「プルデンシャル生命は、上には上がいる会社」と語るのは、品川第八支社の石元甚耶(いしもとじんや)。
29歳で大手外資系製薬会社からプルデンシャル生命に転職した彼は、36歳の若さで社内資格制度におけるライフプランナー職の最高位である、エグゼクティブ・ライフプランナー認定を受けた。
それでも、決して満足することはなく「むしろここからがスタート」と言う。そんな石元のキャリアの軌跡と、チャレンジの原動力に迫った。
――まずは自己紹介をお願いします。
品川第八支社の石元甚耶と申します。
千葉科学大学卒業後、自分の頑張りが成果や報酬に反映される営業職に就きたいと思ったことと、医療の勉強をしていたことから、MR(医療情報担当者)として大手外資系製薬会社に入社しました。
お客さまに恵まれたこともあり、前職に在籍していた7年間、5 段階評価の最高評価を維持することができ、とても順調でした。しかし、頑張ったら頑張った分だけ評価される環境に身を置きたくて、29歳でプルデンシャル生命に転職。2023年5月にエグゼクティブ・ライフプランナー認定を受けました。
――プルデンシャル生命に転職したきっかけをお聞かせください。
ちょうど転職を考え始めたその週に、飲み会の席でプルデンシャル生命のライフプランナー(以下、LP)と知り合ったんです。
そのタイミングでの出会いに運命的なものを感じ、後日、個別にアポイントをいただいて、2時間くらい根掘り葉掘り仕事の話を聞きました。そのLPから話を聞いた時点でプルデンシャル生命に入社したいと思ったので、その場で「採用担当者を紹介してください」とお願いしました。
そのまま、入社する気満々でCIP(キャリア・インフォメーション・プログラム)と呼ばれる会社説明から、最終面接までを一気に受けて即合格。2016年1月にプルデンシャル生命に入社しました。
――製薬会社での仕事も順調だったようですが、転職を考えたのはなぜですか?
前職でも同年代の友人や同期に比べると高い収入を得ていましたし、会社も同僚も好きでした。大きな不満があったわけではありませんでした。一方で、一部の先輩たちが病院の駐車場で寝ていたり、頑張らなくても高い収入を得ていることに対しては、ずっと違和感がありました。
「頑張ったら頑張った分だけ評価される環境に身を置きたい」と思い、保険会社や不動産、証券など、製薬会社以外の営業職で、より成果が直接評価されやすい仕事を探すことにしました。20代最後の年、独身で守るものもなかったので、「チャレンジしないと後悔する」という気持ちもありましたね。
――プルデンシャル生命に入社したいと思った決め手は何だったのでしょうか?
一番は、前述のLPが生き生きと働いており、輝いて見えたことです。当時28歳で平均よりずっと高い年収を得ながらも、いい意味でそうは見えない、感じの良い方でした。また、今も一緒に働いている、倉成支社長も自分と合っていて良かったと思います。CIPで初めて会った時の印象は、派手な体育会系の人というよりは、穏やかで、スマートな方でした。その時、「石元さんが求める環境がここにはあると思いますよ」と背中を押していただきました。
今考えると、出会ったのが別の人達だったら、プルデンシャル生命を選んでいなかったかもしれません。
――プルデンシャル生命入社後、最初のマーケット開拓で苦労したことはありますか?
周囲の方々に快く応援していただけたので、これといって苦労だと思うことはありませんでした。ただ、苦労しないために、どうすればいいか、人一倍考えて、工夫していましたね。
特にアプローチの順番やタイミングを慎重に考えました。営業活動が軌道に乗った後は、お客さまになっていただいた方々からのご紹介で、自然とマーケットが広がっていきました。
――これまでに、スランプに陥ったり、LPとしての仕事に迷ったりすることはなかったのでしょうか?
なかったですね。むしろ、やればやるほど自信がついていきました。
入社1年目は全力で走り回っていましたが、何年も同じ状態を続けることは難しいと思ったので、2年目以降は「いかに前年度より効率的に働き、より良い成績を出すか」を意識しました。実際に、顧客層が製薬会社の社員から医師にシフトしたことで少し余裕をもって活動することができました。
大変だったことをあえて挙げるなら、コロナ禍での営業活動です。お客さまが医療関係者ばかりだったため、対面の営業活動はできなくなってしまいました。しかし、日ごろから頼りにしていただいているお客さまからは変わらずご連絡をいただいていたので、リモートを活用して何とか営業活動を継続することが出来ました。これをきっかけに、お客さまとの信頼関係を築くことの大切さを改めて実感しました。
――転職の経緯からここまでの話ですと、とても自信に満ち溢れている印象ですが、昔からそうだったのですか?
