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■新たな挑戦の道にDXあり
― 現在の主なお仕事について教えてください
主にクラウドやインフラを担当している部をまとめる立場です。この部門は、AWSやAzureなどのクラウドソリューションを扱うグループと関連するサーバや、ネットワーク、セキュリティなどを扱うグループがあり、双方の技術者を見ているので、メンバー数としては結構いますね。
― どういう経緯で今に至るのですか?
社長と前職が同じだったんです。彼が最初に独立するときからの縁で、付き合いは長いですね。私自身が別のことをしながら手伝っていた時期もあるのですが、アジアクエストができた後に合流し、今は部長という立場で事業を束ねています。
― 長年の仲だからこそ、社長と考えがシンクロするところもあるでしょうね
そうですね。伸ばしたい方向を理解したら私なりのアプローチを出して、それを着々とやっていっていますね。任せられている面も大きいと思っています。
― 組織は今、どういう方向を目指しているのでしょうか?
Amazon Web Services(AWS)を中核としたクラウド関連のサービスを作っていきたいです。技術支援だけでなく、クラウド移行のコンサルティングや運用を効率化するための自動化システムなどにチャレンジしています。今後はBtoBのお客様を主として製造業、自治体などの領域で少しずつサービスを広げていけたらと思っています。
― これからメイン事業となる「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の先駆けとなる取り組みでしょうか?
そうですね。DXはクラウドサービス等と親和性が高いキーワードなので、そのように捉えています。私自身この業界を長く歩む中で、時代ごとのキーワードには敏感になってきたつもりなのですが、確かにこれから進む先にはDXがあると思っています。
― その方向に向かうときに、何か注力されていることはありますか?
やはり今最先端の技術と、今後発展するであろう技術をうまくキャッチアップして取り込む必要があると思っています。ですので収益性は別にして、事業部としてできるだけ新しい技術にトライするようにしています。今はいろいろと試すのが大事な時期だと思いますので。
― 何か一つに特化する方向ではないんですね?
当社のエンジニアは皆、新しいもの、挑戦できるものが好きなんです。運用をメインにしている会社でもないので、レガシーなことは極力やらず、新しい領域を常にやっていく集団であろうとしていますね。自分たちで組み合わせを工夫したり、新しい技術を勉強したりということが社内でもどんどん進められていますよ!
■チャレンジする若手の背中を押してあげたい
― 小畠さんにとってアジアクエストの魅力は何だと思いますか?
最大の魅力はスピード感でしょうね。このスピード感についていくためには日々勉強する事が求められますが、力はものすごくつくし、先見的な視野も持てる環境だと思います。評価の観点で言うと、「組織に対する貢献」と「個人の成長」という2軸で見ています。常に誰もが一段階上の目線で仕事ができるといいですよね。そうすると会社全体も伸びていくと思うんです。だから私は、できるだけ抱えずに任せるようにしています。若い人たちに発想してもらった方が、お客さんに刺さる可能性が高くなりますので、何か提案があればその背景を確認し、理解できたらすぐGoを出すようにしています。
― 現場から提案は結構出てきますか?
そうですね。ただどうしても技術屋視点、テクニカル目線での話が多いので、「事業としてはどうだろう」、「お客さんの目線に立ったらどうだろう」と問いかけることはありますね。といっても、実行することで飛び抜けられる可能性がありますので、基本的には前へ進めるための確認です。
- そういう発想を組織的に強化するための工夫などがあるのでしょうか?
あまり細かいことは言っていないですね。まず技術を伸ばして欲しいので、若手だったら一つの分野でまず柱を持ち、5年目くらいには2つ目の柱も持って欲しいという話はしています。そこから枝葉を増やすこともできますし、この分野は誰にも負けないというのを持てたら自信にもなります。スキルアップをすればお客様の信頼感も得られるし、お客様から認められることは組織成長にも貢献しますからね。
― 実際、クラウド領域でお客様の相談はどういうものが多いのでしょうか?
まだクラウドを利用したことがないお客様からは、コスト面だけでなくセキュリティや安定性などの相談が多いですね。既にクラウド利用をしている場合は、もっとクラウド特有の先端技術を使って新しいことに取り組みたいとう相談もあります。
アジアクエストはIoTサービスやWebシステム開発など幅広く対応できる会社だと認識してくださっています。なので、お客様個々の課題に合わせてシステム全体を提案することが多いです。
■圧倒的なスピード感でDXを席巻する存在へ
― 5年後10年後を考えると、どんな変化が起こっていくのでしょう?
今後様々な業界でDXが起こると考えています。私たちはDXを推進する事でお客様のビジネス成長を支援していく会社でありたいですね。それが技術面なのか、コンサルティングのようなことになるのか、何かのプロダクトなのかはわかりませんが、高い技術力を持ったプロフェッショナル集団ということは変わらないと思います。そして日本だけではなく、アジアを中心とした海外での展開ももっと伸びていくと思います。
- 正直、他社もDXに注目していると思いますが、どういう強みがあるとお考えですか?
AI、IoT、フィンテックとかブロックチェーンとか…このあたりは着々と企業が導入していますよね。AI一つでもいろいろなプラットフォームができています。でも結局は、どういうソリューションにするか、どう活用するかというところに尽きるのではないでしょうか。お客様とともにそこを考えて形にしていくことについては、当社は相当スピード感をもって対応できます。トライ&エラーで取り組みやすい環境ですからね。もちろん当社では対応できない規模のプロジェクトもあります。そこは協業も含めていろいろな可能性があると思っています。
システム業界も様々な会社があり、レガシーな案件はいくらでも頼める先があると思います。でもDXになったら頼めるところが限られてくる。DXのことならアジアクエストと指名される会社でありたいですね。
- ご自身は今後どんな方向を目指しているのでしょうか?
私はビジネス企画畑が長かったし、企画視点で考えるのが得意なので、新しい観点を見つけてあげることにおもしろさを感じています。メンバーから話を聞いて、「そういう話ならこう見せたら刺さるんじゃないか」とか「ここに近づけてみたらいけるんじゃないか」という視点で実現を手伝っていけたらうれしいですね。そのためにも、時代の変化にアンテナをたてて、今手をつけておくべきこと、今試しておいた方がよいことなどを社内で発信するような役割を担っていけたらと思っています。