WORK HEROにご興味がある方、是非お話しましょう!
「WORK HEROにご興味がある方、是非お話しましょう!」- 塩浜 龍志さん
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こんにちは!
WORK HERO採用担当です。
今回は、11月に入社したエンジニアの塩浜さんのキャリアインタビューです。
テクノロジーのイメージのあまりないWORK HEROですが、これからのグロースに向けて、実はテクノロジーやデータ活用がどんどん進んでいくスタートアップです。
累計100億円超の資金調達を実施したシリーズCのスタートアップから、シード期のアーリーフェーズのWORK HEROに転職した塩浜さん。これからWORK HEROをどんな会社にしていきたいのか、どんな挑戦をしていきたいのか、じっくり聞きました!
ー よろしくお願いいたします!まず、塩浜さんの自己紹介をお願いします。
塩浜 11月にWORK HEROに入社した塩浜です。東京生まれの東京育ちで、早稲田実業高校を卒業して早稲田大学に入り、2013年に大学院情報理工学専攻を修了しました。鷲崎研究室という、「高信頼ソフトウェアエンジニアリング」という領域の研究室に所属していました。
ー 学生時代にはすでにエンジニアリングが専門だったんですね。いつからエンジニアリングを始めたんですか?
塩浜 中学時代に技術を学ぶ機会があって、エンジニアリングが趣味になりました。学び始めたきっかけは、ゲームの攻略サイトでの情報収集で、昔流行っていた「隠しページ(背景と同色でわかりづらいところに配置された「.」にリンクがはられていて、カーソルを動かしている中でカーソルの形が変わる瞬間を見つけてクリックすると飛べるページ)」探しだったんです。
「隠しページ」というほどなので、見つけにくいわけですが、もっと効率よく探せないかなと考えたんですよね。そうしたときに、このページはどう作られているのかな?というところから、HTMLを読むと簡単に隠しページを見つけられることに気づきました。
それだけでは飽きたりず、もっと効率よく情報収集をするためにということで、ホームページの運営者がなぜ「隠しページ」に載せるような情報を得られるのだろうと考えた時に、人気のサイトを運営していると情報が寄稿者から集まってくるのだと理解をしました。そこで、自分でもページを運営するようになり、当時はJava AppletやJavascriptなどのプログラミングを活用したダイナミックな動きを搭載することで人気なページを作ろうと考えたことがプログラミングを学び始めたきっかけです。
はじめはホームページ作りが中心でしたが、あるとき友人の学校の文化祭に遊びにいったときに、プログラミング部のC言語で書かれたプログラムを見て、自分にも出来るのではと思い、プログラミング学習を本格的に開始しました。
ー ITを仕事にするというのは、その当時から考えていましたか?
塩浜 はい。僕の中高時代はまだ、エンジニアというとオタクのようなイメージでみられることが多かったのですが、GoogleなどのTech Companyの台頭でそのイメージが大きく変わったと思っています。実際にはもっと前から素晴らしい技術はたくさんあったと思うのですが、僕にとってはGoogleやGoogleが実現したことを知ったことが、大きな転換点でした。「情報革命を世の中に起こし、ITのイメージを大きく変えた」ーープログラミングを学ぶ者として、僕自身も、同じように自らの持つ力を活かし「世界に変革を起こしたい」、という希望を持ち始めたのがこの頃でした。
ー 大学院を修了後、新卒ではどのような会社に入り、何をしていたのでしょうか?
塩浜 新卒ではBarclays証券という英系の投資銀行に入社し、情報技術部でアルゴリズムトレーディングやeTradingのプラットフォームの開発、運用に従事しました。Barclaysに3年強勤めたあと、前職の株式会社MICINを共同創業者として立ち上げました。
ー 前職の株式会社MICINさんは、WORK HEROとはずいぶん異なった領域を扱っている会社に感じます。どんな会社で、塩浜さんは何をなさっていたのか、教えてもらえますか?
塩浜 そもそも、MICINの創業に関わったのは、自分自身の父の闘病がひとつのきっかけでした。MICINは、「すべての人が、納得して生きて、最期を迎えられる世界を。」をビジョンに、オンライン診療、オンライン服薬指導サービス事業、医薬品の臨床開発向け事業などを展開する医療スタートアップです。父の闘病の経験から、「忙しい人でも医療機関へもっと簡単にアクセスできれば」という思いがあり、「医療情報を活用して医療で後悔する人をなくしていく」というMICINの目指す世界に共感したんです。
僕自身は、共同創業者 兼 VPoEという肩書きで入社し、その後はオンライン診療事業部部長や、Head of Engineering and Design / DM of Data Solutionなど様々な役割を歴任させていただきながら、約8年間MICINの技術や事業、組織づくりに関わってきました。
ー この8年間の経験の中で、今回WORK HEROに参画することにつながるようなことはありましたか?
