「お節介」が多いことを社員みんなが自負している。それは面白くて、尊い、当社の社風の一つだと思います。頑張る新人を先輩たちは支社を越え、地域を越えて精一杯サポートしてくれる。そんな光景に何度も出会ってきました。
ある時、福岡で開催された生命保険業界のイベントに、東京から一人の新人ライフプランナーが参加しました。
聞けば、支社のメンバーは支社長・営業所長も含め若手が多く、知識や経験を要する問題に直面した時は支社全体で頭を抱えていたとのこと。藁をもすがる思いで連絡したのが、社内ではちょっとした有名人のベテランライフプランナーTさんだったようです。
任意参加、参加費は旅費を含めて全額自費、地方だから知り合いも少ない。そんな状況にもかかわらず、勇気を出して一人で遠路はるばる参加する新人を、先輩たちは放っておきませんでした。
Tさんは自分が参加する予定だった仲の良いメンバーでの食事会に、その新人ライフプランナーを招待しました。おそらく、この新人ライフプランナーとTさんが実際に会ったのはこの日が初めてだったのではないかと思います。事前にオンラインで数回、メールで数回、やり取りはあったようです。Tさんは「新人の子が一人で来るから、みんなでフォローよろしく」と事前に他のメンバーにも伝えていました。
「どうすれば支社の窮地を救えるか分からない」と途方に暮れていたライフプランナーは、その一日で、「いつでも相談に乗ってくれる親・兄弟・姉妹」のような存在を全国に見つけることが出来たのです。後日、「勇気を出してイベントに参加したことで、社内の素晴らしい仲間とのつながりがたくさんできました」というメールが届きました。