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【Interview#3】異国での起業経験から生まれた、IBTでの新たな挑戦
こんにちは!人財開発室の古茶です。
本日は、インバウンドテクノロジー (以下 IBT) の外国籍メンバーである、沙さんへのインタビューです。
沙さんは、中途で IBT に入社してくれた、経験豊富なメンバーになります。
今回のインタビューでは、沙さんの IBT 入社前のキャリアや、IBT での業務内容に密着しました。
バリキャリの沙さんが、どんな想いで仕事と向き合っているかがよく分かるインタビュー記事となっておりますので、是非最後まで読んでみください👀
沙 碩
中国の東北で生まれ、中国の大学を卒業後、環境学を学ぶために北海道大学に留学。
2 年ほどで帰国するつもりだったものの、気づけば日本 7 年目!
趣味は登山。好きな食べ物は重慶火鍋。
ーーーIBTに入社する前のキャリアについて教えてください。
私のキャリアは少し特殊なのですが、起業経験と外国人キャリア支援の営業経験があります。
日本に来た理由の一つは、さまざまな経験を積むことでした。
日本での大学院時代には、一人で中国人富裕層向けのインバウンドビジネスを始める機会に恵まれました。同じ大学の学生約 70 人をアルバイトとして雇用するまでに会社を成長させることができ、この経験は自分にとって貴重で自信を深めるものとなりました。
100%の完璧な準備より、行動に移すことの大切さ
ーーー異国の地でも起業する勇気、すごいですね!日本で起業することにためらいなどはなかったのですか?
ありました。ただ、挑戦したいと思ったからには早く行動に移そうと決めていました。
というのも、大学 2 年生のときに英会話塾を起業したことがあるのですが、当時は何か新しいことを始めるときに、準備を完璧にしてから始めたいという気持ちが多くありました。しかし、経験を重ねるうちに、完璧な準備というものはほとんど存在しないと気づきました。
100%の準備を目指すことは終わりのない課題であり、実現も難しいです。
なので、ある程度の準備ができたら行動に移す → そこから PDCA を回していこう、あまりためらうことなく「とりあえずやってみよう」という気持ちで、走り続ける覚悟を持ってビジネスを始めました。
四輪の車を一度に作るよりも、まず馬車を作り、それを二輪車、そして四輪車へと段階的に改良していく方が良いと考え、段階的な改良こそが、持続的な成長を促す、常に進化し続けることが大切だと個人的に感じています。
ーーー「段階的な改良こそが、持続的な成長を促す」とても感銘を受けました。起業した当時はかなり忙しかったと思いますが、どのような生活を送っていたのでしょうか。
ビジネスをするのが大好きなんです。
当時の自分を振り返ると、ほとんど寝ることもなく、一日中働いていたのを思い出します。笑
連絡が来たらすぐに返事をし、人工知能みたいに 24 時間いつでも対応できるように睡眠時間を削っていました。
普通は苦しいと思うかもしれませんが、その環境に興奮していた自分がいました。疲れは感じましたが、眠くなることはありませんでした。
あの頃は自分の成長を実感し、そこにワクワク感や楽しさも感じていました。
しかし、インバウンド系の事業だったため、コロナの影響で大打撃を受けてしまい、自分の事業を断念せざるを得ない状態となってしまいました。そこで、日本で仕事を探すことにしました。
試行錯誤を繰り返し、成約率12%から45%を達成
そんなこんなで就活を頑張っていた際に縁の繋がった、外国人キャリア支援の会社に入社しました。
そこではグローバルタレント営業を担当し、3000 人以上のお客様との深いコミュニケーションをとってきました。
働く中で、成約率を最初の 12 %から最終的に 45 %に向上させられたのは今でも私の自信につながっています。
ーーー成約率の伸びしろ凄いですね!やはり沙さんのガッツはとても見習うところがあります。活躍中にもかかわらず、なぜ IBT への転職を考えたのでしょうか。
前の会社で働き始めて 3 年ほどたった頃、「日本と中国の関係を良好にしたい」という想いが芽生えるようになりました。日本の政治や経済の状態を見て、新しい面白いことにチャレンジしたいと思ったのです。
そのタイミングで出会ったのが IBT です。
ーーーなぜ IBT を選んだのですか?
