こんにちは。トライバル広報の菊池です。
今回は、マーケティングデザイン事業部で副部長を務め、プランナーチームのリーダーとしても多くの案件を手がける久保雄亮さん(@shabuface)に話を聞きました。
※所属部門ならびに肩書きはインタビュー当時のものです。
■マーケティングデザイン部 副部長兼プランニングチームリーダー/チーフプランナー
久保雄亮(くぼゆうすけ)
某広告代理店グループの企業に新卒入社し、プロモーション企画職として大手企業案件の統合プランニングに従事。
2015年よりトライバルメディアハウスに入社。ソーシャルメディア戦略策定・運用、プロモーション企画などはもちろん、「ブランドがファンに愛されて売れる」ブランド全体戦略にも取り組む。宣伝会議や企業社内研修の講師、セミナーイベント登壇等の実績も多数。
おもしろい企画をつくるために必要なのは「組み合わせる」力
菊池:Twitterでのユニークなつぶやきや社内研修会の個性的な教え方を見ていたので、これまでどんな道を歩んできたのかいつか聞いてみたいと思っていました! まずは、トライバルに入社する前はどんな仕事をしていたのか教えてもらえますか?
久保:新卒で入社した大手代理店グループ会社で、プロモーションプランナーとして企画・統合プランニング・販促企画・プロモーションプランニングなどに4年間携わっていました。在籍中は何とか結果を残そうと毎日がむしゃらでしたね。
菊池:大手の広告代理店でプランナーと聞くと、求められるスキルもハイレベルで、正直かなり体育会系なイメージがあるのですが……。
久保:確かに、在籍していた4年間を一言で表すなら「走り抜けた」が一番合っているかも(笑)。新人時代の企画出しは、とにかく「量を出す」ことに全力を注いでいました。先輩のような質の高いアイデアを生み出すことはまだできないから、せめて量で貢献しようと膨大な量をインプット・アウトプットしていたのが懐かしいです。
プランナーであること以上に「ビジネスマン」であるべきだと考えるようになったのは2年、3年と経験を積んだ頃。案件が大規模になると、クライアントの中で最終的な決裁権をもつのは社長や役員であるケースが多いので、その人の視点、つまり経営・経済の話を理解する必要があると思ったんです。そこからあらゆる経済紙を毎日読んだり、社会学系・心理学系の本など年間100冊以上の関連書籍を読み漁ったり。勉強が足りていない部分を補うために奔走していたこの期間は、4年間の中でもとくに努力した時期だったなと感じています。
菊池:幅広い知識を吸収しながら大手企業の案件に尽力する日々を送るなかで、久保さんが得た最大の「学び」はなんですか?
久保:誰も見たことがない斬新なアイデアをポンポン出せる、いわゆる生まれつきのアイディアマンな人間ってごく一握りで。もちろん、目指したいところではありますよ? ただ、先天的にアイディアマンでなくてもおもしろい企画を出せる人は、日々のニュースや他社事例から得た「人が動くツボ」と「異質な何か」を組み合わせていると気づいたことが一番の学びです。自分が“一握りの人間”ではないなら、とにかく組み合わせの源泉になる引き出しを増やそう、と。だから、未だに過去の企画や知識をインプットする時間は欠かせません。「量」で勝負していた若かりし頃の自分には負けるかもしれませんが……!
「儲かる仕組み」を生み出すことへの執念
菊池:プランナーの基盤を築いた前職から、トライバルのようなベンチャーに転職しようと思ったきっかけは何だったんですか?
久保:当時、世の中に企業のソーシャルメディア活用における成功例が少しずつ出てきていて、自分自身がSNS好きだったこともあり、その動向に興味をもっていました。ソーシャルメディアマーケティングのことがわからないなりにつくった企画を提案したこともありましたが、もちろんいい結果は出ず……。
ならば知識をつけねばと、自腹で通った(トライバル代表の)池田さんのセミナーで「ファンに愛され続けることが中長期的にブランドのためになっていく。そのためにSNSは必要なんだ」という話を聞いて。「俺も同じこと思ってたー!」と胸が熱くなったのを覚えています(笑)。前職で学んだ企画に対する考え方や知識に、トライバルがもつソーシャルメディアマーケティングや熱狂ブランド戦略のノウハウを掛け合わせたら、「クライアントが長期的に儲かり続ける仕組み」が生み出せるのではないか、と強く感じトライバルに入社しました。
余談ですが、実は一度トライバルの採用試験を受けて不採用だった過去があります(笑)。でも、その面接をきっかけに(トライバルスタッフの)八木さんと食事に行くようになりました。不定期で「ご飯に行こう」と連絡をくれるんですよ。そんな縁や八木さんの人柄も、今思えば入社するきっかけの一つだったのかもしれません。
菊池:不採用にした人をご飯に誘うってなかなかないですよね(笑)。久保さんの話のなかで「儲かり続ける仕組み」というワードが気になったのですが、久保さん自身も「儲かりたい!」という気持ちが強いんですか?
