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【役員インタビュー】大手自動車メーカー → アラブ系商社 → 外資コンサルファームを経て私がクイック・ネットワークを選んだ理由

こんにちは、クイック・ネットワークの採用チームの西垣です。

本日は、2024年にクイック・ネットワークへ執行役員として新たに参画を決められた執行役員の廣瀬さんにインタビューを実施しました。
新卒でトヨタ自動車へ入社し、海外駐在や海外企業、外資戦略コンサルティングファームを経て、廣瀬さんがなぜクイック・ネットワークにジョインしたのか、またどんなことを考えているのかインタビューしましした。


廣瀬直道 上席執行役員 兼 経営企画室長
神戸大学卒
2014年 トヨタ自動車株式会社入社、海外Sales & Marketing業務に従事(内1年は中東ドバイ駐在
2019年 アラブ首長国連邦のアラブ系総合商社にて事業責任者として新規事業開発を担当
2020年 Arthur D. Little Japanへ入社し、日系大手上場企業、官公庁、ファンド等への支援に従事し、2023年からはMiddle East Officeへ出向し、中東政府への戦略コンサルティング業務に従事
2024年 クイック・ネットワークに参画し、執行役員として経営企画、海外アライアンス等を管掌


どんな学生時代を過ごされましたか?

幼少期からサッカーに明け暮れ、Jリーグの下部組織にも属し中学生頃までは真剣にプロサッカー選手を目指して取組んでいました。一方で、上には上がいることも痛感し、ユースに昇格できない等の挫折も経験しました。高校は地元の高校へ進むことになり、サッカー部主将を務めたりもしました。
(因みに、高校時代の地元のライバル校の選手が弊社代表の田畑翔利さんです、笑)

地元の神戸大学へ進学し、当時は珍しかった体育会のフットサル部に所属し、大学1年生で大学日本一やアマチュア最高峰の関西リーグも経験することが出来ました。フットサルに取組む中で、フットサルのプロ選手であってもフットサルだけでなく、アルバイト等の副業をしながら生活している選手が多数である現実を目の当たりにし、ずっとスポーツばかりしていて良いのか、もっと自分の人生にしっかりと向き合わなければ、と危機感を覚える様になりました。

その後、東南アジア、豪州や欧州をバックパッカーで旅したり、1年間のアメリカへの大学留学、韓国への交換留学等を経て、世界中で通用する人材になり、グローバルに働きたい、と思う様になりました。


クイック・ネットワークへジョインするまでのキャリアについて教えてください

大学卒業後は、新卒でトヨタ自動車に入社し、海外Sales & Marketing部署で中東・アフリカ地域を担当し、商品企画や販売戦略立案等を経験しました。サウジアラビア・UAE・クウェートへ頻繁に出張したり、アラブ首長国連邦ドバイへ駐在し、マネージャーとしてローカルスタッフを率いて現地の販社管理や販売現場でのプロジェクト遂行を実施しました。

駐在を経る中で、ある種守られた日系企業の駐在員ではなくて、海外企業で自分の力が通用するのか試したい、との気持ちが強くなり、アラブの財閥系総合商社に転職しました。日本人一人の環境下で事業責任者として、欧州ブランドの中東での版権獲得から中東での拡販に係る業務全般を経験しました。そもそも商談も組めない、商談でも話を聞いて貰えない等、自分の実力不足を痛感したり、ローカルスタッフとのぶつかりがあったりと痺れることも多かったですが、今となっては自分に必要かつ得難い経験だったなと思います。

その後、日本に帰国し、外資系戦略コンサルティングファームであるArthur D. Little Japanに転職し、自動車メーカーや総合商社への戦略・新規事業立案、官公庁への政策立案、ファンド向けのビジネスデューデリジェンス等、様々な業界・業務に携わることになりました。2023年からはArthur D. LittleのMiddle East Officeへ出向し、中東政府への支援も経験させて頂きました。コンサルで海外駐在することは非常に稀である為、再度、中東に行くことは想像もしておりませんでした。海外オフィスの優秀な同僚・上司や専門家と一緒に働く経験が得られたことは非常に有難く、今後の糧になると思っております。


クイック・ネットワークへの入社理由は?

トヨタでの経験や、コンサルで様々な業界に携わる中で、日本車のグローバルにおけるプレゼンスの高さを改めて認識しました。特に、新興国におけるユーザーからの日本車に対する耐久性やリセールバリューへの評価は非常に高いものがあります。新車はトヨタ、ホンダ、日産等の様々な日系自動車メーカーが海外メーカーとしのぎを削っている一方で、中古車はまだまだポテンシャルを活かし切れていない & (戦後、ずっと自動車が日本の基幹産業であるからこそ)中古車の流通構造には旧態依然とした課題点も多く変革の余地が大いにある、と感じておりました。

ちょうどそのタイミングで、翔利さん(代表取締役社長)と久々にお話をする機会がありました。クイック・ネットワークが展開する中古車流通を変革するビジネスモデルそのものだけでなく、中長期的に実現したいこと、自動車を起点とする日本発のグローバルプラットフォームを目指している点などに共感すると同時に大変魅力を感じました。今後の更なるクイック・ネットワークの成長の為に自身の貢献余地も大いにあるとも考えました。日本が今後もグローバルでのプレゼンスを保つ為には自動車は欠かすことのできない産業であり、日系自動車メーカーがアプローチしにくい二次流通側の課題を我々が解決することは、社会的にもインパクトが大きく非常にやりがいを感じ、参画を決めました。また個人的な事情としては、日本のスタートアップが東京に集中している中で、関西発のスタートアップとして世界を目指すことにワクワクしたことも理由の一つです。


今後、クイック・ネットワークで成し遂げたい事は?