塩浜 MICINでのゼロからの創業期ベンチャーの経験はもちろんですが、アドバイザーとして他のスタートアップを支援した経験が、次の課題意識を持つきっかけになりました。実際に、いくつかの組織立ち上げのサポートに入るようになり、多くの起業家が同じような落とし穴にはまって乗り越えられないこと、良いビジネスアイディアがあったり、優秀な起業家がいてもそれだけでは上手く事業を伸ばしていけないという現実を知りました。
こうした経験は、起業家や、起業家が描いているビジョンに共感すればするほど、悔しい経験でもありました。もっとうまくスタートアップの成長を支えられるような仕組みづくり・組織づくりはできないかーーそんな問題意識を持つ中で、WORK HEROの「すべての人・企業がユニークな価値の創造に熱中できる社会を創る」というビジョンと、それらをどのように解決しようとしているかという考えに共感したんです。
ー それでは、ここからはWORK HEROへの入社の理由を伺いたいと思います。
塩浜 WORK HEROには、実は二年以上前からアドバイザーとして関わってきていたのですが、その中で、WORK HEROが実現しようとしていることの壮大さ、僕が今抱いている課題感や将来へのビジョンがWORK HEROのビジョンと重なるところが大きいことに気づいたこと、そして最後は大坪の描く未来の大きさと熱意に惹かれる形で入社をすることを決意しました。
ー 大坪さんとは以前からのお知り合いだったんですか?
塩浜 はい、実は新卒の就職活動中に知り合った仲なので、もうずいぶん長くなります。具体的には新卒で入社をしたBarclays(バークレイズ)でインターンシップをしていた時に、同期の外資系投資銀行・コンサルの就活・インターン仲間で集まる会を彼が主催しており、そこで知り合いました。大人数できらびやかな場所で行われた、わいわいと盛り上がるような学生同士の飲み会だったんですが、大坪とはそこで、周囲関係なしに真面目にあるべき社会の姿について話しこんだという記憶があります。
大坪は、根幹となるような大事な部分では共通点を感じながらも、思考の方法だったり、課題解決のアプローチが異なる部分が多く存在し議論をしていてすごく面白いと感じたのと同時に、学生とは思えないくらい飛び抜けて優秀な人だなという印象を持ったのをよく覚えています。
僕がバークレイズに、大坪が三菱商事に入社して以降も、定期的に連絡を取って呑んだりしていましたが、そんな中で、どんな世界を目指しているのか、お互いの考えをより深く理解するようになりました。
ー そこが、今回の塩浜さんのWORK HERO参画につながるんですね。
塩浜 大坪は、非常に優秀であり様々なことが出来る人ですが、実はちゃんと知ると逆に苦手なことも多い人です。出来る部分 / 出来ない部分が、自分と対極とまではいかないですが、違いが多く、補完しあえる関係だと思っています。お互いにいつかは自分の会社に来てほしいと昔から誘い合うような関係でしたが、今回それが叶った形です。
ー 先ほどキャリアの次のステップを考えていたタイミングというお話がありましたが、塩浜さんが考える、「次のステップ」としてのキャリアを考える軸などはありましたか?
塩浜 僕が考えていたのは、この3つの軸です。
ー 詳しく教えてもらえるでしょうか?
塩浜 「解決したい課題かどうか」というのは、自分自身に原体験や課題意識があり、同時に思いのある領域の課題を解決していきたい、ということです。
ー その観点だと、WORK HEROにはどういうことを感じたんでしょうか?
