岡山県の矢掛高校では有志の生徒が参加する「広島ツアーを今年初めて実施しました。
午前の部は広島県観光連盟(HIT)の山邊昌太郎氏や崇徳高校新聞部の生徒さんによる講演が実施され、ウォンテッドリーで行政や大学との連携を担当する貴船(Public Affairs)も講師として登場しました。新卒で就職したテレビ局のことや、現在転職してから取り組んでいることを高校生の皆さんにお話しさせてもらいました。
なぜウォンテッドリー社員が講師に?
ウォンテッドリーは、『究極の適材適所により、シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、ビジネスSNS「Wantedly」を提供しています。
実は、弊社では学生のキャリア支援にも注力しており、社会に生き生きと羽ばたいて行ってほしいという思いから、これまでにも高校や大学と連携しながら、キャリアに関するイベントを企画・運営しています。
今回は、矢掛高校の「探求」の授業を見学したことをきっかけに、登壇の機会をいただきました。
貴船の講演の様子
広島ツアーには、1〜3年生の40人が参加してくれました。
貴船が高校や大学の時に取り組んでいたことや、教員免許をとったのに先生の道を選ばなかった理由などをお話しました。
そして、新卒で入ったテレビ局で取り組んだ教育に関する特集のことや、G7広島サミットの取材のこと、転職後に取り組んでいる仕事のお話をしました。
参加した生徒さんからは
「高校時代からの一貫した(貴船の)強みはいつ身につけたと思うか?」
「取材をする対象が子どもやお年寄りなど年齢が異なる場合、どんなことを意識していたか?」
といった質問が寄せられました。
ゲストによる講演の様子
貴船がお話したあとには、広島県観光連盟(HIT)の山邊昌太郎氏が登壇されました。
広島県をリピータブルな観光地にするためには、お客様の満足度こそ最重要で、そのために1万人が熱狂する観光コンテンツを100箇所つくることを目指しているといったお話がありました。
繋がりを強くするために、国籍や年齢、出身地に関わらず就任できる観光大使の制度があることも教えてもらいました。「観光の企画はどのような考えているのか?」といった質問に対して山邊氏は「トップの自分だけの考えだとどうしても視野がせまいものになってしまうから、若い人も含めてみんなが平等に考えることが必要」と語られました。
続いて崇徳高校新聞部の生徒さんによる講演では、2023年5月に実施されたG7広島サミットの取材の様子を話してもらいました。
サミットの数ヶ月前から特別編成班を組んでいたことや当日に向けて現地視察をしていたこと、サミット当日の広島の街の様子など、実際に取材を経験したからこそ見えた景色について分かりやすく説明をしてもらい、矢掛高校の生徒さんたちもかなり刺激をうけていたようです。
全ての講演終了後には、生徒さんたちから
「人生の経験談から私たちにしたら後悔することや、身につけていて損はないことなどを教えてくれた」
「自分で何かを決断する大切さやダメ元でもいいので自分から行動を起こす事が大事だなと思いました」
「教育学部に行ったからといって必ずしも教育の現場に就かなければならないことはない、色々な分野から教育に関わることの面白さを学ぶことができた」「高校生の頃からの行動力が大人になった今でも生かされていて、伝統にとらわれないこころと臨機応変に対応する力がすごいと思った」
といった感想が寄せられました。
《貴船の感想》
矢掛高校の生徒さんたちは朝早くからの講演にも関わらず、真剣に私の話を聞いて質問も沢山してくださったので、私にとっても学びの多い時間となりました。広島県観光連盟(HIT)の山邊様や崇徳高校新聞部の皆さんと積極的に交流する姿も印象的でした。ぜひ岡山県に帰ってからも、今回の学びを活かしていってほしいと願っています。
ウォンテッドリーでは今後も「シゴトでココロオドル」ためのきっかけを多くの方々にお届けできるよう、イベント登壇を積極的に行なってまいります!