個人と組織の関係性が目まぐるしく変化していく現代。企業に所属せず、個人として働く事できるようになったからこそ、あえて組織に所属する意味は何なのか?創業7期目を迎え、第2創業期真っ只中の株式会社ニットが改めて目指したい組織像を伝えたいと思います。
目次------------------------------------------
■年齢関係なし、変わる力を信じて
■誰もが弱さを持ち、それを分かち合う組織へ
■内からも外からも、幸せの循環を
■最後に
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■年齢関係なし、変わる力を信じて
(新卒仲良し2期生)
大前提として、人を変えることは難しい事です。今まで生きてきた人生というキャリアが違うからこそ、わかり合える部分とわかり合えない部分があるのは当たり前。
会社という組織は学生時代の高校・大学とは違い、年齢がバラバラな人たちが集まっています。年齢が違うという事は、生きてきた時代背景も人それぞれ。
世間一般的に年齢を重ねれば重ねるほど、経験値が溜まり、価値観や思考性は固まっていくと言われています。つまり、素直さや柔軟性を失っていく人が多いんです。
だからこそ、年齢を重ねれば重ねるほど、自分の力で他の人を変えることは難しい。それでも私は"人はいつからでも変わることができる"と信じています。
人を変えることはできないかもしれませんが、人は変わることができます。人は変わらないと割り切ることは簡単です。でも、私は諦めたくないし、変われると信じ続けられる人・組織であり続けたいんです。
自分自身の可能性もそうですが、周りの人それぞれの可能性も無限大なんです。それを信じられるか、信じられないか。
誰が何と言おうと、そのスタンスをまずは自分から持ち、組織内にもそういった文化が根付かせていければと強く願っています。
■誰もが弱さを持ち、それを分かち合う組織へ
(焚き火を囲んで対話)
社会人になるまでは自分の弱さを見せることが怖く、強い自分を周りに見せ続けていました。きっと「誰かに弱さを見せれば、その弱さに付け込まれる」と思っていたのでしょう。
学生時代は特に勉強やスポーツで挫折することが少なく、ある程度できたので、強さだけを見せ続ける事が出来ました。
しかし、社会人になってからは今までに経験したことのない「壁」に何度もぶつかり、弱さを誰かに見せないと潰れてしまいそうになりました。
社会人になってからの経験やコーチングを学んだことで、弱さを出せることが強さであり、弱さを分かち合うことで人と強いつながりを形成することができる。そう思えるようになりました。
だからこそ、組織の中でも積極的に自分の葛藤していることや弱さをシェアする事にしました。
人はみんながみんなそんなに強くないんです。強さだけを見せることが強い組織ではないと私は思います。
それぞれの強さや弱さを分かち合えるからこそ、より強固な組織ができると信じています。私は今の組織をより一層強い組織にしていきたいし、弱さも分かち合えるカルチャーを作ります。
■内からも外からも、幸せの循環を
(幸せを呼ぶグッドサイン)
企業理念でもある「働くを通じて、みんなを幸せに」に沿って、私たちニットは存在しています。
企業理念やビジョンというものは言葉だけが浸透し、本当に社内で体現されている会社はごくわずかなのではないでしょうか。
ニットも365日ずっとこの企業理念とビジョンである「未来を自分で選択できる社会をつくる」を意識できているかと言われると、自信を持ってイエスとは正直言えません。
意識し続けないと、目の前の仕事に忙殺され、忘れてしまうんですよね。
それでも企業理念として掲げているからこそ、「働いているメンバー」「お客さま」「社会」に対して幸せの渦を広げていけるような組織にしたいです。
一見綺麗ごとで、そうは言っても現実は難しいよねと思ってしまうかもしれません。難しいからこそ、挑戦し甲斐があるんです。
簡単にできる事ではないからこそ、理想の組織に向かって試行錯誤しながら、仲間と本気で目指すことが求められるでしょう。
「人生の中でニットという企業に出会えてよかったな」
「ニットで働けて幸せだ」
「ニットのおかげで幸せになれた」
こんな言葉が聞ける日を待ちわびながら、今日も働いていきたいと思います。
■最後に
これからの時代は組織に所属せずとも生きていくことはできると思います。ただ、私たちは所属感を持ち、人と人とのつながりを大切にしたい生き物だと思うんです。
"人は弱く、1人では生きていくことができない"
私たち人間は弱い生き物だからこそ、組織となってみんなで助け合い、支え合っていくことが必要になってきます。だからこそ、強い組織を作りたいんです。
強い組織とはスーパースターが何人もいる組織ではないと思います。それよりもどんな人であろうとそれぞれがそれぞれの個性を活かし、輝くことができる組織。それこそが強い組織であり、私たちが目指したい組織像です。