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株式会社RITは2020年にフルリモートワーク体制に移行。これを機に東京から離れた場所へ移住したメンバーに、引っ越し先や引っ越しの理由、仕事の状況などについて話を伺いました。
かつて訪れた好きな土地に移住したりライフスタイルに併せて地元に戻るという選択が可能になった。
ーー皆さんの引っ越し先というのは、何か縁のある土地なんでしょうか?
松本:僕の場合、親戚がいるとかそういうのではないんです。鎌倉には知り合いがいて、ちょくちょく遊びに行ったりはしていました。遊びにいくたび、雰囲気がとてもよくって、ずっと住んでみたいなと思っていた場所だったんで、鎌倉に引っ越しました。
福田:京都は縁のあるところです。僕、地元が滋賀なんですけど、中学・高校も京都の学校で、さらに妻の実家も京都なんです。僕も妻も京都が好きで、そのうち京都に住もうねっていう話は以前からしていて。去年の年末に子どもが生まれたんですけど、京都はお互いの両親からサポートを受けやすい場所というのもあって、わりと一択で京都に決めたっていう感じですね。
岸本:僕はこのRITの仕事とは別に自分のサイドプロジェクトがありまして、それをするために地元の沖縄に帰ってきたっていうのが理由ですね。
関:僕の場合、完全に縁もゆかりもなくって、福岡は数年前に旅行に来たくらいなんですね。実家が札幌なんですけれど、なんとなく仙台とか名古屋とかより福岡をライバル視をしていて(笑)。なので一生に一回くらいは福岡を見ておかないとだめだって思って引っ越したって感じですね(笑)。
一同:ライバルって(大笑)!!
福岡は食べ物が美味しい!先日友人たちと食べたもつ鍋。お鍋だと一人で気軽に行けないのが残念です(関)
引っ越してオフが充実!
ーー引っ越してよかったことを教えてください。
松本:2つあって、1つは東京とくらべて自然が豊かなところ。いわゆる「The 鎌倉」的な観光エリアではなく、結構静かなエリアに住んでるので、朝はうぐいすの声で目覚めたりとか(笑)。2つ目は車ですね。都内と比べると駐車場代が安いので、車を買ったっていうのがでかいですね。先週末、長野までドライブしてきました!
福田:一番よかったこととなると、やっぱり散歩が楽しいことですね。東京にいるころからよく散歩していたんです。東京だとちょっと道それると知らないおしゃれな建物が出てきたりしてすごい楽しいんですけど、京都は京都でこんなお寺あったんだっていう、そういうのがいっぱい出てくるんで、じゃあ今日は一つ隣の筋を通って歩いてみようかみたいな感じで楽しんでいます。
関:飯がうまい!っていうのがいいですね。飲食店が多いエリアに引っ越したっていうのもあって、周りにお店が多くって。それでご当地のものを食べたりするのが楽しいですね。現地に友達いないんですけど、なんか酔ったテンションでカフェバーみたいなところに行ったら、そこで地元の有力者みたいな人とあって、いろいろ教えてもらったりとかしました。
岸本:海がすぐ近くにあることですね。玄関を出て2分ぐらいで目の前ビーチだったりするんで、散歩にはいいです。東京から引っ越してきて頭の中が静かになるっていうか、余裕ができた感じがしますね。スペースができた感じ。多分、東京から離れて自然の多いところに行った人は同じような経験してるんじゃないかなって気がします。あとこれは僕の場合なんですけど、遊びにお金がかからないことですね。例えば東京だったら、友達とビーチBBQしようとすると、準備とか移動にかかる時間やお金がかかったりしますけど、沖縄だったらビーチは無料だし、それこそ一人1500円ぐらいで、サンセット見ながら酒飲んでゆっくりできる、そういうところがいいですね。
京都でも散歩は欠かせません!お気に入りの神社仏閣は南禅寺(福田)
生活に合った住環境や柔軟な時間の使い方ができる一方、リモートワークならではの課題も。
ーー引っ越した前と後で、ご自身にとって良くも悪くも変化ってありましたか?
関:前に住んでた家は出社することを前提にしていた家だったんですけど、引っ越しにあたって、リモートワークに最適な部屋を探せたっていうのは大きいですね。東京より多少なりとも家賃は安いので、コストを安くイイ感じのリモートワーク環境を選べたっていうのは大きいです。
松本:僕、9月末まで週3~4くらいクライアント先に出社していたんですけど、10月から完全リモートに切り替わって思ったのが、柔軟に働けるということですね。例えば、18時過ぎになってちょっと運転してスーパーに行って、帰ってきてから食事を済ませてまた仕事を再開するみたいなことができるのは、出社だと無理ですよね。逆に制限なく働けちゃうので、そこはうまく調整しないといけないなっていうのは思います。
福田:引っ越す前からリモートワークの制度自体は始まっていたんですけど、当時はオフィスが近かったんで、僕だけオフィスに行ってるみたいなことがよくあったんです。オフィス以外の場所での仕事となると、ちょっとメリハリがつけずらいなっていうのはありますね。
岸本:僕もそうですね、オフィスにいる方が気持ちのオンオフのスイッチの入れやすさはあります。でも、仕事の合間に息抜きをするときとか、目の前の仕事に詰まって頭をリフレッシュしたいときに、外に出て沖縄の青い空や海を見ることができるのはいいですね。東京だとどうしてもノイズが入ってくるっていうか、人や広告とか頭に入ってくる情報量が多くて、つい何か考えてしまってリフレッシュしきれないんですよね。
ノイズのない、青い空・青い海を見て仕事中に頭をリセット。リフレッシュできます(岸本)
働く場所にとらわれず、ライフスタイルに合わせて住む土地を決められる
ーー当面は今の場所にとどまる予定ですか?
