙山さん、素敵なお話をありがとうございました。


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