塩浜 前職のMICINでオンライン診療事業部部長時代の気付きが大きいです。当時直面していたのは、一言で言うとすると「SaaSというサービス提供の形の難しさ」です。MICINで提供しているオンライン診療サービスは、プロダクト自体は日々進化し、良いものになっていっているのですが、SaaSという形でシステムのみを提供しても、既存のオペレーションに合う形で導入を進め、オンライン診療が根づいた形でのオペレーションを構築いただくことが出来ないと、うまく使っていただくことができないということを強く体感しました。
つまり、「システムとオペレーションの融合」こそが、顧客やエンドユーザーに価値を届けられるかどうかのカギになっています。MICINではカスタマーサクセスという形で医療機関に入り込み、オペレーション構築をお手伝いさせて頂くという方法を取っていましたが、サービス導入側に強いペインやモチベーションがないと苦労することも多々ありました。当然、SaaSにおけるカスタマーサクセスという考え方は世にも広まっている形であり、MICINがオンライン診療を広めていく糧となった一つの方法論にはなりますが、より違う形での価値の届け方がないかなというのは当時より考えておりました。
そんなときに、大坪と話をして、BPaaS(※)という形の可能性を強く感じました。ビジネスモデル自体の面白さに強く惹かれたと同時に、自分が突破したいSaaSの壁を、BPaaSという形なら実現できるんじゃないかと思いました。WORK HEROはまさに、日本のBPaaSの先駆けです。
※Business Process as a Service=SaaSの活用も含めたオペレーションそのものをWORK HERO内で作り上げ、最適化されたオペレーションで構築されたビジネスプロセスそのものをサービスとして提供するモデル。
ー 二つめの、「限界効用の最大化」というのはどういうことですか?
塩浜 僕の個人的な考えですが、仕事を選ぶときに、自分自身が世の中に起こせるインパクト(限界効用)を最大化したいという考えを持っています。
限界効用というのは、「その組織が世の中に与えうるインパクトの大きさ」と、「自分がその組織に入ることで組織に起こせる変革の大きさ」のかけ算で決まると考えています。
「その組織が世の中に与えうるインパクトの大きさ」については、
アドバイザーという第三者的な立場で関わる中で、大坪が掲げる未来は、現在の事業にとどまらずに本当に人類に貢献する規模感で事をなすことであり、かつその未来を戦略的かつ実現性のある形でどのように創っていくか、初期の基盤事業(WORK HERO)のその次の次の次まで、テクノロジーやビジネスモデルだけでなく、採用・組織やあるべき社会の姿までも含めて本気で考えていることを真に理解しました。
「自分がその組織に入ることで組織に起こせる変革の大きさ」については、
上記のような壮大な未来を掲げながらも、同時に、解きたい課題の大きさに対してまだまだ大坪が直接持っているものの多さや、組織の成長の必要性を感じてもいました。自分が入ることで彼の助けになれる部分が大きいと感じられたことが、二つ目の理由になりました。
ー 最後に、「一緒に働く仲間」というのは、先ほどおっしゃっていた、代表の大坪さんと「補完しあえる関係」ということでしょうか?
塩浜 それもありますが、WORKHEROの仲間たちの魅力もあります。WORK HEROに集まっている仲間は、ミッションに共感し、ハードワークもいとわず、皆でやり切る力を持っています。それに、非常に素直で、成長に対しても意欲的な人が多いんです。
せっかく誰かと何かをやるなら、一人ではチャレンジできないような難しい領域に挑戦したいと考えています。その難しさに一緒に挑戦出来る仲間と働きたい、というのが僕が考えていた3つ目の軸です。理想としては、背中を預けて、振り返らずお互いの目の前の課題に向き合う形で事業成長を作り出し得る状態をつくっていきたいと思っています。WORK HEROは一人一人がプロフェッショナリティを持って事業に向き合っていて、誠実に顧客に向き合おうとする人ばかり。この仲間たちとなら一緒にビジョンの実現を目指せる、と思いました。
ー それでは、最後に、塩浜さんがWORK HEROに期待していることや、これからやっていきたいことを伺っていきたいと思います。今、WORK HEROにエンジニアとして入社するというのは、WORK HEROで何ができると期待しているからなのでしょうか?