松本:もしかしたらそんなに長くはここにいないかもしれないです。向こう一年くらいで引っ越しちゃうかもしれない。その時の仕事の状況にもよりますけど、それこそ北海道に行ってもいいし地元に帰ってもいいかなって思っています。
関:僕もずっとここにいるぞっていうのはなくって、家の契約更新のタイミングでまたどこかに引っ越すのかなっていう感じです。けど、まだ次どこ行こうかとかは考えてないですね(笑)。
岸本:僕は特に引っ越す予定はないですね。
福田:将来的にはまた別のところに行こうかな、っていう気はあります。でも考えたときに京都の中心部って、わりと東京レベルに物件が高かったりするんで、ちょっと郊外のほうに一軒家買うなのか、そういうのをするかなーくらいの感じですね。ただ子どもが小さいうちは動かなくてもいいかな。
鎌倉エリアの顔の一つ、江ノ電。300形305編成(松本)
地方に住んでいてもいいし、東京にいて集まってもいい。RITはいろんな人がいていい会社。
ーー地方からの勤務はおすすめですか?
関:RITでないとこういう勤務はできないから、地方に移り住みたい人や地方在住の人はRITにおいでっていう感じですね。完全にフルリモート前提で業務の形が出来てるからこそ、東京にいてもいなくても働ける。前職で、オフィスに出社している人たちと、リモートというかちょっと遠隔で作業している人たちと一緒にミーティングした時、出社してる組とリモート組とでちょっと溝みたいなのがあってちょっと辛かったっていうことがありました。いまRITはオフィスが完全にWeWork(※コワーキングスペース)しかなくて、集まることを前提としていない業務になっているのである意味リモートで一番働きやすい状態になっているのかなと思います。
福田:地方に住んでいてもいいし、東京にいて集まってもいいし、いろんな人がいていいんじゃないかな。ただリモートになるとどうしてもコミュニケーションが減っちゃうなっていうのを感じています。コミュニケーションが減ると、今ある仕事はそれなりにうまく回るんですけれど、新しい取り組みだったりとか、クリエイティブなものっていうのは生まれてきづらい。コロナが落ち着いたあと、完全にリモートっていう形だけではなくって、もうちょっと集まれる場もあったらいいなっていうのはありますね。
松本:自由に選択できるのはうれしいですよね。
岸本:携わっているプロジェクトに関してはイイ人達に恵まれているので、あまりコミュニケーションのところでの障害は感じていないんですけど、新しいことをしていこうとすると、何かしらの施策をしていく必要はあるんだろうなって感じはします。
関:オフィスに出社していた時はみんなでランチ行ったり夜呑みに行ったり社員同士の集まりみたいなのがあったので、いろいろしゃべったりしていたんですけれど、フルリモートだと、そういうのがなくなってしまうので、そこが難しいのかなっていうのは思いますね。完全にフルリモートになった後に、1回釣りをしましょうみたいなイベントがあって、そこで初めてなんかこう画面越しで見ていた人と直接会うみたいな出来事があったんですけれども、やっぱり画面越しで見る時と対面してしゃべるときでは、印象とか得られる情報、例えばお人柄みたいなのが変わって見えるような感じがしてて。新しく入った人たちとかはそういうのが一切ない状態で全部画面越しでしか会わないっていうことがあると思って、そういうのは大変なのかなっていうふうに思いますね。
松本:たしかに、僕も1/3以上のメンバーと対面で会ったことないですね。多分岸本さんとも直接お会いしたことないですよね。
岸本:そうですよね。僕、前職が古い体制のIT企業だったんですけど、その時に感じたのは、人と同じ空間にいるっていうのは身内ですら摩擦が起きてケンカするじゃないですか。で、転職する理由の上位にくるのが人間関係っていうことを考えると、リモートワークってコミュニケーションの機会が損失するというよりもポジティブなポイントのほうが高かったりするのかなっていう考え方もあると思うんです。直接会って得られるその人の人となりを知れないっていうのはあるんですけど、逆にそういうのは釣りのイベントじゃないですけど、そういう機会に会えたら楽しい場での楽しい感覚の関係でいれるっていうのありますよね。
ーーリモートワークを考えている方には、ぜひRITへの転職を考えてみてもらいたいですね!皆さん、本日はありがとうございました!!