社長室の米田です。
「BASEのチームをもっと知ってもらいたい!」ということで、メンバーやチームを紹介していくこのシリーズ。
第2回目となる今回は、BASEの中でも最もメンバーの数が多いWebアプリケーションエンジニアの中から受託開発や業務委託を経験してBASEに入社したメンバーに話を聞きました。
BASEはTシャツやパーカーなどラフな格好で出社するメンバーも多い中、3人ともシャツを着ているのはなかなか珍しい光景で、3人のバックグラウンドが垣間見えますね。それではインタビューをご覧ください!
【Profile】
写真右:宮村 幸宏(みやむら ゆきひろ)
BASE Product Division サーバサイドエンジニア
熊本県出身。工学系の大学院を修了後、ITベンチャー企業に入社しEC、POSの受託開発を経験。2017年1月にBASE株式会社にサーバサイドエンジニアとして入社し、Eコマースプラットフォーム「BASE」の決済領域を中心に開発を担当。現在はOwners Marketingというエンジニアのチームに所属し、サーバサイドの開発に広く携わる。趣味はサッカー観戦、ロアッソ熊本の応援。
写真中央:翠川 泰史(みどりかわ やすし)
BASE Product Division サーバサイドエンジニア
1986年生まれ。長野県出身。情報系の大学院を修了後、マニュアル制作会社に入社。プログラマとして社内システムや企業向けWebシステムの開発を経験。2018年10月にBASE株式会社に入社。現在はCommerce Devチームにてネットショップ作成サービス「BASE」のバックエンド開発に従事。趣味は合唱。
写真左:単 亮(たん りょう)
BASE Product Division サーバサイドエンジニア
1982年生まれ。2005年に中国北京理工大学(BIT)コンピューター技術専攻大学を卒業、2007年に同大学コンピューターアーキテクチャ専攻修士を卒業。卒業後に来日し、エンジニアとして仕事をする。2012年より、株式会社Cygamesにて「神撃のバハムート」の海外版であり米国Google Play、App StoreでNo.1売上を記録した「Rage Of Bahamut」の開発・運用に携わる。2015年10月より業務委託としてBASE株式会社でのバックエンド開発に従事。2018年4月にBASE株式会社に入社。現在は次世代管理画面プロジェクトのバックエンド開発に従事。
自己紹介も兼ねて、現在の業務について教えてください!まずは翠川さんからお願いします。
翠川:Commerce Devというエンジニアのチームで、CSチームからの問い合わせに対応しつつ、主にネットショップ作成サービス「BASE」のバックエンドの開発に携わっています。現在はショップオーナーさんの販促をサポートする新規App(「BASE」の拡張機能)の開発を担当しています。
これまで「BASE」はネットショップの開設をかんたんにすることを目指してきましたが、現在はネットショップで”売れる”ことをかんたんにする機能開発を強化しています。「BASE」のショップオーナーさんの中には、初めてネットショップを開設される方やネットの専門知識をお持ちでない方もいらっしゃるので、そういった方でもかんたんにWebマーケティングを実施し、売上を上げられるような機能を開発しています。
ありがとうございます。では続いて宮村さんお願いします!
宮村:現在は、Owners Marketingというエンジニアのチームで、オーナーズ(ショップオーナー)のマーケティング活動を支援するための機能開発をしています。直近は翠川さんとは別の新規Appの開発をしています。
BASEに入社してから印象に残っている開発やプロジェクトは何でしょう?
宮村:BASEに入社して1年目に行ったキャリア決済の導入と、テックブログにも書いた負荷対策試験は印象に残っています。後者は「BASE」の強化すべきところでもあったので、プロダクトに貢献できたんじゃないかなと思ってます。これまでは決済という仕様が決まっているものを開発することが多かったのですが、いまはディレクターやデザイナーと話し合いながら仕様が変わっていくものの開発に携わっているので、開発の進め方に違いがあっていい経験ができていると思います。
それでは、単さんお願いします!
単:ネットショップ作成サービス「BASE」のショップオーナーさんが使う管理画面をフルリニューアルする「次世代管理画面プロジェクト」に携わっています。「BASE」はリリースから5年以上経ったので、今後5年を支える管理画面を作るためのプロジェクトです。
私はこれまでの「BASE」にあった機能を新しいコードで書き直しています。宮村さんは次世代管理画面の新規の機能を作っています。
開発自体は昨年から始めて、当初は別のエンジニアがほぼ1人でバックエンドの開発をしていたのですが、今年から私も開発に加わりました。いまはお互いに レビューやアドバイスをしながら進めています。
次世代管理画面の開発を進めるにあたって、例えばフロントエンド開発では言語やフレームワークはこれまでと異なる技術を採用して1から基盤を作っていますが、バックエンドはどう進めているんですか?