まず、事業内容が興味深く、かつ自分の力を発揮できると思い IBT に惹かれました。
面接過程で、社長から新規事業の提案書を作ってもらえる?と聞かれ、一週間後に1時間プレゼンしたことも覚えています。
もう一つは人です。
面接は 2 回行いましたが、毎回 1 時間以上に及びました。
私の起業経験について非常に多くの質問を受け、そして質問が自分の本音に迫るもので、私自身も面接を受けながら非常に考えさせられました。
面接にも関わらず、会社に大切にされていると感じましたし、気が付けば 1 時間以上があっという間に過ぎていました。
また、コロナ収束後の日中経済が活発になってくる2024年に、何か成果を出したいと思っていたので、自分が頑張れる環境でありそうだなと感じたのも入社理由の1つになります。
泥臭い作業をしたからこそ「0から1」を作ることができた
ーーーIBT に入社してから今までどんな業務に携わってきたのか教えていただけますか?
入社当時から、訪日外国人向けの「Trip in」という新規事業に携わっています。
私は中国語が話せるので、主に中国人をターゲットとする仕事を行っています。
新規事業では、0から1を創り上げるために、集客→営業→受注という流れが大まかにありますが、新規事業を開始して約 3 か月は、中国籍富裕層向けの市場を築くことに集中してきました。
ーーー新規事業は、正解もなく困難なことも多い印象ですが、今まで仕事で悩んだり苦労したことはなかったのでしょうか。
もちろんあります(笑)
国境を越えてのビジネスになるため、様々な手続きに時間がかかりましたし、諸々の書類を中国企業に提出する必要もあったため、難しい内容の書類を翻訳するといった細かい作業もチーム内で発生しました。
また、オフラインでの集客では、新しい連携先をみつけるために、チームメンバーと一緒に 500 社ほど電話をかけ続けたこともありますし、実際に社長と現地(上海)の展示会に足を運んだこともあります。
地道な作業もありましたが、そういったことを通じて受注がきるようになったり連携先が見つかったりと、少しずつ形にできている感覚があります。
思い返すと「まずは量をこなしてみて、だめだったらまた考える」という作業の繰り返しでしたが、やっぱり「0から1」を作ることができたときの喜びは大きいです。これからは1をどんどん大きくしていきたいと思います。
また、社長自らも、チームに入って電話をかけたりという地道な作業を行っているのを見て(最初はびっくりしました)、私もより頑張らなくてはと感じたのも覚えています。
社長は、社内最強の営業マン
ーーー社長自ら交渉するというのはすごいですね。社長と近い距離で働いている沙さんですが、何か学ぶことがあったりもするのでしょうか。
社長が何かを教えてくれて学んでいるというよりも、社長の仕事に対する姿勢や動き方を見て感じることは多くありますかね。
特に、社長のマネジメント力や経営に対する考え方を尊敬しています。
また、社長は「社内最強の営業マン」であるな、とも感じています。
私自身、起業や営業経験などもあり、自社や自社プロダクト、ないしは自分自身を営業する場面が人生の中で多くありました。営業力というのは、短い言葉でいかに相手の意思決定をサポートできるかということでもあると思っているのですが、社長はその力がすごいです。
短く端的に、シンプルに物事を伝えていて、そしてそれが相手に響いている。
見習うところがたくさんあります。
ーーー起業をしたり新規事業にたずわさったり、難しいものにも果敢に挑戦していく沙さんですが、仕事をする中で意識していることや大切にしていることがあれば教えてください。
4つあります。
①Enjoy Everything
仕事をしていると、つらいこと嬉しいこと、いろんな感情を経験しますが、振り返ったとき全てのことに意味があったのだと感じました。なので、全てのことを楽しむようにしています。
②行動する
困難な状況に直面したときこそ、行動が運を引き寄せると思っています。
③恐れに挑戦する
自分を変える最速の方法は、恐れていることに挑戦することだと思っています。新しいことを始めるときは恐怖や不安もありますが、そんなときほど行動するように心がけています。
④自己信頼
周囲の評価にとらわれず、自分自身の多様性と無限の可能性を信じて行動しています。心から自分らしく生きることが大切だと思いますし、そういった環境に身を置くようにしています。
会社や事業を、自分が創り上げている感覚。
ーーー今後のキャリアや、IBTでかなえたいことについて教えてください。
今やっている新規事業「Trip in」は、やっと少しずつ軌道に乗ってきたという状態です。
将来的には、Trip in というサービス名が有名になり、日本で旅行を依頼するなら Trip in だよね、と思っていただけるような状態にできるのが理想です。
また、事業をどんどん拡大し、部署としても多くの人を巻き込みながらやっていけたらと思います。
ーーー最後に、IBTにはどんな人があっていると思いますか。
IBT の事業内容が好きという人ですかね。
あとは、仕事をバリバリ頑張りたいという方、行動力のある方、学習意欲・成長意欲が高い方が向いているのではないかと思います。
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経験値も知識も豊富な沙さんですが、様々な苦労を努力で乗り越えてきたのだと改めて知ることができました!
お忙しい中、インタビューにご協力いただきありがとうございました(^^)/