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安定を武器に新規事業開発というジャングルへGO!新規事業開発チームTry-onメンバー座談会

RITは「チャレンジが称賛される世の中をつくる」をビジョンに掲げ、メンバーのチャレンジを支援しています。今回は新規事業開発チーム「Try-on」のメンバーに、新規事業に対する想いについてお話を伺いました。

メンバー紹介
石坂 秀成(ザカさん)
コンサルタント
早稲田大学商学部を卒業後、金融系教育事業を行う事業会社にて、講師・新サービス立ち上げ・マーケティング・CS等幅広い業務を担当。2018年より株式会社RITに参画し、プロポーザル、BPR、マーケティング戦略策定、システム導入、新規事業推進部門の制度設計などのプロジェクトに従事。
金森 祥治(ショージ)
デザイナー
受託や新規事業、コーポレートまで全てのデザインを担当している。今までにスポーツ・ヘルスケア・物流・音楽等さまざまな業界の制作に上流工程から携わってきた経験があり、その知見を活かし社内の新規事業開発にも注力している。2018年1月よりRITに参画。
古澤 智裕(フルサワさん)
エンジニア
某IT系企業勤務。大学在学中にベンチャー企業をはじめとしたIT系の会社4社でインターンとして働きながら、エンジニアリングとデータ分析について学ぶ。大学院卒業後はデータサイエンティストとして、データ活用やエンジニアリングの観点から新規事業の立ち上げや既存サービスのスケールアップ等に携わる。現在はスクラムマスター兼ソフトウェアエンジニアとしてチーム開発の推進をしている。


やっぱり新規事業を立ち上げたい。失敗を糧にTry-onはスタートした。

ーー新規事業開発チームTry-onは、どのような経緯でスタートしたのでしょうか?

石坂:今でこそクライアントワークに重きを置く会社になっていますが、3年前の2018年、僕やショージが入社した当時は、会社として新規事業がメインというか、クライアントワークで稼いだキャッシュでメンバーそれぞれがやりたい事業を立ち上げようみたいな感じだったんですよね。

金森:そうそう。その時は社員みんながそれぞれ新規事業のアイデアを考えたりしていてね。

石坂:で、2019年の春頃から自分とショージとあと2人の計4名で、『Tride』というタクシーでの相乗り通勤サービスを立ち上げようとしていたのですが、検討開始から1年ほどでどうにも立ち行かなくなってしまって、やめようという話になったんです。ただ、当時4人それぞれがまた新規事業の立ち上げそのものはやりたいと思っていたので、別のテーマを考えてみようという話になったんですよね。

金森:多分、去年の4月とか5月ぐらいかな。

石坂:その4人でそれぞれやりたいアイデアを改めて持ち寄って。その場で僕が「自分はファッションに興味ないけれど、周りの人からファッションダサくね?みたいにイジられるのが気に食わない。文句を言われるくらいならいっそ服装や髪型を他人に決めてほしいとさえ思う。自分のそういった想いを形にするサービスを創りたい」みたいなことを言ったのがきっかけで、ファッション系のサービス立ち上げようという流れになったんです。でも、また別の案もあったので、最終的には4人が2対2に分かれることになり、僕とショージで去年の5月にTry-onの活動が始まった、そんな感じです。フルサワさんがジョインしたのはいつでしたっけ?

古澤:いつ頃でしたっけ? もうあんまり覚えていないな。

金森:年末ではない気がしますけど……。

石坂:たしか、2020年10~11月とかその辺のタイミングで、ある程度アイデアが煮詰まってきたので、そろそろモノづくりを見据えてエンジニアに入ってもらおうかという話になって、「CTO募集」とSNSに投稿してみたらフルサワさんが応募してくれたと記憶してます。それで今は基本的にこの3名で活動しています。


コンサルタント/石坂 秀成(ザカさん)