塩浜 エンジニアにとっては、Deep Techの領域であれば技術的な挑戦というのが大きな魅力になるでしょうが、それ以外の領域で重要なのは、「自分の関わるサービスがどのように顧客に向けて価値を出せるのか?」だと思っています。
WORK HEROのとっているビジネスモデル「BPaaS」は、先にも述べたようなSaaSの限界を超えられるものです。BPaaSというのは基本的に、人(オペレーション)と技術(テクノロジー)を融合させたサービス提供をめざします。単にサービスを提供する場合とは比べ物にならない、大きな社会的価値を生み出せる可能性があります。
この新しい領域で大きな価値創出にチャレンジできること、BPaaSという新しい形の創出に携われることが、エンジニアとしてもワクワクするポイントです。
ー BPaaSというビジネスモデルへの期待もあるんですね。
塩浜 WORK HEROのサービスは、スタートアップや起業家がコア業務に集中できるよう、バックオフィスをまるっとお任せいただくサービスです。バックオフィスは様々なSaaSが提供され、業務は効率化されてきている領域ですが、個社でそのサービスを活用しきるための開発をするのは、コストに見合わないことも多く、導入にはハードルが高い現実もあります。
WORK HEROは、個社では見合わない細かなバックオフィス業務の一つ一つまで、技術を活用して効率化することにチャレンジができます。これは、WORK HEROがバックオフィスの専門企業として、多くの顧客を持ち、そのビジネスプロセスを効率化することがある意味本業だからこそできることだと考えています。
さらにWORK HEROの社内では、個々のオペレーションの中で何がミスを起こしやすいのか、何に時間がかかっているのか、などをデータとして取得して見える化しています。このデータを活用して、開発者としては最も課題が大きい部分の課題解決に常に向き合えますし、実際に自分の作り上げた機能によって、どのように効率化がなされたかがわかります。自分の開発が何に影響(インパクト)を与えたのかが目に見えてわかることは、開発者体験としても魅力的かなと考えています。
ー WORK HEROにはあまりエンジニアリングのイメージがない方も多かったかもしれませんが、エンジニアにとってやりがいを感じられる環境、おもしろさを実感できる環境なんですね。
塩浜 やはり「改善」自体が本業であるというところがWORK HEROのおもしろみだと考えています。例えばつい最近は、社内ドキュメントを探している時間がかなり多いことに気づいたエンジニアが、Generative AIの技術を活用し、効率よく社内ドキュメントに辿り着ける仕組みを作り上げました。
こういう効率化は多くの企業ではBetter to Haveとされてしまうことですが、それが事業の本丸にできてしまうのがWORK HERO。もちろん我々も足元で進めなければいけないことはたくさんあり、他社SaaSとAPIを通じて連携をし自動化を進めるなど、典型的な手段での解決を期待されるシチュエーションも少なくはないですが、新しい発想で今までにない解決手段を生み出していくことができるところ、そしてそれが事業の本丸になっていくところに面白みがあると思います。
こちらについては、ここで話すと長くなってしまうので、興味を持った方はぜひカジュアル面談でお話させてください。
ー ありがとうございます。最後に、エンジニアとしてWORK HEROを転職先の候補に考えてくださる方には、塩浜さんと働くということもおもしろい経験になるかもしれないと思うんですが、仕事でも、仕事以外でも、塩浜さん自身はどんなふうにものごとに向き合っているんでしょうか?
塩浜 僕自身は、ふだん生きている中で「あ、これ困ったな」とか、「こういうのあったら良いのに」ということがあると、ビジネス化して自ら解決してみようと考えてしまうタイプです。以前は技術を活用した形で課題解決することに閉じていたんですが、最近は課題解決に必要な組織づくりをしたり、技術に閉じない形での課題解決も考えるようになりました。そんな新しいエンジニアのキャリア像も、一緒につくっていければ面白いかなと思います。
ー 仕事以外では、どんな感じですか?
塩浜 仕事でもそうですが、趣味でも、面白いと思ったことはとことん突き詰めていきたいタイプです。負けず嫌いもあるので、没頭すると結構しっかりと周辺領域まで調べていったり、自分でチャレンジすることもどんどんやっていきます。
実は今年、筋トレの趣味が高じてボディメイクの大会に出ました。Best Body Japan 2023 新潟大会で、4位に入りました。やるからには日本一を目指そうと意気込み、トレーニングはじめて1年で大会に出るに至ったという形です。今年は1位には程遠い結果になってしまいましたが、来年は絶対勝つぞと意気込んでいて、今も継続してトレーニングを続けています。
WORK HEROには、趣味でも突き詰めて全国トップレベルまで頑張る仲間が多く存在しており、代表の大坪は麻雀のプロ団体に所属しておりますし、他にも基礎スキーの全国大会に出ている人や、ボクシングのプロライセンス取得を目指している人もいます。
仕事のこと・WORKHEROのこともそうですし、個人としてもいろんなことに常にチャレンジをしているので、まずは気軽にカジュアル面談など申し込んでいただけたら嬉しいです!
楽しく有意義にお話しましょう!
最後までお読みくださり、ありがとうございました!
WORK HEROでは新しい仲間を募集しています!
今、WORK HEROは事業・組織ともに急拡大フェーズにさしかかろうとするおもしろいタイミングです。
塩浜さんやWORK HEROのメンバーと話をしてみたいという方は、ぜひ気軽にカジュアル面談にお越しください!