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[元記事]
技術は人を幸せにできる。出来ることは”全て取り組む”創業時の意思決定でEC・物流機能を内製化:https://gra-cia.co.jp/engineer/interviews/01
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最初は何も知らなかった。プログラミングも、物流の仕組みも分からずとにかく勉強して2-3ヶ月でTANPを立ち上げた
僕が一番初めにプログラミングを学んだのは大学2年生の頃です。先輩に誘われて人材系の企業でアルバイトをすることになり、初めてのExcelマクロを社内の人に依頼されてひたすら組む中で、「プログラミングってこんなに効率化できるんだ、こんなに課題解決できるんだ」って思ったのを今でもよく覚えています。VBAはもちろん、開発自体経験がなかったので、その会社で一緒に働いていた人に勉強用のWEBサイトを教えてもらって、ゼロから全部勉強しました。
その後、プログラミング教育系の事業を行う企業や大手メディアでのインターンを経験する中で、自分で作ったものが使われるという喜び、感謝を受けられる喜びは大きくなり、WEB開発を学ぶことに没頭していきました。運命的なことに、そんなタイミングで同じ大学の斎藤・中内からギフトEC事業を立ち上げようとしていること、創業メンバーとしてサービスをゼロから開発する担当者を探していることを聞き、Graciaの立ち上げに入りました。ギフトECという自分に近い関係の人が幸せになれるサービスであること、そして決済・物流・インフラなど幅広い分野に触れながら大規模なシステム開発に携われるとあって、迷いはありませんでした。
人が思う以上に泥臭い努力を積み上げている。物流のIT化、データ活用など”外から見えない”部分にこそ強みがある
恐らく皆さんが想像する以上に、僕たちは泥臭い努力を積み重ねています。個人でもECを簡単に立ち上げられるようなサービスが増えていたり、在庫・倉庫管理システムのSaaSが盛り上がる中、僕たちは基礎となる管理システムとEC機能をフルスクラッチで開発し、人為的なオペレーションと紐付け、各部署からのフィードバックをシステムに反映する改善を地道に続け、これまで一つの大きな管理システムを構築してきました。作業指示書フォーマットの一項目、流れ作業の中でより細かい在庫状態・梱包状態を把握するためのステータス管理の改善など、即日発送を含め配送日指定にも対応する中で、ラッピングのクオリティを維持しながら発送までにかかる1分1秒を効率化するためにシステム側もオフラインオペレーション側もできることは全て取り組んでいます。
さらにビジネスメンバーを始め社内の全員がデータを元に意思決定が行えるよう、分析のための基盤も整えています。僕たちは創業から2年ほど、ほぼ全員が学業と並行して業務を行っており他社での業務経験も乏しい中で事業を成長させてきましたが、関わるメンバー全員に定量的な判断を行う文化を浸透させたこと、数値を用いた分析ができる機能を初段階で整えたことで致命的な意思決定ミスをせずに来れたと思っています。このように外から見えないシステム面の開発、データ活用にはかなり力を入れていますが、ここからは改善を重ねてきたアナログオペレーションの自動化、現状の基礎的な管理システムをさらに拡大・進化させた基幹業務システムの作り込みなど、技術を武器にさらにドライブをかけていきます。
内製化で生まれる機敏さは市場競争において大きなアドバンテージ。やりきることで業界全体に価値を繋ぐ事ができる
上記の通り、TANPの管理システムは各部のオペレーションと密接な関係にあります。ある程度フォーマットで対応できるEC業態ではWMSと呼ばれる既存の倉庫管理サービス等の活用が可能ですが、ギフトのようにラッピングや名入れの有無、セット販売など無限に組み合わせが積み重なっていく業態に対し、可変性の低いシステムの導入はベストではありません。創業時にこのオペレーションの複雑性を考慮し、管理システムを内製する意思決定を行いましたが、全部門から日々上がってくるフィードバックに即対応できる機敏さを担保できていることは今後の市場競争の中でも大きなアドバンテージです。
