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記事沢山書いてるからって自己PRも上手く書けるわけじゃなかった。(前編)


こんにちは!採用広報インターン生の木村です。

早速ですが、就活サイト等でよく「自己PRの書き方」みたいな記事、よくありますよね?

そこで書かれている自己PRの例文は、企業の編集者の方、つまり学生ではない人が書いたお手本であることが多いです。

ですが今回の記事で自己PRを書くのは、この記事を読んでいるみなさんと同じ、今年の夏に就活を控えた25卒の就活生である私です。

等身大の現役大学生が、人事からのFBを通してどのようにブラッシュアップしていくのかを記事を通してお伝え出来たらいいな、と思います。

...ということ以前に。

私自身、25卒の就活生なわけですが、慶應生!といえど、6月から本格的にサマーインターンの申込が控える中、ESだったり面接の不安は、巷では就活無双!と叫ばれている(?)慶應生であろうと、インターン生であろうとぬぐい切れません。。。

今回の記事企画は、そんな就活生としての私の不安から生まれたといっても過言ではありません。(笑)

みなさん、私の就活生としての成長過程を見守るとともに、ぜひ自分の就活に活かせるポイントを見つけていってください!

私がまず自力で書いた自己PRがこちら。(398字/400字)

私はリーダーシップを発揮し、行動できる人材です。小学校から高校にわたり、10年間学級委員長を務めました。小学生の時には、他の委員会と協力しながらゴミ拾いや植樹活動を通じて地域の人々との交流を行うことで、学内外を結ぶ役割を自ら担いました。高校生の時には、季節の行事を楽しみたいというクラスメイトの提案から全体の意見をまとめた結果、全員が納得し、クリスマスツリーの装飾を行いました。大学では、コロナ禍におけるコミュニケーション不足を解消するため、自らクラス会を企画し、BBQを開催しました。これにより親睦が深まり、他のクラスメイトも積極的にイベントを提案してくれるようになりました。これらの経験から、課題を見つけた際に自発的に行動し、解決に貢献する能力を持っていると自負しています。御社においても、自身の強みである統率力と行動力を活かし、新たな価値創造とチームの生産性向上に貢献したいと考えています。

自分の中では字数的にも、内容的にも、まあまあ満足できる自己PRが書けたかなと思いました。

これを人事の脇坂さんにslackで提出して、FBをもらうことに。

どんな誉め言葉が返ってくるかとワクワクしながら待っていると、、、


(さらに下にFBは続きます…)

チーン。

長文のFBはダメ出しの嵐。まさか提出の土俵にも立ててませんでした。

あれ、、、、私、就活無双の慶應生じゃなかったっけ、、、、?

そんなのただの幻想だったんだ…ということを思い知ったので、かなりショックでしたが、1つ1つアドバイスをかみ砕いて、書き直してみることにしました。


1回目のFBから自己PRを書く上で気を付けるべきポイントとは?

①基本の型である【結論-目的-課題-原因-施策-結果】を守ること

②①の型を守ったうえで、

  1. 目的-課題の妥当性は高いか
  2. 課題-原因の妥当性は高いか
  3. 原因-施策の妥当性は高いか 

この3つの妥当性について吟味すること

エピソードは一つに絞ること

④結果や肩書をアピールするのではなく、「どのような視点を持ち、どのように行動する人間なのか」がわかるように書くこと

私は課題解決に向けて行動し、他者に影響を与えることが出来る人間です。大学1年生の時にクラスの親睦を深めるためには、コロナ禍におけるコミュニケーション不足という課題がありました。この課題には、①オンライン上でもコミュニケーションをとる環境がない②クラスの必修授業が全てオンラインで行われるため、クラスメイトと直接会う機会がないという原因がありました。私はまず、入学式の日にクラスのグループLINEを作り、クラスメイトの自己紹介ノートを作成しました。また、オンラインでもクラスの人と仲良くなれるようにzoom交流会の開催を企画、実施することで①を解決しました。また、春学期の期末試験後に、BBQを企画、実行することを通じて原因②を解決しました。結果として、秋学期もオンライン授業が継続されたものの、クラスの親睦は深まり、秋学期以降は他のクラスメイトもイベントを自発的に企画してくれるようになりました。(398字)

人事から対談を通してもらった、2回目のフィードバック。

脇坂:まず、めちゃくちゃ具体性が高まったよ!

木村:ありがとうございます!!!

脇坂:ただ、プロセスが見えるようになった分、目的の部分が甘くなっているかな

そもそもなぜクラスの親睦を深める必要があるんだろう?

みゆちゃん(木村)がクラスの親睦を深める根本的な目的ってなんだったの???