クイック・ネットワークのビジョンでもありますが、日本発のグローバルプラットフォームを創造することが最大の目標です。

今はまだ海外向けの連携が始まった段階ですが、自身の今までの海外経験等を活かし、更に海外との連携を推し進める予定です。足元ではアフリカの中古車マーケットプレイス企業との連携を進めてますが、今後はイギリスやニュージーランド、ロシア、UAE等の連携を狙っております。また、グローバルプラットフォームを創造するまでの道筋の解像度がまだまだ粗いので、そこの数値を含めた戦略・戦術設計にも貢献したく考えております。

我々はまだまだ成長段階ですので、日々のオペレーション向上に求められる細部への”蟻の目”と、一方で将来的な構想を見据える”鳥の目”という両方の視点が求められます。毎日やるべきことはたくさんありますが、自分が事業を作っているという手触り感はありますし、想いの近いメンバーと一緒に働けることは責任とともにやりがいも感じます。

また、20代後半から30代前半の若いメンバーが多いのですが、彼らの事業に対する思いやキャリアや成長に対する焦燥感のようなものは、自分がトヨタを辞めて海外の企業へ行った時やコンサルへ転職した時期のものと重なる部分もあるように感じます。私もまだまだ出来ていないことも多いのですが、彼らの気持ちを理解した上で、ワクワクする未来に自分達が向かっていると実感できる組織でありたいと思っております。

実際に入ってみて感じた、クイック・ネットワークの強みと課題

入社して実際に感じた強みとしては、主に「オペレーション構築力」と「人材」の2点が挙げられます。
まず、オペレーション構築力としては、創業初期から内部エンジニアを確保し、拡張を前提にオペレーションを構造的捉えPDCAを回しながら継続的にシステムに落とし込み続けたことで既に非常に強固なものとなっております。次に、人材に関しては、社員の共通点として、素直で誠実、そして謙虚であることが挙げられます。どんな状況においても前向きに物事を捉え、確実な一歩を踏み続ける社員が多く、これが社内カルチャーとしても根付いています。挑戦を恐れず、泥臭くても確実な前進を評価するカルチャーが弊社にはあります。

一方で、弊社の課題としては、「もう一段の仕組み化」と「リーダーシップを持った人材の拡充」が挙げられます。
もう一段の仕組み化については、現場や各持ち場における自発的な改善活動や標準化が、まだ十分には進んでいないと感じています。私が新卒で入社したトヨタ自動車と比較しても、この点は一層強化する必要があると考えています。
次に、リーダーシップを持った人材の拡充についてです。さらなる組織拡大を見据えた際に、事業部や部署、あるいはチームを牽引できる人材をもっと増やしていく必要があります。現在、OJTや社内研修プログラム等を通じて既存社員のレベルアップも図っていますが、今後、新たに入社される新卒・中途社員の方にもぜひ一翼を担って頂きたいと考えております。

廣瀬さんから見た、翔利さん(弊社代表)はどんな強みがありますか?

翔利さんは全てにおいてポジティブ・前向きに物事を考える点が1番の強みだと感じております。大きな夢や目標を強気に宣言できる。この点は、非常に尊敬する部分です。
私は物事を進める際に、忠実に計画を遂行できるよう、ボトムアップ的に細かい道筋を立てないと安心できないこともありますが、翔利さんは大きな夢・目標を第一に掲げ、その実現方法を様々な角度から模索されます。それぞれの強みが違う分、尊敬できる事や学ぶことは日々多いです。

多様な仲間と一緒に働きたい

クイック・ネットワークのビジョンに共感する人には是非来て頂きたいですが、自動車業界には馴染みがなくても、海外との連携推進、マーケティングを極めたい人、正しいと思うことを実現したい人、マーケットプレイスとSaasの最適化について考えてみたい人など、様々なバックグラウンドを持つ方にとって面白い職場だと思います。少しでも興味がある方は、ぜひ一度話を聞きに来てください。


廣瀬さん、ありがとうございました!

クイック・ネットワークでは、事業拡大フェーズの真っ只中にいて、ともに働く仲間を積極的に募集しています。多様なバックグラウンドを持つ仲間が集まり、ミッション達成に向けて毎日楽しく働いています。成長しているスタートアップで優秀な仲間と働きたい!という方はぜひご応募お待ちしています!


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