単:使っている技術はPHPとCakePHPなのでこれまでと変わらないのですが、仕組みがかなり変わっています。これまでの機能を同じように実現できる開発をしているのですが、コードはほとんど1から書き換えて、API化を進めています。
コードがほぼすべて変わったので、新しい書き方での開発に慣れるのが大変でしたね。もともと開発していたメンバーがすでにリリースした次世代管理画面のコードを見ながらこういう構造になるんだなって確認したり質問して、自分で作ってみて、レビューしてもらって、「ダメ」って指摘をもらって(笑)作り直して…
それは、大変ですね(笑)
単:なんていうんでしょう、全く書き方が違うのでいい意味で初心者に戻った感じがして。私は10年以上エンジニアをしているんですが、今回全然違う仕組みでコードを書いてみて、勉強になりますね。
宮村:それ、すごくわかりますね。今後もずっと同じ仕組みで開発していくわけではないはずなので、たまにこういうのがあると刺激になって良いですね。
それでは入社したきっかけを教えてください!ではこちらも翠川さんからお願いします。
翠川:私は、2018年の10月にBASEに入社しました。転職する際は、エンドユーザーに近いサービス開発をやりたいと思っていました。というのも、私は個人でもWebサービスを作ってるのですが、Webサービスは業務システムと違い、手順書を読んでもらえないんですよ。どうすれば分かりやすく使いやすいサービスにできるのか考えるのは、難しいけどチャレンジしてみたいなと思っていました。
BASEを知ったのは、転職ドラフトで指名をもらったのがきっかけでした。サービスは正直知らなかったのですが、取締役CTOのえふしんさんを知っていたので気になって面談に行くことにしました。
面談でえふしんさんの話を聞いてみて、サービス内容に惹かれたんです。それまでECサイトはお金を出して作ってもらうものだと思っていたし、実際に自分も前職では受託で費用を払ってもらって作ったことがありました。それが誰でも無料で始められるのというのはすごいと思ったんですよね。前職でCakePHPを使っていたのでスキルも合いそうだなと感じ、入社を決めました。
受託から自社サービスの会社へ転職されていますが、どのような点が違うなと感じてらっしゃいますか?
翠川:Slackのチャンネルはオープンになっているものが多いので、どのチャンネルでどんなやりとりをしているのか、知ろうと思えばすぐに情報を見ることができますし、聞きたいことあればすぐに聞けるのは良いですね。
あとは、CSとエンジニアがやりとりする #cs_q というチャンネルがあって、ユーザーさんからのお問い合わせでCSが分からない内容があればそれをすぐにチャンネルで聞いて、それを見たエンジニアがすぐに調査したり回答していて、その文化がすごく良いなと思います。
では、次は宮村さんお願いします!
宮村:転職活動をしていた際は、自社サービスを開発している会社がいいなと思っていました。というのも前職は受託開発をしている会社だったのですが、受託だとお客さんが違えば同じ機能を何度も作ることがあり、積み上げてひとつのプロダクトを作りたいという思いがありました。ECという点では、BASEはこれまでの経験が活かせそうだと思い、入社を決めました。
宮村さんはBASEに入社されてから2年半くらい経つわけですが、その間にどのような変化がありましたか?
宮村: 変わったことは、僕が入社した時期から50名くらいメンバーが増えて、いろんな職種の人が増えたなと思います。
開発の仕方に関しても、以前は1つの機能を全部1人のエンジニアが作るという感じだったのですが、いまはプロジェクト制でディレクターやデザイナーと一緒に開発を進めていて、多いときはプロジェクトメンバーが10人になることもあります。メンバーが多い分、開発を分担して進められたり、より個々の領域を得意なメンバーが担当できるのはいいなという反面、複数のメンバーの認識をそろえたり進行を取りまとめたりする役割の人が必要になりましたね。
ありがとうございます。それでは単さんもお願いします!
単:前職は友達の会社に就職していたのですが、もっと開発がしたくて法人業務委託としてオンライン決済サービス「PAY.JP」の開発に携わっていました。当時はまだPAY社がBASEから分社化する前ですね。「PAY.JP」のPHPとJavaのライブラリを作りました。それが落ち着いたら「BASEにも仕事があるよ」と言われてBASEの仕事をすることになりました。
2015年末で友達の会社を辞めて、2016年から個人業務委託でBASEの仕事を続けていました。同じ時期にスマホゲームの開発もやっていました。スマホゲームはリリースして区切りがつき、前々から社員にならないかと誘ってもらっていたので、2018年の4月に正社員としてBASEに入社しました。
それでは今後やっていきたいことを教えてください!
宮村:これからもっとユーザーさんが増えていくはずですし、増えていかなければならないと思うんですけど、より多くのユーザーさんに影響を与えるという意味で「BASE」は安定的なサービスであるべきですよね。まずはEコマースプラットフォームとしてECに必要な機能をしっかりと提供し続けられる開発をしていけるといいなと思っています。
自分がネットで買い物する時に不安定なサービスは使いたくないですし、「BASE」は気持ち良く使えるサービスであり続けたいと思っています。
翠川:「BASE」のショップさんは、規模がショップごとに様々で、トランザクションが多いショップ向けの機能開発は、今すぐに必要なショップの数でいうとわずかなんです。でもえふしんさんが「トランザクションが上位のショップさんは今はまだ売上が大きくないたくさんのショップさんの未来なんだ」という話をしていて。そういったショップさんの未来を支える機能開発をしていきたいです。
単:私は中国出身なので、ECというと淘宝(タオバオ)を思い浮かべるんですが、1年で1番売上が大きい独身の日は一瞬で何億も売れるし、システム的にも相当な負荷がかかってるはずなんですが、そんなアクセスや売上を支えられるシステムが不思議だし、すごいなって思うんです。
「BASE」のショップさん規模がそのくらい大きくなっても耐えられるシステムを作りたいですし、大きくなるサポートをしていきたいですね。