今後はこのシステムをさらに作り込み、拡大させていきます。倉庫へ導入されるIoTデバイスへの対応、より詳細な単位での商品管理・梱包状態のトラッキング、経営資源情報を司る基幹システムへの繋ぎ込みなど、やらなければならないことは無限にありますが、このサービスの核である基幹業務システムの実現は、新たなECの価値を創造することに繋がります。ギフト市場がいくら盛り上がっているとはいえ、ラッピングが綺麗に整っているか、お客様の個別のご要望がちゃんと反映されているかなど1つ1つ丁寧に対応するオペレーションに踏み切ることができる企業は多くありません。最適解が見えない中で一部の作業を外注すればクオリティの担保やスピード感のある改善が難しくなり、既存の事業がある中で自社対応するにはコストが肥大化し過ぎます。
他社が踏み込めないということは、それが参入障壁でもあり、やりきれば価値になります。Graciaが複雑なギフトロジの最適解を構築することができれば、大切な時間を使って店舗を歩き回ることなく、手間のかかった商品を、より多くの人にいつでも手にしていただける土壌が整います。僕たちが「ギフトの質 × ギフトの回数 = 幸せの総量」と定義するように、クオリティはもちろん、気軽に使えることで幸せが生まれる機会を逃さずに社会における幸福の総量を上げていくことが僕たちの目指すところです。
部署に限らず技術への理解関心が高い組織。会社じゃなきゃ出会えなかったメンバーと一緒に没頭できるのは凄く嬉しい
これは開発部門だけではないのですが、全社的に学ぶ意欲の高いメンバーが集まっています。SQLの勉強会にはビジネス部門やコーポレート部門を含めた全員が参加しますし、その他にも学んだことを気軽にシェアし合う文化があります。恐らく皆さんが思うより技術への関心が高く、理解が深い組織なのではないでしょうか。
創業から3年間はとにかくスピード感が大切でしたが、今後は同時にクオリティが求められます。サービスの品質、安定性など、一人一人が最後まで責任を持って追求できる組織にしていきたいと思っています。
少し話が逸れますが、会社には「会社じゃなきゃ出会わなかった人」がいて、そんな人たちと今楽しく事業をやっているのが個人的には凄く嬉しかったりします。それぞれに志があって、得意なことがあって、会社としても求める能力や人物像がある。全ての要素が交わって、きっと会社でなければ出会わなかったような、自分とはタイプの違うメンバーとも一つの目標に向かって没頭できるのが凄くいいなって思っています。
まずは成長するギフト市場で第一想起を取ること。山積みの課題を越えていくには、力を共にできる仲間が必要
EC事業という業態柄、BtoCのイメージが強いかもしれませんが、僕たちの事業の半分はBtoBです。エンドユーザーとなるお客様は勿論のこと、想いが込められた、企業様の大切な商品を扱わせていただくにはその期待に応えられるロジスティクスを提供できなければサービスは成り立ちません。TANPを利用いただくお客様に対しても、商品を扱わせていただく企業様に対しても喜んでいただける仕組みを構築していくこと、誰に聞いても「ギフトといえばTANP」と答えていただける認知を形成することが目標です。
お客様の幸せを創造する事業として幅広く捉えると実現したい夢は沢山ありますし、実際にできることも多いと思っています。前例がなくても、皆さんの興味のある技術がTANPのサービスを向上させていくかもしれません。様々な夢を持ちながら、同じように技術で事業を成長させたいという情熱を持ったメンバーを僕たちはいつでも待っています。やるべきことも、解決すべき課題も山積みですが、そんな壁を一緒に越えていけるメンバーとお話できることを楽しみにしています。
林拓海・Twitter: https://twitter.com/takumin513
記事:吉筋万記(https://twitter.com/I_am_suzy)
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