久保:誰しもその気持ちはあると思うのですが、私はとくに「儲かること」に対する情熱が人一倍あるかもしれません。私の実家は自営業なんですが、学生の頃リーマンショックで危機を迎えたことがあり。その様子を間近でみていたので「儲かる仕組み」に強烈な興味を抱くようになりました。
菊池:その記憶はインパクトに残りますね……! 実際に「儲かること」へ取り組み始めたのは社会人になってからですよね?
久保:いや、大学からですね。商学部に進んでマーケティングや経営学を専攻する傍ら、友人と結成したバンドでも「どうやったらお金を落してもらえるか」を常に考えていました。素人がただ演奏するだけでは当然稼げないので、ブログやTwitterで広報活動を行ったり、細かくCDの原価計算したり、とにかくバンドが「儲かる」ことにこだわって活動していました。
でも、そう簡単にはうまくいかなかったですね。試行錯誤しながら本気で活動していただけに、大きな成果が出なかったことへの悔しさが大きすぎて。この苦い経験も相まって、「自分も稼ぎつつ、儲かる仕組みを提供できるビジネスパーソンになる」という強い決意を胸に社会人人生をスタートしました。
会社を、スタッフを、そして自分を「育て続ける」
菊池:「儲かる仕組み」へのこだわりは、ご実家の影響や大学で味わった悔しい経験があったから生まれたんですね。ここからはトライバルのお話も聞かせてほしいです! トライバルに転職して、一番変わったことはなんですか?
久保:クライアントと直接対峙する局面や時間が増えたことですかね。大手代理店だと営業がクライアントとのコミュニケーションを行うケースが多いですが、トライバルではそこも担当するようになったことが大きな変化かも。そのおかげで、プランナーでありながらマーケターとしてもかなり成長できました。もちろん、ビジネスマンとしての成長にもつながっています。
また、大手代理店では一人ひとりの担当領域が細分化されている場合が多いですが、トライバルは一人が担う範囲がとても幅広い。それはソーシャルメディアという手法のスペシャリストではなく、クライアントのマーケティング課題を解決するパートナーとして仕事をするからです。トライバルの強みであるソーシャルメディアマーケティングに精通していることは前提でしかなく、クライアントの事業成長に必要なことならば、手法にこだわらずなんでも支援しなければいけない。トライバルのスタッフはその意識を強く持っているので、この環境が若手を大きく成長させていることも実感しています。
菊池:久保さんは現在若手や後輩を育てていく立場でもありますが、どんなことを考えながら「率いる」立場を担っていますか?
久保:チームのリーダーとして、若手や後輩・周りのスタッフが「努力のモチベーション」を保ち続けられる状態にすることを意識しています。何気ない会話の中から見つけ出したり、1on1の最中にさりげなく聞いたり、成長するために必要な「自分で努力すること」を自然としてもらえるように、モチベーションの種をコミュニケーションを通して探しています。とはいえ、みんなもともとモチベーションが高いので、私がそこで苦労することはほとんどないんですけどね。
あとは、自分ができないことは基本オープンにしています! 私が苦手な部分をスタッフに伝えることで、「じゃあ代わりにやります!」と得意な子が率先してやってくれる。それぞれ得意なこと・苦手なことがあって当たり前だから、正直に伝えてお互い補いあうことで、自然と支え合えるいいチームができるんです。なので、今のチームスタッフには相当助けてもらっています(笑)。
菊池:そんなプランナーチームには、これからどんな人に加わってほしいですか?
久保:大規模な案件が増えているので、プロジェクト全体を率いてくれるようなプランナーが入ってくれると、さらに強いチームになると考えています。
加えて、現業だけでなくトライバルが推進している事業の成功にコミットしたいという気持ちがある人。うちもまだまだ拡大を目指すベンチャー企業なので、我こそは成長のドライバーになるぞという人はぜひトライバルへ!
菊池:最後に、久保さんが今後トライバルでなりたい「自分像」を教えてください!
久保:短期でも中長期でもとにかく売上・利益に貢献できるプランナーになりたいです。利益を創出し続けられることは、それだけトライバルがクライアントに価値を提供し、世の中にインパクトを与える会社へとどんどん成長している証だから、そのために“稼ぎ頭”になることを目標にしています。自分もトライバルも「儲かり続ける」ため、スタッフを育てながら、自分自身もいま以上に育っていきたいです!
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