みなさん、こんにちは!
株式会社スリィ・ウェイブ 採用担当の髙杉です。
今回は、8月1日に入社したWebアプリエンジニアの中村さんにインタビューを行いました!
実は中村さん、2年ほど前に一度スリィ・ウェイブを退職したのですが、また戻ってきてくれた!…という、俗にいう「出戻り採用」第一号なのです。
とはいえ、昨年11月に入社したわたくし髙杉は在籍期間がかぶっていませんでしたので、退職に至る経緯や、外に出たからこそ得られた経験についてなど、詳しくお話をうかがいました!
名前:中村 篤
在籍歴:入社1年目(過去在籍期間を合わせると、5年目)
経緯:中途
部署:入社間もないので管理部配属
では最初に、自己紹介をお願いします!
中村 篤です。スリィ・ウェイブに戻ってきました!(笑)
出戻り出戻りといじられていますが(笑)わたしは時期が被っていないので、過去のことも色々お話聞かせてください!まずは自己紹介の延長ですけど、昔はどういう感じの子供でした?
実は5歳から劇団に所属しておりまして、子供タレント的なものをやっていたりしました。有名な女優さん(海外でも大活躍、ロングの黒髪が素敵な女優さん!)も所属している団体でした。
それはご両親の意向で?
そうですね、そういう風にさせたいというのがあったみたいで。でも、中学くらいからは自分から行きたいなと思ってやっていましたよ。そういう道も良いな、と思って。
ちなみに…劇団員時代の代表作は?
代表作!(笑)そうですねー、有名どころでいえば、某少年の事件簿ですね。
犯人の子供時代の役で出ていました。
結構、犯人の子供時代の役っていうのが仕事としては多かったですね。あとは、なぜかいじめっ子役(笑)顔がそういう顔しているのかな…?
CMだと、幼児向け乳製品のCMの「オレンジ味役」で出ました(笑)
スリィ・ウェイブで一緒に現場に入った社員がそのCMを知っていて、そのまま現場でのあだ名が「オレンジ」になってしまったことがありましたね…。
なるほど(笑)やっぱりオーディションを受けて、選ばれた感じなんですか?
いや、特にこれは受けてなかったですね。突発的にやった役というか。
偶然タイミングが良くて、という感じでした。
ものによってはこういう感じでオーディション受けないでやるものもあったんですけど、倍率高いものだと400人の中で1人とかなので、すごく高い壁ですよね。
…そんな順風満帆?な芸能生活で、なぜお芝居の道をあきらめてしまったんですか…?
僕の所属は「児童劇団」というものだったので、高校生のころから仕事がなくなってきちゃったんです。所属することはできるんですけど、仕事依頼が来ないというか。…高校生なので、大きすぎるんですよね(笑)
で、児童劇団から本部のようなところに移籍するか…となったんですけど、コスト面のこととか色々ありまして、続けるか迷ったんですよね。で、ITに行ってもいいかな?って思って。 もともとパソコンは好きで、中学のころには勝手に自分で触りはじめていたので。
おお、そこでエンジニアへの道につながっていくんですね!どういうきっかけでパソコンに対する興味を持ったんですか?
昔、インターネットのサービスで友達とメッセージのやりとりをしたりしていて、そこから「パソコンで色々なことができるんだな」ということを知ったんです。で、ゲーム作れないのかな、とか、他にできることあったりするのかな?とか興味が沸いて。誰の教育を受けたわけでもなく、一人で失敗を繰り返して色々やっていました(笑)
で、高校の頃から自分でホームページを作り始めて。…コレ、当然ダメなことなんですけど…アルバイトしながら雑誌コーナーのPC系の本を読んで、そこで知識を得て、自作のPCを組んでみてハマった感じですね。
バイトにかこつけて…!(笑)で、その雑誌などから知識を得て行動に移し始めたという感じですか?
そうですね。とりあえずパーツ買ってみよう!と思って、組み立て用のキットを買ったんですけど、動かなくて。…そもそも動く前に、コレはどこにつなげばいいんだ?というレベルの知識しかなかったので、「ああ、こういうパーツが必要なのね」というのを調べながら知識を得ていって。
で、いつの間にかできるようになっていったという感じでした(笑)
なるほど。進学した学校も情報やWeb系の学校だったんですか?
大学は情報工学科に入ったんですけど、入学したあとに、自分が思っていたものとプログラミングって結構違うんだな、という気付きがあって。
学校で学ぶプログラミングって、実行したら画面に文字が出てくる、みたいなものが多くて、コレのどこが動いていて文字が出てきてるんだ?というのが自分の中で引っかかってしまったんです。
一応4年間在籍したんですけど、この方向性だと自分の理解が深まらないなという風に思って、専門学校に入りなおしたんですよね。
入学した専門学校の学科は「組込み系」と呼ばれていて、エアコンとか電子機器とか、ボタンを押すと動き出す…というような機械の中に入れるプログラムを作るような学科で、これなら自分が何をしたらこうなるのかっていうのが分かりやすかったので、そっちの方面に興味を持っていきました。
そうだったんですね。その後、どんな経緯でスリィ・ウェイブを知ったんですか?