木村:うーーん、、、根本的な目的、、。

私の中での大学は、規模が大きくて人も多い分、高校の時より多様性に溢れる人とかかわりが持てる場所だと思っていたんです。大学1年生の時は学部の必修の授業と語学はクラスの人と一緒なので、コロナ禍じゃなかったら必然的にかかわりが増えて仲良くなれると思ってたんですけど。。。

脇坂:なるほどね。そこから考えると、

沢山の友人を作り、豊かな人間関係を構築し、様々な人と関われる大学生活を信じて大学に入学したのに、コロナ禍における大学生活の人間関係の希薄さに直面し、クラスメイトとの距離感は遠く、理想と現実のギャップにやられた

みたいなまとめ方ができるかな。

木村:なるほど!!!

脇坂:そう考えると、原因①の妥当性が低いかも。3点/10点くらいかな。

オンラインでのコミュニケーションの構築って課題解決って言えるほど難易度高くないから。LINEグループを作ったものの思ったより盛り上がらなかったから○○した、みたいな、課題設定→解決の流れなら妥当性も高くてgoodだと思うけど。

必修授業が全てオンラインで行われるため、クラスメイトと直接交流する機会がない、っていう、原因②がメインだね。

木村:原因ってひとつでもいいんですか???

脇坂:うん、ひとつでも大丈夫だよ。

木村:なるほど。

脇坂:じゃあ、②から原因→課題解決の流れを考えてみようか。

まず、第1フェーズとして、みんなが直接会話したいと思える場所の構築をする、みたいなところから、オンライン上でのグループの形成から会話が生まれるようになり、第2フェーズとして、よりカジュアルにかつ密に交流できるようにzoom交流会の企画、実施した、って流れかな。その上で、期末試験後にBBQを企画、実施することで、ほぼ初対面とは思えないくらいクラスメイトとの絆を感じることが出来た。

結果として、秋学期もオンライン授業は続いたものの、クラスメイト同士が仲良くなって自発的にイベントを企画してくれるようになった、って流れがきれいかな。

木村:なるほどです!

じゃあ、原因①の部分を削って、②の部分をもうちょっと詳細に書いた方がよさそうですね。

脇坂:あと、このエピソードで、「課題解決に向けて行動し、他者に影響を与えることができる人間です」は言い過ぎかな。

木村:確かに(笑)

脇坂このエピソードから言えて妥当性があるなって言えるのは

  • 行動力
  • 主体性の高さ

あたりかな。

木村:今回の書き直しポイントを考慮して流れを考え直してみると、

そもそも、自分が大学生活において「人間関係豊かな学生生活を送りたい」という目的があって、そのためにクラスの親睦を深めたいと思ったけど、コロナ禍によってコミュニケーションが制限されて、それに向けてどう動いて、結果どうなったか、みたいな流れで書けばいいってことですかね、、、、??

脇坂:そういうことだね。

木村:でも、このエピソードだけだと、弱い部分もありますよね。

脇坂:そうだね。

他にもテーマがあったほうが良くて、例えば、学校生活以外でも、アルバイト、インターンなどで頑張ったことのエピソードも書けるといいね。

主体性をアピールしても、全ての会社がそれを評価するかどうかはわからないから。

それぞれ求められることが企業によって違うから、それに対応できるように引き出しは沢山用意しておいたほうがいいね。

木村:そうですね!

「目的」の部分を深掘りして、もう一度書き直してみます!!!

様々なありがたいアドバイスを踏まえて、もう一度書き直してみることに。

特に意識したのは、最初のFBで教えていただいた基本の型(結論-目的-課題-原因-施策-結果)を崩さないこと、読みやすい文章を意識することです。

三回目の自己PRはこちら。

私は主体性が高い人間です。大学入学時、豊かな人間関係を構築し、様々な人と関わる大学生活を夢見ていましたが、コロナ禍における人間関係の希薄さという課題に直面しました。この課題の主な原因は、クラスの授業が全てオンラインで行われ、クラスメイトと直接会う機会がないことでした。この課題を解決すべく、私はまず皆が直接会話したいと思える場所を作ることが必要だと考え、クラスのグループLINEを作り、オンライン上での交流を促しました。また、よりカジュアルで密に交流するため、zoom交流会を企画、実施しました。そして、前期の期末試験後にBBQを企画、実行した結果、初対面とは思えないほどの盛り上がりと、クラスの絆を感じることができたのです。このように課題は解決され、結果として、後期もオンライン授業が続いたものの、クラスの親睦はさらに深まり、他のクラスメイトも自発的にイベントを企画してくれるようになりました。(398字)

これで人事のOKはもらえるのか…???

この自己PRについてフィードバックは、次回以降の記事をお楽しみに!👋

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