穎明館高等学校
浮遊する漁網 - floating net-
地域文化再生のおける芸術の役割。グローバル化が進む中、それぞれ地域に根付く文化を再考する必要性に迫られているのではないだろうか。各地域に存在する伝統素材、手法、風土、慣習を自分というメディアを通して再発信したいと考えている。その地域にすむ人々が自分の地域に誇りを持ち、見直すきっかけとしたい。 今回の制作は、日本の漁業産業に注目することにした。日本の漁業産業は、年を重ねるごとに衰退している。 2005 年における漁業白書では、日本の総漁獲量は 20 年 間で約 50%、40 年間で約 10%に激減、総漁業就業者も 56 年間で 20%に減っている。高齢化、資源減少、経済低 迷、過疎化と様々な原因によって日本人の食文化として 根付いてきた漁業が危機的な状況となっている。 本卒業制作では、漁業における漁網の編み方をイメージしたインタラクティブアート制作を行った。海の中で踊るように浮いている漁網。その空間内を地上に表出させ、人々がアクションを起こすことによって光の色の変化としてリアクションされる。