スリィ・ウェイブの前に新卒で入った会社があるんですけど、そこではサーバーアプリの開発というか…プログラマー的な立ち位置で、3年ちょっと働いてたんです。
ちょうど専門学校を卒業するときにリーマンショックが起こっていて、全然内定が出ない中で受かった会社だったんで、そこに入るしかない!という感じで決めたんですけど…。教育する仕組みが全然ない会社で、怒られながら自分で学んでいくスタイルがというのが結構苦痛で。同期入社が僕含め3人いたんですけど、入社後1か月と3か月で辞めてしまって、僕だけ必死に残っていたような感じでしたね…。
…で、その会社でとある案件の担当になったときにスリィ・ウェイブの社員と会うようになって、「こっちに来なよ!」って言ってもらって。まだスリィ・ウェイブが6,7人しかいないようなときに、引き抜きのような感じで入社が決まりました。
なるほど。スリィ・ウェイブ入社後はゲーム会社のプロジェクトで働いていたと聞いたんですが、元々ゲームに興味があったんですか?
そうですね、2社ゲーム系の会社のプロジェクトに関わりました。
もともとゲームは好きだったんですよね。
なので、いければいいなぁとは思っていて。実際、高校時代の時から進路の一つとしてゲーム会社は考えていたんですけど、なかなか厳しい業界っていうのは聞いていて、あきらめたっていう背景もあったんです。なので、こういう機会で行けるっていうのは嬉しかったですね。
そして、転職につながっていく訳ですが…どういう理由からスリィ・ウェイブを退職したのか、聞いてもいいですか?
辞めた理由…ちょっと複雑なんですけど(笑)
先ほど言ったゲーム会社の案件の中で、同じように客先常駐で来ていた人(Aさん)からPM(プロジェクトマネージャー)の仕事を引き継いだんですけど、Aさんの調整能力とかコミュニケーション能力がすごく高くて、自分の中で理想的だなっていうイメージがあったんです。
一緒に仕事していてモチベーションもすごく上がったし、Aさんみたいな人を目指しているんだよなー、っていう思いと、技術を盗めたらな…という考えもあって。
ここからは具体的な転職したきっかけになるんですけど、Aさんが僕にPMの仕事を引き継いだ後、所属会社に戻って社内で受託の仕事をすることになっていたんですけど、社内での仕事が過酷で倒れてしまったらしいという情報をもらって。
肉体的にも精神的にもかなり危なくて、一人でやっていくのが厳しいという状況になっていたので、「じゃあ僕が行きますよ!」という決心をして…4年10か月くらい在籍していたスリィ・ウェイブから出て行った、という流れです。
なるほど。ではAさんを助けるために、Aさんが所属している会社に転職したような形なんですね。
そうですね。困っている人を放っておけなかったというか(笑)
Aさんの会社では客先常駐と社内での受託開発をやっていて、Aさんは客先常駐の仕事から社内の受託開発の方に入るという流れで社内に戻ったんです。
じゃあ、仕事としては、中村さんも社内の受託開発を担当することになったんですか?
はい、そうですね。
入ったはいいんですけど…もう遅かったな、というか…手遅れな感じがありました。ただ、会社の上層部の人にはその情報が行き届いていなかったので、「今、Aさんがこういう状況なんで…」というような情報を渡しながら調整してやっていたんですけど、結局このままじゃAさんがつぶれちゃうから、また外に出てくれ…という話になって。
で、Aさんはモチベーションが持ち直したんですけど、僕がAさんと一緒にその案件についていくっていうのは難しいので(笑)社内に残ることになってしまいました。
おお…。Aさんありきで入ったけど、思ったような仕事の道ではなかったんですね?
そうなんですよね。
でも、マルチタスクで色々な仕事を振られたおかげというか、ある意味スリィ・ウェイブにいた頃よりは技術的な方面での仕事が多かったので、その部分では成長したし貴重な体験ができたと思います。(笑)その会社で1年ちょっと働いていたんですが…今度は自分が体調を悪くしてしまいまして。
たまたまこの時に、パートナーさんとして会社で一緒に仕事をしていた人が困っているという話を聞いたんです。IOT業界で事業を立ち上げたいけど、知見がある人がいなくて進まないということで…。「じゃあ手伝いましょうか?」と結構軽い感じで言ったら、「今の会社キツイなら、こっち来なよ!」という風に向こうから言ってもらって。正直、自分も体調的にもう無理だなという状況だったこともあって、自宅で仕事をするような形の働き方で、その会社に入社しました。
その会社は少数精鋭で、組み込みの開発担当者は僕だけで、あとは社長さん・デザイナー兼コーダー、その事業で使う機器自体の開発者の合計4人でやっていました。
な、なるほど。なかなか複雑な転職事情ですね…!
