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――READYFORに入社したきっかけは?
READYFORが立ち上がったばかりで、代表の米良が、一緒に会社をつくっていくメンバーを探していたんですよね。
もともと私は、何かを頑張っている人や情熱をもって発信している人が好きなんです。でも、そういう人たちって必ずしも器用とは限らないと思います。それを「こうやったらうまくできるんじゃないですか」という風に、中小企業や個人の人がやりたいことをうまく実現するサポートができたらいいなと思い、前職はコンサルタントとして仕事をしていました。大企業を相手に、サポートをしていたのですが、長期的にはもっと身近な人、例えば街のカフェとかサービスを運営している人のサポートができたら嬉しいなと思っていました。そういった話を同僚にもしていたので、READYFORで人を探しているという話を私に繋げてくれました。
READYFORのことは知らなかったのですが、個人や中小企業にこれまでできなかったチャンスを与える仕組みは素敵だ、こんな会社があったんだと思いました。会社としては、立ち上げの時だったので、これから大きくなっていくサービスを一緒につくっていけるという機会はなかなかないので、入社を決めました。
―― 頑張っている人をサポートしたいという想いが大きくなった背景には、何があるのですか?
課題解決がもともと好きな性格で、スポーツなど勝ち負けがあるものの中で、自分で工夫し、うまくなったりすることに喜びを感じてきました。大学時代、4年間ラクロス部で、その時の主将がカリスマ性がとてもある人でした。例えば、「チームに起きている違和感に気づく力」、「大事なものは何か」、「組織として指し示すべきことは何か」を直感的に感じるスキルがとても高くて、でも、「それをどう実現するのか」という方法を考えるのは自分の方が得意な自信がありました。 その時、私は副将で、彼が考える目指すべきものや感じた違和感などを実際に解決していく役割を自然と担うようになっていきました。
自分も彼が目指していることに共感するし、それに近づいていくことが、自分の体験として楽しくて。自分に野心とかこれだっていうものがないということに対して、引っかかる気持ちがあったのですが、人が目指したいところに向かう道のりをサポートできるのであれば、自分が生きている価値を最大化できるんじゃないかなと考えるようになってすっと落ち着きました。また、関わったメンバーに感謝されることが嬉しくて、そういう人への貢献のかたちっていいなとその頃に感じていました。
―― 働く中で嬉しいことは何ですか?
実行者の方々からの「やってよかった」という声を聞くことですね。実行者さんが他人に、自分の夢の支援をお願いをすることはハードルでもあると思うんです。そこで、キュレーターが、実行者さんにやるべきことを伝えて、実行者さんが行動に移した結果、支援に繋がるという経験をしてもらうこと。これだけ応援されているから、がんばらなきゃいけないと思えること。大切なお金をしっかり使ってがんばりますと決意を新たにしてくれること。こういったことは僕らが居なかったら絶対に起こらなかったことだと思うんです。こういったよいエネルギーをもっと多くの人に広めていきたいですし、キュレーターがそういったエネルギーを実感しながら仕事ができたら、キュレーター自身も幸せだし、実行者もよりがんばれると思います。
―― 会社の雰囲気が伝わるエピソードはありますか?
そうですね、READYFORは、お祝い事が好きですよね。 人に関して言うと、ガッツある人が多いなと思います(笑)。特に、僕がジョインする前からいるメンバーは、歯を食いしばってがんばる人が多いし、「もっとビシバシ来てください。指導してください。」と私に言ってきたこともあるくらい(笑)。もっと価値を出さなきゃ、もっとよいサービスにしたいのにという内から出てくるエネルギーを感じます。自分ができないことが悔しいという感情から基本きていて、メンバーのサービスへの愛や、もっと多くの人に使ってもらいたい、社会に与える影響を大きくしたいという想いをとても感じます。
―― READYFORのサービスは、世の中でどんな存在価値をもっていると思いますか?
これまでは、よくも悪くも個人で発信する方法はなかったし、それを見てもらうこともなかったですが、今だったら面白かったりとか、自分ががんばっていることに対して発信してお金がもらえます。地域、個人の能力、地位、学歴とか関係なく、その人次第でできることが増えていますね。今では、自治体や銀行など名だたる企業から声がかかるようになってきて、このクラウドファンディングという機能をどう活かせるかは注目されていると感じています。個人で抜きんでてくることができる社会がリアルに実現されようとしています。
テクノロジーの発展で、人と人との直接の繋がりが弱まり、人を孤立化させる方向にもいきますが、READYFORのサービスの形は、人が人を応援したくてお金を出すという人間の温かさを感じます。テクノロジーは発展しつつも、突き詰めていくと、やはり最後は人の繋がりだったと、面白い帰着ですよね。
―― READYFORが組織として、今後目指すことは何でしょうか?
「誰もが」やりたいことを実現できる世界を目指すという、「誰もが」を組織としてどう実現していくかの挑戦です。READYFORのメンバーにも国際協力、動物、医療など、それぞれ自分の興味のある分野があると思うのですが、READYFORをひとつの船、プラットホームとして、興味がある分野により注力していってほしいなと思っています。業界によってニーズが違うから、カバー範囲をより広く深くしていきたいです。
国際協力だと「国際協力にもっとお金の流れる仕組みを」ということで、国際協力に興味のある社員が集まって、VOYAGEプログラムという取り組みが始まっています。そういった形で、自分が変えたい業界に各々がフォーカスをした状態が増えていくと、READYFORのミッションである「誰もがやりたいことを実現できる社会」に近づいていくと考えています。だからこそ、READYFORで働いている人の「誰もが」やりたいことができるような会社にしていくこともとても重要だと思っています。
―― 最後に、どんな人と一緒に働いていきたいですか?
自分の興味のあるなしに関わらず、何かをチャレンジしようとしている人を応援できるかたと働きたいです。人間だらしない部分もあるので、一度決めた目標でも、がんばれない人もいますよね(笑)。「やりたいって言ったじゃん!」と思いながらも、どうアプローチしたら、実行者さんはまた前に進めるかを考えて、動ける人と働きたいです。
例えば、ダイエットしたいと言っていたのに諦めてしまう人に対する励ましと似ているかもしれません。そういった方に、
「やせるって言ってましたよね」と言うのか、 「やせたらもてますよ」と言うのか、 「やせたら、おいしいお肉を食べましょうね」と言うのか(笑)
相手によって、一番よい解決手段を見せ、目的を思い出してもらうことが、大切だと思います。 そして、実行者の方々と一緒に目的に向かってがんばれたと喜べる人が必要です。
また、ときにはその人の夢を理解しなくても、この人がここまでかけてやっているんだったら、と信じられるかどうかも大切だと思っています。僕がいたラクロス部も日本一目指して大学生活をかけて頑張っていますが、日本一になるとどう世界が変わるのかと聞かれると、それは分かりません。でも、彼らががんばっているならと応援したくなる。頑張っているから価値がある。それを応援してあげて、価値を発揮して、お金をもらうというサービスに、これからもREADYFORは挑戦していきます。