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起業までの経緯〜10年かけて新規事業に懸けるまで〜

こんにちは、代表の北野です。

今回の記事では私自身が大学3年生の頃から起業するまでの流れを書いていきます。
私のヒストリー、メンバーのブログ等を読んで頂き、一緒に事業を創っていきたいと感じてくださった方は是非ともカジュアルな形で面談をしましょう!

新卒時の会社選び

10数年前の大学3年生の3月、同級生たちが一斉に就職活動をスタートする時期、私は将来起業したいという想いが強かったため、そのゴールに最短距離で歩めるような企業を選んで就職活動をはじめました。

就活時にポイントにおいていた点としては、

1、プロジェクトマネジメントを早く、多く経験できるか

→指揮者のポジションとなる働き方は早く成長できる

2、お金の勉強ができる環境であるか

→将来の会社経営を考えると数字、お金の流れに強くなる必要がある

3、べンチャーマインドのカルチャーでポジティブな仲間と働けるか

→学生時代自身がワクワクするときは、いつもポジティブな仲間に囲まれていたため、誰と共に時間を過ごすかが重要であると感じた

これらの条件を満たしている中で私が選んだ会社は、当時リクルートグループであった不動産デベロッパーのコスモスイニシア(旧リクルートコスモス)でした。

結果的に、今私達の事業も不動産開発領域でもあるため、この選択はとても良かったと思っています。

とはいえ、起業まで順風満帆だったわけではなく紆余曲折があったのですが・・・

新卒で貴重なプロジェクトマネジメントを経験

配属支店が約30名だったこともあり、幸いなことに様々なプロジェクトを早く多く経験することになります。

当時の上司にも恵まれ、それなりに成果も出すことができ、3年で6つのプロジェクトを経験することができました。

しかし、ここで変な自信をつけてしまい勘違いが生まれ始めます。

3年で退職、26歳で会社の立ち上げ

徐々にプロジェクト単位だけでなく、会社単位でのゼロイチにチャレンジしたいと思うようになり、
退職し、当時の上司と会社の立上げを決めます。

しかし、早速自身の実力の無さを痛感することになります。

当時は不動産領域において土地の仕入れ、戸建開発、マンション1室、1棟物件の売買仲介など、
売り上げを作るためには何でもチャレンジという環境でした。

自分で全てを賄わなければいけないまさにベンチャーといった環境です。

しかし、起業に対する準備、能力、経験が全く足りない事実に直面。

結局、この会社では当時の先輩におんぶに抱っこ状態で、
自分自身の給与分すら稼げていない状況でした。

実力不足を痛感・・・逃げからのキャリアチェンジ

このままではダメだと思い社長にお願いし退職することになります。

不動産領域のバリューチェーンを考えると、当時のアイデア、スキル、実力では、
仮に創業したとしても、従来の不動産事業モデルとなり何の優位性もなく先が見えている。
ましてや人口減の縮小マーケットでは勝算が少なすぎる。

と、最もらしい言い訳を自分の中で作っていましたが、
本音で言うと不動産業界から逃げたくなったという気持ちもあり、
改めて別業界へ転職をすることにしました。

しかし、決して起業を諦めたわけではなく他業界、他業態で経験を積み、
改めてチャレンジするという想いは変わってはいませんでした。

起業をするには「テクノロジー、グローバル、クリエイティブ」のいずれかにおいて
優位性がないと存続成長できないと考え、大きくキャリアチェンジをする選択をします。

アリババ(株)で年間100人の経営者と対峙

「テクノロジー×グローバルな領域」と下記の当時の希望環境の2点から、
中国インターネット企業のアリババという会社に飛び込むことになります。

・顧客である様々な経営者に対峙し会社経営を学ぶ

・社長直下の新規事業部に身を置き、会社の成長のキーファクターを学ぶ

アリババ入社後は大小様々な経営者と多く対峙する機会があり、
1年あたり100名以上の経営者とコミュニケーションを取りました。
多くの経営者と対峙させてもらうことにより、
過去自分が足りていなかった事業視点を数多く学ばせていただきました。

また、社内でも新卒第一期生の社員の採用・育成・マネジメントを担当し、
その後事業部のマネジメントもしたことで、
事業の成長、会社の成長のキーファクターたるものを学ぶことができ、新たな経験になりました。

不動産テックのイタンジ(株)で事業開発

約4年のアリババ在籍後、当時、創業間もないフェーズのイタンジ(株)に転職することになります。

過去に私が直面した課題を、テクノロジーの力を駆使して払拭するという業界革新をしているイタンジはまさに私のやりたいことそのものでした。

テクノロジードリブン、ユーザファーストで事業開発を行うカルチャーはとても刺激的でした。
また、無駄の少ない本質的な組織運営の経験は今の事業運営にも繋がっています。

満を持して、起業!

イタンジでは素晴らしい仲間に囲まれ、沢山のチャレンジをしました。
約8年前には思いつかない視点から、様々な新規サービスの開発を行いました。

沢山の失敗もしましたが沢山の可能性を感じました。

仕事への満足感もありましたが、結局たどり着いたのは「ゼロから仲間を探し、その仲間と企業カルチャーを養いながら、世の中に創り出したいシーンを届けたい」という思いで、起業に至りました。

一緒に事業を創りませんか?

ここまで私の話を読んでくれてありがとうございます。
もしどこかに反応する部分があったならば、1度お会いしてお話しできたら嬉しいです。
その際にはまだここには書けないようなワクワクする新規プロジェクトのお話もさせていただきたいなと思っています。

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