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TikTokを主軸としたショート動画のプロ集団「studio15」のクリエイティブ責任者に聞いた。クオリティの高い動画を生み出せる理由と得られる経験とは?

TikTok(Byte Dance社)の公認MCN(TikTokerをサポートする広告代理店)として、ショート動画の企画立案、制作・編集からプロモーションまでを一気通貫で提供する、studio15(スタジオフィフティーン)。TikTok黎明期からショート動画に特化して事業を行ってきた当社の強みは、ヒットコンテンツを生むクリエイティブ力です。そこで今回は、クリエイティブ部門の責任者である畠山に、クリエイティブディレクターの業務内容や求める人物像について聞きました。


畠山 翔 プロフィール
2020年に大京警備保障株式会社の広報部長を担いながら、自社のTikTokアカウントを運用。「おじさん社員」×「TikTokトレンド」を軸にした投稿で、Z世代を中心にバズを起こす。2023年にstudio15株式会社へジョインし、動画制作やアカウント運用を担うクリエイティブ部門の責任者へと就任。現在はナショナルクライアントのアカウント運用・コンサルのほか、部門全体のディレクションとチームのマネジメントを担当。

▼大事なことはクライアントが目指すゴールに辿り着くこと。ショート動画で120%の成果を提供する。



ーーこれまでのご経歴、studio15へ入社した理由を教えてください。

前職は警備会社で広報を担当しており、自社のTikTokアカウントの立ち上げから運用までを行っていました。主な目的としては若手人材の採用のためでしたが、想像以上の反響があり、企業系TikTokアカウントで最も多い300万フォロワーを獲得できました。

そのような成果を認められた結果、TikTok Award 2022へのノミネートやAdobe公式セミナーの講師をする機会もいただけました。

ショート動画の可能性や面白さを感じる一方で、自社の広報の一環としてTikTok運用を担当するだけでなく、大きな規模・領域にチャレンジしたいという思いが大きくなっていきました。

そんな時にstudio15に出会い、2023年にジョインしました。

studio15に入社を決めたポイントはいくつかありますが、1つ目は大きな予算を持った企業・大手企業・色々な幅があるアカウントの運用ができるという点。2つ目はSNSマーケティングや広告知識などの自身の経験を活かしつつ、更に成長できそうだったという点です。入社後はセールスやマーケティングなどの一通りの業務を経験し、現在はクリエイティブ部門の責任者を務めています。


ーーstudio15のクリエイティブディレクターの業務について、具体的に教えてください。

コンセプト設計から企画・撮影・編集・投稿分析まで、TikTokのアカウント運用に関わる、すべての工程が業務領域です。ときにはセールスチームと協力し、前段の競合調査・市場分析から携わることもあります。

基本的に、まずはセールスチームとコンセプト設計と企画提案を行います。クリエイターのアサインが必要な場合は、この段階でプロダクションチームとも連携しています。企画が確定したらクリエイティブ制作が始まるのですが、素材となる動画は1日にまとめて8本ほど撮影することが多いです。

その後の編集作業では、ユーザーが飽きないようエフェクトや画像・色合いなどにこだわって調整しています。クオリティを担保するため、1分のショート動画を編集するのに、4〜5時間かかってしまうこともありますね。撮影から2〜3日後を目処に、順次初稿動画をクライアントに共有し、投稿しています。最後に、投稿が完了したら分析結果をレポートにまとめ、クライアントと振り返りのミーティングを行うのが一連の流れです。

ーークリエイティブ部門全体で意識していることを教えてください。

すべての工程において、クライアントにとって一番最適、かつクオリティの高いショート動画を制作することを意識しています。と言っても、単に「映像のきれいさ」や「編集の上手さ」に重きを置いているわけではありません。どのような業界・クライアントであっても、120%の成果が出せるよう、その時のクライアントの状況や目的、市場全体の流行なども踏まえた最善のクリエイティブ制作を目指しています。

一つ例を挙げると、私は以前、すでにクライアント内で承認が下りていた制作方針に対して変更を提案したことがありました。プロジェクトを進めるなかで改めて市場調査をした結果、「このままではゴールに到達できない」と判断したためです。クライアントへの再交渉は容易ではありませんでしたが、変更後の企画は約100万回再生を記録し、結果的に大変お喜びいただけました。

この事例からわかるように、studio15は「ただ単にクライアントの要望を汲み取って作ればいい」という会社ではありません。双方がWin-Winになるよう、最後の最後まで可能性を探ることが、プロとしての仕事だと考えています。

クライアントへの接し方という点では、当社の知見をクライアントに共有し、正しく理解していただくための情報提供をすることも心がけています。ご依頼いただくクライアントはTikTokに詳しくないことがほとんどですが、知識がないと受け入れられにくい施策もありますからね。


▼ニーズが高まるショート動画のスキルと経験を、スピーディに積み上げることができる環境。



ーークリエイティブディレクターの業務を通して、どんなスキルが得られますか?

ショート動画を用いたSNSアカウント運用に関する、全般的な知識を身につけられます。当社はTikTokを主軸にサービスを展開していますが、用途・目的によってはYouTubeショートやInstagramリールも活用しています。そのため、それぞれのプラットフォームの特性を理解しながら、総合的なスキルを習得できるでしょう。また、クライアントへの対応能力やマーケティングの知識、広告運用の基礎知識も身につけられます。

ショート動画に関わる豊富なスキルや経験を持っている人材はまだ少ないです。このタイミングでショート動画の市場にチャレンジすることは、今後のキャリアを考えても非常に良い選択だと思っています。

ーーstudio15だからこそ経験できることは何ですか?

