Wantedlyでは、学生さんのキャリアづくりを支援することを目的とした「CAREER VISION SUPPORT PROGRAM(キャリアビジョン サポートプログラム)」を2024年3月に開始しています。
プログラムでは3つの企画を用意しており、毎回異なる企業とコラボしながら、Wantedly活用方法のほか、シゴトやキャリアについて紹介する「Collaboration Seminar」、社会にどのようなシゴトや働き方があるのかについてを紹介する「Online Contents」、実施に企業とリアルな場で出会える「Matching Event」を実施します。
今回は「Collaboration Seminar」の第一弾として「新卒採用責任者が語る、Wantedlyプロフィールの鉄板活用法。」を実施しました。
株式会社Relicの新卒採用責任者である小宮さんにご登壇いただき「新規事業のシゴト」や「人事目線からみるWantedlyプロフィールの活用法」についてお話いただきました。
▼登壇者プロフィール
株式会社Relic ビジネス部門 新卒採用責任者/学生起業支援事業責任者
小宮 美緒さん
株式会社ポーラにて化粧品エステの販促マーケ、アパレル開発に従事。その後、株式会社リクルートライフスタイル(現:株式会社リクルート)にて美容広告の営業マーケ、チームリーダーを担当。多数の全国表彰受賞歴や1000名規模の営業ナレッジコンテスト登壇経験あり。今までの知見を活かし美容事業を起業。現在は新規事業開発にドメインをおくRelicにてビジネス部門の新卒採用および学生起業支援に従事。自身で立ち上げた学生起業支援プログラムが東京都のスタートアップエコシステム事業(TOKYO SUTEAM)に採択され、東京をはじめ全国の学生起業支援に奮闘中。
ウォンテッドリー株式会社 広報 / マーケティング
奈良 英史
慶應義塾大学大学院理工学研究科修了。
大手化学メーカー、ITベンチャー、大手総合PR代理店を経て、2019年4月にウォンテッドリー株式会社の広報担当としてジョイン。コーポレート、プロダクトの広報戦略立案から実行までを行っている。Marketingも兼任。
ー本日はどうぞよろしくお願いいたします!まずRelicさんの事業内容について教えていただけますか?
Relicは、新規事業開発やイノベーション創出に特化したITスタートアップで、今年で創業9年目を迎えます。「インキュベーションテック」「オープンイノベーション」「事業プロデュース」の3つの事業を展開しています。
弊社は、当事者として新規事業開発の伴走支援ができるところが特長です。クライアント企業の一員として挑戦できる環境にあるため、非常にやりがいを持って働けると思います。
Relicホールディングスには「1,000の事業をつくりたい」というビジョンがあり、日本中のイノベーター(新規事業開発を生む人)を発掘するために、いま全国に続々と拠点を立ち上げています。全国各地のイノベーターと協業して、ゆくゆくは世界で通用するような事業をつくりたいと考えています。
ー当事者として挑戦できるのはやりがいがありそうですね!「新規事業開発」のシゴトとはどのようなものなのでしょうか?
日本には様々な社会課題があるのですが、そのような未だ解決できていない社会や顧客の課題を解決し、新しい価値を提供することで、対価を得られるような、非常に社会的意義のあるシゴトです。
ーなるほど。でもなぜ「新規事業開発」が必要なのでしょうか?
どのような事業でも、成長期・成熟期を経て、最終的に衰退してしまうリスクがあると言われています。そのため、企業が持続的に成長するためには、既存事業が成長しているうちに新規事業を創ることが不可欠です。新規事業開発は大企業から、創業間もないスタートアップ企業までが注目、実行しています。
スライドの実線部分は「成長期」、点線部分は「衰退期」を表しています
ー新規事業開発はとても大事なことなのですね。実際にどのように行うのでしょうか?
「事業アイデアをつくる」→「試作品をつくる」→「試作品を提供してテストマーケティングをした結果のデータを集めて分析後、事業アイデアをブラッシュアップする」のサイクルを高速に回し、仮説検証を繰り返すことが重要です。早く失敗することが新規事業を行ううえでの成功の秘訣とも言われています。
ー早く失敗することが成功の秘訣なんですね…!多くの方にとって失敗は怖いもの、というイメージだったので、非常に興味深いです。ちなみに、新規事業開発のシゴトに向いているのはどのような人なのでしょうか?
「主体性があり、課題(=事業開発のタネ)を発見し、仮説検証できる人」でしょうか。その他にも以下に当てはまる方にはピッタリだと思います。
- 新規事業開発に興味がある
- 起業したい、起業支援をしたい
- 成長環境に身をおきたい
- 社会課題を解決したい
実際に考えることが多いからか、わりと理系の方がたくさんいて、割合は6:4(理系:文系)です。ちなみにRelicでは、新卒入社時からたくさん活躍できる環境があって、過去の新卒メンバーは以下のようなことに挑戦しています!
- 1年目から新規事業開発に携わる
- 就職しながら起業をする
- 地方拠点で働く
ー若手メンバーもたくさん活躍されているのですね!
話が変わってしまうのですが、小宮さんは新卒採用責任者ということで、普段から、新卒や就活中の学生さんといった、若手の方のWantedlyプロフィールをご覧になる機会が多いと思います。主に、どのような点に注目されているのでしょうか?
主に、プロフィール欄の「この先やってみたいこと」と「自己紹介文(4〜5行程度)」に注目しています。
おそらく大半の会社さんがそうだと思うのですが、新卒採用の場合は、ポテンシャル採用を行う場合が多く、学生さんの志向性をよく見ています。実際にWantedlyで学生さんにスカウトをお送りすることがよくあるのですが、その際は「この先やってみたいこと」と「自己紹介文」の2つの欄が埋まっていると、志向性の部分が見えやすくなって、ご連絡しやすくなります。
「この先やってみたいこと」は、プロフィールページの一番上の部分ですね。学生さんはなかなかこの部分を入力するのが難しいと思うのですが、ぜひ頑張って埋めてほしいです。
中には、まだ「この先のやってみたいこと」が分からない方もいらっしゃると思うのですが、それを見つけるためのアクションを起こしてほしいです。アルバイトや、大学でのゼミやサークル活動など、今取り組まれていることをなぜやっているのか?を突き詰めていくと、自ずとこの先のやりたいことが見えてくるのではないかと思います。
あとは、インターンシップに参加してみると、自分の向き、不向きがわかるので、「この先のやりたいこと」探しにも役立てられると思います。人は知っているものの中からしか選択できないので、ぜひ今のうちにいろいろなことを体験してみてほしいです。
「自己紹介文」は、たくさん書いてくださるのは大変ありがたいのですが、4〜5行くらいが読みやすくてベストかな、と感じます。普段、対面で自己紹介をする際にお話いただくようなことをまとめていただけると良さそうです!
ーたしかに、いろいろな会社で働くことができるのは、学生さんの特権ですね。Wantedlyにはインターンの募集記事もたくさん掲載されているので、ぜひ活用してほしいです!
本日はありがとうございました!
いかがでしたか?
少しでも「新規事業開発のシゴト」について興味をお持ちいただけていたらうれしいです!
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