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これまでのキャリアとwevnalに入社を決めた理由について教えてください。
大学を卒業したあとは、新卒で三井住友銀行に入社しました。三井住友時代は日本全国に300人くらいいる同じ職種の同期のなかで、営業成績のトップをとって。一定やり切ったかなと感じた入社3年半くらいタイミングで、転職しました。そこから地元の大阪を出て東京に来て、2社目はM&Aの会社で1年半くらい働きましたね。
ただ、2社で働いて感じたのが、どっちのビジネスでも扱っているのは、他の人が作ったものなんです。銀行で売っていた金融商品にしても、M&Aで売買する企業にしても、自分じゃなくて他の人が作ったものを扱っていて。結局、ぼく自身は仲介役でしかないんですよね。それよりも、自分たちで作った自分たちの商品をお客さんに届けたいなと思って、3社目は事業会社を探すことにしました。
あと、中長期的なキャリアとして、1社目も2社目も金融領域の仕事に携わるなかで、将来的にはCFO(最高財務責任者)になりたいなと思っていて。そのためにはIPO(≒上場)の経験が必要だなと考えていたので、転職先は「IPO準備をしている事業会社」っていう条件でも探していました。そして、いままではずっと営業として働いてきたんですけど、IPOの経験は営業サイドじゃなくて管理サイドでしたいなと思ってたんです。
ただ、IPO準備をしている事業会社で、且つ管理部門の人間を「未経験」で募集しているところが本当に全然なくて・・・。そもそも応募条件を満たせる会社が、wevnal含めて4社くらいしかなかったんです。しかもそのうち2社は、書類選考で落ちてしまって。あまりにも転職先が見つからないんで、もしwevnalもダメだったら、転職を諦めてM&Aの世界に残ろうと思ってました。
だからぼくにとってwevnalとの面接はめっちゃ勝負だったんですけど、そこで面接官として出てきたのが、いまのぼくの上司でもある、取締役の西田で。話し始めたら、こっちがちょっと拍子抜けするくらい超フランクな感じでした。「それでは志望理由をお聞かせください」みたいなかしこまった感じでは全然なくて、「久川さんって今後どうすんの?」っていうような、すごいラフな感じで。ぼくが「今後はこんな風に考えてます」って答えたら「え、それだったらさ!」って会話が進んで、気づいたらぼくも「友達と話してるの?」ってくらい、すごく気持ちよく話してました。自分も前職時代に面接官側で面接をするときは、「固い雰囲気になる質問はしない」ってことを意識してたので、西田さんのそのフランクなコミュニケーションの取り方が、すごい心地良かったんですよね。
「いい会社だなー」って思いつつ、西田さんと面接した2日後には社長との最終面接があったんですけど、その場で内定をもらって。「おー!こんなスピード感で決まるのか!」って驚きつつ、ぼくも「入社します!」と即答して、2020年の6月からwevnalで働き始めました。
入社後の具体的なお仕事と、その業務を通じて得たスキルや感じたことを教えてください。
会社に入って最初に任せてもらった仕事は、「請求書の発行」とその「業務プロセスの効率化」でしたね。ただ、いままで営業の仕事だけをやってきたので、当たり前ですけど経理の仕事なんて全然やったことなくて。西田さんから「イケるっしょ?」って感じでサラッと渡されたんですけど、あれはいまでも無茶振りだったと思ってます(笑)。
ただ、任せてもらったからにはやるしかなくて、例えば効率化の面だと、スプレッドシートや顧客管理ツールのSalesforce(セールスフォース)を使いながら、いままで営業担当の人たちが毎日手作業していたものを、自動でできるような仕組みを作りました。社内の人たちから「めちゃくちゃ楽になった!」と言ってもらえることは、やりがいのひとつですね。
入社してからは、ずっと西田さんの直属の部下として働いてるんですけど、もう毎日が無茶振りの連続です(笑)。急に「久ちゃんこの資料を作って!」とお願いされて「了解です!いつまでに作ればいいですか?」って聞いたら「30分後!」って言われることもありました。ただ、そういった無茶振りのおかげで、「対応力」はめちゃくちゃ鍛えられましたね。
あと、西田さんって無茶振りはめちゃくちゃ多いんですけど、分からないところがあればもちろん助けてくれますし、一緒に仕事をするなかで「ああ、こういう考え方があるのか」とか「そういう進め方をすれば良かったんだな」とかって学ぶことは、めちゃくちゃあります。
ぼくがいままでに出会った人の中やと、全くいなかったタイプの人間ですね、西田さんは。言葉で説明するのが難しいんですけど、誤解を恐れずに言うと「狂っている人」なんですよね。少し違う言い方をすると「冷静にふざけられる人」かな。あんまり関わりのない人が西田さんのふざけているところだけを見たら、「なんだこいつ」って思っちゃうこともあるかもしれないんですけど、実はそのふざけていることにも意図があって。
ぼくよりも若い新卒の子が、西田さんに対して「いまのそのボケはいらないです」ってズバって切り込むこともあるんですけど、会社の取締役がそんなにビシバシ突っ込まれる会社、「あんまりないで?」って思うんですよね。そこの「接しやすさ」というところも、本当にすごいなと感じます。
それで、2021年の4月からは、西田さんがDX事業部へ異動するタイミングで、「久ちゃんも一緒に来てよ」ということで、ぼくもDX事業部に異動しました。管理部の業務も引き続き並行してやっているので、兼務というという形ですね。ただ、やっていることの根底は変わってなくて、DX事業部でも「業務プロセスの可視化と効率化」ということをやってます。特に、カスタマーサクセスチームの業務をメインに見直してますね。
いまカスタマーサクセスのみんなの業務が多くてパツパツになってしまってるんですけど、それって社内のメンバー同士とか対クライアントとかのコミュニケーションのなかで、削減できる無駄もあるんじゃないの?と思っていて。例えば、クライアントに必要事項を記入してもらうシートって、ちゃんと1回のやり取りで完了するようなフォーマットになっているか?などをチェックしています。
こういう新しいことをしようとするときって、一般的には社内で反発が出るものなんですけど、wevnalではそれが少なくて。「良いと判断したものはどんどん取り入れる」って空気が、めっちゃ強いんですよね。そこが、すごく良いなって思います。
入社から1年以上経って、wevnalに入って本当に良かったなと思うし、いまが一番楽しいですね。