ナショナルクライアントの案件を手がけられることと、マネジメントポストを経験できる可能性があることです。ナショナルクライアントの案件はプロジェクトの規模・予算が大きく、幅広い選択肢から施策を検討・実行できます。大型案件を手がけることで自ずと成長スピードが早まり、ときには想定外のスキル・経験も得られるでしょう。

動画制作やアカウント運用は、業務委託などで仕事を請け負うケースもありますが、お任せできる業務範囲が狭いためにスキルアップに悩んでいる人も多いように感じています。当社には多様なジャンルの案件があり、立候補すればアサインされやすい環境でもあるため、スキルアップに繋がる経験を積むことができると思います。個人的な考えですが、単に動画を制作するだけでなく、より大きな仕事に携わりつつ、クライアントワークや社内外の人との連携等、ビジネスパーソンとして総合的な経験やスキルが豊富な人材を目指すなら、正社員として企業に所属するのがおすすめです。studio15でもそういった中長期的な時間軸でTikTokマーケットに挑戦したいと考えている方とご一緒したいと考えています。

また、社員はインターン生の教育やマネジメントに携わる機会があります。さらに、今後の採用強化にあたり、将来的にはリーダーやマネージャーなどのポスト増も予想されます。当社は実力主義・成果主義のため、実績を上げればマネジメントポストを経験できる可能性が高いでしょう。実際に1年強で一般社員からマネージャーに昇格した人もいますし、私自身も入社半年で現在のポジションに就任しました。


ーークリエイティブのレベルを高めるために、組織としてどんな取り組みが行われていますか?

ミーティングや勉強会で、定期的にナレッジの共有を行っています。フォント・スタンプ・エフェクトなど、編集方法についての細かなレクチャーのほか、流行の分析や先取り予想などの最新情報を共有しています。TikTokはトレンドの移り変わりが早いので、組織で情報をスピーディーに共有できるのは強みだと感じています。

また、社内にはさまざまなプロフェッショナルがおり、みな協力は惜しみません。悩んだときは気兼ねなく相談できる環境も整っています。


▼必要なのは、分析思考と「感性・数字のバランス感覚」



ーーstudio15のクリエイティブディレクターに必要なスキルを教えてください。


動画制作スキルやSNS運用の経験があるとベストです。一方で、そのようなスキル・経験がない場合は、スピード感を持ってキャッチアップするために、「なぜ」と思考を深める力が必要だと感じています。


私は前職のTikTokアカウントを運用していた際、同じような動画にも関わらず、再生数などの数値に大きな差が出ることに悩んだことがありました。理由がまったくわからない状態でも、諦めずに「なぜなのか」と思考を続けたことで知見が広がり、成長できたと実感しています。この経験から、「分析思考があるかないかによって、吸収スピードに圧倒的な差が出る」と考えています。

こう話すと、「クリエイティブディレクターはとにかく数字を意識しなければならない」と思う人もいるかもしれません。でも、私は数字に加えて、感性(センス)の意識を持つことも重要だと感じています。なぜなら、データ分析で「A案が最適」という結果が出たとしても、「より面白くなりそう」と感じたB案がTikTokではバズを生むことがあるからです。そのため、クリエイティブディレクターは自身の感性を活かしつつも、数字を意識するバランス感覚が求められます。

ーーどんな人がstudio15で活躍できるでしょうか?

これまでの経験・スキル・趣味など、自分自身をアピールできる人は大いに活躍できると思います。社内には誰もがチャレンジできる環境が整っているため、自己開示して得意なことをアピールできる人こそが、チャンスを掴みやすいと思います。

また、最近社内ではクライアント案件のほかに、オウンドメディアの運営(例:https://www.tiktok.com/@doramamitaida01)にも力を入れ始めました。展開方針については全部署でミーティングを行っているため、入社歴に関わらず、面白いコンセプトを積極的に提案してくれるような人は抜擢されるチャンスがあるかもしれませんね。

ーーstudio15に興味を持っている人へ、メッセージをお願いします。

ショート動画は今まさに市場が拡大していくフェーズにあり、今後ビジネスへの活用がますます進んでいく見通しです。このチャンスを正しく捉え、ともにチャレンジしてくれる人からの応募を待っています。


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現在、studio15では業界不問でのポジションも多数募集しています。他業界からの転職で応募が不安な方もいると思いますが、自身の経験を活かして更にキャリアを積める環境です。新しい挑戦に飛び込める稀有なチャンスでもあります!
今後もストーリーで弊社の新しいメンバーや詳しいことについて、積極的に発信していきます!
この記事を読んで、少しでも私たちstudio15にご興味をお持ちいただけたら幸いです。

皆さんにお会いできるのを楽しみにしております!

■studio15事業概要
TikTokを中心としたショートムービー(短尺動画)領域で広告代理店事業・プロダクション事業を展開しています。2019年1月に設立し、現在、所属クリエイター数約170名、総フォロワー数約5,000万人のTikTok 公認のMCNに成長し、創業以来、美容・コスメ、ファッション、食品、アプリ等、多くの企業のTikTokにおけるプロモーションをサポートしてまいりました。TikTok企業アカウントの運用代行についても、ナショナルクライアントを含む300社以上の企業アカウントの運用代行やコンサルティング、SNSマーケティング支援を行っております。
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