自分もかつてはファッション弱者。ファッションへの負の感情を払拭したい。

ーーTry-onが取り組んでいるサービスについて教えてください。

古澤:ファッション系のサービスなのですけど、ファッションに興味がない人たちがいい感じにファッショナブルになっていくのをアプリか何かで支援できればいいなと思っています。絶対みんな服って着るじゃないですか。でもそこに対して負の感情を持ちすぎているのはもったいないって思って。大学とか入ってみんなおしゃれじゃん!みたいな焦りとかありますよね。そのギャップを埋められずにファッションなんてくそくらえってなってしまう層がいると思うんですよね。まさしく私がそういう層だったんですが、そんな人たちがファッションに対してプラスの気持ちになっていくのを見たいし、そういう人達がファッションに対して前向きになれるよう積極的に支援したいと思っています。

石坂:その感情はフルサワさんとすごくマッチしているんです! だからフルサワさんがジョインしてくれて良かったなって。当事者として事業を考えられる方が入ってきてくださったのは、本当にこのチームにとってはプラスでした。タクシーの相乗り通勤サービスのTrideをやっていたときなんか、基本僕は職場に歩いて行ける所に住むタイプなので、満員電車とか乗らないんですよ。それでいうと、やっぱり当事者ではなかった。立ち上げようとしていたサービスのど真ん中に自分がいたわけではないので。しかも当時メンバー4人いて、満員電車は嫌だよねなんて言いつつ、毎日満員電車乗ってる人ってメンバーの中に1人もいなかったのです。Trideが上手くいかなかった大きな理由の一つはこれだと思っていて。だからこそ、今自分が当事者として進められるテーマを扱っていることで、以前よりもっと前向きに新規事業に取り組めているというか、Trideの反省が活きているのかなって思います。

金森:でいうと、僕はそういう人たちへの共感はないですよ。僕はぶっちゃけファッションなんて何着てもいいじゃんっていう考え方なんですよ。人の目気にしてんじゃねえって思ってますからね(笑)。僕はザカさんが強い課題を持っていたから、ザカさんに共感しておもしろそうなことが出来そうだなって思ってTry-onにいるんです。


エンジニア/古澤 智裕(フルサワさん)


やることはやる、プライベート優先の緩いサークル活動感覚で週末起業。

ーーTry-onの活動内容やスケジュールについて教えてください。

石坂:基本、活動は毎週土曜日の午前中と決めてはいます。ただ、フルサワさんにジョインいただいた時にみんなで合意していた事なのですけれど、活動日にプライベートの予定などがある時はスキップしましょうというルールがあります(笑)。なんですかね、部活動というか緩いサークル活動みたいな感覚ですね。

金森:実際、先月はまったく活動していないですね。でも、サークル的な感じのノリでもやることはしっかりやるぞと。

古澤:最近の活動内容としては……インタビューですかね。

石坂:そうですね。4~5月ぐらいに、想定しているペルソナに近い人で、インタビューに協力してくださる方を知り合い伝手に探してきて、モックを見せながら「どう思います?」みたいなインタビューをしました。そのインタビューの動画を見直しながら、コメントの内容を改めてモックに落とし込んでいくみたいなことをしていましたね。

古澤:作り物のイメージは固まってきているので、今年のうちにはベータ版とか打ち出したいですよね。あとは資金繰りとかそういうのがあると思うので、その辺のスケジュールはどうなんでしょうか。

石坂:打ち出したいですね。8月から年末まで週一ないし二週間に一回ちゃんと活動できればいけそうですけれど。なんせサークル活動なんで(笑)。資金繰りについては、会社からお金を出してもらうつもりでいるので、モノ作りと同時並行で会社に納得してもらえる事業計画を作らないとですね。そっちも今年の年末までにはっきりするといいかな、みたいなぼんやりしたイメージを持っています。

金森:スケジュールは明確に引かれてはいないんですけれど、次に何をやるかとかこういうステップでやるっていうのは、我々の中では割と明確にあって、それに沿ってやっているんですよ。


新規事業に対する会社としての意気込みが分かるサポート体制とは。

ーー新規事業開発に対する会社としてのサポートにはどんなものがありますか?