スリィ・ウェイブに戻るきっかけになったのは、元々在籍していた時にゲーム会社の案件で一緒に働いていた社員経由だったと聞いていますが…
そうですね。結構スリィ・ウェイブの人とはずっと連絡取っていたかなぁ。
湯田さん(社長)とも連絡はちょこちょこしていたんですけど、なかなか忙しくて連絡が繋がらないことが多かったんです。でも、前職の開発をしている最中に、「今、エンジニア募集してるよ!」っていう連絡がポンっと来て。普段全然連絡取れないのに(笑)
その連絡と、仕事上の色々な問題があって困っているというタイミングが重なったこともあって、スリィ・ウェイブに居た頃にゲーム会社の案件で一緒に働いていた社員に連絡してみたら、「じゃあうち(スリィ・ウェイブ)戻ってきなよ!」ってなって(笑)
また上手い具合にタイミングが重なったんですね!不思議な縁です。
そんな中村さんに改めて聞きたいんですけど、スリィ・ウェイブの良いところ、悪いところはどういうところでしょうか?
良いところについては、僕がスリィ・ウェイブに戻りたいなと思った一番の理由でもあるんですけど、「家族っぽさ」ですね。
人によっては良し悪しがあるとは思うんですけど、スリィ・ウェイブは上司と部下っていう線引きというのがあまりなくて、その分フレンドリーに話せたり、奥が深い話ができたり、人生の相談なんかもしてくれる。そういう深い部分の付き合いができるっていうのは、自分の中で大きく残っていたんですよね。
僕が経験した会社では、仕事とプライベートのオンオフの差が結構激しい会社が多かったけど、スリィ・ウェイブでは、仕事中も本当にフレンドリーで。
分からないことがあれば、「わからないんで、もう一回お願いします!」が気軽に言えるような状況で、どんどん問題解決してステップアップして成長して…という、人間的な成長が一番できたのがスリィ・ウェイブだったなという風にも思っています。
一方の悪いところは、やっぱりSESという性質上、親しくなった会社の人たちと一緒に仕事ができるわけではないっていう部分。新しい環境を構築してそれを繰り返すサイクルっていうのが結構キツイなという思いはあったので、スリィ・ウェイブに戻るかどうか、すごく悩んだところです。
なので、僕が考えているのは、「じゃあ自分で仕事持って帰ってくればいいかな」と…要は社内で受託開発する環境を今後作っていけばいいのかな、って。
昔は自分から率先していけるような感じじゃなかったんですけど、今なら自分から先陣切って動いて、未来を変えていけるんじゃないかな、と思っています。
そうですね、社内で経験が積めると、新人も現場に出る際にやりやすくなりますし。どんどん声は上げてもらいたいです。
あとはコミュニケーションもどんどん増やしていきたいなとも思っていて。
やっぱり外に出ていると誰がどんな仕事をしているのかが分からいので、そこはコミュニケーションを密にとって、逐一確認したり、解決していけるといいのかなと思っています。
あと、新入社員だからってかしこまって来ないで欲しくって。僕とか気軽に話しかけてもらえれば答えるし、土日使ってほしいって言われれば全然出ます。教育していく意思はあるので、話しかけづらいとか、知らないから話しかけられないっていう壁は僕の方からもどんどん壊していければと思っています。
では最後に、就活している人に向かって…特に、ジョブチェンジして未経験でIT業界に飛び込もうかなと思っている人に対してアドバイスをもらえると嬉しいです!
麻雀をやってください! ですね。
これは僕が専門学校の時に言われたことなんですけど(笑)
麻雀ですか! と、いいますと?
プログラムを組むのって、アルゴリズムが結構重要で。これを実現するためには何が必要なのかっていうのを考えて、一つひとつ作っていくというのが大事なんですよね。
麻雀も色々な牌があって、役があるんで、それをどういう形に(役に)していくか、導いていくかというところが似ているんです。
…で、麻雀でアルゴリズムは理解できたとして。(笑)
じゃあどうやって実現するのか?というところで、色々な方向性が変わってくるんですよ。
例えば、Webページを作りたいのであれば、フロントエンド系の言語…HTMLやJavaScriptとか。そうではなく、裏側のブラックボックス的なところをやりたいのであれば、PHPとか。そういう風に勉強していくものなんです。僕も勉強していない言語はいっぱいあるんですけど、勉強していないからコードには触らないということではなくて、業務上必要であれば触ります。今は時代がよくなってきていて、ネットで調べてどんどん解決できるようになってきているので、そういうのを参考にしながら、自分の作りたいものに向けて作り上げていくっていう姿勢が大事ですね。
自分の技術力がどうだということよりも、考え方っていうのが大事になってくるんですかね?
そうですね、「何をしたいか」と、「どういう順序でやりたいか(やるべきか)」と、「それを実現するには何の言語を使うか」っていうところですかね。言うならば要件定義です。
あとは、弱いところを隠さないほうが良いですね!
正直に言わないと後で苦労するし、相談すればすぐ解決する問題だったっていうこと結構多いので。それはなるべく避けてほしいですね。
サルでもわかる…みたいな内容の質問でも全然いいので!昔は「自分で調べろ!」なんて言われることも多かったんですけど、今の時代は違います。聞いたもの勝ち!ですよ!
外の環境に触れてもなお、「もう一回スリィ・ウェイブの力になりたい!」と思ってもらえるのは本当にうれしいことです。後輩エンジニアも巻き込んで、一緒に良い組織を作り上げていきましょう♪
ありがとうございました!