madoguchi株式会社 / Engineer
AI活用による業務効率化と、エンジニア組織への展開
【背景・課題】 複数サービスの共通基盤を扱っているため、同じ変更を複数のアプリケーションへ適用する作業や、環境構築・データ抽出のように毎回同じ手順を踏む作業が日常的に発生します。一つひとつは短時間でも、積み重なると本来考えるべきことに使える時間を圧迫していました。 AIコーディングツールが実務で使える水準になってきたことを受け、まず自分の作業から改善に着手しました。 【担当範囲】 自身の開発フローの整備、業務効率化の仕組みづくり、および社内エンジニアへの展開。 【改善内容】 Claude Code を開発フローに組み込み、繰り返し発生する作業をその場で呼び出せるコマンドとして整備しました。現在18種類あり、開発環境の一括起動、データベースの状態同期、複数リポジトリへの同一変更の適用、作業内容の引き継ぎ資料の生成などが含まれます。 特に効果が大きかったのは次の2つです。 ・データ抽出業務 — Metabase と Claude Code を連携させ、依頼を受けてから集計を用意するまでの作業を、従来の1〜2時間から15分程度に短縮しました。他部門へのデータ提供が滞りなく回るようになっています。 ・LP制作 — Figma と Claude Code を連携させ、デザインから実装に落とす際の速度と正確性を大きく改善しました。従来1週間かかっていた制作が、3日程度で完了するようになっています。 あわせて、設計上の判断や過去にうまくいかなかった事例を蓄積し、次の作業時に自動で参照される仕組みを整えました。現在160件を超える知見が溜まっており、同じ検討を繰り返したり、一度通った失敗を再現したりすることが減っています。 これらの取り組みは自分の中だけで完結させず、導入方法をエンジニア全体の場で発表しました。他のメンバーが同じやり方を試せる状態をつくり、チーム全体で活用が広がる動きにつなげています。 【現在の運用】 日々の開発で継続して活用しており、効果のあった方法は都度チームへ共有しています。