金森:RITが顧問契約している方がいらっしゃるんですけれど、その方にはTrideの頃からいろいろアドバイスをいただいています。某大手通信企業の新規事業部門出身の方で、今は独立されてイントレプレナー(社内起業家)の育成をやってらっしゃるので、新規事業を進めていくにあたり的確なアドバイスをしてくださって。すごい経験豊富な方なので、その方のアドバイスが受けられるのはありがたいです。

古澤:そうですよね。アドバイスもらえるのはありがたいです。こうやって相談できる場を会社として用意しているというのは、新規事業に対する会社としての意気込みを表しているのかなと思ってます。

石坂:あと社内にいろんな職種の人がそろっていて、興味を持ってくれるメンバーさえいれば、アイデアを実現させやすい気がします。Try-onの場合は、社内では興味を持ってもらえなかったので、社外に人を求めることになりましたが(笑)。あと、新規事業のための経費として、全社員が必要な経費を申請すれば出してくれるんですよね。確か、その制度をつかって、高松まで出張して調査をした社員もいました。社員のチャレンジを後押しするための制度はいくつかあります。ただ、本当に事業化するような話になった場合の制度がまだ整っていないですね。例えば、会社がいくらまで出資するみたいな話とか。ただ、前例が無いから制度も無いというだけで、社員のチャレンジを後押ししてくれる会社であることは間違いないので、Try-onや他の新規事業がそういうステージに行けば、役員を中心に皆で話し合って、新たな制度が作られていくはずです。


デザイナー/金森 祥治(ショージ)


ゼロから新しいモノを生み出す楽しさを、安定した生活と両立できるのが、RITならではの新規事業開発。

ーー新規事業Try-onのおもしろさを教えてください。

古澤:おもしろさというと、普段あまり接点ない人たちと議論して新しい観点を取り入れることができるというのがおもしろいですよね。ゼロからのスタートなので自分たちでインタビュアー探してこないといけないし、手作りで家を作っているような感じです。大手の会社にいると、いろんなパーツがそろっているんですよ。インタビュー対象を見つけてくるのもボタンをポチポチポチってすると、がばっと集まってくるんですけど、そうじゃなくて、もう泥臭く手を尽くして人を探してくるとか、ゼロから自分たちでやっていくのがおもしろいです。

金森:先ほども言及しましたが、僕はサービスのコンセプトに共感してTry-onにいるわけではないです。だからこそ、自分が考えてないことを知るチャンスだと思っていて。やっぱりヒアリングしても自分と思っていることは違うので、そこを検証していくのがおもしろいかなと思います。

古澤:作っているのが楽しいというのはありますよね。

金森:そうですね!

古澤:ゴールへ向かう道筋が楽しい。

石坂:フルサワさんがイチからつくることの楽しさに触れていましたけど、それは僕もすごく感じます。例えるなら、無人島で裸でサバイバルするみたいな、それをビジネスでやっているような感覚だと思うんですよね。本当に何もないところから工夫して、どうにか生活を成り立たせていくような感覚で、事業を作り上げていくみたいな、なんかそういう感覚がすごい楽しいですね。ただ、本当に無一文で何の保証もなくジャングルへ放り出されたら、それはそれで嫌だと思うんですよ。でも、RITで新規事業に取り組む場合はそうじゃなくて、平日は普通に仕事して給料を貰っているので、安定した生活はある程度保証されています。その上で、会社から最低限のサバイバル道具を貰ってちょっと週末ジャングルへ行ってくるかみたいな、そういう感覚で義務感なくやれるのが楽しいですね。世の中には生活のすべてを事業の立ち上げに捧げている方もいらっしゃる中で、私たちのような取り組み方は賛否両論あるとは思いますが、少なくとも今の自分には最良の選択肢だと思っています。


金森(右)と石坂(左)。笑いの絶えない座談会会場でした。

ーーTry-onメンバーの皆さま、新規事業開発への熱い想いをぶつけていただき、ありがとうございました!

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