そんなことはないと思います。むしろ、子供のころはコンプレックスだらけでした。
私には弟がいるのですが、弟は頭もよく、スポーツもでき、背も高く、完璧なんです。よく、負けず嫌いなのかと聞かれることもありますが、弟に関しては負けたくないというより勝つのは無理だと思っていました。だからこそ自分には何が出来るのかをよく考えて、工夫をするようになったのかもしれませんね。
――LPとしてのキャリアで、特に嬉しかったことや印象に残っていることはありますか?
たくさんありますね。最近では、エグゼクティブ・ライフプランナー認定が最も嬉しい出来事でした。
これからLPになる新人は目標シートというものを書くのですが、新人の9割は「いつかはエグゼクティブ・ライフプランナーになりたい」と書いていると思います。とはいえ、ここがゴールだとは思っていません。むしろここからがスタートだと感じています。今後の行動や振る舞いで自分の真価が問われると思っていますし、「会社の顔として恥ずかしくない人間にならないと」と身が引き締まる思いです。
――プルデンシャル生命で今後やりたいこと、実現したいことはありますか?
これからは会社の後輩がもっと活躍できるような環境づくりに力を入れたいと思っています。
これまでは自分の仕事ばかりに集中していましたが、最近では社内での講演や研修、インタビューなどを積極的に受けるようにしています。私が先輩たちの姿を見てきたように、私も後輩たちへ何かを伝えることで、会社に恩返しをしたいと考えています。
――石元さんから見て、LPに向いている人はどんな人でしょうか?活躍している人の特徴や共通点をお聞かせください。
明確な目標設定ができる人です。モチベーションは上がったり下がったりするものなので、一年を通して戦うためには、モチベーションに依存するのではなく、明確かつ具体的な目標を立てることが大切です。
また、目標達成に向けた有効な戦略を立てるには、自分の強み・弱みを正しく理解しておかなければなりません。自分の強み・弱みを見つける一番の方法は、信頼できる人に率直な意見を聞くことです。そういう意味では、本音で意見を言ってくれる仲間や先輩を持つことも大事になってきますね。プルデンシャル生命にはそういう仲間が沢山います。
私自身も後輩や仲間に対して思ったことをハッキリ伝えます。強み・弱みが明確になることで、より自分に合った戦略を立てることができると思います。
――石元さんにとって、プルデンシャル生命はどんな場所ですか?またLPはどんな仕事でしょうか?
上には上がいる会社です。プルデンシャル生命では、一年間頑張り続けて、成果を出した社員に対して表彰式があるのですが、私はその表彰式を自分にとっての「戒めの場」としてとらえています。
国内の表彰式では、私は比較的上位にいますがまだまだ上がいるのも事実です。上位の人だけが参加できる、国際的な表彰式に参加すると、もっと頑張らなくてはと思わされます。
きついこともありますが、終わりのない感じがあって、だからこそ飽きないし、頑張れるんです。一生満足することは無いと思います。
たとえ一度、会社で一番の成績を出すことが出来たとしても、それで満足することはないと思います。LPとして大切なことは一度や二度の目立った活躍ではなく、永く活躍し続け、お客さまに寄り添い続けることです。だからこそ成長し続けたいと思えるんです。
プルデンシャル生命は、人それぞれ、色んな成功のかたちがある会社なので、「この人のマネをしたらこうなれる」というセオリーがないところも、やりがいにつながっています。
LPという仕事は、私にとって「感謝される仕事」です。製薬会社でMRをしていたときは、営業する相手は医師の方々でした。実際に薬を使うのは患者さんなので、直接、お客さまから感謝される機会はあまりありませんでした。ですが、LPは目の前の方々がお客さまなので、お客さまから直接感謝されること、直接お客さまのお役に立てることが醍醐味です。
――最後に、転職を考えている人やキャリアに迷っている人へのメッセージをお願いします。
LPに興味はあるけど迷っている、「売れなかったらどうしよう」と尻込みしている人がいたら、「迷っているなら絶対にやったほうがいい」と伝えたいですね。
やってみたら大変なこともあるかもしれませんが、「やらない後悔」よりも「やった後悔」のほうがずっといいと思います。
私はこれまで志なかばでやめる人も見てきましたが、プルデンシャル生命が嫌いで辞める人はほとんどいないと感じます。本当は続けたいけど、フルコミッションの世界で、自分が目標としていたレベルに届かなくて、渋々別の道を選ぶ人が多いのではないでしょうか。辞めていった仲間たちも、きっとチャレンジしたことを後悔はしていないはずです。
でも、そもそもチャレンジすらしていなかったら、将来、「あのとき頑張っていたら、自分の人生もっと違ったのかな」と後悔する日が来るかもしれません。迷うならまずはやってみて、やってから迷えばいいんです。
自信がある人は、力試しだと思って一度トライしてみてください。そうすれば、色んな景色が見えてくるはずです。